リアルタイム旅(と日常)日記

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2012年12月31日
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 テーハミングッ!

 「またです」

 「また行くの?」と問われる前に答えておこう。

 食べ物がことごとく美味しく、物価が高すぎず、公共交通が発達していて、極め付きはいい温泉がある!こんな良いところは世界広しといえ釜山において他はない。

 夕方6時30分の滑走路は渋滞していた。『天地明察』はいい場面。飲み物が来ないなぁと、ふと外を見る。今なお成田であった・・・。2時間弱のフライトで、滑走路待ちが30分。軽いめまい。

 機内食は空弁だ。THE ベントーなビジュアル。そうよね、機内食に弁当ってぴったりじゃない・・・・こんな普通に今日気づく。旅っていいわ。弁当に不似合いな赤ワインのミニボトルをくぴっと飲む。

 滑走路待ち30分は、小さな問題を引き起こした。

 市内行きの最終リムジンバスが・・・5分前に出発してしまった・・・。待ち時間が長くなるな~アハハ~と笑っていた愚かな自分。足下をざっくり掬われる。

 大人になって誘拐を心配する。それが海外で夜遅くに乗るタクシー。完全なる運転者優位の密室。パスポートや現金丸ごとを持っているのもバレバレな入国したて。こわいよー。あと5分だったのにー。

 幸い、誘拐されずに宿に着く。言い忘れたが、釜山は治安が良いことも魅力なのだ。無事を祝って生マッコリで祝杯。

2日目

 あいにくの雨。冬の雨は冷たく、出かけたい気持ちがしぼんでくる。

 韓国にはそんな時、強い味方がキランと微笑む。

 チ・ム・ジ・ル・バ・ン

 ゴロゴロパラダイス!

 遊園地よりも温泉に数倍魅力を感じる大人女子。今日のような日は松島ヘスピアに行こう。海のきわきわに横長に広がるこの健康ランドは、眺めが最高。特に窓際は、波形に一人ずつ座って海を眺めることができる「座り湯」が広がっている。冬の雨も、ぬくぬくと温泉に浸かって眺める分には情緒がある。現金なものだ。

 タオルを頭に巻いて、先ほど食べた昼御飯の思い出を反芻する。

 港町釜山に相応しく、ジャガルチ市場で新鮮な太刀魚を焼き魚定食で頂く。釜山では焼き魚も厚い鉄板で揚げ焼きをする。表面はカリっと、身はホッコリふんわりと仕上がっている。旬の太刀魚は、日本のものより身厚で幅も大きい。しっぽの近くではカリカリ感を、分厚い真ん中ではホコホコ感を、塩だけで甘くジューシーに。それぞれ美味しく、丸ごと1本6~7枚の切り身をあれよあれよと猫またぎに平らげる。

 美味しかったね・・・。遠い目でつぶやく手には、なぜかスプーンが握られている。

 お風呂の後は冷たいもの、ですよね?

 韓国の風呂上がりといえば、パッピンスですよね?

 定番を避けて通れない気弱な自分。

 洗面器のような巨大氷小豆を食べているうちに、疲れて転がってしまった。海を見ながら暖かいオンドル床に転がる幸せ。雨の日の幸せ。

3日目

 釜山はみかんも美味しい。済州島の小粒みかんは皮が薄くて甘みが強い。意味もわからず韓国ドラマを見ながら、暖かいオンドル部屋でボンヤリみかんを食べる。ああ、日本の年末。in釜山。

 珍しく朝8時に目が覚める。日本では日曜でも6時起きの自分。体内時計がたった2日でリセットか?夜も9時には寝て、朝ご飯後も温泉でも昼寝をしたのに。怪しいハエにでも刺されたか。

 悩みにもならない悩みを抱え、近くのパンや&カフェ、『パリバケット』の朝ご飯。韓国らしい、「スイートポテトのデニッシュなぜかニンニク味」隠し味ではなくメインにニンニク味・・・さすがキムチの国・・・。チョコレートのパンは英語名が「いつもチョコレートのことばかり考えている」という素敵なネーミング。濃いチョコ生地に、ガナッシュチョコと、チョコチップたっぷりに、さらにチョココーティング!これは、愛ではなく、恋。恋の始まりの夢中さ加減だ。

 お昼はレアにジャガルチ市場の社員食堂、『万金食堂』。ずらりと並んだおかずがセルフで好きなだけ!

 韓国の食事でずらりと並ぶおかずは、店ごとに違い、とっても楽しみなポイント。でも、正直、好きなものと謎なものがある。セルフシステムはその点、好きなものいっぱい、苦手なものスルーで10数種類のおかずと、メインの新鮮サンマのチゲが楽しめる。ご飯は炊き立て熱々だ。「ホラ、海苔も食べな」「コーヒー飲む?」面倒見のいい市場らしいアジュンマたちが世話を焼いてくれるのも嬉しい。ついつい今日も食べ過ぎる。

 ホカホカにお腹が暖まった。さあ、釜山駅に初めて降り立とう。

 小さな中華街とロシア人街がある・・・と楽しみにしていたが・・・・ち、ちっさすぎる・・・期待が膨らみすぎたか。

 国鉄釜山駅は期待以上に楽しい。改札のないヨーロッパ式鉄道は、自由に駅ナカで食事が楽しめる。お腹いっぱいなのに、目が欲しがって色とりどりの韓国餅菓子をトレーに並べてしまう。むにゅっとした、日本の大福よりさらに軟らかい餅に、現代風にラズベリーなどの餡が入っていたり、餅粉を蒸かしたあっさりふわふわで、可愛いハートに成形された日本にはない食感の餅。夢がある。餅に。

4日目

 釜山駅に泊まっている理由。それは朝早くから出る釜山シティツアーという釜山市直営の観光バスに乗るためだ。夜からの雨に諦めかける。明日にするか?しかし明日は晴れだが気温が下がる予報。悩ましい・・・・。朝ご飯を食べても決断がつかず。うろうろとし、出発地点の駅舎をさまよう。昨日の韓国餅カフェで2回目の朝ご飯、ほとほとのお粥で身体を暖める。トロンと南瓜ともち米がペースト状に煮込まれたカボチャ粥。中にあんころ餅が隠れている。もう一つは、アワビ粥。くにゅくにゅとダシのよく出たアワビ。そのダシを吸い込みまくった、こちらは粒の残ったお粥。お粥を食べると体力レベルが上がる。日本人のサガか。

 よし、乗ろう!雲も切れてきた。

 意気揚々とバス乗り場に向かう。30秒。

 「予約は?」

 「え・・・(ネットでは今予約はしていないって・・さては国内電話予約か!?)予約ありません。」

 ナメていた。そんな予約で満席だとは・・・。30秒前の決心と2回目の朝食は何だったのか。

 グルグルしていると「ちょっと待っていて」と声がかかる。

 お、出発までに来ないチームがありそうか?今年最後の運試しか?

 果たして出発時間の9時20分。どうぞどうぞと招かれる。本当に満席だ。

 釜山は交通網が発達しているが、やはり旅行者では行きにくい場所をしっかりとシティツアーバスは連れて行ってくれる。伽耶時代の古墳。釜山のパワースポット金剛山。韓国5代名刹梵魚寺。山には雪が残っていて、寒さが違う。シャクシャクと雪を踏みしめ、滅多にないことだが歴史文化にひたる。

 冷えた冷えた。こんな昼ご飯にはサムゲタンだ。そもそもは真夏の滋養食らしいが、私の寒さに震えるお腹にはグツグツに煮えた丸雛鳥が待ち遠しい。それにしてもここのキムチはなんて美しい。高麗人参酒も人参の臭いが強すぎず、飲みやすい。若鶏は、他の店よりもっと若い鶏。2周りくらい小振りで、身が簡単にほぐれていく柔らかい味わいだ。たっぷりのもち米がうまみを吸い尽くし、おまけの素麺がツルツルと新しい食感を入れてくれる。手が止まらず、さっきまでの寒さはどこへやら。土鍋が空になる頃には暑いくらいにあたたまっていた。





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最終更新日  2012年12月31日 09時25分56秒
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