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正月は、出雲大社に初詣に行ってきました。
大阪から「のぞみ」で岡山まで行き、 岡山で「やくも」
に乗り換えます。
出雲に近づくにつれ、だんだんと空が黒ずみ、冷たい空気に包まれていくのが分かります。
元旦から大粒の雹が天罰でも下すかのように降ってはやみ、降ってはやみ。時折雲のあいまから降りてくる日光は、神々が本当にすんでいるのではないかと思えるような山々だけを映し出します。
偶然にも 昨年末に読んだ丸山眞男氏の文章「歴史意識の古層」 が思い浮かびます。
まだ、仏教にも儒教にもそして近代文明にも浴していない純粋な日本の姿をのぞけたような気がしました。日本の神聖な原点を感じると共に、それ以降、いろいろな文化や文明を取り入れ、千数百年という短い時間のなかで、現代を作り上げてきた我々日本人の祖先は、いかに勤勉であったのだろうという思いにかられます。
昨年後半から、世界的な金融の問題が取り上げられ、テレビでは連日社会の終わりのような報道がなされておりますが、日本の歴史を眺めるとき、そんなにたいした問題では無いことに気づかされます。我々の祖先は、もっと深刻な問題を経験し今日の我々が有るのです。
新年に、祖先からの授かった送り物は、そんな勇気だった気がします。
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