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October 9, 2010
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カテゴリ: 思わず納得!



 ところで、ザック監督就任後、私は彼の指導法というか指導方針について報道されたものを読みながら、なるほど合理的でよいなあと感心しておったのでございます。

各種報道を総合すると、ザック監督の指導方針というのは、

(1)体を常に相手ボールに向ける
(2)体の後ろに出されたボールは、後ろの選手に任せて無視する
(3)2人1組でボールを持つ相手に1メートルの距離まで体を寄せる
(4)横パス中心の日本サッカーを、シンプルな縦パス志向に切り替える

 というもの(らしい)。イタリア流の、圧力はかけるけれども、守備のバランスを崩すほどには深追いはしない、そんな守りの基礎を作り上げた上で、攻撃の方はシンプルに、手数をかけずにゴールへ切り込ませる。ね、方針がしっかり定まっていて、スッキリしているじゃないですか。

 そして喫緊のアルゼンチン戦に関しては、

(1)メッシではなく、メッシにパスを出す選手を徹底マーク
(2)それでもメッシにボールが渡ったら、3人がかりでメッシの動きを封じる

 という方針でメッシ対策も万全。

 で、このようなザック監督の指導の様子を仄聞しながら、この人が采配するとなると、ひょっとして今度のアルゼンチン戦もちょっと期待できるんじゃないの? と思っていた私。しかし、「専門家」の方々は、私と同じように感じている人たちばかりではなかったみたいで。

 例えば夕刊フジの久保武司氏は、ザック監督の采配に次のような疑問を提示しておりました。曰く・・・




 連日の非公開練習でザッケローニ監督がまず着手したのが守備の強化。徹底したのは、DF陣への「ゾーンプレス」だった。しかし、これは1995年から2年間、日本代表を指揮した加茂周監督が好んで使った戦術。(中略)

 イタリアでは「過去の人」と呼ばれているザッケローニ監督。その理由が、20年近く前にはやったこの戦術に固執している点にある。(中略)

 ちなみに加茂ジャパンは就任2戦目がアルゼンチン戦(95年1月8日)で、1-5で完敗した。当時主流だったゾーンプレスを旗印にしたまではよかったが「世界との差がありすぎる」と加茂監督も認めざるをなかった。

 あすのアルゼンチン戦も「95年惨敗の再現」になる可能性が高い。というのも、ザッケローニ監督からゾーンプレスの指示を受けたDF陣のうち、イタリアで売り出し中の長友(チェゼーナ)でさえ「ゾーンプレスというのはやったことがない」と苦笑いするほど戸惑いをみせているからだ。15年前もおそるおそるゾーンプレスを仕掛ける日本DF陣の合間をかいくぐり、アルゼンチンの攻撃陣はゴールラッシュした。

 「相手を恐れる必要は全くない。尊敬はしなくてはいけないが」とザッケローニ監督。いずれにせよザックジャパンのスタートは、失敗に終わった95年の加茂ジャパンとうり二つである。 (夕刊フジ編集委員・久保武司)




 久保氏の記事全文は以下のサイトで見ることができます。

久保氏の記事全文


 し・か・し・な・が・ら。蓋を開けたら、どうやら久保氏の予想はまったく当たらなかったようで、ザック監督の采配はものの見事に機能。今まで一度も勝てなかった世界ランク5位のチームに対して完封勝利したではないですか。

 ひゃー、久保さん、「失敗に終わった95年の加茂ジャパンとうり二つである」なんて言っちゃって、恥ずかしい~! ま、こうなった以上、ここはひとつ兜を脱いで、一言くらい、ザック監督に謝っておいた方がいいんじゃないんですかい?

 とにかく、ごく短期間の指導にしてこれだけの歴史的快挙を挙げたザッケローニ監督。その手腕に、大いに期待したい「にわかサッカーファン」の私なのであります。





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Last updated  October 10, 2010 12:16:49 AM
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