ピカルディの三度。～T.H.の音楽日誌/映画日誌（米国発）

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Nov 13, 2021

本番：チャイコ５番、スペイン奇想曲ほか（Ｌオケ）

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カテゴリ：音楽（クラシック）

＜曲目＞
　リムスキーコルサコフ：歌劇「ムラダ」より「貴族たちの行進」
　リムスキーコルサコフ：スペイン奇想曲
　チャイコフスキー：交響曲第５番

　昨日今日と二回公演でした。ぼくは第二バイオリンの第二プルト表、隣はジョシュアさん。
　この演奏会のお題は「ロシア」、でもスペイン系の音楽もあって、弾くほうも聴くほうも楽しめる選曲ではなかったかと。両日ともかなりのお客様がいらっしゃってくださいました。彼らもぼくらもマスク着用。

　ちなみに久しぶりの有観客本番で気づいたこと。みんなしてマスクをお召しになっているため、会場が全体的に静か。演奏中や楽章間に、以前だったら気になるような咳やくしゃみ、私語、いびき、鼻水すすり、嗚咽、雄たけびなどが、マスクのおかげで会場に響き渡らずに済む。いーかんじ。

　とりわけぼくとしては、大人数で一斉に弾く悦びを何年かぶりで再体験でき興奮しちゃいました。こってりチャイコだったからというのもあるでしょう。やっぱし音楽はナマに限ります。

　チャイコフスキーといえば、今年は（今年も）ぼくは「胡桃割り人形」を弾く予定はなし。毎年共演している舞踏団さんは、公演そのものは敢行するそうですが、生オケではなくカラオケに合わせて踊るとのこと。
　もともと閉所恐怖症ぎみのぼくといたしましては、あの狭くて暗いオケピットに籠って弾くのは（感染症流行前ですら）息苦しく感じられたものだったけれど、本番がないとなるとそれはそれで寂しい。

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