2007.10.28
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昨日は雨風強い中、幕張本郷サンク・オ・ピエさんでの恒例のワイン会。ブルゴーニュの白赤とカリフォルニアのシャルドネにピノノワールの比較でした。まずは、もち豚モツの白ワイン煮にシャンパン…味わい深く洗練されたモツの白ワイン煮をひと口、そしてシャンパンをひと口飲むと一瞬で爽やかさがひろがりすぐ次のモツにスプーンが進みます。次は広島の大粒なカキのムニエルにエビのソース…カキフライの美味しさのエッセンスだけが濃縮されていてビックリ。'00 Chardonnay "Vine Hill Vineyard" (Kistler'00 )とChassagne-Montrachet "Boudriotte" (Domaine Ramonet)が進みます。カリフォルニアワインが洗練されて満足満足、でもブルゴーニュはそこにさらに魅力が加わる。

メインは'98 Pinot-Noir "Alder Springs Vineyard" (Patz & Hall)と'99 Vosne-Romanee les Chaumes (Meo-Camuzet)。思わず…「このカリフォルニア、エレガントだし、なんの不足も無いんだけど、魅力を加えるとしたら何?」と主催のKさんに聞くと、次の'99 Vosne-Romanee les Chaumes (Meo-Camuzet)が登場…一同無言…言葉が無くニヤつくばかり。もち豚やフォアグラ、キノコとほお張りながらため息。少し落ち着いて、この厭らしい魅力はなんなんだ!…そこから味の分かりにくさや分かりやすさ、洗練繊細さ、厭らしさと縦横無尽に飛び交います。

フォアグラのテリーヌをバケッドに塗ってデザートワイン、そして栗のブラマンジェ、最後のコーヒーは「華やかなグアテマラ」に「深煎りプルカル・グアテマラ」…ワイン好きなメンバーなんで、香りや酸の話しが多いんですが…同じ豆での少しの焙きの違いによる印象、余韻、ボディ、どちらが好みか、どんな時に飲みたいか、話しが尽きません。

コーヒー教室でもそうなんですが、こうやって同じ目の前のコーヒーをともにしながらのあれこれは僕にとって宝物です。同じコーヒーを飲んでも、感じ方が違い、違いが楽しいし、そんな中から魅力の共有を感じた瞬間は何とも云えないものがあります。これも時間をかけてコミュニケーションしてきたからこそ共有もできるし、感じ方の違いも楽しめるんですよね。その先には、次の魅力の可能性が見えてきます。美味しさって、あるもんじゃ無くって、感じるものなんですよね。

そんなやり取りのWEB版「サンプリング倶楽部21 Vol1」のご感想が毎日続々と届き、楽しませていただきました。結局12名の方からご感想頂き…常連さんが10名さかもとこーひーはじめての方が2名でした。常連さんとはじめての方では、かなりご感想に違いがあるように思いました。まぁ、これは当たり前のことなんですが、常連のみなさんと一緒にさかもとこーひーの魅力を作ってきましたのし、さかもとこーひーに慣れ親しんでいますから…表現は色々とあって違っても、底には魅力の共有が流れていると思います。また、はじめての方のご感想も僕にとってとっても大切なもので、みなさん最初ははじめてですので、さかもとこーひーをはじめて飲んで…いきなり気に入ってくださる方もいますし、お好みに合わなくてそれっきりという方も多いです。その辺の感覚の違いが大きなヒントになります。(写真は、Yさんがご感想と一緒に送ってくれたものです。カフェプレスにカップ、下にはうちのニューズレター。ありがとうございました!)

近いうちにVol2を募集しますね。この企画をしった時はすでに締め切っていたとのメールも頂いています。みなさんお気軽にご参加ください、お待ちしています。こんなやりとりから、さかもとこーひーのこれからの魅力を探っていこうと思ってます。





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Last updated  2007.10.28 20:20:19
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