全8232件 (8232件中 1-50件目)
・国境線やすやす越えてゆくツバメ(線)・群青の町であなたを竚っている(青)・逆噴射ボクで遊んだヤツの貌(遊び)・ぬるま湯にぬっぽりぬぽりニルヴァーナ(温度)・からだごとただ一筋の槍だった(雑詠)
2026.04.26
コメント(0)
・臍下丹田にヤキ入れ跳ね起きる(臍)・間一髪臍帯血に救われる(同上)・電脳の森をノマドの草枕(雑詠)
2026.04.13
コメント(0)
・日本丸右右右でぐるぐると(岐路)・ミッちゃんと宿題してたことにする(アリバイ)・出張の部下に買わせる土産物(同上)・問題を捻る詩人の聲斬って(雑詠)・みずうみのほとり春風リサイタル(同上)
2026.04.12
コメント(0)
とある柳誌に。・かたくなに小女小女と書いていた(小)・Stand by Me 死してなお君は(味方)・また羽にもどろうとする影法師(羽)・ひとごろしの罪で夢を逮捕した(雑詠)
2026.04.01
コメント(0)
とある柳誌に。・みずからのなみだでとけたゆきおんな(雑詠)・胃袋の永遠の友ずずずすず(胃)
2026.03.01
コメント(0)
・ふりあげた拳どうして開こうか(開く)・降りてきた言霊のまま五七五(シンプル)・来世紀修学旅行月→地球(雑詠)・緘黙のあなたのこころほどく糸(同上)
2026.02.09
コメント(0)
・日がな一日本と映画と句と歌と(満足)・微笑んでほほえんだまま往った祖父(同上)・訓練を積んで今日から介助犬(積む)・本日開店あなたと並ぶ最後尾(わくわく)・わくわくがいっぱいだったひみつ基地(同上)・山巓にのこった雪とする対話(雑詠)・初夢はモーツアルトと紙吹雪(同上)・目の奥に髪に粉雪つもりゆく(同上)
2026.02.08
コメント(0)
・午前二時青空文庫夢十夜(庫)・納豆の糸カンダタの目の前に(雑詠)・図書館をつらぬいている八咫烏(同上)・けだものの姿で待っている夜明け(朝)
2026.02.01
コメント(0)
・負ける気はさらさらなくて龍と虎(さらさら)・夫ウジウジ妻サラサラとサインする(同上)・星ぼしをつかめ銀河に手を伸ばせ(雑詠)・木阿弥でいい最後までふりしぼる(同上)
2026.01.12
コメント(0)
・けものにも人にもなれず春を待つ(半端)・きっとあるこの子が気づく伝え方(気付く)・瘡蓋のはがれたあとの生命線(雑詠)・帰らざる河遡りゆく覚悟(同上)・ただ一日羽を休めに降りた雪(同上)
2026.01.11
コメント(0)
ご丁寧な年頭のご挨拶を頂きありがとうございました亡き父の喪中につき年頭の挨拶を控えさせて頂きました本来ならば旧年中にお知らせ申し上げるところ 年を越してしまいました非礼をお詫び申し上げます寒さ厳しき折柄一層ご自愛のほどお祈り申し上げます令和八年 一月 嵯峨山登
2026.01.08
コメント(0)
とある柳誌に。・かたどったように鏡に父の相(相)・トポロジー的に人間ですぼくも(相)
2026.01.05
コメント(0)
と言ってもお年玉を渡すわけではなく、二、三の親戚の家によって、ご仏前を上げ、世間話をして、一周忌は大体これくらいの時期になります、と連絡するくらいだ。叔父さんのひとりはもうずいぶん耳が遠く、携帯に電話してもすぐ切ってしまうので、叔父さんの息子、つまり従弟の連絡先を教えてもらう。近頃は固定電話を廃止した家庭が多いので、そうなってしまうのである。
2026.01.02
コメント(0)
少し寝坊して初日の出は拝めなかった。明るくなってから県の北部の山中にある神社へ初詣に出かける。毎年の儀式だ。帰ってくると年賀状が何枚か来ていた。こちらからは出していないので、いつもより少ない。本来は喪中はがきを出すところだが、黙っていたので仕方ないことだ。来た方にだけ寒中見舞いを出すことにする。コンビニで普通の葉書ください、と言ったら年賀はがきをくれた。自動ドアから出る寸前で気が付き、取り換えてもらった。まあ仕方ないことではある。
2026.01.01
コメント(0)
・くちびるを尖らせギュッと目をつむり(ぶるぶる)・くちびるをとがらせて書くラブレター(唇)・存分に生きたたらふくフグ食おう(魚)・大丈夫ニンゲンたちは檻の中(雑詠)・十字架を背負って生きる不忠者(同上)
2025.12.15
コメント(0)
・筋書きは犬と相談して決めた(相談)・大国の驕り世界の調停者(仕切る)・ニッポンを仕切り直すという女(同上)・耳かきをあなたに委ね膝枕(安らぐ)・十一の数字の先の君の聲(雑詠)
2025.12.14
コメント(0)
とある柳誌に。・虹色のヘドを盥でうけとめる(雑詠)
2025.12.01
コメント(0)
・デコポンのような仏陀のような君(複雑)・ブラックなお金ばっかりふえていく(貰う)・葛藤のジャン・バルジャンに挿す栞(雑詠)・しんしんと声なき声のつもる果て(同上)
2025.11.16
コメント(0)
・さあ行こう宇宙の果てまで月の舟(月)・野球帽からひとしずくふたしずく(帽子)・ひき逃げを捕えてみれば公務員(つまずく)・無礼講だったはずです部長どの(同上)・裏庭にご苦労さまと埋めた靴(雑詠)・あしあとをのこすかたつむりのように(同上)
2025.11.10
コメント(0)
とある柳誌に。・白線の内側からの見ざるの手(自由詠)・百万回振ってようやく出た地球(振る)・出目金になったあなたにキスされて(自由詠)
2025.11.03
コメント(0)
・奥手ではすまない壁を乗り越える(奥)・流暢にニホン語話すエイリアン(ペラペラ)・きみの鼻なぜか可愛く見えてきた(鼻)・血と汗と涙が滲む給料日(滲む)・来し方がにじんだ靴のお葬式(同上)・AIのペットになったさぴえんす(同上)・虹ですかそれとも時の門ですか(同上)
2025.10.13
コメント(0)
・のらりくらりなかなか落とせないあいつ(手こずる)・幾何学の問題解けたコケコッコー(同上)・叩いても叩いても湧くGGGGG(同上)・再婚を遺影の妻に告げた朝(区切る)・大地割る炎に瞽女が雨を乞う(雑詠)
2025.10.12
コメント(0)
とある柳誌に。・けだものか影か分からぬもの拾う(拾う)・拾いものだった身体と半世紀(同上)・言い返せなかった子どもだったから(負)
2025.10.02
コメント(0)
とある柳誌に。・濡れ猫を擁く涙のやまぬ街(雑詠)・あかりをつけた ようせいたちがきえた(同上)
2025.09.24
コメント(0)
・春暁に気合一発跳ね起きる(気合)・きみだから弱さをさらけ出す夕べ(弱い)・腕相撲こんなに弱かったのか父(同上)・森の哲学者が籠る鉄の檻(雑詠)・AIが統べる至福の千年紀(同上)・球根のまま待っている曼殊沙華(同上)
2025.09.14
コメント(0)
・その口の奥にはきっとフェニックス(イメージ吟)・席題にコチコチコチと腕時計(焦る)・手料理が焦げたもうすぐ彼が来る(同上)・親友の告白眉がひくひくと(同上)・プライドは滅びた国に置いてきた(プライド)・あやまちはすぐに認めるのが誇り(同上)・革命の狼煙をあげるおんなたち(煙)・オレのようになるなとあばた面の月(雑詠)
2025.09.08
コメント(0)
とある柳誌に。・費用対効果はいいの愛してる(費)
2025.09.01
コメント(0)
・はじめてのキス信号が青になる(さわやか)・革命の狼煙頁を繰るおんな(本)・バイブルが禁書の地から来た男(同上)・違う径登れば違う山の顔(景色)・父逝きて父の言の葉こだまする(耳)・摩天楼ニョキニョキニョキと疑わず(雑詠)・わたしにはわたしのすきなうたがある(同上)・凶刃の野を行く覚悟ありますか(同上)
2025.08.11
コメント(0)
・液晶で読む小説もコミックも(便利)・欲ばりは残らずカモにしてやろう(儲ける)・みずからのなみだでとけた雪女(雑詠)
2025.08.10
コメント(0)
とある柳誌に。・死にたくはないが死なずばならず者(雑詠)
2025.08.02
コメント(0)
・空蝉のようにネグリジェ自己主張(脱ぐ)・ウイッグを脱いで男に戻る夜(同上)・うちのタマ魚の油なめたがる(油)・油もの台所から消え久し(同上)・糸切れた凧くるくると山越える(雑詠)・満ち欠けてまた満ち欠けて半世紀(同上)
2025.07.14
コメント(0)
・仮病ではない充電と言ってくれ(充電)・この星に生命の種が目覚めた日(目覚める)・目が覚めるああまた一日生かされた(同上)・トラックに賭けた青春今終わる(ひたすら)・ニンゲンになったよかった夢だった(雑詠)・治療法発見したら起こしてね(同上)
2025.07.13
コメント(0)
![]()
最近、悪石島で地震が頻発していることもあってか、『私が見た未来』の影響で、職場でみんなが少し浮足立っている。非科学的、と人は言うが、予知夢、というのは必ずしも反科学的ではない。現代の科学で説明できないだけだ。そういう思いもあるのだろう。水を買ったり、風呂場に水を入れたりしている人もいると聞く。かくいう不具は、そんな馬鹿な、という思いが半分、なるようになれという思いが半分だ。極端な話、大災害が起こるなら、即死しても構わないと思っている。苦しまずに死ねるのなら。さて、泣いても笑っても明日の朝である。何もない方に不具は全財産を賭ける。私が見た未来 完全版 [ たつき諒 ]
2025.07.04
コメント(0)
とある柳誌に。・白い手のままで何処にも進めない(雑詠)
2025.07.01
コメント(0)
あとで書きます。
2025.06.30
コメント(0)
・霊園のあなたに逢いにゆく着物(おしゃれ)・√2で行こうあなたと僕の道(数字)・人生の残りを過ごしたい君と(一緒)・病
2025.06.09
コメント(0)
・いじめだと諭せば親が怒鳴り込む(苦情)・連投に恵みの雨の予選会(助け)・にいちゃんになるんだボクもおてつだい(同上)・幼子をあやす紫陽花七変化(雑詠)・父さんがヒーローになる家族葬(同上)
2025.06.08
コメント(0)
とある柳誌に。告白を受けたとたんにメデューサに(雑詠)
2025.06.02
コメント(0)
この一週間を振り返り、今後のために、こうしてブログに記録している。四十九日の準備もぼちぼちしなければならない。職場への挨拶代わりのお菓子は、もう買った。明日は少し早起きしよう。
2025.06.01
コメント(0)
とりあえず、昨日までのうちに、忌引中にできる一通りの手続きが終わった。山へ登った。汗を流す。体を鍛える。気分転換。理由はいろいろ。今まで通ったことのない道を通り、頭の中で道と道とが新しいシナプスのようにつながった。新しいルートを開拓するときは無茶をするときもあるが、今日はしなかった。忌引きも明けないうちに遭難では、シャレにならない。
2025.05.31
コメント(0)
地銀に9時。故人名義の通帳がなかったのは想定内だった。手続きをしなくてよくて、ほっとした。10時。法務局。相続登記に必要な書類の確認。①出生から死亡までの故人の戸籍②住民票除票③相続人の住民票④不動産の評価証明書⑤登記事項証明書⑥相続関係説明図⑦登記申請書親が離婚しているし、兄弟ももう誰もいないので、これだけ。直感的に、一日でいけると判断した。その足で①~⑤までの書類をとりに役場へ行く。①②はJA農協にも出さなければならないので、確認の電話。農協はコピーして原本をお返しするということなので、先に農協に行くことにする。故人の戸籍のうち、最新のものはすでにとってあるので、それ以外を。家族構成がいろいろ変わっていたりするので、戸籍の取得も結構お金がかかった。現金じゃなくペイペイでよかったからありがたかった。役場を出てJA職員に書類を渡し、用紙に記入し、相続手続き。農協の対応は銀行よりゆるいが、こういう時は迅速でありがたい。相続手続きも固定資産税の口座振替名義人変更も無事終了。相続ったって5桁しかないのだけれど。帰り際にティッシュペーパーなど粗品をいただいた。次の葬儀のために、積金を新たに契約したせいだろうか。再び法務局。に行く前に、⑥を書くためにコピー用紙を購入。裏紙ではだめなのだそうだ。わざわざこのために買うのもばからしい気もするが、背に腹は代えられぬ。コンビニでは100枚500円。高い。文房具屋では100枚200円。安い。多いので20枚入りを求めると300円だった。何故?結局200円を買って法務局で手書きした。法務局。⑤を法務局で求めると、収入印紙を要求された。600円。①~⑦までの書類を揃えて、窓口に提出。ただし⑦はわかるところだけである。職員の指示に従って⑦に記入し、登録免許税額分の収入印紙を貼る。これでおしまい。あとは約2週間後に、通知が来るから、取りに行けばいいらしい。
2025.05.30
コメント(0)
郵便局。故人名義の放置通帳の通知を発見したので、その通知書をもって地元の郵便局へ。ここでも死亡診断書を見せる。ちなみに、貯金通帳も印鑑も、どこにあるかわからない。家系図を書かされたり、長く待たされりした時間のことは置いといて、どうも手続きに二ヵ月ほどかかるらしい。携帯の番号にお知らせが来るそうなので、それまでは放置。役場の福祉課その他で手続き。予約が必要だったので、電話したら、今日になったのだ。後期高齢者資格喪失届。後期高齢加入者への葬祭費支給。介護保険証の返却。等々…固定資産税の支払いも気になったので、資産課で確認。向こうは引き落としができればいいので、あとは通帳の問題。あと残っているのは遺族年金と、相続登記。遺族年金は予約したら、6月に来てくださいという。相続登記は固定資産税ともかかわってくるので、なるべく早く済ませたい。法務局に電話。午前10時の予約を取り付けた。ついでに、地銀にも電話。故人名義の通帳がないかの確認である。もしあったら、相続がその分面倒になる。明日一日で終わるかなあ、とこの時思った。
2025.05.29
コメント(0)
葬儀も終わり、礼服をクリーニングに出そうとしたら、定休日だった。仕方がないので、その近所の、平日は安くなる理髪店で髪を刈った。葬儀関係の荷物の整理。お香典の金額とご芳名の整理。見積額と実際にかかった費用の比較。一泊分3万円が見積額より多かった。会員割引額が会場費や搬送費等2万5千円。うん、あまりメリットはない。せっかく、四十九日や初盆などのアフタープランに来てくださった職員には悪いけど。今回の費用が高かったとは思わないけど、もう一度喪主になるときには、JA関連じゃなくてもいいくらいのメリットだ。少しずつ家の整理を進める。何しろ、訪問者を想定していない生活ぶりなのだ。こんな時にいいことわざがある。「男やもめにうじがわく」まさかウジはいないけれど、ゴキブリやネズミくらいはいる。蚊取り線香も必要になるだろう。住職様用のお座布団も。JA農協で積立金を解約。解約しても利息が減るだけで、損にはならない。故人名義の通帳からは引き落とせないが、もともと少額だし問題はない。解約金で葬儀代を払う。余った金額は現金で受け取り、別の金融機関の決済口座に入金した。もとはといえば自分のお金だから。
2025.05.28
コメント(0)
朝はゆっくりして過ごす。父の棺には、最後の晩餐が手つかずのまま残されていた。一緒に朝食をとる。昨日より若干多い親戚と、夕べきてくれた友人とで、住職さんをお迎えする。友人はさすがに礼服だった。葬儀は11時。住職さんの読経と、喪主の挨拶。挨拶では故人が好きだった歌を歌った。涙が止まらなかった。そのあとは、お見送りの儀式。故人が好きだったお酒を、末期の水として湿らせる。花をいっぱい棺に入れて、最後の手紙も入れて、納棺。頬はもう、冷たかった。余った果物等は、親戚で分けてもらった。午後1時、火葬場。待合室で、故人の思い出話などをした。弁当が一個足りなかったが、食欲がなかったので不具の分をあげた。納骨。余った分はバケツに入れて持って帰るつもりだったが、存外骨壺に収まったので、やめた。火葬場の後は、お寺。その日のうちに初七日まで済ませてしまうのだそうだ。昭和のころは考えられなかったが、近頃は簡略化されて、そうなのだろう。準備を待つ間、住職さんのご母堂と話をする。「昔、お母さんに連れられて、学校に行ってたのを覚えているわ」「いや、それは方向的に保育園だと思います。僕は体が不自由でいじめられていたので、行きたがらなかったのを、しぶしぶ連れられて行ったんです。それがまたいじめの原因にもなりました。学校は小学校の校長先生が養護学校に行けと言われて、方向的には小学校とは逆の、養護学校にかようことになりました。そういう時代だったんです」初七日も無事終わり、親せきを見送った後、住職さんやご母堂と四十九日の相談をした。お布施をお渡しして、帰った。
2025.05.27
コメント(0)
朝起きて、いつもより早く学校へ行った。電話で済ませなかったのは、死亡診断書をコピーするためだ。朝7時過ぎ。管理職は来ていなかった。暇だったので、しばらくグラウンドを掃除した。8時前に、ようやく管理職と遭遇。事情を話して、忌引の相談をした。今日から七日間、取れるという。手続きはあとでいいということだったが、通夜や葬儀のあらましを知りたいというので、職員室で公務用端末を起ち上げ、簡単に入力、印刷して渡した。「家族葬」というところを見て、管理職が聞いてきた。「これ、どれくらい周知しますか?」家葬葬なので、会葬は結構ですとお断わりした。「校長先生は?」「お願いします」あとは、ごくごく親しい友人にLINEした。住職さんの学校の先生には、お布施の相場と渡す時を尋ねた。このあたりだと、枕経、通夜、葬儀、三日返し、初七日まで済ませてから払うのだそうだ。主事にも挨拶をして、帰宅。9時。まずはJAに行く。父の通帳があるのだ。相続の手続きのために必要な手続きの確認に行った。最初に、死亡診断書のコピーを見せ、手続きに入る。故人の出生から死亡までの戸籍とか、住民票除票とか、役場でもらわなければならない書類が分かった。役場へ死亡届を提出に行った。提出に行った窓口の人が事務的な小役人で。「故人の本籍の番地はわかりません」というのに書けという。「空欄のままでは困るんです」「調べてください」「できません」押し問答の挙句、現住所と同じものを本籍欄に書くことになった。「どうせ違いますけどね」不具。まったく、こちらは家族を亡くしてナーバスになっているというのに。「火葬許可が必要になります。日時を書いてください」「1時間くらいしてから来てください」葬儀屋から言われていた、故人と不具との親子関係を証明する戸籍だけは、すぐにいただけたが、故人の戸籍や除票については、今日はできないので、金曜に来てくださいということだった。1時間くらいでは戻らなかった。食事をして、黒のネクタイを買って、礼服に着替え、3時くらいに行く。今度は、あの嫌な小役人ではなく、もっとまともな感覚の人が対応してくれた。ついでに、葬儀後役場の福祉課等で必要になる手続きの一覧も。午後4時。JAのやすらぎセンターに到着、心を落ち着けて通夜を待つ。家族葬のホールは裏口の方だった。差をつけてくれるなあ。まあ、いいけど。家族は巨人よりも阪神、徳川よりも竜馬が好きだった。体制か反体制かなら、反体制を選ぶ人。通夜の席にぞろぞろ職場の同僚が来ても、不具への挨拶、いやそれ以上に義理。その死を悼んでのことではない。だからこれでいいのだ。ごく少数の親戚、友人、校長先生が同席のもと、畳の部屋で家族葬は行われた。演出的なセレモニーはなし。住職さんの読経と法話、喪主の挨拶くらいである。そしてその晩、不具は棺の部屋に布団を敷き、遺体と最後の夜を過ごした。深夜、気の置けない友人が、仕事帰り、私服で訪ねてきた。半ば呆れたが、彼なので許すことにする。一人では食べきれないご飯やみそ汁をご馳走し、しばらく歓談した。こういう折なので、精神的に救われた。彼が帰った後、それでも寝付けなかったので、個人が好きだった日本酒「大関」を飲んでいたら、眠くなった。
2025.05.26
コメント(0)
病院で、家族が死んだ。草木も眠る丑三つ時だった。看取ったものは、ただわれ一人。兄弟は、いない。親戚も、高齢だ。夜中に電話して来てもらうのは危険だと判断した。とりあえずJAのやすらぎセンターに電話した。こういう時のために、JAに積立していたのだ。会員になれば割引制度もある…という触れ込みだった。簡易な死後処理は病院にしてもらった。葬儀屋さんは未明に来た。霊柩車らしくない霊柩車に乗せられて、病院の霊安室から、センターの遺体安置所へ移動。昨日の夕方、親戚から聞き出した携帯の番号にかけたのが明け方。それから2時間ぐらいして親戚はきた。一応の関係者がそろったところで、今後の打ち合わせをする。葬儀は家族葬と決まった。予算を抑えるためでもあるし、アフターコロナだし。職場の人にぞろぞろ通夜に来てもらうのが心苦しかったせいもある。要職についているならともかくね。通夜は、家族葬用のこじんまりした部屋が空いていないというので、遺体をそのまま一泊させることにした。追加料金3万円。大きい部屋なら今日空いているが、追加料金20万円。一泊を選んだ。お寺に電話して枕経。そんなことがあることもこの時初めて知った。住職さんが帰られた後、花とか、棺とか、骨壺とか、会葬礼状とか、返礼品とか、こまごましたこと。不具の場合、一人暮らしが長かったのでそうでもなかったが、同居していた家族だったら冷静な判断ができなかったろう。この次喪主になるときには、事前に打ち合わせしておこうと、思った。まあしないかもしれないが。死亡届とか、火葬許可証とか、親子関係を証明する書類とかは、自分ですることにした。どうせ明日の通夜までは、ひまなのだ。迷ったのは、湯灌だ。この世での、最後のお風呂。「しなければならないというわけではありませんが」あとで調べてみたら、宗派にもよるらしい。禅宗では一般的だが、わが家は浄土真宗だ。それに簡単な清拭なら、病院で済ませている。だが…入院してからこの方、家族はずっと機械浴だった。もう遺体になってしまったけれど、最後の入浴くらい…と思った。オプションで6万円だった。湯灌師は午後1時にやってきた。20代から30代のきれいな女性だった。「儀式」の大半は曇りガラスの向こう側で行われたので、つぶさに観察することはできなかったが、仕上がり具合を見て、とても丁寧に湯灌してもらえたのだろうと想像できた。所要時間、約2時間半。さすが、6万円。最初から最後まで付き合ってくれたのが、高齢の親戚だった。死んだ家族の弟にあたる。彼も、「こんなのは初めてだ」と言っていた。そうだろうそうだろう。一連の「儀式」の進め方において、何が大切かはわからない。所詮は遺族の自己満足である。ならば、喪主が満足できるようにすればいい。家に来るようにという親戚の誘いを断って、夕方からは一人で帰った。親戚も独り暮らしではない。三世代同居なのだ。不具は一人になりたかった。
2025.05.25
コメント(0)
病院から電話があった。最初は固定電話に、誰も出ないと知ると携帯に。入院している家族の呼吸が浅くなっているという。「持ち直すかもしれませんが」病院の先生は言った。「今のうちに面会に来てください」言われなくてもそうする。毎週土曜日は洗濯の日だ。汚れものを取りに行く日だ。確かに呼吸は浅かった。しかし今すぐ死にそうには見えなかった。病院の先生もはっきりとは言わない。はっきり言えばよかったのに。そうすれば親戚を連れてきたのに。断言をしたくなかったのだろう。とりあえず汚れものを洗濯して返して、ひとまず帰った。このときはまだ、大丈夫だと思っていた。帰り際、職場の住所と電話番号を書いて渡した。何かあったらここに連絡するようにと。連絡は早かった。その日の22時だった。
2025.05.24
コメント(0)
さんざんに道草老いて父帰る(寄り道)帰りたくなかった寄り道ばかりした(同上)ニッポンが敗けた日空は晴れていた(晴れ)本当に視えていますか晴眼者(同上)有限の中の無限の可能性(雑詠)
2025.05.12
コメント(0)
大谷の出番はまだか眠れない(出番)熱いキス君のとりこになった夜(それから)幸せに暮らしてますという葉書(同上)復讐を誓うしずかに牙を研ぐ(同上)記憶にはございませんはもういらぬ(とぼける)議事堂はキツネとタヌキばっかりで(同上)よみがえる農地中村哲の遺志(雑詠)
2025.05.11
コメント(0)
・君想うこころが消えるまで眠る(雑詠)・人の世で仏になると鬼が来る(同上)
2025.05.04
コメント(0)
全8232件 (8232件中 1-50件目)