今日は双蝶々廓日記(ふたつちょうちょうくるわのにっき)をみてきた。
男の侠気がメインの物語だが、女性もなかなかの働きをする。
人気の相撲とり濡れ髪の長五郎のひきには大商人の息子与五郎 がいる。また素人相撲で頭角を現してきた放れ駒の長吉のひいきには侍の郷左衛門がいる。与五郎と郷左衛門は吾妻大夫というおいらんをめぐって争っている。
吾妻の方は与五郎に好意をもっている。
長五郎は長吉との相撲でわざと負け、後で話があるからと長吉を呼び出す。長五郎は体格も良くて相撲とりの貫禄充分。長吉はまだまだ若いと言う感じがしている。
この相撲で勝ちを譲ったのは、長吉のほうから郷左衛門に吾妻のことをあきらめてもらうよう説得してほしかったからだと長五郎は打ち明ける。
長吉はまさか勝てると思わなかった試合で、勝てたのはおかしいとおもったがそういう裏があったのか、しかもなんの断りもせずに勝手に負けて後からこうしてくれというのは卑怯じゃないかと怒ってしまう。確かに私もこれは長吉が怒るのは無理はないと思う。
で、交渉は決裂してしまうがこの場面で、もった茶碗を長五郎は片手で握りつぶしてしまい、長吉はそれができない、やはり長五郎はほんとうは強いのだとということをしめしている。
次の場面では長吉の家の本業は米屋だが、長吉は力自慢を良い事に相撲をとったり、悪仲間の喧嘩の助っ人にいったりとまともに仕事はせず、姉が一切を取り仕切っている。今日も悪仲間を家にあげて酒盛りが始まった。悪仲間がもろ肌脱いで、下手な義太夫を語る場面が面白い。
姉は念仏講に行くからと長吉に留守をまかせて出かけてしまう。
今日は長五郎との決着をつけるために外で約束をしていたが、でかけられないので悪仲間に長五郎を呼んできてもらうよう頼む。
長五郎がやってきて、さて二人が取っ組み合いをはじめようとする。ここも義太夫のセリフと動作がぴったりとあって面白い場面。
すると外から人の声がして、昨日長吉にけんかを売られて、怪我をさせられた上に金もとられたどうしてくれるという人がぞろぞろと現れた。
仕方がないので一旦喧嘩は中止で、長吉はその人たちと対峙する。喧嘩はしたかもしれないが、人の金に手はつけないと反論する。
争っているところに姉が帰ってきて、弟は決して盗みをするような人間ではないととりなすが、盗ってない証拠をみせろと迫られ箪笥を全部あけて中を見せると、他人の財布が出てくる。
姉がそれでは、こちらで弁償させてもらうからと人々を連れて別室に消えていく。本当に情けない弟よと嘆いている。
さあどうすると進退きわまる長吉、自分はやってないがこれでは身の潔白を証明できないから、死んで潔白を示すしかないと脇差を抜く。長五郎がそれを止める。
萎れ切った長吉の前に姉が現れ、これらはすべて人を頼んでしてもらった狂言であると言う。なんでこんなことをするのかと再び怒る長吉。今日は父の命日であるのに、喧嘩自慢で出入りの助っ人をするとは、情けない。お前の事を死ぬまで心配していた父さんに申し訳なく懲らしめの為にこのような芝居をしたと・・・
そこで長五郎がお前には親身になって意見をしてくれる姉がいるのはなんという幸せだろう。俺は、小さい時に養子にだされ、養父にも早く死に別れ、親身になってくれる人もないとしみじみ言う
長吉は姉と長五郎の言葉に感じ入り、これからは喧嘩出入りは一切せず。家業に精を出すと居合わせたみんなに誓うのだった。
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