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2025.02.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類

「大鏡」には村上天皇の中宮芳子が輿入れの日、
その
垂れ髪が

床上を五メートルも引き摺っていたと記されていま
すが、

直毛黒髪の日本女性には、命の次に大切なもの。

奈良時代には鳥毛立美女屏風に見られるように、唐
髷に
束ねていまいたが、

平安時代には垂れ髪の長い人が美の対象になってい
たよ
うです。

女児が生まれると翌日産毛と言われる胎毛を剃り、
四歳
まで毎日剃って毛根を刺激していたようです。

ヨードを含む海藻を食事に摂り、髪油の代わりにサ
ネカ
ヅラを煮出し液汁を髪に擦りこみ、

また養毛作用のある
ツゲの櫛を使うなど、科学的な
方法を採り入れていたよ
うです。

男子の元服に匹敵する儀式、六月十六日、十四~六
歳の
成女式の折、
両頬で一握りの髪を顎の下で切り落としま
す。

所謂鬢除(ビンソギ)を済ませてからは残りの髪はず
っと
背中に伸ばし、二カ所で結わえます。

これはね、顔の両側が髪に包まれ額縁の役目を果た
し、

顔の白さを惹き立て外界との隔離的効果を生む手法
だっ
たのだそうです。

王朝時代の黒髪は、後ろ姿のたおやかさと、顔を浮
き立
たせる大きな役割があったといえましょう。

 訳あって仏門に入る折には、先ず肩の部分で切り
揃え、
それを後ろに結わえる「茶筅髷」、

一定の修行を経て漸く剃刀をあて「剃り尼」になっ
たよ
うです。

 女性の髪の毛に寄せる気持ちを世の男は理解して
おかな
いとねぇ~。





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Last updated  2025.02.15 09:05:52
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