しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.07.13
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カテゴリ: 山野草
☆4月28・29日と5月5日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(7回目・8回目・9回目・10回目)に行きました。その内容を順次紹介しています。セリバヒエンソウの花です。(2019年4月28・29日撮影)。
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☆セリバヒエンソウは、中国原産の帰化植物で、明治時代に渡来し小石川植物園から逸出したキンポウゲ科ヒエンソウ属の1年草です。東京を中心に分布し、神奈川県や埼玉県でも観察されているそうです。
  • セリバヒエンソウ02.jpg

☆セリバヒエンソウの葉は、2~3回羽状複葉です。この葉の形が、セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)のセリバ(芹葉)の名の由来になっています。茎や葉には毛があり、茎には稜があるそうです。
  • セリバヒエンソウ03.jpg

☆セリバヒエンソウの花期は4~6月で、茎の先に花が2~5個の総状花序をつけます。
  • セリバヒエンソウ04.jpg

☆セリバヒエンソウの1個の花を拡大して見ました。外側の花弁のように見える5個の萼片(上萼片、側萼片2枚、下萼片2枚)、上部の萼片の後方が長さ10ミリほどの距のように伸びています。
  • セリバヒエンソウ05.jpg

☆セリバヒエンソウの花弁は上下2対あり、上側の1対は白色から薄青色で下側の1対はスミレ色です。花弁の下に雄蕊が見えます。セリバヒエンソウの花は、雄蕊が10個ほどあり、葯は最初黄色く、その後黒紫色になるそうです。黄色い葯が5個、黒紫色の葯が5個見えます。雌蕊は3本あるというのですが、わかりません。
  • セリバヒエンソウ06.jpg

☆1対の上花弁の後方が距になり、それが上萼片の膜に被われています。花柄の途中には1対の小苞片がありますが、花の左右に緑色の小苞片があるのがわかります。
  • セリバヒエンソウ07.jpg

☆セリバヒエンソウの花を後ろから見ると、花柄の途中に1対の小苞片があるのがわかります。
  • セリバヒエンソウ08.jpg

☆セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)の名は、葉が羽状に切れ込んで芹の葉に似ているヒエンソウ(飛燕草)です。ヒエンソウ(飛燕草)の名は、花の形が燕の飛ぶ姿に似ていることから名づけられました。
  • セリバヒエンソウ09.jpg

☆セリバヒエンソウの花言葉は、「華やかな雰囲気の」「軽薄」「陽気」などだそうです。「華やかな雰囲気の」は、花の形から理解できる気がしました。
  • セリバヒエンソウ10.jpg





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Last updated  2019.07.13 06:01:10
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