システムエンジニアの晴耕雨読

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2011.01.23
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【送料無料】ハンニバル・地中海世界の覇権をかけて

長谷川博隆「ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて」(講談社学術文庫)





 カルタゴ人は、何よりも富の追求を第一とした。

 そして、オリガーキー(寡頭政)的な国政を作り上げた。

 つまり、「富裕さ」を唯一の資格とする階層の支配する国家であった。

 カルタゴ人自身は商売に専念し、軍事は傭兵に委ねた。

 そんな中、ハンニバルとその父ハミルカルを生んだバルカス家のみが、

 軍事的才能を発揮した。



 ハンニバルが始めた第二次ポエニ戦争・・

 アルプス越え、

 カンナエでのローマ軍に対するパーフェクトな勝利・・

 でも、ローマ軍不在にもかかわらずローマを責めることはしなかった。

 その理由は、軍事的勝利ではなく政治的勝利を求めたためだと言われている。

 しかし、部下の指揮官であるマハルバルからは、

 「ハンニバルよ。貴方は勝つすべは知っている。
  だが、勝利の果実を刈り取ることはできないのだ」と指摘される。


 そして、

 ザマでの惨敗・・カンナエと異なり、後詰めのないカルタゴにはなすすべもなく
降伏


 前202年の最後の決戦で敗れて後、ハンニバルは19年の余生を送る。

 シリアのアンティオコスの軍事顧問として、雄大なプランを構想する。
 小アジア、シリア、エジプトからカルタゴ、それにスペインを加えた
 ローマ大包囲網の体制の確立を夢想する・・
 でも、それを実現する場は与えられなかった。



≪ハンニバルは、戦争中も、またあとでカルタゴの行政長官となっても、
 横臥して食事することなどなく、酒も一杯以上は飲まず、
 捕虜の婦人の間では礼儀正しく、その点、アフリカ生まれの人間ではありえない、
 と人にいわせたほどである、という。≫


<目次>
1 カルタゴの栄光
2 獅子の子として
3 地中海世界の覇権をめざし
4 戦局の転換
5 敗戦に逆落とし
6 国家再建と再起への道





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最終更新日  2011.01.23 21:20:03
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