ますます発展する家庭連合、北米支部

世界平和統一家庭連合、北米支部（会長ギムギフン）は、文鮮明総裁の聖和後も安定した基盤の上に、米国のキリスト教精神の回復と平和運動に邁進している。経営が厳しい状態で買収したホテルと公演会場、学校などが関係者たちの血と汗がにじむ努力で正常化され、世界宣教の大きな支持基盤となっている。アメリカ支部の超宗教平和運動、宣教と経済基盤、今後の課題などを検討する。

ヤンチャンシク牧師·トーマス·ウォルシュ会長マイケル·ジェンキンスン長

◆アメリカ支部の活動のコアは「超宗教平和運動」
「9·11テロのような恐ろしい事態が二度と起こらないためには、宗教間の対立に終止符を打つ必要があります。」家庭連合南北アメリカ大陸総司（顧問格）であるヤンチャンシク牧師は韓国から来た日刊紙の宗教担当記者を世界貿易センター（WTC ）崩壊現場である「グラウンド·ゼロ」に案内して、このように述べた。今年は9·11テロ13周年だった。ニューヨーク·マンハッタン南部110階建てのツインビルがあった場所には姿を消した建物面積の大きさの人工の滝が造成されて激しい水音を立てて中央のブラックホールに限りなく流れて粛然さが漂う。世界で一日1万人の観覧客が訪れるという。滝側には、104階建ての新築WTCがそびえていて、もう一方には、地下記念館がある。記念館には、9·11テロ犠牲者の写真やエピソード、事故展開過程、残骸などが展示されて、その日の悲劇を思い出させてくれる。

ヤン牧師によると、文鮮明·韓鶴子総裁の指示で家庭連合アメリカ支部の活動は、9·11テロ直後中東平和運動に転じた。ヤン牧師は200回を超えるセミナーと50回以上の中東訪問を介して、イスラエルとアラブ諸国の平和調停などの中東平和運動の先頭に立った。

家庭連合が誇るNGO団体天宙平和連合（UPF）アメリカ支部は、国連でも高い地位を持っている。トーマス·ウォルシュ博士が先頭に立つ。彼は国家指導級人物に超宗教平和運動を鼓舞し、国民の間の連携にも大きな力を発揮している。ローマ教皇庁とも親交が厚い。

ニューヨークの中心部にある家庭連合のマンハッタンセンター（左）と40階建てのニューヨーカーホテル。右上背部の建物が有名なエンパイア·ステート·ビルディングであり、周辺にニューヨークタイムズ、マディソン·スクエア·ガーデンなどの観光スポットが多い。

◆日増しにタンタンとなる米国の宣教と経済基盤
家庭連合アメリカ支部には400以上の教会と1200名の牧師がいる。この中には韓国人35人、日本人30人がいる。ニューヨークだけでも17個の韓国人教会があるという。信徒数は10万人と推定する。初期韓国で延世大と梨花大の学生を中心に教会を復興させたように、米国でも大学原理研究会（CARP）を中心に牧師を2〜3世と交代し、若い教会を目指している。米西部ラスベガスには、大規模な教育文化センター「平和宮（Peace Palace）」が建設中である。

世界宣教のサポートのために報道機関、ホテル、公演会場、水産会社など30社余りが運営されている。マンハッタンの中心部にある40階建てのニューヨーカーホテルは、ビジネスオフィスやお部屋1100室、従業員500人規模で、昨年から黒字に転じた。専門経営者を迎え入れてウィンダムチェーンに変わり、4つ星ホテルに格上げされた。ニューヨーク景気が存続しながら、今年の場合は11月まで予約が終了したという。

ニューヨーカーホテルの隣に付いている大規模な公演会場マンハッタンセンターも今年から黒字に転じ、純利益を出している。地上8階の高さに客席3000席規模の公演会場には、チベットの精神的指導者ダライ·ラマ、オバマ大統領、潘基文国連事務総長などのセレブがチャリティイベントをしており、韓国のKポップスターたちも舞台に上がった名所だ。公演会場の上には1200席規模の晩餐会場があり、アラブ最大放送アルジャジラも、入居している。シアトルに拠点を置く水産会社オーシャンピースはニューヨーカーホテルの5倍以上の収益を創出し目玉企業に成長し、人類の食糧資源開発に力を注いでいる。

ニールサルロネン総長·アンドペトスン社長·マクカー社長

ニューヨークから車で1時間ほどの距離のロングアイランドの海岸にあるブリッジポート大学は、買収当時の学生数が1300人を少し上回るものでしたが、自立に成功し、今では5000人に迫っている。キャンパスが静寂で博学な雰囲気なので、アラブでは、国費留学生を多く送っている。マイケルジェンキンスン経済チーム長、ニールサルロネンブリッジポート大総長、アンペトスンニューヨーカーホテル社長、マークスカーマンハッタンセンター社長などがアメリカ支部経済の主役である。

アメリカ家庭連合のすべての基盤は、米国を神の注意として変え、世界の平和のために大きく貢献するために、文総裁夫妻が40年近く滞在して磨いた。韓総裁は、2012年、文総裁が聖和すると彼の代わりに家庭回復と人材育成、超宗教運動の3大目標を設定し、尽力してきた。

ニューヨーク=文·写真チョン·ソンス宗教専門記者 tols@segye.com