活字と植物メンテ、クラシックの日々

活字と植物メンテ、クラシックの日々

2004/07/15
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カテゴリ: 活字
あ、この裁判、続いてるんだ。だからこそ、先日の選挙が注目されていたのだ。

選挙の時に、ご本人がここをまわったのはどうかは知らないが、いきなり事務所の看板を揚げる所があったり、青いクマのシンボルマークを掲げる会社などがあった。
この地域はやはり、この方の支持母体らしい。だから、北海道地方区の投票数で、この地域はこの方がトップだった。あらためて、この方の強さを思い知った。

しかし・・・やっぱりなぁ。。。。「私が使い込みをしたわけでもないし、私がポケットしたわけでもない。何がいけないんだ!」とおっしゃっているようだが・・・。やっぱおかしいと思うんだよなぁ。

あらかじめ言っておくが。
私の父や兄は建設の仕事の従事者だ。そして、関西に実家がある私のダンナの祖父、そしてダンナの叔父も偶然、建設業だ。
それから、私の母は北方領土の出身者で、戦後、家族とともに引き上げて来た人間である。
そんな私・・・通常であれば、この方の支持をするだろうと思われるんでしょうが・・・。

政治にうとい人間として、素朴に感じたことを言う。
国会議員っていうのは、国の利益になることのために身を粉にして働く人、なんでしょ?
そんな人間が、ただ一つの地方の利益のために働くっていうのは、どうかと思うんだよなぁ。
いろんな人に働きかけ、公共事業をある一定の地方に持ってきて、「仕事、とってきたぞ!」と誇らしげに語り、ごく一部の人間たちだけを喜ばすっていうのはなぁ。。。
建設業として、おそらく我が家もいくらか利益をこうむったんだろうが・・・。
う~ん、どうなんだべ。


私の母親が10代後半~20代初めの頃。
太平洋戦争が終わり、あの土地に兵隊がぞくぞく上陸してきたらしい。
妙に背が高く、見慣れない風貌で、島民たちに近寄ってくる彼ら。衣類の洗濯など、兵隊たちのために島民たちを働かせ、結局、島民たちを追い払う結果となった。
母は特に、「日本は負けたのだから、女はどうされるかわからない」という恐怖におびえていたようだ。ある兵士にラブレターのようなものをもらったこともあるらしい。でも、怖くてたまらなかった。年老いた母は現在、娘に対して、島のことをあまり話したがらない。島が戻ってきても帰りたくない、と口では言っている。

母とは違い、母の弟である叔父は島民のビザなし訪問に参加したりしており、私は叔父から島の話を聞くことが多い。
戦後60年近く経っているが、「できれば、島が戻ってきてほしいなあ」と思っている人々はつつましく運動を続けている。そんな人々に、あの『ムネオハウス』はショックを与えただろう。しかし・・・まだまだ「あの人がいなきゃ」と頼っている人々がいるのは残念に思う。とくにお年寄り。どうしても“実績ある人”をあてにしたがるのだ。


やっぱり国会議員は、すべての国民に公平であらねばならないと思う。北海道経済は厳しく、みんな、苦しいところから抜け出したい、と思っているが、えこひいきみたいなことで得をするのはどうだろう。

そして、もう一政治家に頼る時代は終わったと思う。これからは市民レベルで話し合い、協力し合い、社会を良くし、願いを実現させなければ。





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Last updated  2004/07/16 01:05:33 PM


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