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2006年07月03日
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カテゴリ: Movie(洋画)

最近、日本を題材にした映画が流行ってるんでしょうけど・・・
やっぱり、どこかしら 「勘違い」 したものに仕上げてしまうようです。
欧米人にとっての「和」のイメージはあいかわらず「ヤクザ」「入れ墨」「芸者」のようです。
てなわけで、この「イントゥ・ザ・サン」もデティールがおかしいです。
基本的に映画を観ているのは欧米人ということで制作しているので、英語が主体になっています。
まぁ、日本人にはなるべく日本語を喋らすようにしているのですが、肝心な部分は英語です。
日本人同士のシーンでも英語を使うような場面があるので、なんかやっぱり違和感があります。
いっそのこと徹底的に日本語でやってもいいと思うのですが、やはり、欧米人向けに制作しているのでそれは難しかったようです。
主役のセガールが使う関西弁もなんだかちょっと「トーン」が違うのですけど、これは彼なりに頑張っていたのではないかと思います。

しかし全体的な雰囲気は 「なんちゃってブラックレイン」 のようです。
松田優作の遺作のあの映画ですね・・・・
「イントゥ・ザ・サン」は限りなく「ブラックレイン」に近い設定ですがそのクオリティは全く違います。
それは「ブラックレイン」という映画が戦争で負けた日本人のアメリカに抑圧された部分をベースにしていたストーリーであったからかもしれません
日本人の根底にあるいわゆるアメリカに対する「卑屈さ」のような物を逆手に取ってあえてハリウッドで映画化された傑作です。
その世界観も見事でした。
監督は「ブレードランナー」のリドリースコットですから、デティールも恐ろしく緻密でした。
そして、その世界観には言語が重要視されていました。
松田優作扮する佐藤と高倉健扮する松本刑事以外は英語があまり喋れないという徹底した設定がよかったです。
もちろん松田優作の鬼気迫る演技も凄かったですが・・・
健さんがサングラスをしてレイチャールズを歌うシーンは凄まじくかっこよかったです。
あくまで日本を舞台にしていたので、主演以外は日本語を喋るようにしたのだと思います。
この映画はハリウッド映画史上、最も素晴らしい「日本を題材にした映画」だと今でも私は思っています。
トム・クルーズの「ラスト・サムライ」も悪くはなかったですが、時代劇ですから・・・
現代物としては「ブラックレイン」は「日本を勘違いしていない作品」だったと思います。
もっとも「キル・ビル」くらい、 「わざと勘違い」 してみせるのも一つの手法ではあると思いますが・・・
「イントゥ・ザ・サン」は日本在住が長いセガールの映画なのに「何故?」感は否めません。
なんとも中途半端な仕上がりは、やはり監督やプロデューサーの勝手なイメージなんでしょう・・・
海外の観客が求めている物が「それ」ならば、仕方のないことかも知れません・・・

日本から参加した役者は大沢たかお、豊原功補、寺尾聰、伊武雅刀、山口佳奈子そして栗山千明です。
ここからは主役のセガールそっちのけで日本人俳優を解説します。
大沢たかおのイメージはモロ「ブラックレイン」の松田優作です。
若いヤクザで、義理や人情を無視して、麻薬の利権を独り占めしようとします。
大沢たかおのシャープな演技は、松田優作ほど「力強さ」はないですが、うちに秘めた「怖さ」のようなものはよく出していたと思います。
ただし、セガールとの対決シーンではいかんせんその「線の細さ」でどう考えてもセガールに 勝てそうもないところが残念 でした(笑)
でも頑張っていたと思います。
なんせ「世界の中心で愛を叫ぶ」と同じ役者ですからね・・・
続きましてかなり重要な役だった豊原功補ですが、彼は「彫り師」の役でした。
刺青を彫る仕事をしている人です。
しかし、役名が「不動明王」ですよ・・・・
なんか、ちゃんとしろよって感じです。
鈴木でも山田でもいいから・・・(笑)
なんか、この辺ハリウッドは勘違いしてます。
その方がインパクトあるから・・・みたいな感じでネーミングしたんでしょう・・・
寺尾聰と伊武雅刀はヤクザの親分の役でした。
それぞれ、いい味出してました。
特に情婦のベッドで電話で起こされる伊武雅刀のシーンはまるで「Vシネマ」を観ているみたいでした。
次長課長も喜びそうです(笑)
問題は山口佳奈子という女優です。
国内外含めて、彼女が出演した映画はこの1本です。
しかも、セガールの相手役であり、映画のヒロインです・

何故、彼女が抜擢されたのか?
謎です・・・・
不可解極まりありません。
しかも、この映画に出演したことで彼女の知名度が上がったとも思えません。
多少きわどいシーンもありましたが、バストトップは見えてませんので、他にも候補はあったろうに・・・
どうも 不謹慎なこと を考えてしまいそうです(笑)
最後に栗山千明ですが、これはカメオ出演みたいな物です。
しかも、頑張って英語を喋ってたシーンがカットになっていました。
父親に声をかけるシーンで英語を使っていたからだと思います。
そんなもん 脚本の時点で気づけってーの (笑)

でも一番可哀想だったのは・・・
ジュリエット・マーキスという女優です。
この人、捜査官役だったんですが、未公開シーンを観ると、ほとんどこの人の出演するシーンでした。
ほぼ出演シーンがすべてカットだったみたいです。
なにかセガールの 逆鱗 にでも触れたのでしょうか?
また不謹慎なことを考えてしまいそうです(笑)

ストーリーは・・・どうでもいいか、今回は(笑)

イントゥ・ザ・サン
2005/11/26公開 94分
監督 ミンク
出演 スティーヴン・セガール マシュー・デイヴィス 大沢たかお ジュリエット・マーキス 豊原功補 寺尾聰 伊武雅刀 栗山千明 山口佳奈子





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最終更新日  2007年05月04日 09時35分16秒
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