Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2007/10/13
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 スコットランド滞在3日目の24日(月)。いよいよ今回の旅の(僕にとっては)メーンイベント、アイラ島へ旅立つ日だ。午前5時、エジンバラの夜はまだ明けていない。空は真っ暗、天気は雨模様。眠い目をこすりながら起きて、旅支度を調える。早朝のエジンバラ・ウェーバリー駅

 朝が早すぎるのでホテルの朝食はパス。温かい紅茶を1杯だけ胃袋に流し込む(「紅茶文化の国」の英国は、ホテルの部屋に必ず湯沸かしポットが付いているのが嬉しい)。

 5時半すぎにエジンバラのウェーバリー駅( 写真左 )へ向かう。ホテルからは徒歩数分とめちゃ近い。駅に向かう朝の通勤客もちらほら見える。始発の特急は5時52分発。切符は前日のうちに買っておいたので安心。

 ウェーバリー駅の構内には軽い軽食をテイクアウトできる店もあるが、聞けばほとんどが6時開店とか。あきらめてホームを確認し、列車まで向かう。グラスゴーまでは約50分の旅。グラスゴーは終点だから乗り過ごすこ心配はない。一眠りしている間に、「まもなくグラスゴー・クイーンストリート駅に到着です」というアナウンスがあった。グラスゴー行き特急

 昔、アメリカで列車に乗った時は、発車ベルも「次は***」という案内放送もまったくなく、なんと不親切な国だろうとあきれたことがあったが、今回は小さい音ながら一応発車の合図はあったし、駅名の案内放送があった(スコットランドなまりの英語だが、真剣に聴いていればなんとか分かる)。( 写真右 =僕らの乗ったグラスゴー行き特急)

 グラスゴーには予定より早く6時45分頃到着。早速タクシー乗り場へ向かう。ようやく夜が明け始めて少し明るくなってきた。アイラ行きの飛行機は8時半離陸。7時半までに空港に着けばいい。空港までは20分ほどと聞いているので、十分間に合うと思っていた。

 駅のタクシー乗り場には1人先客がいて、僕らは2番目。しかし先客が乗った後、なかなか次の1台が来ない。待てど暮らせど来ない。時間は刻々と経ってゆく。やばい…少々焦り始める僕。ようやく7時5分頃、2台目のタクシーが来てホッと一安心。俊輔グッズ

 年配の運転手は、僕らが若干あせっているのを感じ取ってくれたのか少し飛ばして、わずか15分ほどでグラスゴー国際空港まで送ってくれた。7時20分過ぎ、僕らはただちにBA(英国航空)のカウンターでチェックイン。

 機内持ち込みのカバンだけという身軽な格好だったので、チェックインはすぐ済んだ。とりあえず何か昼飯を食べようと、空港ターミナル内のサンドイッチ屋で腹ごしらえ。

 するとサンドイッチ屋のそばに、あの「セルティック」のオフィシャルグッズ・ショップがあるではないか。早速僕らは時間を惜しんで、あれこれお土産用の小物を買い込む。だが、僕らの目当ての俊輔グッズは品切れなのか、探してもほとんどない( 写真左 =俊輔グッズはなぜか葉書しかなかった)。アイラ島行きのプロペラ機

 グラスゴーで絶大な人気がある俊輔なのに、なぜグッズの品揃えがこんなに悪いのか。これも国民性か。愛想のない若い店員に「日本からわざわざ来たのに、もうちょっとちゃんと揃えておけよ」と心の中で悪態を付いて、もうあまり時間もないので出発者用セキュリティ・ゲートへ。

 ことし爆弾テロがあったばかりグラスゴー空港ということで、機内持ち込みのチェックは厳しいと覚悟していたのだが、X線検査をクリアしたら、後はカバンを開けさせられることもなかった。

 それにしても、やはり朝イチのアイラ島行きの飛行機に乗るには、エジンバラ前泊は、綱渡り過ぎてキツい。今回は幸いなんとかうまくいったが、どこかの計画(ダイヤなど)が狂ったら、飛行機に乗り遅れてしまう。次回アイラへ行く時はグラスゴー前泊にしたい。アイラ空港ターミナル

 さて、アイラ行きの飛行機はBAが窓口となっているが、実際はローガン・エアというローカル航空会社が運航している。機体はスェーデン製のサーブで、34人乗りのプロペラ機( 写真右上 )。しかし乗客はわずか8人。これではロンドンからの直行便就航は採算的に無理かなぁという感じ。

 午前8時35分すぎ、飛行機は定刻から約5分遅れで離陸。「ほんとにすごく揺れるからねー」と事前に聞いていたので、覚悟はしていたが、上下左右に揺れる、揺れる。雨が降ったり止んだり、風も結構強い悪天候。でも、乗務員は「スコットランドではこんな天気は普通よ」とでも言いたげで、平然としている。

 しかし、飛行時間は40分ほど。驚いているヒマもないくらいの時間で到着し、ついに憧れのアイラ島の土を踏む。アイラ空港( 写真左上 =空港のターミナルビル)は驚くほど小さい、田舎の空港っていう雰囲気。周りにもほとんど家はなく、牧草地の中に空港がポツンと存在している。レンタカー

 僕らは早速、空港ビル(と言ってもコンクリートの平屋だが)の前にある、島で唯一のレンタカー会社(日本で事前にFAXで予約しておいた)を訪ねるが、事務所らしきものがない。仕方なく空港ビルのロビーにもう一度戻ってみると、若い女性が「ミスター****?」と声をかけてきた。

 予約確認のFAXを見せると、国際免許証をチェックされ、クレジット・カードの番号を控えられた(念のために、日本の免許証も見せたが、係の女性は「(日本の免許証は)別に必要ない」と一言)。さらに、心臓病になったことがあるか?過去3年間に交通事故を起こしたことは?免許を取って何年か?などの簡単な質問も受けた。

 料金は1日35ポンド+返却時のガソリン代(満タンにして返す)。決済はVISAカードである(JCBはダメと言われた)。車種は、「できればオートマチック車で」と事前に頼んでおいた通り、オートマの日産車。しかも右ハンドルだから安心だ( 写真右 =写真を撮ったのは泊まったホテル「ハーバー・イン」の前です)。最後にキーを渡され、いよいよ島の中心地ボウモアへ向けて出発!

 ◆英国への旅:アイラ島編(2)へ続く。

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Last updated  2007/10/19 05:54:24 PM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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