ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 1, 2009
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「ビリー、The Kid」

 晩秋のニューヨークの街を歩いててふと思った。どんより曇り空、枯葉の舞うセントラルパーク。この場面、なんかの映画で見たことある……。
 ニューヨークを舞台にした映画は無数にあるけれども、自分にとっての上位三作に確実に入る作品「クレイマー・クレイマー」。

 原題どおり、ミスターKramerとミセスKramerの話(クレームつける人claimerぢゃなく)。離婚にあたり一人息子の養育権をめぐって裁判でご対決。

 夫婦(めおと)を演じたダスティン・ホフマンとメリル・ストリープは超名演なのだけども、なんといっても息子のビリー少年を演じた子役が上手かった。
 この子のおかげで、この映画が封切られた後しばらくは、産まれた男の子に「ビリー」と名づける親がプチ続出したのだとか。

 今年はこの映画が公開されて30周年だそうで、ネットで久しぶりにチラッと鑑賞してみたけれど、軽いデジャブ。懐かしいどころか、今の映画として観てもあまり違和感ない。
 まずニューヨークの街並みが全然変わってない。建物もそうだし、郵便ポストの色も形も。通りを走る黄色のタクシーもほとんど同じ。
 そして人びとの服装や髪型もいい感じ。流行は30年で一周したかも。

 仕事と育児の両立、女性の自立、育児放棄。人間同士のかなり複雑な心理戦が繰り広げられてる都会の喧騒を背景に、ビバルディのマンドリン協奏曲がノーテンキにちゃかちゃかと流れるのもいい。

 この映画、お見事すぎる。

 ちなみに、フレンチトーストを作る場面が出てくる。ニューヨークらしい狭い台所。
 映画の最初のほう、 妻が家出した後の父子だけでの初めての朝食 。そして映画の最後、 父子での最後の朝食 。たぶん映画史に残る名場面かも。
 ってゆーか、フレンチトーストを作るたびにこの映画を思い出すって人は絶対に多いはず。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Dec 4, 2009 08:13:04 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: