【シドニー時事】オーストラリア南部メルボルンにある小児医療研究所「マードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティチュート」は27日、新型コロナウイルスに効果があるかどうかを調べるため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を開始すると発表した。
BCGは全世界で毎年1億3000万人の子供に接種されている。発表によると、これまでの研究ではBCGを使うことで、新型コロナに似たウイルスに感染した人のウイルス数が減ったという。BCGは人間の基本的な免疫機能を強化する作用があるとされる。
BCG(仏: Bacille de Calmette et Guérin の略、カルメット・ゲラン桿菌)とは、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)の実験室培養を繰り返して作製された細菌、および、それを利用した結核に対する生ワクチン(BCGワクチン)のこと[1]。本来は前者にあたる細菌そのものを指す語であったが、一般社会や医学分野では後者を単に「BCG」と呼ぶことが多い。以下、本項では前者を「BCG」、後者を「BCGワクチン」と表記する。
前回新型コロナウイルスの感染動態についてのThe Lancet論文を紹介した時(https://aasj.jp/news/watch/12611)読者からBCGワクチンが新型コロナウイルス感染予防に効果がないか確かめる治験が進んでいるという情報が送られてきた。調べてみると、3月23日Scienceはオランダナイメーヘン大学のグループが中心になってオランダではBCG接種が進行中であることをレポートしていた(https://www.sciencemag.org/news/2020/03/can-century-old-tb-vaccine-steel-immune-system-against-new-coronavirus?fbclid=IwAR3UkYZT941PpzUVKkNwXzkARg9uL-d2OdiZV0qQICrL9U5ke0FwegMwYZ0)。すさまじい勢いで様々な可能性が提案され、研究から臨床への時間差もほとんどないことを知って、今回のコロナウイルスパンデミックが、医学と一般の人との関係を確実に変えるという実感を持った。
2020年3月27日
ちょっと驚いたニュースが飛び込んできた。
もしこれが本当なら、日本人には非常に大きなニュースになるのではないか?
実は持論ですが
日本人の感染スピードが他国より遅いのは何故と疑問に思っていました。
前にBCG(結核)のワクチンがコロナウイルスにも効果があるのではとネットで見たことがあり、確かに肺結核も予防するワクチンなので一定の効果があるのではないかと考えていたことがあります。
個人的には、人種によって似たウイルスに耐性があるのではとも考えていました。
医者でも何でもないので、あくまで希望のレベルですが。
そんな希望的な事を考えていたら、今日飛び込んできたニュースが。
BCGワクチン臨床試験へ=新型コロナに効果か—豪研究所3月27日(金)16時24分 時事通信
【シドニー時事】オーストラリア南部メルボルンにある小児医療研究所「マードック・チルドレンズ・リサーチ・インスティチュート」は27日、新型コロナウイルスに効果があるかどうかを調べるため、結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を開始すると発表した。
BCGは全世界で毎年1億3000万人の子供に接種されている。発表によると、これまでの研究ではBCGを使うことで、新型コロナに似たウイルスに感染した人のウイルス数が減ったという。BCGは人間の基本的な免疫機能を強化する作用があるとされる。
これがもし実証されれば、日本人に対しては非常に大きなアドバンテージになると思います。実は日本では幼児のBCGの接種率が非常に高く、ほぼ100%が1歳までに受けています。反対に欧米では低く、又はツベルクリン検査に反応があった場合のみに接種が多いです。
実証されれば非常に頼もしいのですが…
https://www.bookservice.jp/2020/03/27/post-42380/trackback/
「BCG接種が新型コロナにきく」という話が、ネットで出回っている。BCGは子供のとき受ける結核の予防接種なので、これは一見すると医学的に根拠のないトンデモにみえるが、 ジョンズ・ホプキンス大学のBCG世界地図 を見ると、疫学的な状況証拠は十分ある。
いずれにせよ日本人が集団免疫に近い状態にあることは十分考えられるので、どれぐらいの比率で抗体をもっているかを政府が抗体検査でサンプル調査する必要がある。それによって今後の防疫対策は大きく変わる。
Big Newsかも。BCGがコロナに効くというSTUDY。因みに、先進国でいまだにBCG打っているのは日本だけ。 #新型コロナウイルス #COVID19 https://t.co/hJbZx8iBaB
2020年3月25日
【パリAFP=時事】オーストラリアのピーター・ドハーティー感染・免疫研究所は17日、新型コロナウイルスに対する人間の体の免疫反応が、インフルエンザ患者にみられる反応と非常に似ていると発表した。世界的に死者を出している新型ウイルスとの闘いにおいて突破口となる可能性がある。(画像は走査型電子顕微鏡で捉えられた、青に彩色された新型コロナウイルス。米国立衛生研究所提供)
豪メルボルン大学の同研究所は、症状が穏やかな新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者1人の血液サンプルを検査。新型ウイルスに関して初めて全身の免疫反応をマッピングし、その結果を医学誌ネイチャー・メディシンに発表した。
同研究所のキャサリン・ケンジェルスカ氏はAFPの取材に「臨床的回復に先駆け、非常に強固な免疫反応がみられた。患者は見た目にはまだ不調だったが、3日後に回復した」と述べた。
ケンジェルスカ氏によると今回の発見は実践上、ワクチン開発と検査の二つに応用できるという。
ワクチン接種の目標は、体の自然な免疫反応を再現することだ。研究チームは被験者となった患者が回復に至る過程で、血液中に4か所の免疫細胞の集合体を発見した。そうした免疫反応は「インフルエンザにみられるものと非常に似ている」とケンジェルスカ氏は語る。このことはワクチン開発の一助となる可能性がある。
インフルエンザでは毎年数十万人が死亡しているが、有効なワクチンが存在している。
また検査では、今後の流行の中でどういった人が最もリスクが高いかを、保健衛生当局がより正確に予見する一助になるという。こうした免疫系「マーカー」は理論上、非常に高い精度で、軽度の症状で済む患者と死に至る危険のある患者を見分けることができる可能性がある。
新型コロナウイルス感染症によるこれまでの死者の大半は高齢者や、心疾患や糖尿病といった基礎疾患のある人々だ。一方、子どもは無症状か、症状があっても軽いとみられている。なぜこうした傾向があるのかについてはさらに研究が必要だが、免疫系は加齢に伴い自然に衰えるものだとケンジェルスカ氏は指摘している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕
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