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ケンタロー (la joie de vivre)さんKeyword Search
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ロシア国民の実際側面を描いた
ゴーリキーの『幼年時代』
(19
13
年
)
を読む
昨年 12 月 15 日、ロシアのプーチン大統領が来日しましたが、領土併合の異常を正して真の友好関係をつくるという根本問題が問われました。
当方は、最初の日露和親条約
(1855
年
)
が結ばれた具体的状況が、伊豆半島の戸田造船資料博物館にあることを紹介しました。真の友好の基礎をそこに見ました。
同時にもう一つ、友好の基礎となる宝があります。
今回のマクシム・ゴーリキーの『幼年時代』を読んだんですが、
ロシア国民の現実に対する理解、それとの関連で、政治の歪みをとらえるとの問題です。
この作品には、ロシア国民の生活の実際面が描かれていました。これを読むと、プーチン大統領を見ていただけでは分らないロシアの
現実関係が見えてきくると思います。
マクシム・ゴーリキー
(1868‐1936
年、
68
歳死去
)
の『幼年時代』は、彼が
1913
年の
45
歳の時の作品です。
今日、私たちは、この作品を手近かに見れる機会は少ないと思うんです。
私などは、最寄りの市の図書館でみつけました。
河出書房版「世界文学全集
24
」
(
湯浅芳子訳 昭和
31
年刊
)
ですが。
これが私などの正月休み期間中に読もうと借りていた一冊なんですが。
この内容は、
1872
年のゴーリキーが
4
歳の時に父が亡くなったころからの、幼少期の家族の様子を描いたものですが、
45
歳のゴーリキーが、回想とともにロシア社会の様子を、当時の庶民生活の状況を描いたものなんです。それは、
13
節・
119
ページにわたってリアルに書いています。
もちろん実際のロシア国民の生活を、この作品だけで現代まで普遍化することは出来ませんが、しかし生活の実際の側面が見えてくるとおもいますよ。そこに世界的な文豪の力があります。
これまで私などは、ゴーリキーのこの作品についての、具体的な論評を目にしたことは無かったのですが。
それで調べてみたんですが、宮本百合子が書いてました。
1
、「マクシム・ゴーリキイの人及び芸術」
(1933
年
10
月
)
2
、「逝けるマクシム・ゴーリキイ」
(1936
年
8
月
)
3
、「私の会ったゴーリキイ」
(1936
年
8
月
)
4
、「マクシム・ゴーリキイによって描かれた婦人」
(1936
年
8
月
)
5
、「マクシム・ゴーリキイの発展の特質」
(1936
年
8
月
)
6
、「マクシム・ゴーリキイの伝記
-
幼年時代・少年時代・青年時代」
(
未完
)
以上「宮本百合子全集」第
10
巻
)
同時代人として、直接にインタビューまでしていたんですね。
この作品を、宮本百合子がどのように評価しているか、まだ読めてませんが、これもまた注目される所です。
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