システムエンジニアの晴耕雨読

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2012.08.05
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【送料無料】下山の思想 [ 五木寛之 ]

五木寛之「下山の思想」(幻冬舎新書)

2011年刊



 引用した文章は、どれも山は登ったら、下りる、ということを
 繰り返し語っています。

 そして、下りるのは、次の山に登るため。

 ・・と、五木さん自身言っているにもかかわらず、
 もう次の山に登らなくてよいのでは、というメッセージが伝わってくるのが、
 気になりました。

 生きているうちは、「そうではあるけれど上を向いて」の心境であっても、
 歩いていく必要があります。
 そして、歩いていれば、前向きにもなってくるのも、ウォーキングの効用だと
 思います。

 また、下山の際には、周りを見渡す余裕がでる云々のところは、
 下山の方が膝や脚に厳しく、スピードも登りより早いので、そんな余裕は
 ないのが実態です。








≪登ったら下りる。

 これは、しごく当たり前のことだ。
 登頂したあとは、麓をめざして下山するのである。

 永遠に続く登山というものはない。
 くり返しになるが、登った山は下りなければならないのである。

 登山して下山する。
 それが山に登るということの総体である、
 厳密にいえば、登・下山、というべきかもしれない。≫



≪下山の途中で、登山者は登山の努力と労苦を再評価するだろう。

 下界を眺める余裕も生まれてくるだろう。
 自分の一生の来し方、行く末をあれこれ思う余裕もでてくるだろう。

 山を下りれば、日常が待っている。
 そこでしばし体をやすめ、また新しい山行を計画する。≫



≪登山のときと、下山では、姿勢がちがう。
 気持ちもちがう。
 めざすのは山頂ではなく、スタート時点である。

 安全に、優雅に、出発点にもどり、いつかふたたび次の山頂をめざす。≫



≪下山に失敗すれば、登山は成功とはいえない。
 登って、下りる。
 両方とも登山であり、山は下りてこそ、次の山頂をめざすことができる。≫





<目次>
下山の途中で見えるもの

美しい風景
遠くの海、町の遠景、岩陰の花、
それらを眺める心の余裕にも気づく。

自分の来し方、行く末
いま自分はどこにいるのか、
行先はどこなのか、考えるとき。

成熟への道
ポルトガル、スペインなど
下山の先進国を見て、学ぶ。

希望
日は堂々と西へ沈み、また昇る。
下山の先には新たなスタート地点がある。





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最終更新日  2012.08.05 12:03:23
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