与乃登の霊障日記

与乃登の霊障日記

2006年05月26日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日のお話の続きです。

若い男性が急に水が怖くなったと言って相談に来られました。
与乃登はこの男性の過去世で水死をしていることを霊視した。
男性は水への恐怖の原因を知り、解放された。
しかし、具合が悪いと言って、また尋ねてきた。

与乃登「どうされました?」

男性 「また、具合が悪いのです。これも過去世が原因ですか?」

与乃登「どのような症状が出ていますか?」

男性 「吐き気がして寒く、悪寒がします。ちょうど風邪が悪化したような状態です。でも、風邪は引いていません。」

与乃登「病院は行きましたか?」

男性 「はい。でも、過労だろうということで帰されました。」

与乃登には分かっていた。良からぬ物が憑いていた。

与乃登「具合が悪くなる前、どこかへ出かけましたか?」

男性 「えーっと、救命救急の教習に行きました。」

与乃登「海ですか?」

男性 「そうです。」

与乃登「そこだな。」

男性 「え?今度は過去世が原因ではないのですか?」

与乃登「違いますね。救命救急の講習で助けてもらおうと思った水死した死霊が憑いてきています。」

男性 「え!僕はてっきり、水死したときの過去世がぶり返したのだと思っていました。」

与乃登「あのねぇ、風邪じゃないんだから、ぶり返しません。あなたが一生懸命なのを見て、助けてもらおうと思ってしがみついているのですよ。」

男性 「えーっ!それはいやだなぁ。」

与乃登「大丈夫、すぐに外してあげますよ。」

早速、神前に座り霊視に入りました。

男性の背中にすがりつくようにしがみつく女性を見つけた。

与乃登「さぁ、こちらへいらっしゃい。」

疑うような目で与乃登を見つめる女性は動こうとしない。

困ったな。

与乃登「あなたは、助かったのですよ。ほら、歩けるでしょう。」

女性はおそるおそる立ち上がった。

与乃登「そこへ座りなさい。」

びしょぬれの姿をした女性は若かった。かわいそうにずっと助けを求めていたに違いない。

与乃登「私の声は聞こえるね?そう、よかった。あなたはもう死んでいるのだよ。」

目を丸くして黙ってこちらを見ていた。

与乃登「お家に帰りたいだろう?でも、そのままでは帰れないのは分かっているね?さぁ、泣かないで。服を乾かして上げよう。」

与乃登は短い呪文を唱えた。すると女性の顔が生前の顔に戻った。

与乃登「今から行くべき所へ送ってあげるね。落ち着いて聞いていなさい。」

与乃登は観音経を上げた。
やがて香の煙にかすんで、姿が見えなくなった。

与乃登「具合はどうですか?」

男性 「はい、身体が温かくなってきました。吐き気もありません。」

与乃登「そう、よかった。」

男性 「女性の水死者ですか?」

与乃登「あ、分かりましたか?」

男性 「えぇ、何となく。」

与乃登「生きていようと死んでいようと水難救助には変わりはありません。あなたは一人救出されたのですよ。」

男性 「はぁ、お役に立てたのなら嬉しいですが、出来ることなら、生きて救出したいですね。」

与乃登「ま、そうですね。」

男性は元気に帰っていった。

与乃登(よのと)の神霊心療室
http://yonoto.com/





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年05月26日 17時20分48秒
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

zuihou10

zuihou10

お気に入りブログ

そして人生はつづく… ドルジェさん
月つきカフェ ピンクの紙の伝道師さん
お取り寄せ・通販 先生1981さん

コメント新着

ドリームマスターバク(^ω^) @ Re:続・繰り返す記憶を書き換える(01/10) とても興味深い内容です。 とても良い参…
勇者カカキキ @ なるほど… やはり元ある物を動かすのはよくないって…
マサケイ@ Re:続・忘れられた龍の珠(06/15) 龍の珠凄い内容でした。 僕は左腕に青龍…
arionn@ Re:忘れられた龍の珠 何だか、今迄とスケールが違う感じで 明日…
勇者カカキキ @ 面白いですね^^ お久しぶりです。 た、確かに日本の神主…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: