お太助のブログ

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2016.01.27
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カテゴリ: 歴史
 青木薫さんという特に理論物理学や数学に強い翻訳家がいます。さまざまな難解なそれらの海外の書籍を豊富な学識と優れた翻訳で紹介され、まさにポピュラー・サイエンスチストとして知識の普及と理解を深めるのに努力されています。
 そんな彼女のあとがきもなかなか読みごたえがあるのですが、今回は原注から気になった次の文を、ここにご紹介しておきたいと思います。

 1642年のクリスマスにアイザック・ニュートンが誕生したとき、父親(アイザック同名)は亡くなっていた。ニュートンは20代の初めに微積分法を作り上げ、白色光は色彩を持つ光がまじりあって生じることを証明し、虹がなぜできるかを説明し、最初の反射望遠鏡を作り、二項定理を発見し、極座標を提唱し、リンゴを落下させる力が惑星の運動をコントロールしたり潮汐を引き起こしたりする力と同じものであることを示した。しかし多くの人は、ニュートンが聖書根本主義者であって、天使や悪魔、サタンなどの実在を信じていたことは知らないだろう。彼は創世記の記述を文字通りに信じ、地球は誕生から数千年しかたっていないと考えていたのである。それどころかニュートンは、その生涯のかなりの時間を費やして、旧約聖書が歴史を正確に記述していることを証明しようとしたのだった。
クリフォード・A・ピックオーバー著「2063年、時空の旅」青木薫訳から(一部修正)

 ニュートンが関心を示した光やこの書の中で紹介されるショパンの音楽など人の心に響くものは、ある意味で神秘の世界のものであるように思えます。





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Last updated  2016.01.27 13:56:29
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