
去年の5月頃前庭ローズガーデンの改良に踏み切りました。既存のバラを生かしつつ周辺の植栽とのバランスをとるために多年草を配置していこうということで、ローズガーデンのイメージにあった品種を選んでいきました。
使われているバラはホルストマンズ・ローゼンレスリー ( Rosa '
Horstmann's Rosenresli'
) で花弁の多いロゼット咲きの大きな白色の花を咲かせます。花びらは大きくレース状に重なり合っていてややランダムな輪郭ですから、組み合わせる多年草も似たような形態をしたものが好ましいのではないかと考えました。また、既存の品種ではバラの背後に紅白の花をつけるサルビア・ミクロフィラ ( Salvia microphylla
) が控えており、付け加えるのであればシンプルに一色だけが妥当でした。

そこでまず選んだのがサルビア・ファリナセア ( Salvia farinacea
) です。澄んだブルーの色合いの花穂から小さな花びらがややランダムに広がります。バラと比べて花びらの大きさはかなり小さいですが、ローズガーデンの主役を引き立てるという意味ではコントラストが効いていて良いのではないかと思います。またサルビア・ミクロフィラの花びらのサイズともおおよそ一致しており、統一感出す効果も期待できます。

ペニセタム・オリエンターレ ( Pennisetum orientale
) グラスですが白色透明の花穂を立ち上げるという点では色彩、テクスチャーともに好適種だと思います。またサルビア・ファリナセアと背丈も同じくらいでバラの存在感を引き立てるのに向いているように思います。

ネペタ・ウォーカーズロー (Nepeta racemosa
'Walker's Low'
) は小ぶりでたくさんの薄いブルーの花を付ける品種でサルビア・ファリナセアと同系統の色合いで少し見た目に変化をつけることができます。

去年の植え付け時から比べるとそれぞれが大株になってきて迫力のある風景になってきました。青と白のメインカラーに時折赤が混ざり込み、統一されたテクスチャーの中でホルストマンズ・ローゼンレスリーの大きな花が映えて見えます。意図した風景が実際に出来上がってくるとデザイナーとしては嬉しいものです。
サルビア ファリナセア
サルビア ファリナセア ホワイト
ペニセタム オリエンターレ
サルビア ‘ホットリップス’