しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.03.10
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カテゴリ: 山野草
☆冬の間は季節の変化が少ないので、昨年秋に観察して紹介できなかった自然観察を紹介しています。カリガネソウの花です。(2017年9月7日撮影)。
  • カリガネソウ01.jpg

  • ☆カリガネソウは、北海道から九州の低山の林縁に生えるシソ科カリガネソウ属の多年草です。草丈は、1メートルほどになります。
  • カリガネソウ02.jpg

  • ☆カリガネソウの茎は4角形、葉は広卵形で縁には鋸歯があります。
  • カリガネソウ03.jpg

  • ☆カリガネソウは、葉腋から集散花序を伸ばして青紫で球状の蕾をつけ、開花します。カリガネソウの花は、鐘形で先端が5つに分かれている萼片の中から白く細長い花筒を伸ばし、2唇形の青紫色の花冠を広げます。
  • カリガネソウ04.jpg

  • ☆カリガネソウの花は独特の形で、5枚の花弁は凹型で縁はひだ状、上に2枚、左右と下に1枚ずつ伸び、下側の花弁は舌状で青紫の紋様があります。長く伸びる4本の雄蕊と、長く伸び花柱の先端が2つに分かれている雌蕊は、花の上に伸びて花の手前に回り込むように湾曲して垂れています。
  • カリガネソウ05.jpg

  • ☆4本の雄蕊をよく見ると、長いものが2本、短いものが2本あります。一つの花の中で雄蕊の長さや形が異なるものを、異形雄蕊というそうです。4本の雄蕊のうち2本が長く左右対称に上下1対ずつに配置されているものは、二長雄蕊(二強雄蕊)といい、シソ科やゴマノハグサ科に見られるそうです。
  • カリガネソウ06.jpg

  • ☆カリガネソウの果実は、蒴果で4つに分かれるそうですが、萼の中に4つに分かれた果実ができているのがわかります。これが、お椀型の萼の中で大きくなり、熟すと黒くなるそうです。
  • カリガネソウ07.jpg

  • ☆カリガネソウ(雁金草)の名は、花の形を飛ぶ雁に見立てたという説があるそうです。また、カリガネ(雁金)とは、雁が音(雁の鳴き声)から「雁金」と書くようになり、鳴き声が転じて雁を指すようになったという説もありました。さらに、花の形が家紋の「雁金紋」に似ているという説もありました。
  • カリガネソウ08.jpg

  • ☆カリガネソウの花言葉な、「清楚な人」「楽しい思い出」「誠実」などだそうです。「清楚な人」は青紫色の花の印象から、「楽しい思い出」は独特の形をした花がたくさん咲いている様子から名づけられたのではないかという印象を持ちました。





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    Last updated  2018.03.10 05:00:20
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