2005年01月08日
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というのを見ました。

駅前のホテルのラウンジで、私は久しぶりに彼に
会いました。
というか、同じ空間に彼がいる事に気付きました。
時々聞こえてくる彼の声を耳にしながら、
自分のテーブルに灯るろうそくが消えたら、暗闇に紛れて
そっと彼のほうを見ようと、私は長い時間そこで
過ごしました。
そしてろうそくが消えた時・・・すでに夜が明けようとし、
空は白みはじめていました。
私は一旦は彼のそばを素通りしましたが、また
戻ってきて彼と話をしました。
彼と話しながら、彼が、私のことを覚えては
いるけれど、私に全然興味がない事を感じて
すごく悲しくなりました。

夢自体はほとんど99%フィクションで、
彼がしてくれた仕事の話も現実とは無関係であれば
私が夢の中でふと思い出した小説の一節さえも
まったく読んだことのない小説だったのに、
哀しみの感情だけは不思議なほどありありと現実のものでした。

目が覚めてしばらく哀しみの中に佇んでいると、
静かに階段を昇る足音が聞こえました。
無意識に、次に続く筈の鍵を鍵穴に差し込んでガチャリと
まわす音――もしくはポストに物を差し入れる時の
こすれる音――を待ち構えましたが、いっときの静寂の後、
足音は、来た時と同じように静かに階段を下りていきました。
枕もとの携帯電話を見ると4:09・・・

なんだったんだろう。





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最終更新日  2005年01月08日 16時43分48秒


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