おしゃれ手紙

2018.12.27
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カテゴリ: 映画
パリの恋人

ニュー・ヨークのファッション雑誌クォリティ・マガジンは新しいモデルを探し出してミス・クォリティと名づけ、パリの世界的デザイナー、ポール・デュヴァル(ロバート・フレミング)に衣裳を作らせてファッション・ショーを開き、その写真を独占して大いに雑誌を売ろうと計画した。
ミス・クォリティのモデルを探す役は、有名なファッション・カメラマンのディック・エヴリー(フレッド・アステア)。
苦労の末、ジョー・ストックトン(オードリー・ヘップバーン)という娘を見出した。
彼女はある古本屋の店番で、パリのフロストル教授が主宰する「共感主義」の哲学を信奉するインテリ娘だった。
ジョーはもちろん、ファッション・モデルなどに興味はなかったが、パリに行けば崇拝するフロストル教授に会えるので、ミス・クォリティになるのを承諾した。
クォリティ誌の主筆マギー・プレスコット女史(ケイ・トムスン)とエヴリー・ジョーの一行がパリにつくと、ジョーは早速、画家や詩人や共感主義者が集まる裏街のカフェーに行った。
翌日、デュヴァルのサロンでは、見ちがえるほど美しくなったジョーの姿があった。

 セットも衣装も豪華なミュージカル。
この映画、オードリーの可愛さ、美しさが出ていて大好き。

モデル役だから、素敵な洋服を着こなして、歌うし踊るし、おまけにパリが舞台で、嬉しい。

1957年公開の映画だから、パリが今よりもパリらしい。
当時は、アメリカからパリに行くというのは大変なこと。
だから
「パリだ!パリだ!」と大騒ぎ。
「共感主義」のフロストル教授はジャン=ポール・サルトルがモデルという。
サルトルとヴォーヴォワール
*実存主義*を世に広め、1960年代には世界中の若者に大きな影響を与え、一世を風靡した作家であり哲学界のスーパースター、サルトル。
 ファッション雑誌編集長マギーはダイアナ・ヴリーランドをモデルにしているといわれている。
ダイアナ・ヴァリーランド 伝説のファッショニスタ
 オードリーオードリー作品は、どれも素晴らしいけれども、相手役がなぜか年上すぎる。
年の差
「ローマの休日」 グレゴリー・ペック37歳 (13歳差)
「麗しのサブリナ」 ハンフリー・ボガート55歳 (30歳差)
「昼下がりの情事」 ゲーリー・クーパー56歳 (28歳差)
「ファニーフェイス(パリの恋人)」 フレッド・アステア58歳 (30歳差)
「シャレード」 ケーリー・グラント49歳 (15歳差)
「パリで一緒に」 ウィリアム・ホールデン46歳 (11歳差)
「マイフェアレディ」 レックス・ハリソン56歳 (21歳差)

女の子は、若ければ若いほどいい。
でも、男は、年をとってもいい。
男も若いのがいいに決まっているのに、男目線の
映画社会の思い込みがそうさせているのか・・・。

午前十時の映画祭9 2018


■原題■Funny Face
■製作年■1957年
■製作国■アメリカ
■上映時間■103分
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Last updated  2018.12.27 00:06:55
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