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2023.05.19
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第十五回「愛勝日」での御言
1998年1月2日
第十五回「愛勝日」の記念式典がウルグアイのプンタ・デル・エステで行われました。『御旨と世界』の「愛勝日の必要性」を拝読の後、お父様が御言を語られました。


  家庭を第一とする時代が来る

 皆さんは「愛勝日」という言葉を今までよく分かりませんでした。今、十五年になりましたが、この「愛勝日」が何を意味するか知らなければなりません。皆さんが霊的生活をするうえで、霊界と地上世界の関係で、橋をつくらなければなりませんが、橋をつくることのできる核が「愛勝日」であったということを分からなかったのです。

 世の中は遊び、食べ、踊りを踊っていても、私たちは愛の種を植えなければならないのです。その愛の種とは何ですか?。終わりの日の「祝福」をいうのです。分かりましたか?

 愛の種ですが、一つ(個人)の種ではありません。家庭的種を植えるというのです。堕落は個人で堕落したのではありません。個人的な立場で堕落して、家庭が堕落したのです。家庭が堕落したので、家庭の種がなくなったのです。ですから、私たちは家庭の種を植えなければならないということを知らなければなりません。

 家庭の種を植えることによって、そのような家庭の上に国が生まれるようになります。個人の上には国が生まれることができません。分かりますか?。個人の上には国を立てることができないというのです。それゆえ、人はだれもが家庭をもたなければならないし、結婚をしなければならないのです。

 今、アメリカのような国は個人主義になって、結婚というものがありません。法的結婚だとか言っています。そのような因縁の中で生まれた息子・娘たちに責任をもつ、お父さんも、お母さんもいないというのです。このような悲惨な立場です。

 このように、すべての家庭が破壊される時代なのです。これはサタンが種を植え、天の家庭を破壊したのです。天の家庭を全滅させる業をしたので、私たちはこれを知っている限り、反対に、神様を中心とした愛の種である家庭を植えることによって、このすべての世界を全部引っ繰り返すのです。

 それゆえ、今からは個人的な出世時代が過ぎ去ります。今後、三億六千万双を完成した後に、私たち統一教会を考えるなと言っても、世界は自動的に方向が横に曲がるようになっています。すべてが家庭理想、氏族理想に向かうようになります。

 今後、家庭を第一とする時代が来ます。三億六千万双をして、私たち統一教会の祝福家庭が、すべての世界の複雑な問題を解決するようになるでしょう。個人的な難問題、家庭的な難問題、あるいは社会、国家的な難問題、世界的な難問題を根こそぎ引っ繰り返す、根こそぎ解決する方法が、愛の種を植えること、祝福家庭を定着させることなのです。

 そのような社会は今後、家庭を主として責任を負う時代に移行するというのです。いくら男性が優れているとしても、その家庭が不足であるときは、足らないその基準が優れた男性の点数を削って、中心の立場の責任を果たすことのできない時が来ます。家庭任命時代が来るというのです。

 例を挙げれば、一企業の社長になるというときには、一人で社長になるのではなく、家庭的社長だというのです。それゆえ、夫が社長になれば、夫人は副社長にならなければならないのです。社長となり、副社長となり、重要な息子たちが専務となり、そして息子・娘が多ければ、各部の部長になり得る時代になるというのです。分かりましたか?。

 家庭が一つの出世の中心モデルになる時が来ます。それゆえ、その社会では、家庭を重要視せざるを得ない環境時代となってくるのです。赤ん坊から、あるいは少年時代から、青年時代、壮年時代、老年時代、死ぬときまで、家庭を重要視するのです。家庭がどれほど重要かを知らなければなりません。

 今、この世で出世するためには「勉強しろ、学校に行け」と言うのです。「勉強しろ、勉強しろ」と言うのです。しかし、いくら勉強をよくしても、その家庭に欠陥があるときには、中心の立場に立つことはできません。分かりますか?

 今後、統一教会でもそうです。皆さん、祝福を受けた後に、「家庭の伝統がどうであったか」ということが問題になるのです。今後、三億六千万双を越え、家庭認定時代に入っていくときには、皆さんが今まで歩んできた家庭の記録において、何点の家庭の歴史をもったか、という統計を出すのです。そのような世界に移行することを知らなければなりません。家庭が問題です。

  家庭生活報告を書かなければならない

 今日、祝福を受け、祝福基金を捧げずに暮らしている人がいるというのです。そこには、祝福のために払われてきた犠牲に対する蕩減的内容も含まれていることを知らなければなりません。それは今、問題になるのではなく、その時になって問題になります。その息子・娘、後孫にまで問題になります。これ以上、恐ろしいことはありません。

 天が創世以後に、家庭として定着した天の家庭、アダム家庭完成を、万民を中心として普遍化させるために、メシヤ家庭を中心として、その同じ基準に立ててあげようというのです。

 メシヤがどれほど苦労しましたか。再臨時代において、どれほど苦労しましたか。その苦労の歴史を中心として結実した家庭を相続するためには、種となるべき家庭も同じでなければならないというのです。先生は一つの家庭ですが、祝福された家庭は、種を植えたのと同じなので、価値で見ればイコールなのです。分かりますか?

 祝福基金を出さず、天が制定したすべての公的基金を支払わずに、メシヤとなり、中心者となることはできないというのです。これをはっきり知らなければなりません。

 韓国は先生一人です。今まで韓国全部が反対しました。先生、一人なのです。日本もお母様の代身です。お母様も一人です。お母様の代身となることのできる自分の信仰的な家庭をもたなければ、母の国の家庭になれないのです。全日本民族は、お母様を代身した立場に立たなければなりません。

 母から連結されたので、母を中心として息子・娘を生み始めるのです。愛の種はお父さんにもらいましたが、これを育てる畑はお母さんです。それゆえ、お母さんという畑を通して、種が実を結ぶのです。分かりますか?。お父さんを通して種が実を結ぶのではありません。お母さんという畑を通して種が実を結ぶのです。お父さんの種をもらい、生命それ自体がお母さんという畑を通して、息子・娘として完成するのです。ご父母様のような家庭を、皆さんがつくらなければならないのです。そのために、世界に広がっていき、そのようなことをしているのです。

 ですから、世界に出ていって伝道し責任を負う人たちは、公的な任命の義務を果たせなければ、行って、何もできないというのです。

 このようなすべてを皆さんが世界的大転換時代において、整備しなければならない時が来ます。それゆえ、皆さん各自が自叙伝を書かなければなりません。言い換えれば、自分の生涯の報告です。

 また次に、祝福を受け、家庭生活の報告を書かなければなりません。自叙伝と同様に、家庭を中心として記録して、天の前に飛翔する時、霊界が見て、数多くの天軍天使が見て、数多くの善なる選民たちが見て、正しいものだと公認を受けなければなりません。

 もし、誤って書いて霊界に行ってしまえば、大変なことになります。霊界に行ってしまえば調整する道がありません。この峠を越えた後には、帰ってくることができないのです。

 ですから、率直にそれをすべて整備して、自分の良心だけでも陰のないよう、「隠し立てなく記録したものだ」と主張したものを、地が公認しなければならないのです。地で生きた皆さんの先祖たちがみな、行っているのです。それを見なければならないし、次には、天使世界、天の世界で、すべて「そうだ」という公認を受けなければならないのです。

 そうでなくては、霊界に行けば問題になるのです。そのまま霊界に行ったならば、行けば行くほど、その後孫たちが福を受けるのではなく、行く道がだんだん狭くなり、地に下りていかなければならないのです。

 また、発覚すれば、瞬時に除去されます。霊界に行って、そのような結果をもたらすというのです。何の話か分かりましたか? (「はい」)。

  祭物を捧げる

 よく理解しなさい。皆さんの体を捧げ、家庭を捧げ、その家庭にぶらさがった国までも捧げて、祭物を捧げようと言わなければなりません。それを分けてはなりません。全部、一度に捧げなければならないのです。

 一昨日(元旦)話しましたが、旧約時代は万物祭物時代、万物を犠牲にして血を流して、神様の息子・娘たちが行くことのできる道を築いたのであり、キリスト教とユダヤ教が信じなかったことによって、基盤がないために、神様の息子、イエスを半分に割いたのです。割くとは、右側の強盗と左側の強盗でもって、イエスの体を分けたということです。これを統一しなければならないのです。それゆえ、再臨の時代において、十字架に行ったイエスを復活させるためには、共産世界と民主世界を一つにしなければなりません。分かりましたか?。

 子供が全部、犠牲になったのは、イエス様が犠牲になったのは、ご父母様が行くことのできる道を築くためなのです。その道を築くのに、必ず、キリスト教がカトリックと新教に分かれるようになっています。カイン・アベルです。分かれた教会が一つにならなければならないのです。血を流してはいけません。統一されなければならないのです。いつかは統一されなければなりません。その統一基盤の上に、真の父母が立つのです。英・米・仏がその統一基盤なのです。

 英国はエバ国家であり、米がアベル国家、仏はカイン国家なのです。これは原理的です。先生が合わせたのではありません。ちょうどそのようになっているのです。

 英・米・仏を中心として、サタン圏内に失ったものを取り戻してくるので、メシヤは英・米・仏を占有しなければならないのです。ところが、これらが反対したので、完全に壊れていくのです。

 一九四五年以後、第二次世界大戦以後、キリスト教が受け入れていたなら、エバ、カイン、アベルと一つになるのですが、これが一つになれずに失ってしまったのです。それゆえ、主は韓国に来ましたが、基盤をすべて失ってしまったのです。その基盤を求める目的とは何でしょうか?。エバ国家を復帰しなければならないのです。エバ国家とアベル国家とカイン国家です。これを復帰しなければならないのです。それを失ってしまったので、先生が復帰しなければなりません。復帰しておかなくては、越えていくことができません。分かりましたか?。これをはっきり知らなければなりません。

 先生がなぜこのようなことをしなければならないのかといえば、失ったものを復帰しなければならないからです。第二次世界大戦以後には、連合軍と枢軸国が一つになったのです。イエス様の体が分かれて、ローマに行ったのが反対に回るのです。反対に回っていくのです。

 本来はユダヤ教の延長がキリスト教であり、キリスト教自体はアジアから起こらなければならないのです。仏教だとか、儒教だとか、ゾロアスター教だとかいう宗教版図圏にイスラエルの国が連結されなければならないのです。その時のイスラエルは、宗教圏を中心として、今日の韓国と同じ立場です。

 今、世界圏を中心として、イエス様時代の宗教圏と同じようになっているというのです。周辺の国家は三大天使長です。中国はアジアの天使長、ソ連はサタン世界の天使長、それから、アメリカは天の国の天使長。この三つの争いが起こりました。

 イエスの前の天使長の国がローマでした。ローマは刃物をもってイエスを殺そうとしましたが、アメリカはキリスト教文化圏なので、来られる再臨主さえ分かれば、くるっと回るのです。それらのことを代わりに蕩減復帰しなければならないので、先生がアメリカに来て、これを連結しました。

 アメリカに来て、やったことが何かと言えば、荒野に追われて韓国上陸作戦をしたのです。イスラエルの国が失敗したのを、二十年間を中心として、韓国をその立場に引っ張り上げるのです。

 アメリカはキリスト教文化圏です。アメリカは世界版図になっているので、国と世界のキリスト教を連結するために、韓国を離れ、七二年からアメリカに来て、連結させるのです。霊肉を中心としたユダヤ教圏、キリスト教の基盤を連結させることによって、キリスト教とユダヤ教が一つになるのです。

 ところが、アメリカが先導して、統一教会に反対したのです。先生としては怨讐です。怨讐を愛さなければならないのです。怨讐の立場に立ったものを消化しなければならないというのです。

 先生にとって一番の怨讐はキリスト教であり、キリスト教の先頭に立って反対したのがアメリカだというのです。先生の行くべき道を完全に駄目にしてしまったのです。四十年間、受難の道に追い込んだ怨讐だというのです。この怨讐の国を占有していくのです。

 先生と日本も怨讐なのです。ドイツとも怨讐です。全部、怨讐国家です。アダムとエバも怨讐であり、カインとアベルも怨讐なのです。全部が怨讐です。

 この怨讐の国を、天が愛することのできる本然の立場に引っ張り上げなくては、復帰ができません。ですから、ユダヤ教圏内からイエスを追い出したその基盤を取り戻し、イエス様が追われたものを再び復帰するためには、キリスト教文化圏を連結させなければならないのです。分かりましたか?。

 キリスト教文化圏の中心はだれでしょうか?。第二次世界大戦後に、世界覇権をつかんだキリスト教の勝利の全体主管国家がアメリカです。アメリカさえ反対しなかったなら、統一教会に無条件に反対せず、梨花女子大だとか紹介していたなら、問題にならないというのです。アメリカと一つになっていたなら、アメリカが怨讐になりません。その時、アメリカが原理さえ受け入れれば、祝福を受けるようになっています。祝福を受け入れれば、世界が一つになるのです。ところが、反対したので、全部が怨讐になりました。

 日本の人とも、韓国の人とも怨讐です。アダムとエバが堕落してから怨讐になったのと同様に、日本と韓国は怨讐です。また、日本自体を見るとき、アメリカとも怨讐であり、韓国とも怨讐です。そうでないのはドイツです。ドイツはカインのやからです。ですから、日本を愛して、ドイツまで愛で包括しなければなりません。

  日本を通して世界に通じる道

 では、摂理から見るとき、英・米・仏の国が反対し、失ったので、これに代わって立てたのが何でしょうか?。サタンが一番好きだったものを、天が一番好むという条件を立てるのです。そうでなくては復帰ができません。サタンは英・米・仏をつかんだのです。エバ国家、アベル国家、カイン国家を中心として戦って、第二次世界大戦でサタンが負けました。

 ところが、英・米・仏が反対することによって、打ち勝ったという英・米・仏をサタンがしっかりとつかむのです。すり替えるというのです。ですから、英・米・仏を中心として連結させようとしたものを、反対することによって、サタン圏に移ったので、先生は反対の立場に行くのです。何もないというのです。復帰の基盤がありません。勝利の基盤を失ったと同じ立場にあるので、これを取り戻さなければならないのです。

 天はどこで探さなければならないでしょうか?。サタンはアメリカを中心として英国と一つになっています。上をサタンがつかんでいるので、サタンのしっぽを天がつかむのです。廃虚となった日本、廃虚となったドイツをつかむのです。何もありません。第二次世界大戦にサタンが使った最高の基準です。サタンが誇っていたものです。サタンは天のものをもったので、二つはもてません。それゆえ、あちらがカインの立場に立つと、残りのこちらはアベルの立場に選んで立てることができるのです。

 ですから、先生は国がありません。追われたのです。世界をすべて失ってしまいました。数千年間の神様の摂理を通して、英・米・仏を中心とした勝利圏というものを立てたのに、すべてを失ってしまったというのです。アダムとエバの家庭が堕落したのとは比較にならないのです。何の話か分かりますか?。

 神様がそのような膨大な被害を受けた、その価値を取り戻すために代わりに立てたのが日本です。先生も追われました。荒野に出て、求めるべき道は何かと言えば、英国の代わりに立てた日本です。ちょうど内容が同じです。

 日本文化というのは、英国の文化をもってきたものです。ちょうど同じです。イタリアのもの、ドイツのものをもってきたのです。法はイタリアのもの、軍隊はドイツのものと、西欧社会のキリスト教文化をすっかりもってきて、日本に立てたのです。こうして、アジアにおいて神様が摂理するものに反対できるようにして、アジアに対峙して、怨讐の国として立つのです。そうして、韓国を占領して、アジアを中心として、日本、サタン側のエバ国家を通して、一番近い韓半島を通して、中国と中東まで入っていくのです。神様の御旨がアジアに訪れることを知っているのです。

 ローマからキリスト教文明が始まって、血を流しながら反対の歴史路程を経てきて、峠を越えて、今、アジアに帰ってくるのです。もう、出会うべき時が来るのです。

 それゆえ、アメリカを中心としてアジアを求め、再び連合させることが起こるので、太平洋文明圏というものが現れるのです。アジア文明圏時代というものが現れるのです。ローマを中心として、教皇庁ができたのと同様に、ちょうどローマのような地形の半島がなければなりません。太平洋文化圏時代においてローマと同様の半島が韓国です。

 太平洋を中心として、防御線をつくっておいたものが日本だというのです。日本を見れば、北海道と本州と九州と四国、四つです。これは海に四つの島があるので、海峡は三つと同じなのです。そのように分かれています。

 それが何かというと、日本が韓国を包囲していますが、日本を通して世界に通じることのできる道が開かれているというのです。地中海はローマを中心として包囲されています。これは男性と女性が愛し合う関係とちょうど同じです。ですから、ここからポルトガルを中心として、英国との関係を中心として、海洋開拓時代が来るのです。海洋と連結されるので、海洋文化圏を中心として世界を制覇するのです。海の権限をもたなければ、世界を制覇できません。後には空中まで握らなければならないのです。アメリカはそのような神様の祝福を受けたのです。

 日本にあるこれらの島は島ではありますが、これは道です。復帰摂理で見れば、四系列を通じた三段階の御旨を立ててくるという意味もあるというのです。一人で母にはなれません。

 エバがアダムを何度殺したかといえば、エバはアダムを殺したし、それからイエスが来たとき、新婦になれずにイエスを殺してしまったし、再臨時代に来て、再臨主を受け入れられなかったことによって、殺してしまったのです。これは何を意味しているかというと、母になっても、世界的なすべての人類を消化し得る責任を果たさなければならないというのです。そのような分かれた愛を受け継いでおかなければならないというのです。何の話か分かりますか?。そのようにして、日本が韓国を保護するのです。
 それゆえ、摂理がそうです。韓国はみな、無力になりました。日本とアメリカはエバ国家と天使長国家です。彼らが韓国を保護しなければなりません。

 エバ国家とアメリカが怨讐です。ドイツも怨讐だというのです。また、先生とエバ国家が怨讐です。この四つの国が全部怨讐です。アメリカも怨讐です。このキリスト教の中心国家であるアメリカを失ってしまったので、サタンから再び取り戻そうとするには、イスラエルの国の権限をもたなければなりません。

 イスラエル国の韓国で二十年間蕩減復帰し、二十年間キリスト教文化圏世界にやって来て、苦難を受けながら連結させたものが四十年歴史だということを知らなければなりません。

 ですから、追い出された立場からアメリカで勝利の足場を築き、韓国で勝利の基盤を築いて、イスラエルの基盤の上にイエスを受け入れることのできる基盤をつくらなければならないというのです。再臨的実体がアメリカに来て、分かれたものを実体圏として一つにしなければならないというのです。

 アメリカに来て怨讐の国の王になることのできるその方が先生と一つになっていれば、アメリカ自体が一気に連結されるのです。そのようになったなら、先生の受難の道はありません。

 一九四五年から七年、一九五二年までキリスト教と一つになって、地上天国を築こうとしたというのです。祝福を完成しようとしたものが失われてしまったので、先生が再び取り戻してくるために、エバ国家が必要であり、アベル国家が必要であり、カイン国家が必要であり、アダム国家がなければなりません。韓国が先生と一つになればすべて終わるのです。

 世界の福が韓国に着地できる時代

 このような複雑な内容を話す時間がありません。簡単に話せば、先生が英・米・仏を中心として統一世界をなそうとしたのです。統一世界は家庭を中心として大転換するのです。家庭の種を完全に守って、その種の上に天の国を建国しようとしたのを失ってしまったので、先生が荒野へと追い出されました。

 そうして、再び上陸作戦をするためには、韓国の神霊的な人たち、霊界に通じる婦人たちを中心として連結されるのです。エバ国家を失ってしまったので、エバから直接収拾するのです。このようにして、上がるには学生たちを中心として幼子から教育するのです。幼稚園教育、小学校教育、このようにしていくのです。

 中高等学校の学生たちが統一教会を開拓したのです。統一教会の指導者たちは、弁当を食べて統一教会を開拓しました。大人たちは反対するのです。完全に怨讐です。おじいさんも母親も父親もお兄さんまで、三代が反対するのです。

 ですから、全部追い出されて、ご飯を食べさせてくれたのはアベル的なカインの息子・娘でした。彼らは飢えながら神様に侍ったのです。それがすべて復帰歴史です。若い青年たちがそのようにしたのです。十六歳前まではサタンが干渉できないのです。ですから、全国的にどこに行くにせよ、中高等学生たちが御言さえ聞けば、全部、火がつくようになっています。このようにして、貧しく暮らす教会の者たちに、中高等学生が弁当を持っていってあげて、それを食べて統一教会を発展させたというのです。

 摂理的な歴史は、そのような内容を通して連結されてきたのです。それゆえ、失ってしまったものを再び取り戻さなければならないので、先生が英・米・仏の代わりに選んで立てたのです。サタンが戦争で使って残った故障した武器と同じです。全部、病身になったのです。全部、灰の山になったその国を中心として摂理したのです。日本をエバ国家として選びました。悲惨なものです。その次にアメリカをアベル国家に立てました。

 なぜ、怨讐の国なのに、アメリカをアベル国家に立てたのでしょうか?。これを立てなければ、ユダヤ教とキリスト教が折れていきます。ユダヤ教は旧約時代であり、キリスト教のアメリカは新約時代なのです。完成の成約時代というのは、ユダヤ教とキリスト教、旧約、新約を土台としなければなりません。そうしてこそ、初めて完成するのです。それを外すことはできません。泣きながら、からしを食べたのと同じです。アメリカを再び生かさなければならないのです。ですから、アメリカに来て二十年間、そのみ業をしたのです。

 日本も怨讐です。ドイツも怨讐です。怨讐同士、やって来て、アメリカの解放圏を築いたのです。これは歴史にないことです。これを皆さんがよく知らなければなりません。

 人類歴史の中で、怨讐になった国同士、怨讐の中心国であるアメリカを救ってあげるために、新しい伝統文化の基盤を築くものが、アメリカに対する先生の二十余年の活動です。

 日本を英国の代わりに先生が選んだのです。英国自体は霊的なキリスト教の結実で、第二次世界大戦で枢軸国である日・独・伊に勝利したのです。イエスの体を失ってから二千年たって実ったのです。イエスの体を東洋を中心としてくっつけるのです。一つになったものを失ってしまったので、エバ国家は共産党だとか、民主世界を生み直さなければならないのです。

 日本はどのような犠牲を払ったとしても、自由世界においてはアメリカを失ってはなりません。ソ連を消化しなければならず、アメリカを消化しなければなりません。何をもって?。母親の愛です。

 日本はアメリカの恩恵をありがたく思わなければなりません。共産党はカインです。そうだと言って、日本自体が共産党を憎んではなりません。二つとも愛さなければなりません。アメリカを擁護して共産党を自然屈服させなければならないのが、エバ国家日本だということを知らなければなりません。その基盤を世界的に築こうとするので、再び生むみ業をするのです。祝福してすべて生むのです。

 南米はカトリック国家です。アメリカはアベルであり、南米はカイン国家です。これを一つにするために、ここに来てそのみ業をしたのです。今後、南北米の文化圏を一つにしなければならないのです。

 北米のプロテスタントが先生と一つになって、怨讐視してきた南米に入ってきて一つになる運動をするのです。これは一つになるようになっているというのです。反対するようになっていないのです。

 それゆえ、先生を中心としてユダヤ教を一つに、アメリカを中心としてプロテスタントを一つに、それから、南米を中心としてカトリックを合わせて、キリスト教文化圏が統一されるのです。これを一つにして世界の宗教圏と連結しようとするのです。

 今回の祝福はそれです。南北米のキリスト教文化圏が一つになって、その次には仏教圏と一つになって、三六〇万双から三六〇〇万双まで越えたというのです。それゆえ、宗教圏を連合したというのです。

 カイン・アベルが一つになりましたから、父母と一つになるのです。そうすれば、すべて終わるのです。ですから、摂理的に見るとき、家庭を中心として世界の峠を越えていくのです。

 今後、宗教世界が一つにさえなれば、世界が一つになるのです。目の前にすべて来ているというのです。ダイナマイト装置を仕掛けておいたので、ひもだけ連結しておいて、火がつきさえすれば、爆発するようになっているのです。以後の爆発作戦が三億六千万双のサタン血統断切すればすべて終わるのです。摂理史的複雑な内容がすべて終わることができるようになるのです。

 ですから、先生が一人になって、失ってしまったエバ国家を取り戻さなければならず、その次にはアベル国家を取り戻さなければならず、その次にはカイン国家を取り戻さなければならないのです。

 このような時に、韓国があのようになったというのです。反対していたことに対して蕩減を受けなければなりません。国が飛んでいかなければならないというのです。今からどのようにしなければならないのかと言えば、日本とアメリカとドイツが合わさって韓国を救ってあげなければ、この民主世界は、全部、飛んでいくのです。

 韓国を助ける運動をすれば、あらゆる世界の福が韓国に着地できる時代になります。日本だとか、アメリカだとか、ドイツも経済的に問題になるというのです。これを協助することによって、世界全体は、韓国を中心として先生と一つになることのできる時代、祖国光復とともに世界は統一世界になり、地上・天上天国である解放圏が訪れるのです。アーメン (「アーメン」)。




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。

奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵

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