つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2019.03.17
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マイケル・ムーアの舌鋒は相変わらず鋭い。冒頭で、「誰がトランプ氏を当選させたか?」と暗にロシアの大統領を持ち出し、それだけではない、と高をくくっていた民主党の面々を批判する。また、アメリカの大統領選挙の欠陥もあぶりだす。

アメリカ人の過半数は「左翼」(日本人にとってはリベラルという感覚だが)なのに、なぜ選挙では保守勢力が勝ってしまうのか? 銃規制についての彼の持論は​ 『ボウリング・フォー・コロンバイン』 ​以来揺らがない。

分断されたアメリカの悲しみをもっとも実感しているクリエイターの一人、それがムーアである。ペンシルバニアの知事は、企業のために水の安全を庶民に売った。そして、時の大統領オバマも、庶民の味方ではなかった。彼の「水飲み」パフォーマンスは(実際は口元を湿らせただけだが)、日本の元首相の「カイワレ大根」騒動より悪質かもしれぬ。

残念なのは、 「この映画が公開されたらトランプも終わりだ!」 という監督の「よげん」が、いまだ成就される気配のないことである。


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Last updated  2019.05.02 22:55:12
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