おしゃれ手紙

2023.06.13
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カテゴリ: 映画
アフターサン

最期の夏休みを再生する

11歳という思春期真っただ中のソフィは、離れて暮らす31歳の父カラムと共にトルコの鄙びたリゾート地を訪れる。
太陽が照りつけるなか、カラムが手に入れたビデオカメラでお互いの姿を撮り合いながら、2人は親密な時間を過ごす。
それから20年後、当時の父と同じ年になったソフィは、その時撮影した映像を振り返りながら大好きだった父に想いを馳せていく。

20年前のビデオテープに残る、11歳の私と父のまばゆい数日間。
・・・あの時、あなたの心を知ることができたなら・・・

 20年前に父と2人きりで過ごした夏休みの思い出を、現在の娘の視点から綴るヒューマンドラマ。
父親のカラムを『ロスト・ドーター』のポール・メスカル、娘ソフィをオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオが演じる。
『ミッドサマー』のスタジオA 24が製作を担当、監督と脚本を務めたのは
これが初の長編作品となるシャーロット・ウェルズ。
●11歳の思春期の娘と、離れて暮らす30歳の父との2人きりのバカンス。
楽しいはずなのに、なぜかさみしいのは、バカンスはいつか終わると知っているから。
 父と娘は、父の世代と娘の世代には、越すことの出来ない世代間ギャップがあるから・・・。
どんなに愛していても、分かり合えない寂しさ。
 11歳の女の子ソフィは、多感な時期。
両親が離婚しているのも、幸せは壊れやすいものと彼女が分かっていて、分別が彼女を心底楽しいと思わないようにさせるのだろうか?
 31歳の父親の方にも何か悩みがあると感じられる。
彼は、スコットランド出身という設定。
これは監督がスコットランド出身だからだ。

ソフィが
「スコットランドに帰るのか?」と聞くと帰らないという父親。
「スコットランドは太陽が少なすぎるから」が理由だ。

「一度故郷を離れた者に故郷はない 」というカラムの言葉、沁みた。
 娘ソフィ役の子どもが可愛らしかった。
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Last updated  2023.06.13 00:00:43
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Comments

天地 はるな @ Re[1]:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 七詩さんへ 定子の清少納言への問いかけ…
七詩 @ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 定子の母は漢詩の名手で伊周も学才に優れ…
maki5417 @ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな @ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

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