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2006年11月12日
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カテゴリ: Movie(洋画)
ピンクパンサー コレクターズ・エディション
ピンクパンサー コレクターズ・エディション
ついに21世紀に戻ってきた「ピンクパンサー」・・・ですが・・・
これは本当に「ピンクパンサー」なのか?
とりあえず今までに製作された作品を整理してみます。
ピンクの豹 (1963)
暗闇でドッキリ (1964)
ピンク・パンサー2 (1975)
ピンク・パンサー3 (1976)
ピンク・パンサー4 (1978)
ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ (1983)
ピンク・パンサーの息子 (1993)
と、この7作がブレイクエドワーズ監督の作品です。
他にもトレイル・オブ・ザ・ピンクパンサー (1982)と言う作品がありますがこれは総集編ですので正式なシリーズとしては除外していいかと・・・
で今年公開されたピンクパンサー (2006)ということです。
しかし、肝心のピーター・セラーズが出演したのは「4」までです。
1980年に亡くなったので以降2作には出演していません。
「5」では整形した後の姿として超有名俳優がクルーゾーになりますが、かなり強引に映画を作ってしまったわけですから・・・
でピンクパンサーの息子ではロベルト・ベリーニが主演をつとめます。
ちなみにこの作品だけ私は観ていません。
ビデオ屋さんになかったんですよね・・・・
ということで、私にとってはほぼ23年ぶりのピンクパンサーです。
しかもクルーゾー役を私が最も好きな俳優のスティーブ・マーチンが演じるとなったら 期待しないわけにはいきません・・・・

・・・・が・・・・・

冒頭にも書きましたが過去の作品とは違うような気がします。
なんなんだろうこの違和感・・・と思ってDVDに収録してあった 未公開シーン を見て納得しました。
やはり、ピンクパンサーという作品はブレイク・エドワーズ+ピーター・セラーズでしかあり得ない映画なんだと思いました。
少し表現が難しいですが、ブレイクが監督して、ピーターが演じたらそれだけで「ピンクパンサー」の世界になると言うことです。
これを他の監督がメガホンを取って、他の役者が演じると、どうしてもその世界観に近づける作業になってしまい、本来のおもしろみがでないんです。
だから、監督のショーン・レヴィはその作業に没頭するあまり、当初の脚本にあったシーンを撮影するものの 大幅にカット してしまいました。
つまり撮影したはいいが、デディケイトする作品とは違うものになってはいけないとノイローゼ気味の編集をしたに違いありません。
それは冒頭のアニメシーンにも伺えます。
ピンクのダイヤからアニメシーンにかわる「お約束」のオープニングも実は当初は21世紀らしく3Dでした。
これは特典映像で全て見ることが出来ますが恐ろしいことに全編カットです(笑)
で・・・昔なじみのアニメに差し変えたようです。
というか、競作させておいて結局、いつも通りの作品を使用したようです。
さらに、先のも述べたように本編も大幅カット!
だから作品も93分という短かくなっています。
どう考えても試行錯誤のしすぎで 迷路に迷い込んで しまったしかおもえません。
てなわけで、なんだか中途半端のような気がします。
こまった物です。
どうせやるなら徹底的に無茶してもよかったと思いますが・・・・やはり往年のファンはそれはそれで文句を付けたと思います。
じゃあどうすればよかったのか?
まず、必須条件として ファントム は登場させるべきだったでしょう。
そしてクルーゾーのアシスタントは無名の東洋人にすべきでした。
さらに、クルーゾーが普通に事件を解決してしまったことも私にとっては不満足です。
偶然に解決してしまった・・・・ならいいのですが、 推理してきちんと(?)犯人を捕まえてはもはや クルーゾーとは言えないような気がします。
この映画は最初から最後までドタバタしても許される映画だと思います。
ただし「オースティン・パワーズ」のように下品になってはいけません。
あくまで エレガントに大騒ぎ してほしいものです。
かなり大変な注文でしょうが、それこそが「ピンクパンサー」だと言えます。
結局世界に一つしかないピンクのダイヤを巡って人間が右往左往するのが作品のコンセプトなんじゃないでしょうか?
それが、連続殺人事件の犯人捜しになってはなんだかもう別の作品になってしまったような気がします。
実は大幅にカットされたシーンは全て「ナンセンスで大げさな笑いのシーン」です。
例えばクルーゾーが飛行機に乗って移動するシーンでは飛行機が無駄に長くて、サービスで注文した寿司がキャビンアテンダントが持ってくるまでにカビがはえてしまい、それでお腹を壊してしまう・・・
なんてシーンがあります。
確かにちょっとオーバーですし、このシーンは 「フライング・ハイ」 やそれこそ「オースティン」の世界観です。
このシーンがあったら確かに映画がさらにぐだぐだになっていたかも知れません。
だから、カットになってしまったんでしょうけど・・・残ったシーンが比較的「まとも」すぎて・・・・
なんだか物足りません。
まじめなストーリー展開はおバカなシーンありきのものだから大幅なカットでバランスがおかしくなってしまったのだと思います。
やはり、ブレイク+ピーターの作品はその辺の絶妙なバランスが全て計算され尽くしていたのだと今になって思いました。
もしかしたら、いきあたりばったりで撮っていたのかも知れませんが(笑)それでもその世界観は見事と言わざる終えません。

いろいろ、考えてはみたものの・・・・これは正当な後継作と認めるわけには・・・いけないような気がしました。
俳優陣の演技は素晴らしかったです。
スティーブだけでなくジャン・レノの演技もよかったです。
特にケビン・クラインの演技は本当に最高(笑)でした。
監督の熱意も伝わりました。
ただ、過去の作品のイメージにこだわりすぎたのかも知れません。
興行収入もイマイチだったようなので続編ができるかは微妙です・・・・
冒頭のサッカーのシーンで結構、制作費がかかっているような気がしますので・・・
おそらく大コケでしょう・・・・
私としては本当に残念な作品でした。
もし、キャストをそのままに続編を制作するならば・・・・
かならずファントムを登場させるべし・・・・
唯一の救い はヘンリー・マンシーニの曲を使ったことか・・・・?
ってこれがないと「ピンクパンサー」とはいえないんだけどね(笑)
それからビヨンセが出演していましたが・・・・どうでもいいですね(笑)

ピンクパンサー
2006/05/13公開 93分
監督 ショーン・レヴィ
出演 スティーヴ・マーティン ケヴィン・クライン ビヨンセ・ノウルズ ジャン・レノ





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最終更新日  2006年11月12日 00時42分03秒
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冒頭に金がかかる・・・  
cocori0422  さん
それは某シリーズの映画第2弾・・・。

あれ、違ったっけ???



ピンクパンサー・・・もうでたんですねえ・・・。
忘れてた・・・。
MI*3に気をとられて。
っていうかその前の二つまだ見てないのに。
早くみなくっちゃ・・・。 (2006年11月12日 00時51分40秒)

Re:冒頭に金がかかる・・・(11/12)  
Diamond-Life  さん
>それは某シリーズの映画第2弾・・・。
そうなんですか?
知らなかった・・・

>ピンクパンサー・・・もうでたんですねえ・・・。
>忘れてた・・・。
期待が大きすぎたのか・・・私にはちょっと・・・
もし見るなら未公開シーンは要チェックです。 (2006年11月12日 11時14分26秒)

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