真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2007年08月01日
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先日の日記では、龍宮城の「宮」とは「お母さんのお腹(子宮)」ではないかと、私なりに感じたことを記した。

するとなぜか今度は龍宮の中の城、つまり「龍宮城」は何処だろう・・・という流れとなり、それは「宮島」と浮かんだ。

そこで観えてきたのは、「瀬戸内海」が「子宮」で、「宮島」は「卵巣」、さらには「関門海峡」が「子宮口」と・・・ここで背筋がゾクッとした・・・これは的を射た観方だということか・・・。

「参道」は「産道」である・・・などと、よく神社の構造を「子宮」に例えることがあるが、これを参考に見立てていくと、関門海峡は「鳥居(子宮口)」、瀬戸内海は「神社境内(子宮)」、そして宮島は「本殿(卵巣)」となってくる。



ところで、なぜ今「宮島」が浮かんできたのかを自問すると、意外に早く答えが出た。それは、今月の中旬に奈良の天河神社(弁財天社)に初めて参拝させていただくからだ・・・と。

そして調べてみると、宮島にある安芸国一の宮 厳島神社の御祭神と、奈良の天河神社の御祭神は、同じ「イチキシマヒメ命」であり、それぞれの神社の神体山の名前も同じ「弥山(みせん)」だということが分かった。

さらには、その宮島の「弥山」と奈良の「弥山」は、ほぼ東西軸で結ばれていることも分かってきた。このことは、いわゆる「日本五大弁財天」のなかでも、特に「厳島」と「天河」は深い関わりがあることを示しており、「この度の天河神社の初参りは、その関係性を把握してお参りされたし・・・。」ということなのであろう。



さて、この宮島には、厳島神社よりも前に創建されたという伝承のある「大元神社」がある。厳島神社の近くの海沿いにある社なのだが、主祭神は「国常立尊」とあった。

加えて、天河神社の創建にまつわる修験道の開祖「役の行者」は、大峰山系の山上ケ岳にて「金剛蔵王権現」を感得したとされており、その蔵王権現を「国常立尊」とする観方もある。

ちなみに、この仏教に存在しない仏の「金剛蔵王権現」とは、「埋蔵する金属を支配する王」という意味らしい。鉱山師としての役割を担っていたとされる修験者の守り本尊にふさわしい名称と言えよう。

この度の新潟県中越沖地震や石川県能登沖地震などの、日本海側を震源地とする一連の地震には、どこかにその律動の要の山があるはずと薄々感じていたが、それは今(もちろん私見だが・・・)、「日本三名山」の筆頭たる越国の霊峰「立山」とわかる。(この日本三名山の、立山・富士山・白山は、修験道の三名山でもある。)

この越の国に屹立する「立山」を、地元の古老は「タツヤマ」と発音するそうだ。つまり「立山」とは、「辰山」や「龍山」と解釈でき、列島の環日本海沿岸域における古代出雲系(越国を含む)海人族の主峰ととらえることができる。

その越国の立山の神こそ「国常立尊」であり、別名「黒龍大明神」と仰がれた倭国(邪馬台国)の初代大王であり、海人族や龍蛇信仰族の主神ということができよう。

(ここで「越」とは、古くは「ヲ」と発音し、「倭」の古音も「ヲ」であることから、「越」を「倭」とする見方もあることを紹介しておこう。また「黒龍」とは、「背黒海蛇(セグロウミヘビ)」のことで、出雲大社の大祭「神在祭」の期間中に奉納される「龍蛇さま」である。)


倭の国主・国常立尊の「よみがえり」の雄叫び・・・、その余韻の冷めやらぬなか、いよいよ七夕伝説ゆかりの天河神社へ・・・いざ参ろうぞ・・・。






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最終更新日  2007年08月02日 16時03分20秒


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