しぐれ茶屋おりくの部屋

しぐれ茶屋おりくの部屋

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

しぐれ茶屋おりく

しぐれ茶屋おりく

Calendar

Comments

やすじぢい @ Re:鈴鹿野風呂『續俳諧日誌』刊行(02/17) こんばんは この「鈴鹿野風呂『續俳諧日…
やすじ2004 @ Re:爪相、手相(01/24) こんばんは 手相についての記事、参考に…
やすじ2004 @ Re:塩をめぐるライバル同士(01/11) こんにちは 歴史的なエピソードが面白か…
やすじ2004 @ Re:かわった町名「弁慶石町」(12/05) こんばんは 町名の由来や歴史がとても興…
やすじ2004 @ Re:大念寺の阿弥陀さん(11/13) こんばんは お寺の歴史や由来に触れると…
2010.01.05
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
桂に居た時分、妹が家で生まれた。近所に住んで居たお祖母ちゃんの大活躍の日でした。

お湯を一杯沸かし盥(たらい)にそれを何杯も注ぎ足します。水を足して二の腕まで浸けて湯加減をみていました。

出産の現場は男子禁制。やがてオギャ~と威勢の良い産声が聞こえたかと思うと、

ガーゼに包(クル)まれた赤黒い赤ちゃんの初湯です。生まれたての赤ん坊と言えば、

猿のような皺くちゃな顔にお臍が飛び出て居て何とも不可解な生きものに見えたのでした。

・・・やがて赤ちゃんと並んで寝た母の顔は大きな仕事を済ませた安堵感に満ちていました。

歳が離れていましたので、人(ニン)気を攫(サラ)うこの赤ん坊には嫉妬を感じないで、可愛がって居たのだろうと思います。

 ご近所に堀井さんのお婆ちゃんが独り住んでいらして、

その家の二階には日の差し込まない倉庫部屋が有りました。

次姉と二人してその部屋に夥しく残してあったレッテルを貰って来ました。

何かの商品の商標だったに違いなく、子供の目には色鮮やかなそのレッテルが宝物に思え、

何枚も集めていました。飴やキャラメルの包装紙も皺を伸ばして保存していました。

 父の青春時代の日記を紐解けば古き昭和の香りがしますが、

このように、わが幼年期の思い出の一コマを綴ってみても、同様に、貧しい戦後が甦って来るのです。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.01.05 09:14:54
コメント(8) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: