家曜日~うちようび~

家曜日~うちようび~

2019.11.03
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ちちちーーーっす、Q輔ぇーーっす。

すっかり秋ってことでね、自宅のファブリックパネルを秋冬仕様にかえましたよ。



んでもって、今日は久々に「愛知県長久手市モリコロパーク」で遊んできたぞ。

あ、これはコンクリート像ね。

ゾウさん放し飼い状態じゃありゃーせんので、ご安心を。



中部地方の紅葉は、ご覧の通りまだまだっすね。

しつこいようですが、これはコンクリート像っす。

キリンさん放し飼い状態じゃありゃーせんので、ご安心を。



しゃて。


先回の日記で、自分の父について、ちょろっと書いたじゃんね。
んで、今回はその追記って訳じゃねーんだけれど、
最近、ちょっくら、だんだん分ったことがあるので、
オイラ、そのことについて、書くずら。

僕の父と母は、僕がハイティーンのブギーの頃、離婚した。

現在、父は行方知れず。母はもうこの世にいない。

当時は、家庭崩壊の原因である父を、恨んだり憎んだり呪ったりしたものだが、
そんな、かつては片手に「父」と書いたワラ人形、片手に五寸釘を持った少年も、
いつしか大人になり、妻と出会い更生し、夫婦というものの片っ方をかろうじて演じている現在、
ふと、自分の父と母が、「親」としてではなく、「夫婦」としてどうであったか?と考えると、

あれはあれで、ひとつの夫婦のカタチだったのではないか。

父も母も、あれはあれで、けっこー幸せだったのではないのか。


と、思えるようになってきたのである。




開園してすぐ到着したので、広大な芝生広場が、ほぼ貸し切り状態でした。



おお、長女、さっそくブーメラン飛ばしとるぞ。



「母にとって、父は必要なカオスだった」

文筆家の内田也哉子さんが、亡くなられた父・内田裕也さんと、母・樹木希林さんのことをこのように書かれていました。
希林さんは22歳の時、ある俳優さんと最初の結婚した。
ところが、平和で穏やかで、何もかも揃っている、絵に描いたような幸せな生活のなかで、
希林さんは、心の中のブラックホールにとらわれ、暗闇のどん底まで沈み、息をすることすら辛かったそうです。
「生きる意味」を求め、古今東西の哲学や思想、宗教の本を読みあさったそうです。
その結果、26歳で離婚してしまいます。

こうした過程を経て、

自分の心の闇は、なくすことが出来ない。
ならば、その心の闇を紛らわすぐらいの大きなものと向き合わなければ、生きた心地は得られない。

という境地に達したとのこと。

そして出会ったのが“カオスの塊”とでも言うべき内田裕也さんだったとのこと。

破天荒な父の存在がトラウマだった也哉子さんが、希林さんに「何故父と別れないのか?」と問うても、
希林さんは裕也さんの悪口を一切口にせず、折に触れ「尊敬に値する人」だと言い聞かせたそうです。

こうして、このお二人は、30年以上の別居をしながら、夫婦を全うしました。




広場についたら、先ずは、居心地よさげポイントを探します。

お! ほどよい木陰発見! 



カエル君、お隣、失礼しゃーっす。

颯爽とテントを張るなり。



んで、正午を待てず、颯爽と弁当を喰うなり。ははは。



実はつい最近まで、僕は、離婚をする夫婦に偏見を持っていました。
思春期の頃に、両親が離婚した男のトラウマです。ごめんなさいです。
でも、このブログを書き始め、同時に多くのブログを読むようになり、
たくさんのひとり親さんの日記を拝読するなかで、僕の幼稚な偏見は徐々に溶けていきました。
そして、あるブロガーさんが、モト夫さんのことを、恨みも辛みもひっくるめて追憶している日記の最後に、

それでも私はあなたを  愛していましたよ。

と結んでいたのを読んだ時、僕はびっくりしてしまいました。
そして、自分がこれまで離婚経験者に対して抱いていた偏見は、すべて誤解であると気付かされました。
何だかもう、自分が、ものすごく恥ずかしく思われ、情けなくなってしまいました。

思えば、僕の母もそうだったんだよなあ。
母は、晩年、別れた父のことを追憶するにつけ、
あの人はね、とても優しい人だったの。
と言っていた。
まあ、子供の僕には、到底理解が出来なかったが・・・。
父が、別れた母のことを、ずっと好きだったことは間違いないが、
母は、どうだったのだろう?
今思えば、悔しいけど、たぶん好きだった、と思う。
暴力をふるい、借金をつくり、女をつくり、ちっとも働かない父であったが、
それでも母は、たぶん父のことが好きだった、別れてからも、ずーっとね。
そりゃ夫婦が長く一緒に居れば、歯車が狂う事だってあるっつーの。
んで、歯車が狂う度に、夫婦で何度も修復を繰り返し、また通常運転に戻す訳だけれども、
人生のある時期、たまたま修復不可能な壊れかたをしちゃったってだけのこと。
夫婦という単位に限って言えば、きっとそれだけのことなんだよ、離婚って。

そんな当たり前のことが、最近、だんだん分かった。ははは。

山賊にさらわれて、無理やり女房にされたならともかく、
「一度は互いの意思で惚れ合った男女が、離婚と同時に相手を全否定する、過去の自分すら全否定する」
という神経が理解出来ない。というのが、僕がずっと離婚経験者に抱いていた偏見なんすけどね。
でも、どうやら世の中そんな男女ばかりじゃないっすね。うっかりたかをくくってしまうところでした。
確かに、離婚に至るまでの時期は暗黒であろうが・・・、
だからつって、それまでの二人の思い出の全てが、真っ黒けっけになる訳ねーもんね。
出会った頃、恋愛してた頃、結婚した頃、子供が出来た頃、・・・。
相手のことが好きで好きで、楽しくて幸せだった時間の方が、絶対的に多いはずだもんね。
父も母も、きっとそうだったんだよ。
まったく我が親ながら、どーしよーもない馬鹿な男と女だったけれど、
あれはあれで、ひとつの夫婦のカタチであって、
あれはあれで、けっこー幸せだったんだよ。

世の中、夫婦であっても、まるで赤の他人のような男女がごろごろいるわけだしさ。

離婚していようが、遠く離れていようが、ずっと夫婦のまま、そんな男女がいたっていいじゃんね。



妻が、百均で買ったフクロウ君の凧。

長女や僕が何度チャレンジしても、上がりゃしねえんだこれが。

今日は風も弱いしね。

てか、やっぱ、安もんはダメだね。



あらあら、次女よ。

おチビのあなたが、いくら頑張ったとて、上がらんものは、上がらんぞー。

今日は無風なんだってば! てか、その凧、百均なんだってば! ははは。




ちょ、 ​天才かよ!​


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最終更新日  2019.11.06 16:16:03
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