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February 12, 2016
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カテゴリ: 教授の雑感
 今日、研究室で作業をしていたら、ドイツ人の同僚のM先生がやってきまして。「釈迦楽先生、日本語の質問が」と。

 M先生は語学の天才で、ラテン語を含めて7カ国語くらいできるし、なにしろ専門が『源氏物語』ですから、日本語も日本人以上にできる。その先生に分らない日本語なんてあるの?

 M先生が見せてくれたのは、A先生からのメールの文章だったのですが、その内容はA先生が担当するはずだった委員会の仕事を、B先生に代りにやってもらうことになった、という報告。

 で、そこにはこう書いてあった:「ご相談した結果、B先生に委員会の仕事をお引き受けいただければ都合がいいのではないか、ということになりました」。

 で、M先生の質問は、「結局、B先生は委員会の仕事を引き受けたのですか、引き受けなかったのですか?」ということでありまして。

 そこで私が、「いや、引き受けたんじゃないの? この文面を見る限り」とお答えすると、M先生曰く、「でも私には、これは単に条件を言っているようにしか見えないのですが。『もしB先生が引き受けてくれるのなら都合がいいが、そうでなければ都合が悪い』と言っているのではないのですか?」と。

 つまりM先生からすれば、この文章から、B先生が委員会の仕事を引き受けた、という結論が導き出せないというのですな。

 うーむ。そうか。そう言えば、そうかもね。厳密に言えば。

 で、私が笑って、「いや、日本人的には、これでB先生が引き受けたってことになるのよ」というと、M先生は「Why Japanese people?!」って言いながら去って行きました。


 ドイツ人(ドイツ語)の厳密さと日本人(日本語)の曖昧さ。これがお国柄ってことなんですかね・・・。





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Last updated  February 12, 2016 10:22:19 PM
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