ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 20, 2010
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カテゴリ: 映画、テレビ
映画: まごころを君に Charly(1968年アメリカ)


「二十日鼠と人間と」

 過去にDVDで観た映画の感想。
 ダニエル・キイスの小説「アルジャーノンに花束を」を原作とした二つの作品。以前に無理して英語の原文のまま読もうとして挫折したという、自分にとっての因縁の小説でもあり。
 しかも、キイス氏って、なんとなくJ.D.サリンジャー(←ライ麦畑でつかまえての作者)とごっちゃになってて、最近亡くなったんだっけ?と混乱してるワタクシ。不謹慎。

 というわけで、アメリカ文学のことは全然詳しくないし、小説の内容もイマイチ細部まで理解できてないくせして、例によって映像のチカラを拝借して知ったかぶりさせていただきたく。

 知能障害を持つ男性チャーリーが、手術によって天才になる話。動物実験により既に天才化に成功したネズミのアルジャーノン君とともに、しばらくはチヤホヤされて世間の注目を集めるものの、その後急速に脳が衰えてしまう。

 映画化にあたって、特に1968年版では映像的にかなり大胆な試みがなされていた。映画がカラー化して業界が盛り上がってた時代ということもあってか、画面を分割したりして不気味な映像も満載。

 チャーリー役の主演役者に関しては、68年版(クリフ・ロバートソン)、2000年版(マシュー・モディーン)両氏ともに名演。
 ちなみに、この映画はむしろ担当教師役のおねーさんのほうが難役かとも思う。

 「アルジャーノンに花束を」っていう日本語もお見事。七五調ゆえ、昭和のかほりも漂ふ。
 映画を観てて気づいたこと。ネズミの名前Algernonは、最初の音に強拍が来て、一瞬で発音されてしまう( ゥジャナン!)。ちょっと誤算。

 あと、どうやら日本では「まごころを君に」という甘ったるい邦題で公開されたらしい。68年版のSFっぽい手法での映像づくりと相反してしまうものの。






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最終更新日  Mar 21, 2010 04:43:07 AM
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Re:映画: アルジャーノンに花束を Flowers for Algernon(2000年アメリカ/カナダ)(03/20)  
LimeGreen  さん
2000年版を知らなかったです。わー見てみたい。68年版映画のCharlyは見ましたが、本を読んじゃってから見ると、ちょっと不満が残りました。後、Mentally Retardationの描写がやっぱり古臭いStereotypingなところがあって、違和感があるんですよね…。

Flowers for AlgernonもThe Cathcher in the RyeもClockwork OrangesもJonathan Livingston Seagullも日本で原文で買い求めて読みました。どうしても翻訳だとトーンとヴォイスが失われていると思ったのです(それぞれ皆さん全然悪い翻訳ではなかったのですが)。
(Mar 21, 2010 05:41:39 AM)

Re[1]:映画: アルジャーノンに花束を Flowers for Algernon(2000年アメリカ/カナダ)(03/20)  
LimeGreenさん

>2000年版を知らなかったです。わー見てみたい。68年版映画のCharlyは見ましたが、本を読んじゃってから見ると、ちょっと不満が残りました。

ぼくは、主人公が教師の女性に恋愛感情を抱き始め、教師もそれに応えていくという展開が原作ではどうだったのかがいまいちわからず、映画では(双方とも)中途ハンパな描き方がされてるような気がして、いまだにナゾ。

かといって、いまさら小説を読み直す気力もなく(笑)。

>Flowers for AlgernonもThe Cathcher in the RyeもClockwork OrangesもJonathan Livingston Seagullも日本で原文で買い求めて読みました。

おぉっ、オレンジやジョナサンまでも? 文学少女さんでいらっしゃるんですね。
ぼくの場合、最後に原文のまま英語で読み通した小説は何だった思い出せません……。えーと、Who Moved My Cheese?(笑)。←小説ぢゃないっつーの
(Mar 21, 2010 06:03:23 AM)

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