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2025.02.06
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契りおきしさせもが露を命にて
   あはれことしの秋もいぬめり

「千載集」には、この歌の長い詞書があって、

息子の僧都光覚から「維摩会」という法会の講師になり
たいという申し出を受け入れて貰えない

という不満を聞いた
作者の基俊が主催者の藤原忠通にそ
の事を訴えたところ、「しめじが原」だ、私に任せてお
けと請合ってくれたものの、

結局その年も講師の選に漏れてしまったので、この歌を
忠通に贈ったようです。


では「しめじが原」とは何かと言えば、新古今集の

ただ頼めしめぢが原のさせも草
    われ世の中にある限りは

という清水観音の御詠歌に拠ったもので、「ひたすらに
私を信頼しなさい、

さしもありとも私が世にある限りは叶えさせてあげるか
ら」と言った忠通の言葉を”恵みの露”と信じていたのに
・・・。
(参考・
中根三枝子の論文 「百人一首と植物」)





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Last updated  2025.02.06 09:35:52
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