Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/12/04
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 以前、徳島県に約2年半暮らした僕。もう徳島を離れて5年以上の歳月が過ぎてしまったけれど、僕は、この地でかけがえのない友人をたくさん得た。僕にとっては、第二の故郷のような街。徳島

 去った後も僕は、最低年に一度は、徳島にお邪魔することにしている。さしたる用事があるわけではない。でも、懐かしい友人たちやバーテンダーや店主たちの顔を見たいがために、僕の足は自然と徳島へ向く( 写真左 =徳島のシンボル眉山(びざん)をバックに立つ「阿波踊り会館」。ここでは年中阿波踊りが楽しめます)。

 いつも2泊3日で行くことが多いのだが、残念ながら今回の週末(3~4日)の徳島行きは1泊だけ。でも今回は、懐かしい友人たちに加えて、ブログを通じて知り合った友人「きんちゃん」も、参加してくれました。刺身 at おらが大将

 友人らときんちゃんはお互い初対面だったが、そこは狭い徳島のこと。名前を挙げれば、出てくるわ出てくるわ、共通の知り合いが! きんちゃんのよく行くBarのマスターは、僕が徳島時代によくお邪魔したライブBarのママ(僕のジャズ・ピアノの先生でもありました)と高校の同級生だったり、ほんとに世間は狭い。

 さて、今回の徳島ツアー(?)のスタートは、市内籠屋町にある「おらが大将」という比較的新しい居酒屋さん。徳島と言えば、やはり新鮮な海の幸が最高。まず、シマアジ&活けタコ、サーモンの刺身の盛り合わせを注文。サーモンはもちろん徳島近海では採れないけれど、極上の脂のノリで、いきなり幸せな気分( 写真右 =「おらが大将」で頂いた刺身盛り。脂が乗って美味!)。キンキの一夜干し

 飲み物は、生ビール&麦焼酎(長崎産、同じくブログ仲間のHNと同じ「カピタン」という名前でした)。焼酎はボトルで開けながら、白子の天ぷら、鉄火巻き&ウナきゅう巻き(この居酒屋さんはカウンターでお寿司も食べられます)、キンキの一夜干し( 写真左 )、カキフライ、鳥貝の酢味噌……、と次々と胃袋へ。

 さて、2軒目は、最近の僕の定番コース。栄町のジャズBar「C」。嬉しいことに、僕らはこの夜の一番乗りの客。と言うことで、最初の1時間ほどは貸し切り状態で、友人のKさんや、きんちゃんと一緒に歌伴のセッション。友人はお得意の「Song For You」に加えて、「Your Song」も歌ってくれました。再会atCABIN

 きんちゃんは「Love Me Tender」「Our House」を熱唱してくれました(僕の準備不足のせいで、今回は歌伴できなかったスティービー・ワンダーの「A Place In The Sun」は、他にリクエストされた曲も含めて、練習しておきますので、次回絶対やりましょうー!)( 写真右 =今回の集ったメンバーでの記念写真でーす)。

 「C」のマスターとは5月の友人の結婚式以来だったが、びっくりしたのが、元々ピアニストなのに、最近はウッド・ベースを熱心に練習しているマスターの上達ぶり。この日もギター&ドラムとトリオで数曲演奏してくれたが、アドリブまで結構自在にこなして、僕はただ感心することしきり。やはりピアノの才能がある人はベースも器用にこなすんだ。At Cabin

 「C」を後にした僕は、もう1軒の懐かしい顔を見に行くために、秋田町の「B・G」という店へ。ここは以前、同じ秋田町で「S」というジャズのライブハウスをやっていたママが去年、新しく開いたライブBar。Barと言っても、カラオケもできるカジュアルなBarで、ピアニストの生演奏での歌伴もOK( 写真左 =「C」のマスター=中央=は今やベーシストでも有名!)。

 ママは20年もやっていた「S」をこの夏、突然閉めてしまった。「あんなにはやっていたのに、なぜ?」と理由が分からず(すぐ電話したけれど、ママはあまり詳しい事情は語らなかったし、僕も突っ込んでは尋ねなかった)、悩んだ僕だったが、この夜、来年の1月にまた別の場所で、「S」を再開させるという話を聞かされて、とても嬉しかった。突然の閉店の理由は「ビルの配管設備をめぐる問題」ということで、安心した。徳島ラーメン「東大」

 さて、「B・G」に着いたばかりの僕らだったが、ビールを一杯飲んだ後、小腹もすいていたので、徳島ラーメンを味わいに行こうという展開になった。僕は、「B・G」で、僕のピアノの先生だったTさんと再会するつもりだったので、大きな荷物だけ置いて、「後でまた戻ってくるから」とママに言い残して、いったん店を出た。

 きんちゃんが案内してくれたのは歩いて数分のところにある、「東大」という変わった名前のラーメン屋さん( 写真右 )。人気店らしく、すでに5人ほどが並んでいる。東大の中華そばこの日は全国的に冷え込んだので、徳島でも夜は寒~い。しかし、美味しいラーメンにたどり着くには、ここは待つしかない。寒風の中、店の前で待つこと10数分。ようやく店内へ。

 僕らは、とりあえず定番の「中華そば」(500円= 写真右 )を頼む。そしてビール2本も忘れずに。味は徳島ラーメン独特の濃厚な味わい。生タマゴを1個入れるのが通の食べ方らしいので、僕も真似をする。確かに、生タマゴを入れて混ぜた方がスープがマイルドになってより美味しくなる。でも、カロリーは高そう!干物のお土産

 さて、ラーメン屋さんを最後に、Kさん、Oさん、きんちゃんとはお別れし、僕はカピタンさんと一緒にもう1軒、彼のおすすめというBar「N」へ。最近オープンしたBarだが、徳島の本格Barの1軒、「Long Bar」出身のFさんの所作はしっかりしている。ビルの9階とあって、夜景も綺麗に見える。僕はボウモアのストレートを、彼はジュラのロックを頼んで、この夜、最後の乾杯!( 写真左 =カピタンさんから自家製の魚の干物をお土産に頂きました。ありがとー!)

 「N」の後、カピタンさんともお別れし、僕は1人で先ほど中座した「B・G」へ戻る。すると、すでに僕のピアノの先生だったTさんが来てくれていた。5月に来た際は、あまり話もできなかったので、久しぶりの再会が嬉しい。Bar 鴻

 「何か1曲歌ってよー」と言われて、Tさんの伴奏で歌ったのは、「ハナミズキ」と「少年時代」。当たり前だけれど、プロのTさんは、こちらの呼吸にうまく合わせてくれて、とても歌いやすい。この後、「お客さんでビリー・ジョエルが好きな人がいるので…」とリクエストされて、僕が1人で「New York State Of Mind」を弾き語り。

 そんなこんなで夜も更けていき、もう午前2時。自転車のTさんを途中まで送って、お互いまたの再会を約束してお別れ。これでホテルにまっすぐ帰ればいいものを、帰り道のビルに「Bar鴻(こうの)」( 写真右 )の看板の電気がまだ付いていることを発見。久しぶりにオーナーの鴻野さんの顔を見たくなり、閉店(一応、午前3時だそうです)まで1時間ほどお邪魔した。定番お土産3点セット

 鴻野さんとは、この夏の阿波踊りの際、大阪のバーテンダーで、僕も仲のいいMさん、Hさん、Sさんらを招いて飲み歩いた話で盛り上がる。昔からそうだったが、実に爽やかで、気さくな人柄。

 おそらくは今後、徳島のバーテンダーの世界で中心的な存在になっていくのだろうと僕は確信する( 写真左 =鳴門の糸ワカメ、スダチ、小松島の竹ちくわ。僕の「定番・お土産3点セット」は今回も買って帰りました)。

 ホテルにたどり着くと3時を過ぎていた。すぐに死んだように眠りに陥ってしまった僕。今回も楽しい、素敵な思い出をいっぱい作ってくれた徳島の夜。いつ来てもあったかいこの街に、もう一度「ありがとう」を言おう。次回は、いつ来られるかなぁ…。

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Last updated  2005/12/04 05:53:11 PM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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