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春の異動で中国生まれの上司がやってきたそうだ。今日は孫を連れてやってきたので(これがもうずっしりと重い)夕食を嫁と女房が作っている間にひとしきりの談義。孫のカズは息子のひざの上だ。
「今度の上司はえらく上昇志向と言うか、3年ごとに職場を変えたいといきなり言った。」
「3年なら一応仕事が分かって自分での判断が出来てくる頃じゃないかな」
「ボクもそう思う。自分なりの工夫やノウハウが語れるにはもう3年くらいかかると思う」
「アメリカにも渡ってきたと言うからグローバルな見方が出来ての言葉かも知れん」
「しかし、技術のノウハウは現場が持っているだろう。そういう人を使いこなす人間関係作りと言うのはなかなか難しいものがあると思うが」
「文化の違いと言うべきかもね。ボクはあくまで日本で育ってきたからここの文化を大事にしたいと思うけど、カズにはそれを強制するのはかわいそうな気もする」
「技術の蓄積と言うのは現場レベルで停まってしまっていることが多いんじゃないか?」
「そこがしっかり継承されているのはかなり大きな会社だね。いろんな会社を見るけど200人やそこらなら現場を回すだけでいっぱいだと思う。」
「仕事の標準化マニュアルの世界だな。でも実際にはそこに書いてない、例えばべからずマニュアルが人の頭にある筈。これをやったら失敗するよ、というような。」
「そういうことができる会社が強みのあるところなんかな」
夕飯のおかずがこんな会話と言うのがうちの伝統かな、カズ君。いや、お母さんの料理はうまいよ。どうも大声が好きらしい。
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