January 24, 2024
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カテゴリ: 気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

放送が3回目となり、貴族たちの権力争いやそのための
動きなど、ドラマ開始前に私がイメージした以上に興味
深いネタがいろいろと出てくるこのドラマ。

この回は、今はまひろという名だけど後に紫式部となる
主人公の吉高由里子さんが、自分も上流貴族の世界に関わる
こととなって、少しずつ清濁併せ吞んで大人になっていく
変化を表す回だったのかなと思いました。

私が注目するのは源倫子を演じる黒木華さん。
この方は『真田丸』ではあまり印象がなく、『西郷どん』
では西郷隆盛の後妻の糸役では好印象を持ちました。

そしてこの『光る君へ』での倫子役。
この方、平安時代の装束や髪型がすごく似合いますね。
そして人物像も、学問ができるのかどうかはわからないけど、
利発で明るくて表面にはださない策略もありそうで、この先
夫を大出世させる陰の力になりそうな感じがします。
それを黒木さんがどう演じるのか、楽しみです。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


(永観2年(984)頃)市場で無実の者を助けるために、逆に放免(検非違使庁の
下級刑吏)たちに捕まって牢獄に入れられてしまった藤原道長(柄本佑さん)。
でも従者の百舌彦が道長の父で右大臣の藤原兼家(段田安則さん)に知らせたので、
すぐに釈放されました。
兼家は道長に、民の暮らしを知ると思い切った政ができないと叱り、入内した娘の
詮子(道長の姉)が帝から遠ざけられている今、身内が厄介事を起こせば藤原一族
だけでなく詮子が産んだ懐仁親王にまで傷がつくと、道長を厳しく叱りました。
怒って退室していく父・兼家の機嫌を取りなすよう詮子に頼んで自室に戻った道長
でしたが、あのとき市場でかばい合ったまひろのことが頭から離れませんでした。
それはまひろも同じで道長のことが気になって頭から離れませんでしたが、その夜
まひろの家にひそかに現れた見知らぬ男が道長の無事を知らせてくれました。



道長が内裏で宿直をしていたある夜、特に異変もなくて退屈で何か面白い話はないか
と考えていたら、藤原公任(町田啓太さん)が自分が女房や女官たちからもらってて
見ないままためてあった恋文を取り出しました。
早速、道長と公任と藤原斉信(金田哲さん)の3人で文の品定めです。
文字の美しさやその者の容姿などで好みを言い合い、女子に格別興味のない道長が
いつの間にか文をもらっていたり、気になる女子がいるならいっそ訪ねてしまえば
よいと公任が助言したり、3人であれこれ語り合っていました。
中でも斉信は左大臣・源雅信の娘の倫子に熱心に文を送ったりでご執心でした。



このところ帝(円融天皇)の体調がすぐれず、安倍晴明が邪気払いの祈祷をしても
いっこうに効き目はありませんでした。
蔵人頭の藤原実資(秋山竜次さん)は、帝のこの病気の様子は何かおかしいと疑い、
内侍所で倍膳の女房たちを取り調べると言いだしました。
実はこれは藤原道兼(玉置玲央さん)が父・兼家に命じられて、帝が病気になるよう
女房に食事に薬を入れさせていたためであり、実資の行動に道兼は肝を冷やしました。
道兼はすぐに父・兼家に報告、父は道兼に落ち着くよう言いました。
そして兼家は道兼に、帝の信任が厚い実資は味方にしておきたいから心して仕えよと、
また協力した女房はちゃんと丸め込んでおくよう命じました。



さてこちらは、父・兼家に従って藤原一族の立身出世を狙う長男・藤原道隆(井浦
新さん)とその妻の貴子(板谷由夏さん)です。
藤原詮子(吉田羊さん)が生んだ懐仁親王(石塚陸翔くん)に娘の定子(木村日鞠
ちゃん)をいずれ入内させるために、貴子は定子を厳しく教育していました。
一方で兼家に取り込まれた形となった安倍晴明は、帝のために祈祷をしつつ帝には
暗に譲位をほのめかす奏上(言う;皇族に対する絶対敬語)していました。
兼家は晴明の働きに褒美を取らせました。



病で気が弱っている帝は晴明からの奏上でますます気力が落ちていました。
そんな帝を蔵人頭の実資は、まだ譲位は早いと励ましていました。
その理由の一つに東宮の師貞親王(本郷奏多さん)のことがあり、東宮は幼い頃から
教育係の言うことは全く聞かずに自由奔放に育っていて、周囲から見えるその立ち居
振る舞いはとても次の天皇にはふさわしくないものでした。
帝には自分の唯一の血筋である懐仁親王を早く次の東宮にしておきたい思いはあれど、
師貞親王のことは悩みの種でした。
しかしその後で見舞いに来た兼家は、懐仁親王(自分の孫)を早く次の東宮に、それが
帝やこの国の願いだと、強く奏上していきました。



倍膳の女房たちを取り調べたことで、藤原実資は内侍所の女房たちからすっかり
嫌われてしまいました。
陰口どころか本人に聞こえるように非難ごうごう。
帝も回復しつつあり、女房たちの憤りの圧も耐え難いので、実資はこれは自分の思い
違いとして、取り調べをやめることにしました。
(女房たちが寄り集まって悪口を言うシーン、このドラマの楽しみになりそうです)



師貞親王に教育係として仕える藤原為時(岸谷五朗さん)は、雇い主の藤原兼家に、
近ごろの東宮は心を入れ替えたように勉学に励んでいる、これは自分の即位が近いと
覚悟ができたのでは、と喜んで報告していました。
しかしそう聞いて兼家が思ったことは、東宮が即位した後は(ライバルの)左大臣は
娘を入内させる気なのか、ということでした。
そこで為時は娘のまひろ(吉高由里子さん)を、自分の遠い親戚でもある左大臣家に
送り込んで、左大臣家の様子を調べさせようとしました。
父から謹慎を命じられて家から出られないけどこの日だけは外出を許すということで、
まひろは父の勧めに従うことにしました。



左大臣家に上がると、正室の穆子と一の姫の源倫子(黒木華さん)と倫子の教育係の
赤染衛門(凰稀かなめさん)、そして倫子の友人でやんごとなき(身分の高い)姫君
たちが集まっていました。
まひろは穆子から「遠い親戚の娘」と紹介を受けて仲間に入れてもらい、そこで早速
「偏つぎ」という遊びが始まりました。
姫君たちはみんな漢字が苦手で札がなかなか取れなくて、逆に漢字が得意なまひろは
夢中になって次々と札を取っていき、とうとう全部の札を取ってしまいました。
1回戦が終わり、友人の姫君たちは1枚の札も取れなくて面白くなさそうでしたが、
倫子はまひろの頭の良さを笑って褒めてくれました。
師の赤染衛門は、これからは女子でも漢詩が読めて漢文が書けなければいけないと
教え、姫君たちもみんな素直に明るく返事をしていました。



当時、姫たちは学びの中にはのどかな遊びもありましたが、上級貴族の子息たちは
勉学に励み、関白の屋敷では休日であっても学友たちが集まって、やがて国家を
率いてゆく者としての研さんを積んでいました。
この中には後に書で名をはせる藤原行成(渡辺大知さん)もいました。



左大臣家で思いがけずに楽しい時間を過ごして帰宅したまひろでしたが、父は
一の姫の倫子のことや姫が婿をとる話はなかったかと聞くばかりでした。
まひろは左大臣家を探ってくるよう父が兼家から頼まれたのだと察しました。
ただ、ここで以前のまひろなら間者の役目などしたくないと反発するのでしたが、
父の立場を悟ったのか、あるいは自分で何かを受け入れたのか。
まひろは自分から倫子のお気に入りになれるよう努めると父に言って退室したの
ですが、自室で一人になったときにひそかに涙しました。
そしてまた左大臣家に行く機会があり、まひろは姫君たちの気分を壊さないよう
気を付けていましたが、つい知識が出てしまうこともありました。



その帰り道、まひろは四条万里小路の辻でやっている散楽が見たくなり、お供の
乙丸と一緒に寄り道をしました。
その時、散楽見物をする輪の中に別々にいるまひろと道長を見つけた演者の男が
二人を引き合わせるかのような動きをし、まひろと道長は互いに気が付きました。
互いに歩み寄って近づく二人、そして面がとれた演者の男は、あの市場での騒動の
ときにまひろとぶつかったあの男でした。






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Last updated  January 24, 2024 02:18:13 PM


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