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●秋雨前線
東北北部で最後に7/16ごろ梅雨明け(平年より12日早い)となりましたから、停滞前線は梅雨前線ではありませんが、気圧配置は同じです。8月の停滞前線は今後1週間ほど続く予報で、秋雨前線の前倒しでしょう。北海道はほぼ晴。それ以外は雨模様。西日本で線状降水帯が日替わりでどこかで発生。
48時間降水量 ( )8月ひと月の平年との比 8/13午前7時まで
長崎・雲仙岳 691mm (2.2倍)観測史上1位
〃 ・島原 530.5mm(2.6倍) 〃 1位
福岡・大牟田 525.5mm(2.5倍)8月1位
原因は上空のジェット気流の位置が東北北部を横断し、それを境にして南北で異なる気団があり、地上ではオホーツク高気圧と太平洋高気圧がお互い意地を張って衝突しているため停滞前線が発生。
8/9ごろまで北海道を広く覆っていた太平洋高気圧は南下。一方、その南下を穴埋めするように北からオホーツク高気圧が南下。これは冷涼湿潤な気団で、太平洋高気圧は温暖湿潤です。気温が高い方が軽いため、北からの冷涼な空気が地上に下降し、潜り込み、暖湿な南からの気流を勢いよく上空へ押し上げ上昇させます。雲が発生し、線状降水帯となり、西日本や東日本で大雨を呼び込んでいます。
●本道は秋の気配
8/6、札幌は最高気温が35℃の猛暑日で今季3回目。そして最低気温は25.3℃の熱帯夜でした。アチッチあちっちで疲労がたまりまくりました。ところがその後はみるみる気温が低下。皮肉ですね。五輪マラソンの終了に合わせるように冷涼な秋風が吹いています。
8/10は最高18.4℃/最低14.8℃。
オホーツク気団の南下で気流が入れ替わったためで、早くも秋の気配がします。
8/13、朱鞠内では最低気温が3.6℃で10月上旬並。今朝は全道82地点で10℃未満でした。ところによってブルブルです。札幌は14.8℃。
西日本および東日本における大雨に伴う低地の浸水、河川の増水と氾濫、土砂災害が心配です。充分な対策を講じ身の安全の確保に努めてください。
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