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YUKO.

YUKO.

2013.01.28
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カテゴリ: 思ったこと
昨日TVを見ていたら、

壇蜜さんが出ていた。

以前葬儀関係の学校に行っていたとか。

芸名の由来も、仏壇の「壇」と、お供え物の「蜜」からとか。


なかなか仕事が無い昨今、

葬儀屋さんの仕事だけは残っていたりする。

やっぱり避けたい仕事なのかもしれない。


昨年、父が亡くなって葬式をしたときに衝撃的な儀式があった。

「湯灌(ゆかん)の儀」

父は亡くなると病院から家の前を経由し、家の庭を見せたあと、葬儀場の「冷蔵庫」に入ってもらった。

家に帰してあげないなんて可哀そうだと、近所の方に言われたけど、

母も私も疲れていて、家でバタバタと支度をする気力がなかった。

それに母は魂の抜けた父の遺体を異常に怖がって側に寄りたがらないし。


冷蔵庫に入った父はお葬式の時まで生きているように綺麗だった。

日数がたつと、ご遺体の顔が崩れてくるなんて聞いた事があるが父はとても綺麗だった。


お通夜の前に、「湯灌の儀」があった。

家族が立ち会うなんて知らなかったが、立ち会ってみると衝撃的だった。

要は遺体を洗い清め、髪を整え、お化粧をほどこすのであるが、

本当に「儀式をとり行う」という感じだった。


これから「湯灌の儀を始めさせていただきます」と3人の黒い服をきて黒のエプロンをつけた女性(若い)

が整列して挨拶をした。湯灌師と呼ばれる方々。


遺体に大きなタオルをかけ、女性たちはその中に手を入れてお湯で遺体の身体を洗っていく。

遺族に肌が見えないように気を使って。

洗う部位が変るたび、モノモノしく挨拶をして、

髪も手も足も、綺麗に洗ってくれた。

冷蔵庫に入っていた遺体。

素手で洗う彼女たちはどんな気持ちなのだろう・・・と思いながら見ていた。

最後に遺族一人一人が身体を少し拭く。

温かなお湯で若い女性たちに清められ、父も幸せそうだった。

15分から20分ぐらいかかっただろうか。

「これで湯灌の儀を終わります」とその儀式は終わった。


私たちが去った後、父は身なりを整えてもらい、お化粧されて戻ってきた。

生きているときよりも血色が良くてイキイキしていた。

ご近所の方や親戚にも「綺麗な顔だね~」と言われた。。


この儀式と身支度で、15万ほど費用が掛かったが、それだけの価値があるかもしれない。


その後、葬儀社の担当の方に聞いたところによると、

「湯灌」の女性たち、お給料はいいが長くは勤めないとのこと。

ある程度稼いだら辞めてしまうらしい。

決して綺麗なご遺体ばかりでも無いはずですし、長くは続けたくないだろうなと思った。

でも、私が亡くなった時は「湯灌」だけはお願いしたい。

冷蔵庫に入れてもらって、綺麗にしてもらってあの世に旅立ちたいな。



湯灌の儀の動画を発見!

こんな感じです。父の時はもう少し丁寧だった。





「おくりびと」

厳かな雰囲気と、独特の手さばきはこの「おくりびと」の雰囲気に似ていた。


[DVD] おくりびと

楽天市場で納棺についての本を探す。












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最終更新日  2017.11.26 04:14:17
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