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歌謡曲は兎も角、その当時の音楽界には、アメリカナイズなメロディとして、兄貴どもの影響でかなりませていたH氏の耳にジャズが心地良かった。

昭和20年代初期、日本人の歌手では 江利ちえみ
が、ローマ字読み風な唄い方で TENNESSYE WALTZ やTOO YOUNG 等唄い
雪村いづみ
が 廻らぬ口で I LEFT MY HEART IN SAN FARANCISCO(想い出のサンフランシスコ ) The River of Return( 帰らざる河) 等を歌っていた。
(極々最近まで、 美空ひばり や 裕次郎 もののメロディ は余り好きになれなかったが、今では年の功か、惹かれるものがあり、楽譜を 紐解いては 「リンゴ追分」や「夜霧よ今夜も有難う」位は弾いている。)
H氏は、勿論、原語が判って聞いていた訳ではないが、米軍放送 特に Voice of Okinawa
(ヴォィス オブ オケナワ
・・と聞こえた・・) からの
雑音混じりのwaveのかかった 電波から流れてくるメロディは 旧式ラジオからとは云え、魅力だった。
曲名等、どうせ後から判った訳だが、 グレンミラー楽団
の MOONLIGHT SERENADE 、 IN THE MOOD、 SING SING SING、
ST.LOUIS BLUES 、 SENTIMENTAL JOURNEY、 SIDE BY SIDE etc や Last number songとして STARDUSTは最高だった。
ジェームス・スチュアート
と、 ジューン・アリスン
主演の グレン・ミラー物語
も、映画館やテレビで何度もみたが、本物の雰囲気そっくりの俳優のジェームス・スチュアートのグレン、
まさにピッタリだと思うし、トロンボーンを吹くあの様子も、何度見ても、本物がどちらだったのか判らぬような感じがしてくる。
ラストシーン近くで、飛行機事故で亡くなった後も ジューン・アリスン
の演じる夫人にラジオを通じて流れるミラーサウンドは、思いだすだに、しびれてくる・・
ギターを若い頃から爪弾いていた関係で、簡単な楽譜程度は読める現在、
かろうじてマイナー伴奏で弾ける手慰みの我流ピアノで、そんな昭和20年代の音楽を弾いていると、心根はやはり初期に聴いた時のときめきが蘇ってくる。
John Lennon & Paul McCartney のYESTERDAY、HEY JUDE 、映画音楽のFASCINATION ,MOON RIVER 、THE WAY WE WERE、THE SOUND OF MUSIC、WHERE DO I BEGIN 等や J.Bettys & Carpenter の YESTERDAY ONCE MORE やTOP OF THE WORLD 等が好きになって弾くようになったのは、ずっと 後の印象からで・・・
早朝ゴルフから早めに帰った土日か祭日しか弾かないが、偶に、ご近所のお年寄りを意識して、歌謡曲オンリーの日もあったり、フォーク中心の日もあるが、
概ね、POPSや映画音楽を主にして、最初は MOONLIGHT SERENADE を弾き、ピアノの蓋を閉じる夕方7時の最後の曲は大体 STARDUST と決めている。
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