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ポート
腹腔内遊離癌細胞封じ込め療法
腹膜播種の手術を行っても、目に見えない小さな癌細胞が浮遊していえば、予後はあっという間に再発し、完全に除去出来た場合との生存の年数が全く違う。
その為、私は手術を行う前に、この腹腔内遊離癌細胞封じ込め療法を行った。
ポートを入れて…と、言われてもピンとこないですよね^^;
抗がん剤を入れる前に、1000mlの生理食塩水を腹腔内に入れて、その生理食塩水の一部を回収。その中にどれだけの浮遊癌細胞があるか調べ、適量の抗がん剤を注入。抗がん剤を入れたら、次の注入時にまた生理食塩水を入れ一部を回収し、どれだけ浮遊の癌細胞が残っているか調べ、極力浮遊の癌細胞を死滅させる。
ポートの先端の円は、500円玉より若干大きいくらい。皮下内にその部分がきて、管は腹腔内へ。
ポート挿入時の様子。※私の、画像ではありません。(術法例です。)
この腹腔内の抗がん剤治療を繰り返し、浮遊の癌細胞を死滅させれれば、後の手術の時に、医師は目に見える癌細胞を時間をかけて取り除き完全除去を出来ることとなる。
その為に、なんとか頑張って2クールを乗り越えたい。
小腸癌の私には、治療の道がない。
さらに、腹膜転移である。とにかく、なんでも乗り越えないと。
この時、手術は痛かったが、それより直腸の腫瘍の方が痛みを増してきてて、本当に私の心の中は恐怖のみでした。