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November 8, 2018
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カテゴリ: 教授の雑感
来年度の授業をどうするか、そろそろ決める時期なんですけれども、教務委員の先生から「教育関係のオムニバス講義を一回分(90分)だけやってくれませんか?」ってなご依頼を受けまして。

 教育関係の授業? ワタクシに? わたしゃ、アメリカ文学が専門なんだぜ?! 教育のことなんかしらないよ!

 しかし、「そこを何とか一つ」と仲良しの先生から頼まれると、無碍に断るのも悪くて。

 でも、教育関係の授業って何やればいいの?

 まあ、アメリカに関することが期待されているのだろうから、アメリカの学校制度について、ちょっとしゃべればいいのかしら・・・。

 とはいえ、アメリカの学校制度自体、よく知らないしなあ・・・。

 で、何かいい本はないかとアマゾンで検索してみたけれども、これが意外にないのよ。教育学の先生で、ちゃんとアメリカの小中高の教育がどうなっているか、体系的に調べている人って、いないのかね?

 で、困ったなと思いながら、さらにネット・サーフしていたら、ネット上にはそれなりにアメリカの学校制度についての情報があることが分かりまして。

 ま、要するにアメリカの場合、文科省的なものがあるわけではなく、教育問題は各州に任されているし、また州政府は州政府で、地方地方の教育委員会に任せているらしいんですな。だから、「アメリカの学校制度はかくかくしかじか」って、一概には語れないわけね。多分、だからこの話題に関する本が少ないのでしょう。

 だけど、それでもなんとなく共通する理念というのはある。

 例えば、教師は教科教育しか担当しない、ってのは、ほぼどこの州、どこの教育委員会でも共通する方針らしい。クラス運営とか、放課後にクラブの面倒を見るとか、そういうのは先生に任されているわけではないのね。

 じゃあ、生徒の中で問題行動を起こす奴が現われたらどうするか?

 それはね、すべて校長先生の仕事なんだって。要するに悪ガキは、校長先生のところに送られ、そいつをどう処分するかは校長先生の所掌事項であると。

 ふーん。そうなんだ。なるほどね。

 あと、そもそも「義務教育」という概念がないので、学校に行く権利はあるけど、行かない権利もある。だから、行きたくなければ行かなければいいので、「不登校」という状況はありえないと。

 はーん。そうなんだ。なるほど、なるほど。

 なんか、調べているうちに、面白くなってきた。結構、いい制度じゃん、アメリカの学校システム。

 まあ、付け焼刃で一コマ丸ごと15回分の授業をやるのは無理だけど、そのうちの1回分だけやれというのなら、やれなくもないかな。それに、アメリカの小学校、中学校、高校がどういう風に運営されているのかを知るのは、小説を読む上でも参考になることがなくはないだろうしね。

 ちょっと、やってみますか・・・。





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Last updated  November 8, 2018 12:05:51 AM
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