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xxxx/01/31 チャーリーが最後の黄金切符に当たる。 (『チョコレート工場の秘密』ロアルド・ダール 評論社) (映画『チャーリーとチョコレート工場』 監督:ティム・バートン)____________________________________ 小さな男の子のチャーリー・バケツは、両親と両親のそれぞれの祖父母の 7人で暮らしていたが、大変貧乏で、家は二部屋のみベッドは一つきりで、 ベッドは祖父母4人が寝て、チャーリーと両親は、マットで寝ていた。食事も キャベツが主食だった。そんなチャーリーに誕生日だけはチョコレートが、 プレゼントされた。チャーリーはチョコレートが大好きだったが食べられる のは、一年に一個だけだった。皮肉なことに彼の家から見えるところに、 ウィリー・ワンカ氏の巨大なチョコレート工場があった。ワンカ氏は独創的な チョコレートやお菓子を作っていたが、スパイに製法を盗まれたために、 いったん工場を閉鎖し、十年前に再開してからは、工場は操業していたが誰も 出入りした者がいなかった。ところが、五名の児童を工場見学に招くと発表 した。五名を選ぶ方法は、黄金切符を入れた板チョコを5個作り、それに 当たった子供という方法だった。チャーリーには絶望的な条件だったが… この本を買った切っ掛けは、恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』の冒頭に 『チョコレート工場の秘密』の旧訳のワンカ氏の声明文が載っていたことです。 読んでみたいと思っていた所に、新訳の本が出たので、さっそく買いました。 映画では、小説にはない、ウォンカ氏のおとうさんの話が出てきますが、 ラストでウォンカ氏がおとうさんと再開するシーンでは、恩田陸さんの 『光の帝国』の第1話を思い出して、ティム・バートンと感覚が近いものが あるんだなぁと思いました。 (小説では「ワンカ」ですが、映画では「ウォンカ」でした) (2006年01月31日記)
Jan 31, 2006
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2030/01/30 ピーター・スタッグ船長の生年月日。 (『大陽神降臨』フィリップ・ホセ・ファーマー 早川文庫SF279)____________________________________ ピーター・スタッグ船長率いる宇宙船〈地球号〉は、大陽系外の探検旅行から 800年ぶりに地球に帰還した。しかし、地球は2100年頃に起こったと思われる 〈荒廃〉によって、砂漠が広がり、太平洋沿岸は火山地帯となり、人口は、 100万人程度まで激減し、文明は崩壊した。このため、〈地球号〉がワシントン に着陸すると、そこは言葉もほとんど通じず、まったく違った宗教を信仰する ディーシー国になっていた。東海岸だけでも、以前のニューイングランドが ケーシーランドになるなど小さい国に分かれていた。スタッグ船長は、その 登場のしかたや名前から、ディーシー国の〈大陽神〉にして〈牡鹿神〉に祭り 上げられ、頭に鹿の角のような精力増強器官を移植されて、逃げ出せない状態 にされていた。 序章には、2860年という年代が出てきますが、スタッグ船長の年齢が歴年では、 832歳(肉体年齢は32歳)だと言っているので、2862年のことだと思います。 ディーシー国、ケイシーランド以外にも、フィラデルフィアのパンツ・エルフ、 北部のカレリア人など、様々な文化を持つ集団が出てきます。 (2000/01/29記)
Jan 30, 2006
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2003/01/29 ピート、デイヴィッド、ダイアナ、友人となる。 (『天才アームストロングのたった一つの嘘』 ジェイムズ・L・ハルペリン 角川文庫10865)____________________________________ ランダル・ピーターセン・アームストロングは、見たり聞いたりしたことを 忘れない完全記憶能力を持った天才児だった。彼が5歳の時、同じ能力を持つ 弟のレオナルドが殺され、このことに責任を感じていた。彼はハンサムだった が神経質で、身体をゆするくせがあり、社交性がなかった。 弱冠12歳で、ハーヴァードに入学したピートは、翌年受講した「社会科学として の神学」(セオ・ソーシュ)で、生まれて初めて、彼がどう見えるかではなく、 彼が何を言うかに興味を持つ人々の中にあった。そして、このクラスで、 生涯の親友となる、デイヴィッド・ウエスト、ダイアナ・シュウと出会った。 そこで、彼は、トゥルース・マシン(完全な嘘発見器)の着想を得て、卒業後 デキサス州で会社を設立し、2024年に完成させる。しかし、・・・ この小説は、2050年に書かれたノンフィクションという形式をとっています。 しかも、人工知能が、文章を書いたという設定です。 トゥルース・マシンの開発と、完成後の社会への影響のシミュレートが興味 深いですが、それだけの話ではなく、ピートの苦悩の物語でもあります。 日付はたくさん出てきます。トゥルース・マシンの開発から見ると、弟が死んだ 1995/06/07、開発を決意した2003/05/18、完成した2024/03/01も重要ですが、 ピートにとって最も重要な日として、2003/01/29を選びました。 本当にトゥルース・マシンがあったとしたら、この小説のような理想的社会に なるのだろうか?確かに、犯罪捜査や刑事裁判は、誤り無く迅速になるでしょう し、政治やビジネスでも不正行為はなくなるでしょうが、家庭生活が円満になる だろうか。疑心暗鬼にだけはならなくてすみますが、常に相手の本心が分かると いうのは幸せなのだろうか。 トゥルース・マシンの実現の可能性は、超光速宇宙船や火星への移民より高い と思います。もしかしたら既に出来ていたのに誰かが闇に葬ったことがある かも。 PS. 厚いけど文庫本が1000円というのは高いと思う。 (1999/01/28記)
Jan 29, 2006
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1986/01/28 スペースシャトル・チャレンジャー、打ち上げ時に爆発。(史実)____________________________________ あれから、9年も経っているとは思えません。7人が殉職しました。 フランシス・R・スコービー。 46歳。機長。 マイケル・J・スミス。 39歳。MS。 エリスン・S・オニズカ。 39歳。MS。 ジュディス・A・レズニク。 36歳。MS。 ロナルド・E・マクネア。 35歳。MS。 グレゴリー・B・ジャーヴィス。41歳。PS。 S・クリスタ・マコーリフ。 37歳。宇宙飛行参加者。 こうしてみると、宇宙飛行士の年齢は、結構高いですね。SFでは、十代から 宇宙飛行士として活躍することも多いと思いますが、実際には、必要な知識の 量や訓練の量が非常に多いということでしょうか。 (1995/01/27記) 追記:今は、2006年なので、20年もたってしまいました。 今でも、あのときの映像が記憶に残っています。
Jan 28, 2006
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2147/01/27 コンラッド・ヘアリーが、火葬された日。 (『地を継ぐ者』ブライアン・ステイブルフォード 早川文庫SF1356)____________________________________ 2193年、長寿技術の進歩で120歳を越えているサイラス・アーネットは、アメ リカ西海岸の海辺の別荘で、まだ20歳になっていないキャサリン・プレイルと すごしている時、何者かに襲われ誘拐された。彼を一時期、養父として育った デーモン・ハートは、ロサンゼルスで、VEデザイナーをしていたが、同居して いたダイアナが出ていった直後に、警察から誘拐事件を知らされた。それは、 デーモンの父でサイラスの上司だったコンラッド・ヘアリーを人類の敵であり、 まだ生きているという告発があった直後のためだった。コンラッド・ヘアリー は、21世紀末に起こった不妊ウイルスで人類の滅亡が心配された〈災厄〉を 人工子宮などの技術の確立で、乗り切った英雄だった。デーモンは、父の コンラッドが死んでから、20年後に生まれた一人息子で、父の研究チームの メンバーによって育てられたが、進路を生命科学に決め付けられていること への反発などから、10年前、16歳の時にに家を出て、ストリートファイトで、 VE用の映像素材を提供して稼いぎ、その後、VEデザイナーになった。ファイター 時代の知り合いで、デーモンの本名を教えてあるマドック・タムリンに調査を 依頼するとともに、デーモン自身もサイラス以外の養父母に事情を聞こうと したが・・・ 2193年というのは、p135,p179,p239などを根拠にしています。デーモン26歳、 サイラス126歳、コンラッド137歳という年齢です。 VEは、仮想環境の略ですが、市場にあるものは、視覚と聴覚のみのようです。 また、体内テクノロジー(IT)というものが発達していて、痛みを抑えたり、 怪我を直したり、老化を遅らせたりできるようになっています。この時点で 最高齢は、150歳を越えています。〈災厄〉で全人類が、不妊化して、人工子宮 などが必要な新生殖システムに置き変わったあとに長寿技術が進歩しはじめた のは、幸運といえます。 宇宙では、ラグランジュ5に研究施設があり、太陽系外にも探査機を送ってい るようです。これだけ長寿が達成されれば、有人探査機も計画されても良さそ うですが、話の中には出てきません。 それにしても、高齢者がいつまでも元気で、権力(あるいは指導的地位)を 手放さない社会って、もっと違ったものになるような気がするんだけど。 続編も翻訳されるようなので、社会の変化はそちらに期待しましょうか。 (2002/01/26記) 追記:『ホームズと不死の創造者』が出ていますが、未読です。
Jan 27, 2006
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2000/01/26 A.E.ヴァン・ヴォークト氏、死去。享年87歳。(史実)____________________________________ 『非Aの世界』『スラン』『イシャーの武器店』『宇宙船ビーグル号』などで 有名なA.E.ヴァン・ヴォークト氏が亡くなって、一年になります。 (2001/01/25記) 追記:今年で6年。七回忌。
Jan 26, 2006
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1997/01/24 高梨光宏のアマゾンからの初めてのメール。 (『天使の囀り』貴志祐介 角川ホラー文庫11765)____________________________________ 北島早苗は、精神科の医師で終末期医療(ターミナル・ケア)専門の病棟で、 働いていた。彼女の受け持ちの11歳の上原康之と接するのは特に辛かった。 彼女の恋人で小説家の高梨光宏は死恐怖症(タナトフォビア)の症状が出てい た。彼は、アマゾンの探検隊に紀行文を書くために同行したが、奥地で道に 迷い、そこで野生のウアカリという猿を食べる経験をしていた。その高梨が、 帰ってくると、死恐怖症はまったくなくなっていて、異常に食欲が旺盛になり、 「天使の囀り(さえずり)」が聞こえると言った。そして、奇妙な方法で自殺 してしまった。早苗は、アマゾン探検隊で、高梨と一緒にいた人物に話を聞こ うとしたが、二人は自殺し、残りの二人は行方不明だった。 どのへんがホラーなのか分かりません。ぼくから見ると、SF以外のなにもので もありません。(もしかしたら、蜷川教授や依田教授の考え方の変化がホラー なのかな?) 野生の猿を食べたことや、エボラ出血熱などの元の宿主が猿だ と考えられていることなどを知っていれば、原因は想像がつきます。 (といっても、ぼくの想像は、ちょっと、はずれてましたけど。) ラストの康之少年の場面は、目頭が熱くなりました。最近どうも涙線が緩く なっているようで。 (2001/01/23記) 追記:いくつものブログで取り上げられています。ふたつほど紹介します。 『天使の囀り』☆☆☆ 天使の囀り。 (こちらはネタバレありなので注意)
Jan 24, 2006
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2003/01/22 パイオニア10号、通信途絶。(史実)____________________________________ 1972年3月2日打ち上げ。 1997年3月、電力低下により、ミッション終了。 2000年7月8日に通信回復。その後も通信は不安定な状態が続いていた。 2003年3月時点で、約120億Kmの距離にあり、おうし座、アルデバランの 方向へ秒速約12.24kmの速度で遠ざかっています。 (アルデバラン近傍を通過するのは200万年後?) (パイオニア11号は、1973年4月5日打ち上げ。1995年9月30日ミッション終了。) 日本惑星協会(http://www.planetary.or.jp/)の「探査の歴史」にそれなりに まとめてあります。 本家のページは以下のところ。。 http://spaceprojects.arc.nasa.gov/Space_Projects/pioneer/PNhome.html (2005/01/23記) 追記:「日本惑星協会」のページで、パイオニア10号の打上げが3月3日に なっているのは、日本時間のためと思います。
Jan 22, 2006
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19xx/01/20 北海道U市で生物災害(バイオハザード)、判明。 (『グランド・ゼロ』北野安騎夫 徳間書店)____________________________________ 北海道U市K地区は、IDV というウイルスの漏洩によって、生物災害が発生し、 双子の姉妹以外は全滅してしまった。生き残った幼い姉妹アスカとハルカだが アスカは発病して危険な状態だった。 それから、13年後。ウイルスは、潜伏期間が長く、発病しても症状が分かり にくかったために世界中に広がり始めていた。姉妹は別々の隔離施設に入れら れていたが、アスカは、施設を脱走して東京に向かった。 U市は「う」で始まる市かと思っていましたが、炭鉱の話からすると、どうも 「夕張」のようです。 (1999/01/20記)
Jan 20, 2006
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1899/01/18 アレクサンダー、タイムマシンで未来へ出発する。 (映画『タイムマシン』 監督:サイモン・ウェルズ 原作:『タイムマシン』H.G.ウェルズ 角川文庫12505)____________________________________ ニューヨークの大学で物理を教えている若き科学者アレクサンダー・ハーデゲン は、恋人エマにプロポーズをした直後に強盗に襲われ、エマを殺されてしまう。 その後、アレクサンダーは、取りつかれたように研究を行い、タイムマシンを 完成する。過去に戻って、強盗にあわないように過去を変えることには成功する が、今度は事故でエマは死んでしまう。そこでアレクサンダーは、大きく過去を 変える方法を知るために、未来へ行くが…… 未来へ向かって、はじめに止まった時代は、2030/05/24で、ニューヨーク図書館で タイムマシンについて調べますが、成果はありません。最後に到着した未来は、 802701/07/27です。 原作とは、だいぶ違いますが、物語としては筋が通っています。 なぜか一番印象に残ったのは、ラストでアレクサンダーの親友が山高帽を投げ 捨てるシーンだったりします。 (2003/01/18記)
Jan 18, 2006
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2005/01/17 月資源探査衛星が、月のヘリウム3の正確な埋蔵量を計測。 (『MOONLIGHT MILE』大田垣康男 小学館ビッグコミックス)____________________________________ 月資源探査衛星によって確認されたヘリウム3の埋蔵量は、核融合発電で人類 の総発電量の千年分に相当した。そこで、2009年6月に、アメリカを中心に、 月に核融合炉を2032年までに15機建設するプロジェクト「ネクサス計画」が 発表された。竹永建設の猿渡吾郎(この時点で27歳)は、ビルディング・スペ シャリスト候補として訓練を受ける。彼の初飛行は、2011年12月にロシアから の打ち上げで、国際宇宙ステーション(IIS)に赴く。 近未来の宇宙開発を、事故や汚職も含めて、リアルに描いています。現在2巻 まで出版されていて、2012年11月までで、まだ月には行っていません。 開発の状況などは、かなりリアルだと思いますが、残念ながら、ヘリウム3を 燃料にした核融合は、実験レベルでも実現していなくて、2032年では試験炉が できるかどうかも、怪しい状況です。これでは、とてもヘリウム3のために 月を目指すというわけには行きませんね。 建設会社が宇宙開発に関わることを不思議に思う人もいるかもしれませんが、 現実に、清水建設は月での建築について本気で研究しています。 (2002/01/16記) 追記:現在11巻。ビックコミックスペリオールで連載中。
Jan 17, 2006
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xxxx/01/15 7歳の恵子、三十三間堂に通し矢を見物に行く。 (『デクストロII接触』イアン・ワトスン&マイクル・ビショップ 創元推理文庫695-01)____________________________________ プロローグで、恵子が、7歳の時に三十三間堂に通し矢を見物に行って、強い 印象を受けていたことが明かされます。 大人になった恵子は、太陽系から37光年離れたジェミニ星系のデクストロを 公転する惑星デクストロIIの探検隊に、言語学者兼データスペシャリストと して参加する。この惑星には、生物とも機械とも判断ができない異星人が、 住んでいて、人間は彼らをカイバーと名付けた。ジェミニ星系は、連星系で、 デクストロIIは、二千年~三千年の周期で、デクストロの公転軌道から、もう ひとつの恒星ラエヴォの軌道に飛び移ると推測された。機械説を取る人は、 このような軌道の惑星での進化は難しく、カイバーの金属のような外殻や、 子供が見当たらないこと、個体を識別できないことなどを根拠にしていた。 恵子は、ただひとり人間の基地にやってくることを承諾したカイバーに、 言葉を教えていた。カイバーの学習速度は早く、50日間で、標準語以外に、 英語や日本語、また地球の各地域の文化を憶えていった。しかし、カイバー の文化については何ひとつ答えようとしなかった。また、汗や垢のような 生体標本となるものも一切、手に入らなかった。そうするうちに、カイバーの 活動が完全に停止してしまった。 最後は、恵子が、63歳の時に三十三間堂に、活動停止状態のカイバーが展示さ れることになります。3年後の今上天皇の15年正月元旦に恵子が、三十三間堂 にカイバーを見学に行ったところで終わっています。 三十三間堂の仏像がカイバーと似ている印象を受けますが、良く見ると似てい ないというのは、後半の宗教的な展開と関係があるようです。 (2000/01/15記)
Jan 15, 2006
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2076/01/14 バーナード星調査隊報告公聴会 (『ロシュワールド』R.L.フォワード 早川文庫SF627)____________________________________ バーナード星へ向かったプロメテウス号は、直径1000Kmのライトセールで レーザー推進システムによって加速・減速を行う、乗員16人の片道旅行の、 探査船。ライトセールを除いた重量は3500トン。2026年出発、2068年到着。 乗員は寿命延長剤を用いて、40年間で10年しか老化しない。(『断絶への航海』と同じ時期の話なのに、全然違う宇宙船ですね) 地表周回モジュールという飛行機(大気外でも使える)の動力は、原子力です。 間接サイクルのジェットエンジンの他に、発電した電気でVTOL用のファン を回しています。原子炉は液体ナトリウムを冷却剤に使っているので、高速 増殖炉かもしれません。 無人探査機は、1998年に軍用のレーザー基地のテストとして送り出されている ので、SDIが順調に実用化できた世界のようです。 他にも、クリスマス・ブッシュと呼ばれる合体型ロボットや不定形の異星人、 二重惑星など話題満載です。 (1995/01/13記)
Jan 14, 2006
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1962/01/13 神鳥摩耶の生年月日。 (『タイムトラベル3501』若桜木虔 文化出版局ポケットメイト)____________________________________ 1980年10月10日、神鳥摩耶(かんどりまや)は、ちょうど一年前に親友の大江 久美子が消えた、箱根の〈入らずの山〉に登った。久美子は、摩耶の目の前で 空間がねじれるような現象とともに消えてしまったのだった。そして、今度は 同じ場所で、摩耶もその現象に飲み込まれた。その状態から、彼女は時間旅行を しているのだと推測した。意識を失っていた彼女が気が付くと、そこは、美しい 場所で、言葉が全く通じなかったが、人工テレパシー装置によって意思疎通が できた。そこは、アスティール帝国で、統一暦3501年だった。その国は、自然 が豊かで生活も余裕があるユートピアのようなところだったが、政治は、貴族 階級によって支配されていて、歴史も統一暦3000年以前のことは、一般人には いっさい知ることができなかった。とりあえず亡命者として登録された摩耶は、 オリヴィアという同年代の女性の家に預けられたが、そこで、機械を使わなく てもテレパシーが使えることに気が付いた。オリヴィアもテレパスだったが…… ヒネタSF読みなら、先が読めてしまいますが、物語は普通です。テレパス同士 の結婚のあり方は面白かったですが、タイムパラドックスに関する部分は、 もうちょっとどうにかしてほしいところです。 若桜木虔(わかさきけん)氏は、「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の ノベライズで有名になり、以後、テレビ番組のノベライズも多数書いています。 1990年代以降は、複数の作家と共同の「霧島那智」名義で架空戦記を量産して います。(ぼくは、この本しか読んだことがありませんが) (2005/01/13記)
Jan 13, 2006
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1992/01/12 HAL9000生まれる。(映画2001年宇宙の旅) 1997/01/12 HAL9000生まれる。(小説2001年宇宙の旅) (『2001年宇宙の旅』A.C.クラーク 早川文庫SF1000) (『2010年宇宙の旅』A.C.クラーク 早川文庫SF1052)____________________________________ (ニフティで、半日庵さんから教えてもらいました) 追記:場所は、イリノイ州アーバナ。 ディスカバリー号の HAL9000 は、3号機だったので、初号機と2号機は、 すでに始動しているはずです。
Jan 12, 2006
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2081/01/10 <メイフラワー二世>、ケイロンの周回軌道に入る。 (『断絶への航海』J.P.ホーガン 早川文庫SF586)____________________________________ ケイロンは、アルファ・ケンタウリAを巡る直径約1万5000Kmの地球型 惑星。重力は、ほぼ1G。 <メイフラワー二世>は、ラム・ロケットを推進機関とする全長約10Km、 重量1億4000万トン、収容人数3万人の片道旅行の移民船で、2060年に 出発した。それ以前に無人探査船<クヮン・イン>(2020年出発~2040年到着) が、遺伝情報をコンピュータに蓄えて到着し、移民を始めていた。 現実では、2020年に遺伝情報を全て解読することも、ラム・ロケットを実用する ことも、無理だと思います。やっと月に有人基地ができる程度でしょう。;_; (1995/01/09記) 追記:「遺伝情報を全て解読すること」は、可能になりましたね。
Jan 10, 2006
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2341/01/09 トルーズデイル、ヴァンダーヴェッケンのメッセージを聞く。 (『プロテクター』ラリイ・ニーヴン 早川文庫SF321)____________________________________ (1995/10/03記) (紹介文はありません)
Jan 9, 2006
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2197/01/08 地球連邦宇宙軍のストーカー・ワン、アウラ5の地上部隊救出。 (『地球連邦の興亡』佐藤大輔 徳間書店)____________________________________ 21世紀の半ばに、異星人と接触し、恒星間技術を獲得した人類は、何者かに よって設置された「ハイゲート」という転送装置を使って、銀河へと進出し ていた。「ハイゲート」を利用している他の種族も、誰が作ったのかは、知ら なかった。2172年9月8日、地球連邦は、ネイラム第一種族との第一次オリオン 大戦に突入した。始めは防衛に努めていた地球連邦は、その後、攻勢に転じ、 レシト、ハンゼの2星系を奪取、さらに交通の要衝アウラに進攻した。 戦争の終わりが近づいていたが、アウラ星系第五惑星上では、地球連邦のある 地上部隊が全滅の危機にあった。南郷一之が、この部隊を指揮していた。 そこに救出のために派遣された部隊を指揮したのが、永井景明だった。 戦争は、2197年3月18日に終結。6月2日に統合艦隊が解散し、復員が始まった。 現在、2巻までで、まだまだ続きそうです。3巻からは、また別の戦争に 突入しそな状況になっています。 (1998/01/08記) 追記:全4巻。 「地球連邦の興亡」年表というページがあります。
Jan 8, 2006
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200x/01/07 超音速ビジネスジェット機の試作機が試験飛行中に爆発炎上。 (『空の中』有川浩 メディアワークス)____________________________________ 2005年から始まった国産輸送機開発プロジェクトは、世界で例のない超音速 ビジネスジェット機を開発するもので、開発は順調に進み、スワローテイルの 愛称のついた試験機が、この日、超音速飛行のテストを迎えた。しかし、四国 沖の試験空域の高度二万メートルで爆発炎上してしまった。更に、2月12日、 同じ空域で、航空自衛隊のF15J戦闘機二機が、実用上昇限界を超えるテスト 飛行を行っていて、一機が同様に爆発した。このときのパイロット斉木三佐の 高校生のひとり息子の瞬は、高知で一人暮らしていて、その日は、父の戦闘機 が見えるかもしれないと思って、海岸へ行って、半透明の乳白色をした直径 1メートル程の奇妙な生物を見つけた。隣家の同級生の天野佳江の強引な主張で 自宅に持って帰り、フェイクと名付けたところに、父の殉死を知らせる使者が 訪れた。基地での葬儀が終わった後、家に戻った瞬が、何気なく携帯で父の 番号にかけたところ、通話が繋がった。しかし、それは父の携帯にではなく、 フェイクにだった。フェイクは日本語を解する知能を持った生物だったのだ。 一方、三月下旬、スワローテイルの開発のために設立された特殊法人日本航空機 設計の若手技術者、春名高巳は、事故調査のために岐阜基地へ派遣された。 そこで、事故時に同行していた武田三稀三尉から事情聴取をしようとしたが…… このあとも、4月24日には、春名高巳と武田三稀が事故時と同じ飛行ルートを 飛んで、【白鯨】と出会い、6月8日に分裂、7月9日にフェイクによる【白鯨】 掃討作戦、7月17日に統合など、いくつも日付が出てきます。 日本航空機設計は、特殊法人になってますが、今だったら独立行政法人となる ところです。超音速ビジネスジェットを開発するっていう構想は聞いたことが ありますが、予算が付いたという話は聞いた事がないので、残念ながら、現実 には、開発さえ行われないでしょう。 春名高巳が岐阜基地へ通い始めてから、武田三稀と飛行するまでの、約3週間 というのは、早いのか遅いのか微妙なところです。 一種のファーストコンタクトものです。相手が電波で人間の活動を知っていて 言葉も相手が日本語を習得するので人間側の苦労は小さいです。考えてみると 実際に異星人が地球に来る場合も、事前に電波を傍受していて相手が人間の 言葉を習得している可能性が大きいですよね。 それにしても、なんで文庫じゃないんだろう? (2005/01/07記)
Jan 7, 2006
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1521(西暦3521)/01/06 ティーハルトと宇宙地形学部が契約した日。 (『復讐の序章』〈魔王子シリーズ 1〉 ジャック・ヴァンス 早川文庫SF631)____________________________________ 〈圏外〉にあるスメード星は、居住可能だが、原始的生物しかおらず、 スメードが経営するスメード亭(及びその周辺)のみが人間の領域だった。 スメードは3人の妻と11人の子供だけで、暮らしていた。1524年7月、カース・ ガーセンは探星師をよそおってやってきた。客は、スター・キングと呼ばれる 異星人のだけだったが、直後に、ルーゴ・ティーハルトという探星師がやって きた。彼は、悪名高きアルト・マラゲートと約束があり、それは、売るのが 惜しい美しい惑星を発見したためで、出資者であるマラゲートが情報を要求して いたのだった。ガーセンはマラゲートの名前を聞いてぎくりとした。なぜなら、 ガーセンが子供の頃、彼の町を襲撃・破壊し、祖父以外の彼の家族を殺した 宙賊船長のひとりだったからだ。ティーハルトの話を聞いているうちに、 マラゲートの手下3人がスメード亭に現れ、ティーハルトを外に出したあと、 二隻の宇宙船が飛び立った。しかし、そのうちの一隻はガーセンの宇宙船 だった。ティーハルトの宇宙船と同じ型だったので間違えたのだった。 ティーハルトは殺されていたので、ガーセンはティーハルトの宇宙船に乗って スメード亭を離れ、リゲル星系の惑星アルファノールへ向った。彼の目的は マラゲートへの復讐で、ティーハルトの発見した惑星を利用するつもりだった。 この暦の名称は分りませんが、西暦2000年を0年としているという記述があり ました。カース・ガーセンが生まれたのは、1490年で、彼のいた町マウント・ プレザントが襲撃されたのが、1499年です。 この世界では、人類は銀河宇宙に進出していて、多くの惑星に植民しています。 異星人もいますが、人類が指導権を持っているようです。法律が通用する世界 に限りがあって、その外の無法地帯を〈圏外〉と呼んでいます。警察は、惑星 のみを管轄していて、外に逃げた者については、IPCC(星際保安協力機構)と いう民間犯罪捜査機関が担っています。ただ、IPCCも〈圏外〉では、限定的な 活動しかできません。 〈魔王子シリーズ〉は5巻あって、復讐する相手が5人なので、たぶんひとり づつ復讐を果たすのでしょう。「たぶん」というのは、実は1巻しか持って いないからです。 (2006年01月06日記)
Jan 6, 2006
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2006/01/05 鈴谷比呂志たちが、羽田発、門司行き、224便に乗る。 (映画『この胸いっぱいの愛を』 監督:塩田 小説版『この胸いっぱいの愛を』梶尾真治 小学館文庫 か-3-1)____________________________________ 仕事で門司へ行くことになった鈴谷比呂志は、羽田発224便に乗った。同じ便に ヤクザで殺しに失敗した布川輝良も乗っていた。鈴谷は、子供の頃、一年だけ 住んでいた祖母の旅館に行ってみた。すると、そこは昔のままで営業していた。 しかも、旅館から出てきた子供は、昔の自分だった。喫茶店で日付を確認すると 1986年1月5日だった。途方にくれて埠頭を歩いているところに布川が話し掛けて きた。そして、二人が過去に来ていることを確認し、連絡方法を取り決めた。 鈴谷は、1月5日が祖母の誕生日だったことから、慌てて旅館に行き、煙を出して いるオーブンを消火した。そして、旅館に住み込みで雇ってもらい、過去の 自分と同じ部屋で寝起きすることになった。 原作は、『クロノス・ジョウンターの伝説』ですが、映画化するために脚本が 全然違う話になってしまったので、原作者に了解を求めたら、これはこれで、 面白いということで、原作者自身が小説版を書くことになったそうです。 実際、登場人物の名前と過去にタイムスリップする以外は同じ所がありません。 今日がまさに、2006年1月5日ですが、もし事故が起きたら…… (2006年01月05日記)
Jan 5, 2006
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xxxx/01/04 ソービーの行方不明の両親の死亡を認定する裁判が開かれる。 (『銀河市民』R.A.ハインライン 早川文庫SF1517)____________________________________ 人類が銀河宇宙に進出し直径3000光年に広がっている世界。地球連邦の範囲は はぼ1000光年ほどで、その外の銀河辺境区は、宇宙軍の活動も限定的で、海賊 や奴隷商人が跋扈していた。辺境の中に九惑星連邦があり、地球連邦とは直接 の貿易もなかった。そこでは、奴隷が合法で、その首府のサーゴンの奴隷市場で ひとりの少年が売りに出された。彼を買い取ったのは、乞食のバスリムだった。 少年の名前はソービーで、バスリムは自分を父ちゃんと呼ばせた。バスリムは、 ソービーの出自を調べるために催眠術を使ったが、ソービーは非常に幼い時に 両親のもとから引き離され、その状況から両親は死んだと考えられた。また、 彼が元々使っていた言葉が、標準化以前の英語だと分っただけで身元は分ら なかった。バスリムはソービーに乞食の手伝いをさせるほかに、色々な知識を 映写機や睡眠教育機まで使って厳しく教育した。ソービーは、父ちゃんがただ の乞食ではないと感じていた。時には紳士の格好で出かけたり、ソービーを 宇宙港に使いに出したりした。ソービーの背が大人と同じ位に大きくなった 頃、バスリムは正式に奴隷から解放する手続きをして、バスリムが死んだ場合 に、ある男にメッセージを伝え、その男に従がうように言った。その時は、 すぐにきた。 年代は全く分かりません。 物語は、惑星サーゴンでバスリムに育てられた時期、自由商人の交易船に乗り 組んだ時期、宇宙軍に入った時期、そして、生まれ故郷に帰ってからの4つの 部分に分かれています。自由商人は地球連邦でも辺境でも自由に交易を行って います。その船の乗組員は一族で構成されていて、各人の血縁関係を表す言葉が 2000もある特殊な社会で、ハインラインらしさが出ています。 (2006年01月04日記) 追記:取り上げているブログを発見。(2006/06/27) 『銀河市民』
Jan 4, 2006
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1992/01/03 リック・デッカードの長い一日が始まる。 (『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 P.K.ディック 早川文庫SF229)____________________________________ 正月の風景・雰囲気は、小説にも映画にもなかったと思います。欧米では、 元旦だけが休みで、2日からは平常になるそうなので、そんなもんかな。 しかし、3年前のサンフランシスコで、あんなことが起こったなんて、 TVにも新聞にも出ていませんでしたね。そもそも火星にアンドロイドを 送り込んでいたなんて! いや、アンドロイドの存在そのものが、極秘に されているようですね。 (1995/01/02記) 追記:映画『ブレード・ランナー』の設定は、2019年10月のようです。
Jan 3, 2006
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1920/01/02 アイザック・アシモフ氏、生まれる。(史実)____________________________________ (説明文はありません。ニフティで教えてもらいました。)
Jan 2, 2006
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5355/エラスタイド ガリオン誕生。 (「ベルガリアード物語/マロリオン物語」シリーズ デイヴィッド・エディングス 早川文庫FT)____________________________________ ガリオン誕生は西暦ではありません。トラクが世界を引き裂いた年が元年です。 年は、推定が入っているので、数年ずれている可能性もあります。 また、エラスタイドが、元旦というのは、まず間違いないでしょうが、どこにも そうとは書いてありません。 (1994/12/31記) 追記: 実は、元の書き込みでは、5353年と推定していたのですが、 『魔術師ベルガラス』『女魔術師ポルガラ』で、5355年だと判明しました。 エラスタイドの方は、『女魔術師ポルガラ』の2巻で「一年の終わりと新年の はじまりをしるす年に一度の祝日」とあるので、たぶん正解。(年の推定は、『メルセネの錬金術師』の5379年から、季節の変化を数えることで 行ったのですが、時々、出てくる小説内の記述と二年ほどずれがあったんです。 あるいは、ベルガリアード物語とマロリオン物語の間の期間の間違えたのかも)
Jan 1, 2006
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2101/01/01 仮装巡洋艦バシリスクの最後の記録。 (『仮装巡洋艦バシリスク』谷甲州 早川文庫JA200) ____________________________________ バシリスクが発見されたのは、2250年頃、シリウス星系。 ダーティペアの二人が生まれる20年程前の記録を、新しいダーティペアが 結成された頃に、発見したことになります。(これで、時代背景はわかりますよね。^_^; (余計分からないか)) (1994/12/31記)
Jan 1, 2006
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