つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2019.12.27
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カテゴリ: 邦画・アジア映画
久方ぶりに『男はつらいよ』の新作が出ると聞いて、しかも後藤久美子が出ると聞いて、レンタルショップで借りてきた。寅さんももう齢だ。そうそう行く先々で恋をしてもいられない。実を言うと、今回のお話でも後藤が演じた及川泉の叔母さん(檀ふみ)に見惚れたりする場面もあるのだけれど、相手が人妻では山茶花の花も咲かぬ。

ということで、恋の主役は甥の満男である。それはこの後シリーズで一貫して変わらないはずなのだが、全てを見る余裕はなかった。画面の中の満男は高校を卒業していて、浪人中の身。両親の離婚を機に引っ越していった泉のことが気になって勉強が手につかない。去年バイクを買ってもらったらしく、気になって名古屋へ、そして佐賀県へと突っ走る。

若いなあ、と思う。行動力がある。そこへたまたま佐賀に来ていた伯父さんと旅館でひょっこり出会い…ということに相成るのだが、それから先の話は現物を観た方がよろしかろう。

忘れがたい言葉がふたつ。ひとつは、寅さんが甥の満男に助言するときの、「醜いということを知っているやつは、醜くなんかないんだよ」という台詞。もうひとつは、​ 泉の叔母さんのうちを出るときに、泉の叔父さんに向かって、甥の満男のことを堂々とかばって言った言葉だ ​。どちらにも寅さんらしさがよく出ていると思う。

時代はすでに平成だが、まだ1年も経っておらず、佐賀の風景は昭和の色彩を色濃く残している。黒電話、赤電話、テレホンカード、などなど。方言もそんなに嘘くさくは聞こえなかった。あらためてこのシリーズはロードムービーなのだなあ、と思った次第である。


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Last updated  2020.01.12 19:22:05
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