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【スタッフ】監督=小泉堯史 原作=葉室 麟『蜩ノ記』(祥伝社刊) 脚本=小泉堯史、古田 求 撮影=上田正治、北澤弘之 美術=酒井 賢 編集=阿賀英登 音楽=加古 隆 衣裳=黒澤和子 照明=山川英明 装飾=大坂和美 題字=星 弘道 録音=矢野正人 助監督=酒井直人 【キャスト】役所広司 =戸田秋谷 原田美枝子=戸田織江 堀北真希 =戸田薫 吉田晴登 =戸田郁太郎 岡田准一 =檀野庄三郎 青木崇高 =水上信吾 寺島しのぶ=松吟尼 三船史郎 =大殿・兼道 井川比佐志=慶仙和尚 【あらすじ】郡奉行だった『戸田秋谷』(とだしゅうこく)は 藩主の側室との不義密通及び小姓を斬り捨てたことにより 10年後の切腹と それまでの間に藩の歴史である藩主・三浦家の家譜を編さんし完成させるよう命じられるそれから7年後、刃傷沙汰を起こしてしまったものの 家老『中根兵右衛門』の温情により切腹を免れた『檀野庄三郎』は、幽閉中の「秋谷」の監視役を命じられる監視の内容は、藩の秘め事を知る「秋谷」が7年前の事件を家譜にどう書くか報告し「秋谷」が逃亡のそぶりを見せた場合には妻子ともども始末するというものだったはじめは「秋谷」のことを懐疑的に思う「庄三郎」だったが、編さん途中の三浦家譜と『蜩ノ記』と名づけられた「秋谷」の日記には、前藩主の言葉を守り事実のまま書き留め 切腹が迫りつつも編さんに誠実に向き合い一日一日を大切に生きる彼の姿があり、感銘を受ける7年前に一体何が起きたのか、事の真相を追ううちに、彼の人間性に魅せられていく「秋谷」に深い愛情と信頼を寄せる妻『織江』や 心の清らかな娘『薫』らとともに暮らす中で、いつしか「庄三郎」と「薫」との間に恋が芽生えてやがて「庄三郎」は不義密通事件の真相に辿り着き、事件の謎を解く文書を入手するが、そこには藩を揺るがすようなことが記されていた・・・・ --------------------------------【小泉 堯史・こいずみ たかし】1944年11月6日~(71才)茨城県水戸市出身県立水戸第一高等学校、東京工芸大学写真技術科、早稲田大学卒業卒業後の1970年、黒澤明に師事し、28年間にわたって助手を務める市川崑が監督の映画『股旅』ではスチル担当も務め 両監督に直接仕えた唯一の人物作品には 黒沢明監督の遺稿の「雨あがる」(2000年)でデビュー「阿弥陀堂だより」(2002年)「博士の愛した数式」(2006年)「明日への遺言」(2008年)がある --------------------------------「黒沢明組」のDNAは この「小泉組」に受け継がれ すべてが本物であることをめざし 主役の「岡田准一」や「役所広司」には 相当な期間を居合抜きや 書道をそして「堀北真希」には小笠原流の礼儀作法を訓練させたという 映画は 時代劇なのに殺陣場面はほんの僅かで これといった大きな山場もなしにお家の為に 無実の罪を背負って10年後の切腹まで 田舎に蟄居し 藩の歴史書(家譜)を執筆してる「戸田秋谷」を 刃傷沙汰で罪に問われた「檀野庄三郎」(岡田准一)が見張りとしてやってきたが 「秋谷」と生活を共にするようになって「秋谷」の人間性に惹かれてゆく様子を 淡々と静謐に綴った作品です悪家老と高利貸商人との癒着 そして殿様の跡目相続騒動は 水戸黄門等によく出てくる話で 特に目新しくもなく その悪家老を征伐するとかいうのでもなく観る人によっては 退屈極まりない時代劇なんじゃないのか?唯一 水戸黄門等ではありえないようなエピソードに 少々驚かされるのは 秋谷の嫡男「郁太郎」と農民の息子「源吉」は親友で 「源吉」の父親が、この村の農民が何かと圧せられている状況を打破するために積極的に活動し、裕福な商人にたてついたことから、事態がややこしくなり、家族をかばう形で、この正義の息子は 牢屋で拷問死してしまい憤った「郁太郎」が、友のために家老に一太刀浴びせようと向かう、それに同道する庄三郎そして それを聞いた「秋谷」が駆けつけ 見事に 其々が目的を果たすくだりは 拍手だ(郁太郎は家老の腹に一撃を そして秋谷は見事顎に一発を食らわせる アーすっきり!)何故 そんなことが可能だったのかは 家老の悪事を書き記した文書があったから日本には「鏡」と呼ばれる歴史書があり 「吾妻鏡」は、鎌倉幕府の成立を後の幕府中枢(の実権を握った北条氏)が編纂したしたもの・・・・鏡と鑑は同じ意味で「鑑みる」は「過去の例や手本などに照らして考えるてみる」「鏡(=歴史書)に綺麗な自分が映し出されるように」・・・・と誰が観ていなくても、義を重んじ清廉潔白に生きる姿が この映画の本質結局「戸田秋谷」は多くを語らず、一人で無実の罪を負い死んで行くのです映画は最後「戸田秋谷」 朝 下帯一枚の裸 ざんばら髪 庭の井戸端で水浴びをします その後、白い小袖を着て、妻の傍に座し 手を握り「良い夫婦であった」とそれから、水色(萌葱色)の裃を着け、切腹用の短刀を持ち、挨拶をし林の中を一人歩いて行く後ろ姿を キャメラが暫く追いかけ 終わります「秋谷」は、限られた命を 自ら「蜩」と言いつつ・・・・一日一日を大切に、そして精一杯に生きたのです武士道精神を受け継ぐ日本男児として オイラも潔く死を迎えたいと日々・・・・(でも どうなんだろう オイラの先祖は農民らしいからねぇ・・・・) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・早くも春のきざしの「スノー・ドロップ」が白い花を・・・・
2016年01月24日
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【スタッフ】 監督=川島雄三 製作=小倉武志 原作=山本有三 脚色=椎名利夫 撮影=高村倉太郎 音楽=黛 敏郎 美術=浜田辰雄 録音=大村三郎 照明=高下逸男 【キャスト】 山村 聡 =守川義平 (父) 淡島千景=守川むつ子(母) 桂木洋子 =守川しず子(長女) 水村国臣=守川義夫 (長男) 須賀不二男=隅田恭輔 (母の愛人) 毛利菊枝=河村うめ (母の母親) 市川小太夫=河村弥八 (母の父親) 水木涼子=河村とめ(母の祖母) 多々良純 =河村素香 (母の弟) 三島 耕=大越 護(しづ子の見合い相手) 佐田啓二 =矢津 (義夫の先生) 【解 説】 昭和10年から 翌年にかけて“主婦之友”誌上に連載された「山本有三」の小説、昭和12年(1937年)「田坂具隆」監督が映画化 そのリメイク作品【あらすじ】 18才になる『守川義平』の娘『しず子』は 『大越 護』との見合いの報告に 弟の『義夫』を連れ 伯父『河村弥八』を訪れ、そこで家出した母の『むつ子』に会った「むつ子」は 以前の愛人との間に出来た「しず子」を腹に抱えて、「守川義平」の許に 嫁いで来たのである世間体を飾るだけのこの結婚は「義平」にとっても「むつ子」にとっても不幸であった間もなく「むつ子」は家出し、現在は浅草でカフェーを経営しながら、今の愛人『隅田恭輔』の 螢光燈の研究を助けていたこの様な理由で「大越」家から破談された「しず子」は傷心の身を「むつ子」の弟の絵描きの叔父『河村素香』に訴えた素香は「姉さんも気の毒な人だよ みんなが言うように ふしだらな女じゃない、自分の本当の生き方をしたいと もがいていたんだ」そして更に「真実一路の旅なれど・・・・」の“北原白秋”の詩を呟いた喘息だった「義平」の死で 葬式に訪れた「むつ子」は、続いて起った「義夫」の 盲腸の看護に当り、そのまま守川家に居ついた母親の居なく寂しかった「義夫」 母によく懐いたが「お母さん」とは呼んでくれない「むつ子」は 矢張り「隅田」を思い切れず・・・・その事から「しず子」と折合へず 又 家を出ていったが・・・・・“子供を産めても 母親になれない女”(これが彼女の“真実一路”の人生だった) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー “真実一路” 真実、あきらめ、ただひとり 真実一路の旅をゆく。 真実一路の旅なれど、 真実、鈴ふり、思い出す。 二人で居たれど、まださびし、 一人になったらなおさびし、 真実、二人はやるせなし、 真実、一人は堪えがたし 「北原白秋」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1937年の「田坂具隆」監督作品のキャストを調べていたら テレビ・ドラマでこの映画の後 8本も製作放映されていたのに 驚いた・・・・ 日本人って こういうのが好きなんだろうか?因みに 自由奔放(真実一路)に生きる主人公「むつ子」役は 皆一流だ1937年(映画) 瀧花久子 1954年(映画) 淡島千景 56 (T・V) 藤乃高子 61年(T V) 伊藤弘子 63 (T・V) 山田五十鈴 71 (T・V) 林美智子 79 (T・V) 朝丘雪路 75 (T・V) 加賀まり子 93 (T・V) 小川真由美 2003 (T・V) 高岡早紀どれも観ては居ないのだけれど・・・・恐らく この「むつ子」の役創りには 演出家も俳優も 色々考えたのではなかろうか? どうしょうもなく自堕落で 自分勝手な ある意味“淫蕩な女”家にこもって 亭主の為にとか 子育てとか 家族団欒とか“主婦が出来ない女 自分が望まなかったのに 無理矢理 亭主を押し付けた両親に“反抗する女”堅いだけが取り柄の真面目な夫に 孕んだまま嫁いできたという“劣等感の女”自分の想いのままにならないことには “我慢が出来ない女”旧い常識に縛られない 自分の想いのままに生きる “真実一路の女”この映画の「むつ子」(淡島千景)の印象はオイラ的には あんまり“真実一路の女”には 見えなかったけど「真実一路」って言葉 余り当てはまらないんっじゃない? 又 きれいに 聞こえるが その中身は複雑なモノがあるよね!大体が 最初 「むつ子」を孕ませた男は どこかに逃げてしまった訳だし嫌いと言ってる「守川義平」(山村聡)との間に 子供を産みながら逃げ出して 愛人「隅田恭平」(須賀不二男)と一緒にすんでる隅田が逃げ出し 自分の子供たちと暮らし始めたにも拘わらず 隅田を追いかける これが真実一路と言うなら 世の中の“不倫”をしてる女も男も みーんな真実一路なにか 言い訳する余地あるんかい?つー 訳で 美しい「淡島千景」の印象とは 全然かけ離れた行動をとるのに驚き健気にも 必死で母親を叱りつける「桂木洋子」の可憐な美しさは 見事で絵描きという「多々良純」の絵画が見られたら 彼の印象が変ったろうに愛人「須賀不二男」は もっとヤサオトコで頼りなさそうにしたほうが いいかな父親「義平」(山村聡)は 母親が嫌う もっと変な俳優にして 欲しかったし「義夫」君は もう少し優しく可愛らしいと よかったのに な~んてネ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイラ的花言葉:「心の欲する所に従えども矩を踰えず」(心の欲するところに従えども のりをこえず) *自分の思うままに振る舞っても 道理の規範から外れることはない 『孔子』は その生涯を振り返り「七十歳の時に、欲望のままに動いても 人としての道に違うことはないという心境に達した」と述懐
2012年02月12日
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【スタッフ】制作=寺山修司、九条映子 監督・脚本・原作=寺山修司撮影=鋤田正義、仙元誠三 演出=萩原朔美、竹永茂生、前田律子、東由多加音楽=下田逸郎 、J・A・シーザー、柳田博義、クニ河内、田中未知、 加藤ヒロシ、荒木一郎、石間ヒデキ美術=林静一、榎本了壱 編集=浦岡敬一 録音=大橋鉄夫スクリプター=仙元誠三、鋤田正義、荒木経惟、森山大道 照明=水村富夫【キャスト】佐々木英明=北村英明(私) 斎藤正治=北村正治(父)小林由起子=北村セツ子(妹) 田中筆子=北村ハツ(祖母)平泉 征 =近江(彼) 森めぐみ=彼の恋人丸山 明宏=地獄のマヤ 新高恵子=娼婦みどりゴライアス=幻の肉体美 浅川マキ=階段の娼婦鈴木いづみ=女医 J・A・シーザー=長髪詩人川村 都=ダンス教師 クニ河内=飛行機三兄弟(長兄)チト 河内=飛行機三兄弟 川筋哲郎=飛行機三兄弟下馬二五七=金さん(隣人の男) 昭和精吾=サッカー部主将狼 情次 =タックル 原本由起夫=にんじん島田 和明 =猛牛 虫明亜呂無=友を求む中年男島内 三秀=友を求む中年男 桝田隆治=友を求む中年男蘭 妖子 =狐の面の女(実は私の母) 天井桟敷、東京キッドブラザーズ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【寺山 修司】(1935年12月10日 ~ 1983年5月4日 47才没) (ウィキペディアより) 詩人、劇作家、演劇実験室「天井桟敷」主宰 「言葉の錬金術師」の異名をとり、上記の他に歌人、演出家、映画監督、小説家、 作詞家、脚本家、随筆家、俳人、評論家、俳優、写真家などとしても活動 膨大な量の文芸作品を発表した 競馬への造詣も深く、競走馬の馬主になるほどであった メディアの寵児的存在で、新聞や雑誌などの紙面を賑わすさまざまな活動を行なった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【あらすじ】「なにしてんだよ~、映画館の暗闇のなかでそうやって腰掛けてたって何も始まんないよ」 津軽弁で語りかける ひとりの青年・・・・・「映画の中にゃ、何もないよ、さあ、外の空気を吸いに 出てゆきたまえ』と いうセリフ 画面は真っ暗なままで・・・・・この映画は始まる主人公の「私」の名前は『北村勝』・・・・「しかし、誰も私の名を知らない」と繰り返す月給二万八千円のプレス工の「私」は、ときどき人力飛行機で空を飛ぶ幻想にひたる「私」の家族は五年前に一家そろって家出、 高田馬場の都電線路際のアパートに住んでいる万引きぐせのある『おばあちゃん』 もと陸軍上等兵・もと屋台ラーメン屋、いま無職・・・・48歳になってもまだ自慰を止められない『親父』ほとんど口をきかず、ウサギを偏愛している妹『セツ』「私」は、ある学校のサッカー部の「彼」を、尊敬している「彼」は「私」のことを、一人前の男にしてやると、 元赤線の娼婦「みどり」のところへ連れていった全裸の「みどり」の愛撫をうけながら、妹とお医者さんごっこをしたこと、女医に乳房を押しつけられたことなど少年時代のことを想い出したが・・・・・いつのまにか、「私」は娼婦の部屋から、はだしで逃げ出していた「おばあちゃん」は、隣りの部屋の「金さん」から、「セツ」の、ウサギの可愛がり方が異常だといわれ、「金さん」にウサギを殺させるこれを知った「セツ」は大変なショックをうけ、家を飛び出し、一晩中表をさまよい歩いたあげく、サッカー部の脱衣所にさまよい込み「彼」をふくむ部員たちから乱暴された「セツ」を追ってきた「私」は、「セツ」と「私」が兄妹だと知らない彼らから乱暴する仲間にいれてやるといわれ、口ごもりながら辞退する「おばあちゃん」は 養老院に入れられることを嫌って家出する「私」は、ぐうたらな親父を立ち直らせようと思い、ラーメンの屋台車を手に入れることを「彼」に頼む一方、もと兵隊だった親父は、最近、傷痍軍人の幻影につきまとわれている故る日、「彼」のアパートで、「彼」と彼女が愛し合うのを見るが、二人は「私」に“三人でしよう”と誘うしかし、「私」はどうしても彼等の世界に入り込むことができず人力飛行機や娼婦の部屋で娼婦に迫られる、幻想の世界をさまよう「私」は、強くなりたいと思うたとえば、彼のように! しかし、その「彼」は、セツと同棲するといいだす「彼」が語っていた“新家族”は、どこへ消えてしまったのか・・・・・結婚、3DK、カラーテレビ、片隅の幸福「私」は胸に怒りが溢れてきた「彼」が手に入れた屋台車は盗品だった「私」は刑事に手錠をかけられ、連行されるそして「私」は 映画の中の「演技」の私に訣別する ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー上の“あらすじ”を読むだけでは この映画の本当の筋は 何も解らない・・・・・これ以前に こんな始まり方をする映画は存在しなかったしこんな終わり方をする映画もなかったというコトだけで あのモッサリ顔「寺山修司」の 独特で奇異な才能が感じられる「寺山修司」はオイラより5才年上 同じような青春時代を過ごしていたにも拘らず 彼を知ったのは ズーッと後のことで、オイラ 普通の会社人間になってからのコトだった当時、この「書を捨てよ、町に出よう」の著書も読んだし 映画も観たのだが・・・・・オイラ、仕事人間化してて 懸命に社会の矛盾に渦巻く荒波と戦っている最中だったので「何を寝惚けたことを ほざいているんだ この田舎モンがァ!」って 眼中にもなかったでもね 40年振りに観た コレ・・・・・今でこそ あんまし驚かないがこの当時の作品としたら プロの映画屋さん達が 吃驚仰天の内容だったに違いないよネ映画の 最初と 最後の 斬新さは 未だかつて観た事がなかったし大きく揺れ動き 不安定で イライラする程 目が回りそうな手ブレ画面赤や 紫 緑色に光り そして急にモノクロに切り替わる画面の なんとも落ち着きのなさやたら 女はどこででも裸になるし 女郎屋の女の部屋のいかがわしさやサッカー部 部室での集団暴行 そして何やら怪しげな麻薬を吸う場面 あの美輪明宏の若い頃 バスタブに裸でグチャグチャと言ってたり 等々・・・・如何にも 臆病で 鬱屈した田舎モンのアンちゃんが妄想してる不埒なことを映像化して当時だったら そんな田舎モン学生やサラリーマンは 東京にゴマンと溢れていたんで大いに共感し 我ら貧しき者たちの代弁者的な カリスマ性を発揮してたんじゃないのかケチを付ければ いくらでも見つけられる映画なんだけど・・・・これを発表したということがスバラシイので、コレは誰にも真似のできることじゃなかった早くに逝ってしまったが もっと年齢を重ねてからの作品が観てみたかったそんな人 「寺山修司」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2014年02月08日
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92年製作の「クリント・イーストウッド」監督作品映画とは違います60年、巨匠「ジョン・ヒューストン」監督の作品「許されざる者」です昨日も取り上げた「オードリー・ヘップバーン(当時31才」が、インデアン娘になり、またまた’18年生まれ42才の「バート・ランカスター」と、結ばれる役を演じます監督が自伝で「全体の調子が大袈裟で芝居がかっており、登場人物がどれも現実離れしていて、自分自身の映画歴の中でも最悪の一本」と語っているらしいが・・・・・・・決して、そんな感じはしないそれより南北戦争直後のテキサスの開拓者の、先住民・インディアンカイオワ族に対する差別というより悪敵、憎悪溢れる描き方が問題だろう原作は「アラン・ルメイ」ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の西部劇の名作「捜索者」の作者なのだが、「許されざる者」はテーマが重く西部劇としてはスカッとしないのも事実物語は広大な砂漠と草原の中を流れる川岸の牧場に住むザカリー一家娘「レイチェル」(オードリー・ヘップバーン)が、ノーメイクに近い顔で屋根の上の草を食む牛を叱りながら、川で水汲みをする場面から始まる彼女を乗せて走りたがり暴れている白い馬それに乗って、あの雄大な西部劇の景色の中をオードリーが走る姿は必見と、途中で遭遇する軍服を着た老人がポイント、不吉な話をする・・・・父親は亡くなっていたが、幸せに暮らしていたザカリー一家長男「ベン」(バート・ランカスター)が、今は大黒柱長い牛追いで儲け、母親になんと「ピアノ」を持って帰るのだそしてモーツアルトを弾きこなす教養があり、厳格な母親に育てられた娘その娘が、実は父親が先住民カイオワ族から盗んできたのだったそれを、軍服の老人が暴露、村人からも見放され、カイオワ族からは娘奪回の為、襲撃されることとなる家族5人が家に立てこもり、インデアンの襲撃を守りきり、逆に全滅させてしまう展開には少し無理も感じるが・・・・・所々に出てくる逸話に手抜きが無く例えば、優秀な馬に乗り逃げる軍服の男を追うのに、裸馬を3頭引き連れ追うのだが、次々に乗り継ぎ3頭目の馬で追いつく演出に納得とかインデアンに襲われることを想定した頑丈な家の造りとか・・・・・「オードリー」の主演映画にしては、異色の西部劇でオイラには充分見応えがあり面白かったのでした・・・・・・・・・・・・・・・・今日の庭の花は「やまあじさい・山紫陽花」オイラ的花言葉:同じ花でも可憐に咲くのもいい
2009年06月05日
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【スタッフ】監督=フレッド・ジンネマン 脚本=ロバート・アンダーソン 原作=キャサリン・ヒューム 製作=ヘンリー・ブランク 撮影=フランツ・プラナー 美術=アレキサンダー・ターナー 音楽=フランツ・ワックスマン 編集=ウォルター・トンプソン 【キャスト】オードリー・ヘプバーン =シスター・ルーク(ガブリエル) ピーター・フィンチ =フォルチュナティ博士エディス・エヴァンス =マザー・エマニュエル ペギー・アシュクロフト =マザー・マルセラ ディーン・ジャガー =ヴァン・デル・マル医師 ミルドレッド・ダンノック =シスター・マルガリータ ベアトリス・ストレイト =シスター・クリストファー パトリシア・コリンジ =シスター・ウィリアム ロザリー・クラッチリー =シスター・エレノーア バーバラ・オニール =マザー・キャサリーン ルース・ホワイト =マザー・マルセリア 【あらすじ】1920年頃 ベルギーの有名な医者『パン・デル・マル』博士の娘『ガブリエル』尼僧になる決意をし、家を出て・・・・恋人への思いも断ち切り、修道院入り修道院で「ガブリエル」は修道女の戒律を学び数ヶ月に及ぶ厳しい戒律生活 戒律と懺悔の日々に脱落していく志願女がいる中「ガブリエル」は見習い尼になるその前夜、髪を短く刈られ、またそれまで自分と俗世との唯一のつながりであった、恋人から贈られた金飾りのついたペンを投げ捨て 俗世と別離した「ガブリエル」は『シスター・ルーク』という名の 正式の尼僧になるべく修行医学の訓練中、素晴らしい成績だったにもかかわらず、修道院へ入る以前から熱望していたベルギー領コンゴへの派遣は叶わず、ベルギーの精神病院に派遣される が、そこでも惜しみなく努力を続け、ついに念願のベルギー領コンゴへの派遣が決まるそこでの仕事は、外科医『フォルテュナティ』の助手 彼は医者としての腕は天才的だ大変世俗的な無神論者で 神に仕える身のシスター・ルークを常にからかっただが、医者である父親の元で医療技術を学んだシスター・ルークの的確な仕事振りには信頼を置いており、また彼女も「フォルテュナティ」の手腕は買っていたある日「シスター・ルーク」は 自分が結核に冒されている事に気付く彼女から相談を受けた「フォルテュナティ」は自分が面倒を見、必ず治癒出来ると約束そして 彼女に対し「今まで大勢の尼僧と一緒に仕事をしてきたが、君は彼らとは違う 人間的だ だから患者に好かれる 君は自分の考えを持っている 修道院の求めるシスターではない! 君の本当の病気はそこにある!」愛情すら感じ始めていた「フォルテュナティ」や 人々の愛情のおかげで病状は回復するが「シスター・ルーク」は 再びベルギーに呼び戻されることになって・・・・・更に オランダとの国境に近い病院に派遣されるが、戦争が始まり中立国のベルギーに対してドイツ軍は砲撃を加えるしかし常に尼僧は全てに対して慈悲の心を持たなければならず、ベルギー降伏後も、尼僧は地下運動に参加してはならぬ、と厳重にいましめられ同胞を敵の手から守りたい思いに駆られる「シスター・ルーク」は苦しむそんな最中、彼女の父が機関銃の噴射で殺されたとの一報を受け取り、思いは一気に加速、葛藤の末、遂に決断「敵への憎しみを抑える事が出来ない憎しみに満ちた胸に十字架をかけ続ける事は出来ない」彼女はマザー・エマニュエルに全てを語り、自分の還俗を申し出るのだが・・・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー55年前 1959年公開の 「フレッド・ジンネマン」監督作品映画「尼僧物語」「オードリー・ヘップバーン」30才 外見は勿論内面的にも その演技も素晴らしく輝いて「オードリー・ヘップバーン」の数ある映画作品の中でも 真摯に役柄に向かい合い没頭しベルギー生まれの彼女の生い立ちをも反映しつつ 更にその生涯にわたる生き方までを この映画の中に描き出して見せるような作品 彼女のファンにとっては「ローマの休日」に匹敵する 最も重要な作品のひとつとなった1947年の映画「黒水仙」での「デボラ・カー」の尼僧姿を オイラ絶賛したが同じように白と黒の尼僧姿 顔だけが露出する演技は その大きな眼がモノをいい・・・・「デボラ・カー」と同様 知的でクールな印象に加え 何故かホッとする暖か味に癒される“完全な尼僧とは 神への愛に生き 生涯従順を守る人です”カトリックの尼僧という聖職を全うする為には 或る意味 人間的な部分を切り捨てる という事で悩み自問自答 その懺悔にマザーの厳しい説教に葛藤し それを吹っ切る為か 昼夜を徹して仕事に 試練に没頭する姿は 並大抵のことではなく 痛々しい・・・・髪の毛をバッサリ切られた瞬間から 女も人間も捨て 神の下僕となって戒律に従って生きるこの映画の監督「フレッド・ジンネマン」が言いたかったのは コンゴなどの医療現場において、また、不本意な形で押し寄せる戦争の前に【宗教】など なんの役にも立たないということを言いたかったんじゃないのか・・・・人間が 人間らしく生きて ただ ひたすら人間に優しく接する そんな当たり前の事を尼僧を辞める事が決定 地味な私服に着替えると ガッチャっと音がして自動扉のごとく扉が開く直ぐそこは 街中だった なんの未練もなく「ガブリエル」の後ろ姿は 将に“凛”としてベルギー領「コンゴ」とは 今の「ザイール」 「ザイール」と言えば 今“エボラ出血熱”で問題となってる地域 もし「ガブリエル」が居たら 勿論先頭に立って・・・「ヘップバーン」も晩年 ユニセフ親善大使としてエチオピア・ザイール・ソマリア等アフリカの難民キャンプを何度も訪問し 63才で亡くなる寸前まで貧民の子供たちの為に人道支援を繰り返しました 「政治家たちは子供たちのことにはまったく無関心です。 でもいずれの日にか人道支援の 政治問題化ではなく、政治が人道化する日がやってくるでしょう」と 訴え続けたのです尼僧でなくても 人間を救う手立てがあることを 実際にやって見せたのでしょうか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・散歩中によそのお宅の塀際に咲いていた「コルチカム・犬サフラン」
2014年10月07日
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【スタッフ】 監督=森崎 東 脚本=丸内敏治、梶浦政男 撮影=東原三郎 音楽=井上堯之 美術=横山 豊 編集=鶴田益一 衣装=宮田孝、鳥野圭子 録音=原田真一 照明=粟木原毅【キャスト】三國連太郎=海原雄山 佐藤浩市=山岡 士郎羽田美智子=栗田ゆう子 竜 雷太=田川遠山景織子=里 美 芦田伸介=大大蔵樹木 希林=ト メ 田中邦衛=花見小路 辰之丈財津一 郎=京極万太郎 柴 俊夫=柴俊夫清川 虹子=井戸正子 赤座美代子=料亭「花山」女将 石田 太郎=小泉編集局長 仙波和之=谷村文化部長 笹野 高史=富井副部長 鳥越マリ=花村 典子【あらすじ】 東西新聞文化部の記者である『山岡士郎』と『栗田ゆう子』同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになったしかし、ライバル紙の帝都新聞が美食倶楽部を主宰する『海原雄山』の監修により「至高のメニュー」という企画を立ち上げたため・・・・・両者を比較する「究極」対「至高」の料理対決が始まる「山岡」は「海原雄山」の 実の息子であるが、母親の死をめぐる親子間の確執から絶縁しており、「究極」対「至高」は 料理を通じた親子対決であった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【付録】1)「美味しんぼ」とは ジャンル=グルメ漫画 原作=雁屋 哲 作画=花咲アキラ 出版社=小学館 掲載誌=ビッグコミックスピリッツ レーベル=ビッグコミックス 発表期間=1983年20号 ~ 現在連載中 巻数=109巻(2012年11月現在) テレビ・アニメ 、テレビ・ドラマでも放映された ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2)「三國 連太郎」(みくに れんたろう) 1923年1月20日 ~ 2013年4月14日(90才没) 本名=佐藤 政雄(さとう まさお)群馬県太田市生まれ 身長=181cm、体重=75kg1950年 東銀座で 松竹にスカウトされ、松竹大船撮影所に演技研究生として入る スカウト時「大船のスタジオにカメラテストに来てくれないか」に、 「電車代と飯代を出してくれるなら」と答えたという1951年 木下恵介監督『善魔』に、レッドパージで出演取り止めとなった岡田英次の 代役としてデビュー、役名の「三國連太郎」を芸名にした いわゆる役者バカであり“怪優・奇人”とも称される家城巳代治監督『異母兄弟』(1957年)において、老人役の役作りのため上下の歯を10本抜いたエピソードはよく知られている特に、粗暴な人物役を得た時の「三國」はプライベートでも役にハマりこんでしまい、他人が近づきがたい状態になっていることがたびたびで・・・・レイプシーンなどでも、リハーサルから本気で暴行することで知られ、親しい女優でさえおびえたという 結婚は4度経験 俳優の『佐藤浩市』は3番目の妻との間にできた息子であるその他にも『太地喜和子』、『石田えり』らとのロマンスが取り沙汰された「太地」と出会った時は19歳と41歳という22歳の年の差にも関わらず大恋愛に発展した その後は『釣りバカ日誌』シリーズ(1988年 - 2009年)で活躍、“スーさん”の愛称で親しまれたが 本人は釣りが嫌いだったと言う『人間の約束』で息子・佐藤とワンシーンのみの初共演を果たした後、『美味しんぼ』で本格的に親子の役を演じた 2012年9月 老人ホームで暮らしていることが報じられ2013年4月14日、東京都稲城市の病院で急性呼吸不全により死去満90歳没(享年91)「戒名はいらない「三國連太郎」のままでいく」と話していたという*心より ご冥福をお祈り致します 合掌 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コミック「美味しんぼ」は 今 テレビなどで大流行のグルメ番組の火付け役だった美味しい料理の“うんちく”が 山盛りで 成程・なるほど と勉強するような気持ちで読んでいたが、いつの間にか 飽きたのか止めていて・・・・ だって そのコミック本 109巻で 継続中というのだから・・・・・食事を ただ美味しくいただくだけでなく その素材 調理法 調味料 ソースなどをワインやお酒等を傾けながら 知り得る限りの ウンチクを語り合いながら 楽しむそれも 美女が お相手してくれたりなんかしたら もう 最高の至福の時間が・・・・そうそう この映画「美味しんぼ」は「三國連太郎」追悼記念番組で放映されたもの息子「佐藤浩市」と本格的に共演した 唯一の作品だんだん 親父に似てきた「佐藤浩市」は 将に 葛藤する親子を演じて妙料理人としても 人間的な大きさからしても 敵わぬ父親像は 実生活とダブっていたか?今や もう こういった“役者バカ”と言われるような 俳優は出てこないだろうオイラ的には 「神々の深き欲望」での「三國」さんの異常振りが一番好きだったが本当に どんな危ういことでも やってしまいそうな 怪しい感じの役者だった・・・・あの「釣りバカ・・・」での 刺が抜けた スーさん役は なんとも言いようが無いがまた 一人 伝説の名優が・・・・・残念だけれどでも 映画俳優にはチャンと 数々の映像が残されていて 我々は何時までも若き日の そして円熟期の 活躍する姿にあえるという ことがあって・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・散歩での楽しみは 思いがけず出会う 小さな野草の花 これは「宝鐸草・ホウチャクソウ」オイラ的花言葉:「親思う心に勝る親心」(おやおもうこころにまさるおやごころ) *子供が親を思う心よりも 親が子供を思う心の方が深いということ
2013年04月24日
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【スタッフ】監督=小林正樹 脚色=松山善三、小林正樹 原作=五味川純平 撮影=宮島義勇 美術=平高主計 音楽=木下忠司 録音=西崎英雄 編集=浦岡敬一 【キャスト】仲代達矢=梶 佐田啓二=影山少尉 千秋 実=小野寺兵長 川津祐介=寺田二等兵 藤田 進=鳴戸二等兵 安井昌二=見習士官 重富孝男=鈴木伍長 北見治一=松島伍長 福村幸雄=河村上等兵 清村耕次=乾上等兵 井上昭文=赤星上等兵【あらすじ】やがて『梶』は、ソ連の山々を前方にひかえる国境線の青雲台地に派遣されたそこで 上等兵になった「梶」は 少尉に進級した『影山』に再会した彼が受持った初年兵の中には、二十歳そこそこの『寺田』二等兵がいて 軍人の家庭で育った「寺田」は「梶」の言動に反抗した「梶」は あい変らず古兵といざこざを起こし 大立ち回りなども演じたこれを心配した「影山」の計いで、土肥作業中隊に配属された間もなく、青葉陣地は玉砕し、「影山」は戦死し 「梶」は前線に戻った終日、台地に戦車壕を掘った ソ連軍の戦車群が近づいた迫る戦車に、「梶」は半身をのばして「寺田」を自分の穴にひきずりこんだ一瞬、その背にキャタピラが地響いて通りすぎたやがて、死んだ暗闇になった「生きている者は出て来い、負傷者は助けてやる 答がなければ捨ててゆくぞ」と梶は叫んだ答はなかった・・・・・「梶」は戦友を求めて暗闇の中へ消えて行った ---------------------------------第4部では いよいよ実戦に突入する敗戦色濃い日本に対して ソ連が突然参戦 満州に攻め込んで来たのである巨大国の豊富な軍事力をもって ただただ火事場泥棒ヨロシク マッタク汚ねー奴ら 当時 日本軍は 南方戦線で全滅し 沖縄にまで米国軍は攻め込んで来ており終戦も時間の問題 前線への兵器・弾薬・兵隊・食糧などの補給は殆どなしの状態そのような状況にも拘らず 相変わらず陸軍内での状況は 正確な情報は伝へづに・・・・軍隊幹部の認識は“まだ勝てる 今の状況は作戦の内だと”・・・・情けないの 一言そして 相変わらずの まったく箸にも棒にもかからない古参兵たち といへば・・・・ もう精鋭は一人もいない 寄せ集めの新兵達を ただただ虐め抜くのだから戦争なんて 勝てるわけもない(日本人って こんなに嫌らしい人種だったのかって 思う) その初年兵を庇う「梶」も さんざん殴られ・・・・とうとう切れて ヤッチッマエ~!でも 親友の『影山』少尉も 軍律を盾に味方には なってくれない・・・・「もっと 生き延びることを考えて 行動しろ」と・・・・問題の古参兵達 敵兵の前では まったくの腰抜け振りを発揮して・・・・もともと なんの能力もない ただ兵隊経歴が長いというだけの“アホ”どもなのだからこの映画の目玉「影山」少尉(佐田啓二)あんまり似てないけど あの「中井貴一」のお父さんやはり 流石の二枚目俳優だと思った 甘いマスク 静かで上品 優しそうな話し方・・・・そして「寺田」二等兵役の 当時 ニューフェイスだった「川津裕介」この後1960年の「青春残酷物語」で 大ブレイクするのだそれと もう一人「鳴戸」二等兵役 ベテラン俳優「藤田進」古参兵のイジメに切れて 殴り込みに・・・・結果 独房入りとなってこの4部は 全然女性が登場しない むさくるしい映画なのだった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前にも載せたが これは高井城址公園に咲いていた「あめりかふよう・アメリカ芙蓉」オイラ的花言葉:“鉄心石腸”(てっしんせきちょう) *鉄や石のように堅固な意志を言う 鉄の心に石の腸の意で、堅くて変 わることのない意思や精神を鉄石にたとえて言う
2011年08月19日
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【スタッフ】監督=神代辰巳 脚本=荒井晴彦 原作=連城三紀彦 撮影=木村公明 美術=横尾嘉良 音楽監督=萩原健一 音楽=ドンジュアン 、篠原信彦 、石間秀機 録音=瀬川徹夫 照明=宮崎 清 編集=鈴木 晄 【キャスト】萩原健一 =苑田岳葉 原田美枝子=朱子 藤 真利子=ミネ 樋口可南子=琴江 蜷川有紀 =文緒 池波志乃 =千恵 高橋昌也 =桂木 柴 俊夫 =加藤 加賀まりこ=綾乃 米倉斉加年=村上秋峯 【あらすじ】『苑田岳葉』は、今日も浅草・十二階下の遊廓の『千恵』のところに来ていたそんな「岳葉」を 外で待つ妻『ミネ』 「ミネ」は胸を病んでいた歌風のことで『村上秋峯』に破門された「岳葉」は、その夜、秋峯の妻『琴江』のところに強引に忍び込み関係をもつ二人は駈け落ちの約束をし「琴江」は駅で「岳葉」を待つが・・・・彼は「秋峯」に姦通罪で訴えられて刑務所に送られていた刑期を終えた「岳葉」は、「琴江」が十二階下に居るという噂を聞いて出かけ・・・・そこで“関東大震災”に遇うその混乱のなか、「岳葉」は「ミネ」を療養所に入れ・・・・・「琴江」を探し出すが、彼女は娼婦になっていて「岳葉」を冷たく突き放すのだった首をつろうとしていた「岳葉」の所に、ファンだという音楽学校の学生『文緒』が訪れる「文緒」は銀行頭取令嬢で「岳葉」との交際を親に知られ 家からでることを禁じられたが姉『綾乃』のはからいで京都へ演奏旅行した際、桂川のほとりの旅館で岳葉と落ちあった「岳葉」から心中を持ちかけ、手紙で「琴江」に知らせるが返事は来ない心中は未遂に終わり、それを詠った桂川情歌で「岳葉」は有名になったそして自分が誰かの身代わりだと気づいた「文緒」は自殺してしまう「ミネ」を見舞った療養所で、「岳葉」は もと詩人で今は社会主義運動家の友人『加藤』の妻『朱子』と知り合った「加藤」は胸を患っていたが、大杉栄が殺されてから過激になり、持ち歩いていた爆弾で彼を追って来た警官と共に爆死してしまう「岳葉」は「朱子」に心中をもちかけ、知らせを聞いた「琴江」が二人のいる旅館にやってきた「岳葉」と「琴江」が話している間、「朱子」は「岳葉」のノートを見つけるそこには心中が未遂に終わり、そのことを詠った歌が書かれていた夜になり、船で川へ出た二人は薬を飲む「朱子」はノートを見たこと、薬を替えたことを言い、昏睡状態におちいった「岳葉」を死んだものと思い手首を切るその様子を川のほとりから見つめる「琴江」夜があけ、村人に発見された岳葉は命をとりとめたが、そこに「琴江」の死体があがったという知らせそれを聞いた「岳葉」も、自ら命を断つのであった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【苑田 岳葉】 大正時代の歌人 その作品の一部「世の中は行きつ戻りつ戻り川 水の流れに抗ふあたはず」 「花の色をせめて黄泉路の一灯に せんと結びし手のあたたかき」 「そのひとになりて女は死にたいと云ふ 紅さす指を吾歌になぞりて」 「幻のひとに似せんと黒髪を 切りし命の千筋なるゆめ」 「わが指の紅に添へたる熱き血を 唇にふくみて死にゆきしひと」 「明日はまた 涸れむ命を 束の間の 朝陽に結び 蘇る花」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー色々映画は観てきたが この映画ほど気分が悪く 怒りを覚えた映画もない一体なんなんだろう? 「神代辰巳」監督の意図するところは・・・・この主人公の歌人「苑田岳葉」とやら・・・・実在した人? 知らないんだオイラウィキペディアで調べても その素性とかが「連城三紀彦」の小説「もどり川」が出てきて もしかして創作の人物なんだろうか?映画では その人物なりが説明されずに どんどん進行していくので・・・・・この「苑田岳葉」(萩原健一)なる人物は ただの女たらしのエロ男で 見境なく出会う女は ことごとく口説き そして肉体関係をもつ それを次々に見せつけるだけ 観てるだけで 反吐がでるほど嫌な奴でも 出会う女たちは確かに 良い女ばかりで 女房が「藤真利子」 娼婦が「池波志乃」先生の奥さん「樋口可南子」 ファンの女の子「蜷川有紀」 友人の妻「原田美枝子」って 言うんだから そりゃあオイラだって 口説きたくなる様な女性ばかりだけどその全員と 夫々に濃厚なベッドシーンを繰り広げるのだから、そう ポルノ映画じゃんでも大女優が 競って惜しげもなく裸身を晒すのは・・・・・なんとも マアで 本来なら こんなあられもない大女優が観られるのはオイラ的には 涎モンなんだけど同居人たちが 変な目でみてる気配がして・・・・気が気じゃない ということもあって「萩原健一」の演技も なにやら一所懸命 熱演なんだけど 軽々しくて・・・・こんなに態度のでかい奴にしては 肝っ玉の小さい 浮気男がと 憎しみしか湧かないそして 相手をする「原田美枝子」も「樋口可南子」も「藤真利子」も・・・・熱演だからこそ 虚しく ほんと哀れな感じさえして、ホント女優さんに同情したネ更に この映画が公開されて間もなく 「萩原健一」が大麻所持で逮捕され 映画は一週間程で打ち切られ御蔵入りしてしまった 女優さん達も被害者じゃん「神代辰巳」監督はもともとピンク映画の人なんだけど・・・・この映画の前に「赤い髪の女」等の 傑作ポルノもあり 何故こんな訳の解らんモノに してしまったのか 不可解な映画でした ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう いい加減に「菊」はいいか・・・・ オイラ的花言葉:「直情径行」(ちょくじょうけいこう) *自分の思うままに行動して相手の立場を思いやらないこと 恥知らず、礼儀知らず
2012年11月24日
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【スタッフ】監督=森田芳光 原作=吉本ばなな『キッチン』(福武書店刊) 脚本=森田芳光 撮影=仙元誠三 美術=今村 力 編集=川島章正 音楽=野力奏一 【キャスト】 川原亜矢子=桜井みかげ 松田ケイジ=田辺雄一 橋爪 功 =田辺絵理子 浜 美枝 =料理学校の校長 中島陽典 =ちかちゃん 四谷シモン=麦原真巳 浦江アキコ=松原多美恵 吉住小昇 =おばあちゃん 【あらすじ】両親と祖父を早くに亡くし、祖母と暮らしてきた大学生『桜井みかげ』だが、その祖母さえも亡くしてしまい、天涯孤独の身となるある時、同じ大学の学生で、祖母の行きつけの花屋でアルバイトしている『田辺雄一』に声をかけられ、「雄一」宅に居候することとなる「雄一」はオカマバーを経営する母『えり子』(実は父『雄司』)と2人暮らし「みかげ」は 田辺家のキッチンで眠るようになり、風変わりな「えり子」「雄一」親子とも一緒に生活するうちに 少しずつ打ち解けていくかつてのボーイフレンドとの再会などを経て、日を追うごとに祖母の死を受け入れ、「みかげ」の心は再生していくのだが・・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこの不思議な感覚の映画「キッチン」の魅力は 絵的にも美しい函館の街並みをバックに1に「川原亜矢子」 2にも「川原亜矢子」 3に「橋爪功」という 人物描写に尽きる世界で活躍する彼女が なんともマッタリというか ホンワカとしたナチュラルな姿格好素顔におかっぱ頭の大人になったワカメちゃん風 のんびりとした素人口調に癒される映画です「川原亜矢子・かわはらあやこ」(1971年4月5日 ~ ) (ウィキペディアより)日本のファッションモデル、女優、ナレーター、エッセイスト、ニュースキャスター大阪府東大阪市出身 1990年代にフランスに渡り、日本人モデルとしてシャネルなどの有名デザイナーコレクションに出演し活躍 女優としても1989年にデビューした映画の始まりは 暫く真っ暗な画面 そこに真っ白で大きな冷蔵庫(上のタイトル画にある)が浮かび上がり その前で布団から目覚め 上半身だけ起き上がる「みかげ」(川原亜矢子) その冷蔵庫の扉を開け 手を伸ばし 牛乳瓶に入った水を取り出しゴクゴクと飲む 「みかげ」は キッチンに寝ているのだ ここが一番よく眠れる場所なんだって仏壇に コップの水を供へ ロウソクに火を灯し お線香を焚き カネをチーンと鳴らし亡くなって未だ日の浅いおばあちゃんの遺影に 手を合わせる 「みかげ」は独り住まい 冷蔵庫で冷やした パパイヤを半分 レモンを絞ってかける・・・・朝食函館の坂道をのろのろと登ってくる路面電車 「風町」で降り立つ「雄一」(松田ケイジ)「みかげ」を誘って 小さな食堂へ 二人並んでカツ丼を食べる 「美味しいネ」カリッとタクアンかじる「みかげ」 みんな美味しいね 味噌汁も お新香も 始まってから ここまで凡そ5分間 この雰囲気がとってもイイ感じでスムースに入り込めますそして 「雄一」に誘われるまま 「雄一」の母親「えりこ」(実は父親)と 三人で生活を始めます しかし 変なのは まったく男女の関係に発展しなのです まるで家族のようでそして そのマンションのお洒落なこと 街並みが見下ろせる高台にあり 大きな花時計が在る公園の上 モダンなインテリヤ家具調度品 まるで近代美術館の置物と言わせるほどの食器類それと「えりこさん」のウォークイン・クローゼットの衣装の豪華さとその数のモノ凄さ大体が そう その「えりこ」さんってサ 「橋爪功」なんだよ 吃驚仰天なんだけど流石 役者だね~ェ 実にお見事 完全なオカマ おネエ なりきってて 凄い 拍手喝采!こんな豪勢な生活ができるんだってコトにも驚いたね・・・・ ゲイバーだかオカマ・クラブのオーナーって こんなにいい稼ぎなんだろうか?えりこさんが病気になる以外 ナァ~んも事件は起こらない 生活感のない生活風景で・・・・この映画で一番の盛り上がりは「えりこさん」が買ってきたミキサーでジュースを作るシーン 「えりこさん」の友達「チカちゃん」と二人で りんごやグレープフルーツ そしてスイカを水道の蛇口で洗う まるで子供を洗うように「どこかカユイところない?」なんていいながらそして 四人がミキサーを囲み 灯りを消して 青白く光るミキサーを いつまでも見つめてるなんか この映画を象徴するよう 【なんでもない普通のコトが とっても輝いて見える】それって 一体 なんでなんだろうネ? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2015年01月21日
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【スタッフ】脚本 =岡田惠和 音楽=平沢敦士演出 =宮本理江子 / 谷村政樹、並木道子(第1期) / 加藤裕将、宮脇 亮(第2期)主題歌=浜崎あゆみ「how beautiful you are」(第1期) 浜崎あゆみ「Hello new me」(第2期)挿入歌=ヤエル・ナイム「Go To The River」「Far Far」劇中歌=小泉今日子・中井貴一「T字路」(第2期)プロデューサー=若松央樹、浅野澄美【キャスト】小泉今日子=吉野 千明 〈45 → 48才〉テレビ敏腕プロデューサー中井貴一 =長倉 和平 〈50 → 52才〉長倉家長男 鎌倉市役所観光推進課課長飯島直子 =水谷 典子 〈45 → 47才〉長倉家の長女 専業主婦内田有紀 =長倉 万理子〈35 → 37才〉長倉家の次女、双子の姉 極端な人見知り坂口憲二 =長倉 真平 〈35 → 37才〉長倉家の次男、双子の弟 自宅でカフェ経営久保田磨希=三井 テレビ局アシスタントプロデューサー佐津川愛美=長倉知美 真平の妻 鎌倉市役所観光推進課職員織本順吉 =一条 クレーマー爺さん柴田理恵 =伊佐山良子 鎌倉市市長森口博子 =荒木啓子 出版業界で働く 千明の独身仲間渡辺真起子=水野祥子 音楽業界で働く 千明の独身仲間浅野和之 =水谷広行 典子の夫田中碧海 =水谷翔 典子の1人息子美保 純 =大橋秀子 知美の母親加瀬 亮 =高山涼太 千明の元彼氏長谷川京子=原田薫子 蒼太の母親【あらすじ】TVプロデューサーの『吉野千明』は 親友二人で鎌倉の古民家で暮らす約束をすっぽかされ・・・・一人暮らしをはじめるその隣家・長倉家には鎌倉市役所観光課長の『和平』、自宅兼店舗『カフェナガクラ』の店長『真平』引き籠もりの『万理子』の三兄妹と和平の娘で小学生の『えりな』が暮らしていた浜辺で「和平」と口論になった「千明」だったが、“天使”と評判をとる「真平」と親しくなり、長倉家に出入りするようになるやがて離婚の危機を迎えた長倉家の長女『水谷典子』が「千明」の家に転がり込んでくる個性的な四兄妹と触れ合ううち、「千明」の独身生活は賑やかになっていくのだった「真平」と「知美」の結婚式が近付いていた・・・・勢いでラブホテルまで行ったものの・・・・何もせずその後は すっかり飲み友達 兼 ケンカ友達となった「和平」と「千明」にはそれぞれ仕事上の転機が訪れる。「和平」は 世界遺産登録失敗の責任により秘書課長を兼務するようになり前鎌倉市長の未亡人『伊佐山良子』市長に振り回されることに「千明」は出世により大好きなドラマ制作の現場から外され、ふて腐れる日々を送ることに・・・・・そんな「千明」のもとに「千明」を捨てた元恋人で通称「ポストイット」『高山涼太』がやってくる脚本家として着々と成長する「万理子」は、かつては将来を嘱望された脚本家のタマゴだった「涼太」になんと一目惚れしてしまうまた、中学生になった「えりな」には「蒼太」という彼氏が出来るが、その母親で未亡人の『原田薫子』が「和平」に関心を持つことにかつては「和平」を娘と奪い合い、今度は「真平」の義母となった『大橋秀子』、「典子」とケンカして家を飛び出し路上生活者となった『水谷広行』も交え、長倉家はますます個性的で賑やかになるのだった ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあんまし テレビ・ドラマ それも連続のヤツを観ることはないんだけど・・・・何故か ふと見始めた「中井貴一」と「小泉今日子」のやり取りが面白くて先日最終回の「続・最後から二番目の恋」まで 全てを観終わりましたそれこそ イイ歳をした爺さんが観るようなモンじゃない だろうけどネ面白いモンは面白いんだから いいじゃん「なにが」 って?・・・・・そうねえ 賑やかに会話のある家族の暖かさ・・・・が 羨ましい のかな?ポンポンと弾む言葉で 喧嘩でもしてるように貶し合い 慰め合い 笑い合う両親を早くに亡くし 妻にも先立たれた長倉家長男「和平」(中井貴一)が 真ん中に次男「真平」(坂口憲二)は その家でカフェを営む 噂のエンジェルと呼ばれてる性格の違う二人 あまり馴れ合ってない が お互いを思い合う その距離感がイイ「和平」の一人娘「えりな」も中学生 父親をウザイと言いつつも 慕っている永倉家長女は結婚して近所に住む「典子」(飯島直子)は お騒がわせの お天気屋次女「真理子」(内田有紀) 何時もボテボテの衣服でモゾモジ影のように生きてるそんな家に混ざって 今時のバリバリTVプロデューサー「吉野千明」(小泉今日子)48才独身OL仲間「森口博子」「渡辺真起子」と3人のホンネ・トークにも笑えるそれ以上に 長倉家の朝食テーブルのトークセッションは 超愉快 ああ言えば こう切り返す 何時も遅刻ギリギリまで続く・・・・そして 勤務先風景描写の面白さも・・・・「和平」の“鎌倉市役所” 「千明」の“テレビ局制作室”内幕というか その裏事情が 色々覗えて・・・・・大した物語でも 感動作でもないんだけど・・・・妙に 微笑ましく 頬が緩みっぱなしで 面白く観られたのは なんだろう?そう つくづく思ったのは・・・・会話をする事が無くなったナァ ってこと俄サッカー・ファンとの どっかで聞いた風なワールド・カップ話なんかはちっとも面白くもなんともないが・・・・気が合うというか 共通する 話題が尽きない話を聴いて 反論してくれる 同意してくれる 応えてくれるそんな親友は二人いたけど 早々に逝ってしまったし・・・・・実は昨日 オイラ 実姉の一周忌法要だったその後の食事会で兄・妹・弟・伯母・・・・・と お喋りに夢中になったがやっぱり 実生活を共にした懐かしい昔話は 楽しく尽きないで時間も忘れるこんな 話を書いてるオイラは やっぱり 同居人の病の影響で・・・・少し ブルーになっているのか? なんたって健康第一だよネ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今年も 散歩路の畑で咲く 不思議な花「トリトマ」
2014年06月29日
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【スタッフ】監督・脚本・編集=是枝裕和撮影=山崎裕 美術 =磯見俊裕音楽=ゴンチチ 挿入歌=タテタカコ『宝石』【キャスト】柳楽優弥=福島 明(長男12才) YOU =福島けい子(母親)北浦 愛=福島京子(長女) 清水萌々子=福島ゆき(次女5才)木村飛影=福島 茂(次男) 韓 英恵=水口紗希(不登校中学生)加瀬 亮=コンビニ店員 平泉 成=コンビニ店長串田和美=吉永忠志(大家) 木村祐一=タクシー運転手遠藤憲一=パチンコ屋店員 寺島 進=少年野球の監督【あらすじ】とある2DKのアパートに、スーツケースを抱えた母親『けい子』と息子の『明』が引越ししてくるアパートの大家には「主人が長期出張中の母子2人だ」とあいさつをするが・・・・実は「けい子」には「明」以外の子どもが3人もおり、スーツケースの中には次男の『茂」、次女の「ゆき』が入っていた長女の『京子』も人目をはばかり、こっそり家にたどり着く 子ども4人の母子家庭・・・・・事実を告白すれば家を追い出されかねないと、嘘を付くのは「けい子」の考え出した苦肉の策であった「けい子」は、大家にも周辺住民にも事が明らかにならないように子どもたちに厳しく注意する子どもたちは それぞれ父親が違い、出生届すら出されておらず、学校に通ったことさえない当面は「けい子」が百貨店でパートタイマーとして働き、母の留守中は明が弟妹の世話をして暮らしていたが、新たに恋人ができたけい子は留守がちになり、やがて生活費を現金書留で渡すだけでほとんど帰宅しなくなってしまうそして兄弟だけの“誰も知らない”生活が始まる ------------------------------------「ジージ 何度 観れば気が済むんじゃい・・・・」娘が 部屋に帰る時のセリフそう 何度も繰り返して観るような映画じゃない 解かっているんだけど、BS「山田洋次」監督セレクト映画 家族編で放映してたのを ついつい観始めたら 途中で抜けられなくなって昨日 帰っていった 長女の孫たちや 次女の子「KAKERU]を 出演者に被せて観ていたオイラもし娘たちが この映画の母親のように無責任であってもでも こういう風な事態には 絶対ならないそれは 親である自分達も そして兄弟も親戚も友人たちも 周りに居るから・・・・だから “誰も知らない” という事態には なりえない(筈だけど・・・・)この映画の子供たちの母親「福島けい子」(YOU)は どんな家に生まれ どんな両親で 兄弟姉妹は 親戚は 友人たちは 居たのだろうか?・・・・・百貨店でパートとして働いていた事 結婚していたが 亭主が逃げ 出て行ったこと子供たちの 父親がそれぞれ違う事子供たちには 学校に通わせていない事住む家を転々と変えていた事大家さんに 家庭の事がバレると追い出されるので 長男以外は家から出られない事どうやら 愛人と同棲しているらしい事それにしても こんな生活環境の中にあっても 子供たちの 家族思いで 素直で 優しく 我慢強くて 泣かない 逞しさは 一体なんだろう?「明」の 長男としての責任感と心遣い お年玉の話には グッとくるしみんなで ベランダで育てる草花の話 電気・水道を止められても お金が底をついても・・・・なんとか 工夫して やりくりしてだから一層 なんとも我侭勝手に「私は 幸せになっちゃぁ いけないの?」って ほざく母親を 愛し 信頼してやまない子供たちの けなげな姿に 愛おしさが こみ上げるのだ・・・・しかし 本当に“誰も知らない”のだろうか?コンビニの店長他 店員さんたちは 彼らを話題にしないのだろうか?アパートの大家さんも 隣近所の人たちも 気が付かない?知っていても 知らない振り (見て見ぬふり)じゃないのか?(実際に起きた事件がベースになっているというけど・・・・・)死に至るまで虐待する親や パチンコに夢中、車中で熱中症で死んでしまう子供橋の上から突き落とした母親など 新聞ネタに登場する親達の なんと多い事から・・・・あるんだろうな こんなことも・・・・事件にはならないが これに近いことも 「京子」 「茂」 「ユキ」「紗希」余白で 「想像させる」「考えさせる」 映画です
2011年08月04日
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<スタッフ>監督=松山善三 脚本=松山善三 撮影=玉井正夫 美術=中古智、狩野健 編集=広瀬千鶴 音楽=林光 <キャスト> 小林桂樹=片山道夫 高峰秀子=片山秋子 島津雅彦=片山一郎(一年生) 王田秀夫=片山一郎(五年生) 原泉 =秋子の母たま 草笛光子=秋子の姉信子 沼田曜一=秋子の弟弘一 松本染升=竜光寺泉心 荒木道子=竜光寺みよ 根岸明美=竜光寺浩子 高橋昌也=竜光寺真悦 加山雄三=上野アキラ 藤原釜足=経師屋の主人 中北千枝子= 同おかみ 南美江 =秋子の先生 十朱久雄=貴金属店の店主 賀原夏子=和夫の母親 河内桃子=木島先生 小池朝雄=弘一の友人吉野 多々良純=沢野洋服店主 加藤武 =校長 <ストーリー>竜光寺真悦の嫁「秋子」は 耳が聴こえない聾唖者終戦の年 昭和20年6月、空襲の中で拾った孤児「アキラ」を家に連れて帰るが、「秋子」の留守中「アキラ」は 竜光寺の人達によって 収容所に入れられてしまうその後 夫「真悦」が発疹チフスで死ぬや あっさり「秋子」は離縁され 実家に帰った母「たま」は労わってくれても 姉の「信子」も 弟の「弘一」も戦後の苦しい生活だから いい顔をしないある日、ろう学校の同窓会に出た「秋子」は 受付係をしていた「片山道夫」に声をかけられたのをきっかけに交際が進み、結婚を申込まれ・・・・・「道夫」の熱心さと 同じろう者同士ならと 結婚する二人の間に元気な赤ん坊が生れたが、二人の耳が聞こえないための事故から 死んでしまう妹「信子」が家を飛び出しバーのマダムに収まったころ、グレた弟「弘一」が家を売りとばし母の「たま」が 「道夫」たちの家に 転がりこんできた「秋子」は また赤ん坊を生み「一郎」と名付けたが・・・・・成長するにつれ 障害者である両親を うとんずるようになり 母親を無視するようになって雇い主から 内職の金をごまかされたり 「秋子」の苦難の日はつづく・・・・刑務所を出てきた弟「弘一」も同居 そして悪の道を進み 「秋子」を困らせる 絶望した「秋子」は 弟を殺し自分も死ぬと 置手紙を残して 家出したが・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主人公「片山道夫」を演じた「小林桂樹」今年の9月16日 86才で 亡くなられた(ご冥福をお祈り致します 合掌)「森繁久弥」と絶妙のコンビで<サラリーマン・社長シリーズ>で 有名だったが「裸の大将」「黒い画集」「江分利満氏の優雅な生活」「椿三十郎」「老親」等で好演したそして 片山道夫の妻を演じた「高峰秀子」も 名作品 名演技が沢山あるしこの映画「名もなく貧しく美しく」の監督・脚本の「松山善三」の奥様なのも有名映画は 二人が 終戦間も無い 混乱した 住むところも 食べるものも 何も無い時代背景を舞台に 聾唖というハンデキャッを背負い 苦難の生活を送る 夫婦とその家族を たんたんと描写するあの時代は オイラも覚えているが・・・・ハンデキャップのない一般人のオイラの家でも(キチンとした会社に父親が勤めていた) 食べるものが無く 親父は着物や貴金属など金目のものをもって 近郊の農家に買出しに出かけた主人公の「小林桂樹」と「高峰秀子」の二人とも どんなに辛く、哀しいことがあっても深刻にならず 悲惨な感じがしないので 観客は救われた・・・・筈生まれてくる赤ん坊が もし聾唖だったら?と 出産を逡巡してたのに・・・・一大決心をして生んだ 赤ちゃん・・・・寒い冬の夜中 母親の布団から抜け出し 土間に落ちる 大声で泣き叫ぶが・・・・夫婦には 聴こえない「秋子」の弟「弘一」が 刑務所から出所して同居するが・・・・博打に明け暮れ「道夫」の給料を取り上げ 「秋子」の商売道具のミシンを奪い取る・・・・「秋子」は完全に切れ・・・・「弘一」を殺して自分も死ぬと家を出る・・・・後を追った「道夫」電車に乗った 「秋子」に追いつく・・・・・そして車輌を隔てて 手話で「秋子」を必死に説得する「道夫」 このシーンには感動する昔のオールスターのキャストが懐かしく そして終戦当時の作りもんじゃないリアルな 街並と道路 商店 着物 食べ物 下駄 車や電車などの乗り物・・・・が モノクロだけど再現してて 当時が懐かしく 不思議な感覚で一杯になったそれにしても あの「アキラ」君が 立派になって(加山雄三)訪ねてくるが・・・・最後まで 「秋子」を苦しめる 脚本家で監督の「松山善三」には ブーイング<イエローカード> だぜい! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最近 散歩道の垣根に よーく見掛ける「さざんか・山茶花」オイラ的花言葉:戦前から 戦中 戦後も いつでも 変わらず 美しく ここにいたよ
2010年11月17日
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【スタッフ】 監督=小林正樹 企画=若槻繁 製作=細谷辰雄 脚色=松山善三、小林正樹 原作=五味川純平 撮影=宮島義勇 美術=平高主計 音楽=木下忠司 編集=浦岡敬一【キャスト】仲代達矢=梶 新珠三千代=美千子 城所英夫 =工藤大尉多々良純=日野准尉 織田政雄 =舟田中尉 内田良平 =橋谷軍曹千秋 実=小野寺兵 南 道郎 =吉田上等兵 植村謙二郎=板内上等兵佐藤 慶=新城一等兵 内藤武敏 =丹下一等兵 田中邦衛 =小原二等兵 桂小金治=佐々二等兵 倉田マユミ=小原の女房 岩崎加根子=徳永看護婦) 原 泉 =沢村婦長【あらすじ】厳寒の北満州関東軍の一部隊では、「梶」たち初年兵が連日厳しい訓練を受けていた『板内』と『吉田』の上等兵は、なにかというと初年兵を殴った「美千子」から、中隊長に、特殊工人斬首事件での梶の無罪を訴える手紙が来たが、かえってそれは「梶」を不利な立場に追いこんだ『新城』一等兵もにらまれていた・・・・彼の兄が思想犯(赤)であったからだ「梶」と「新城」は親しくなった「美千子」が、老虎嶺から三十キロの道をやって来たその夜「美千子」は消燈ラッパを「梶」の胸の中で聞いた行軍が行われ「梶」の属する第三班からは「小原」と「佐々」の二人の落伍者を出した「小原」は 女郎の客引の真似を「吉田」から強制され、その後便所の中で自らの命を絶った部隊は、ソ満国境に近い湿地帯に移動した「新城」は「板内」と夜間動哨に出、「板内」が満人を射殺したため、「新城」は営倉入りを命ぜられた・・・・と、その時、野火が起ったこの騒ぎを見て、「新城」は脱走した「吉田」が その後を追った これを見て さらに「梶」が追った「梶」と「吉田」は組み合い、二人は泥水の中にはまりこんだ「梶」の耳には、戦友の呼ぶ声がかすかに聞えた・・・・・ ----------------------------------今 高校野球の甲子園は真夏の猛暑の中 熱戦が繰り広げられている高校生球児の 真剣な眼差しと懸命な戦い その統率されたチームプレイに感動する孫の「KAKERU]も 朝6時から 夜8時頃まで 毎日 フラフラになるまで練習を欠かさない集団が“勝つ”という目的の為には 時には酷いといわれる程のトレーニングを積み重ねるましてや戦争時には 若い命を敵前で晒し戦うのだから 生半可な訓練で最前線には送れないしかし この部隊の訓練は 一体何なのか? 古年兵の初年兵イジメだけ?でも それ以外の兵隊たちの 動作は 完全に飼いならされているように見えるが・・・・早朝散歩で 一緒になる 元床屋のおっチャンは 繰り返し 言う・・・・ 『今の若けぇモンはよー 一度は軍隊に入れて しごかにゃ 駄目だぞなー!」どんな 軍隊をイメージしているんだろう?まさか この映画「人間の条件」の部隊や あの映画「真空地帯」の部隊じゃないだうナ今の自衛隊の訓練や 訓練以外の生活は どんな風なんだろう?徴兵制は問題ありでも 2年間ほどの入隊義務は いいかも 過去の戦争の実態や 国防や 安全保障条約や 世界の軍事状況 憲法第9条についてなど等集団行動の大切さを勉強する事は意味あるし 教える中味は豊富だと思うのだが・・・・余りよくは知らないんだけど・・・・今の若者たちは 芸人ばっかりが大騒ぎしてるテレビをヘラヘラしながら観てるような 腑抜けばっかり・・・・(*じゃない? スマン)オイラだって「戦争」は 絶対反対だ どんなことがあっても 人が人を殺し合うなんて信じられないし・・・・戦うのは 大抵は若者が中心で 偉い人たちは最前線に行かないのだから (どんな時も 犠牲になるのは一般人で 政治家やTOP官僚達は犠牲にはならない)話が だいぶ逸れてしまったが 嫌らしい軍隊の暗部を描いて 観てるだけで 辟易とする「小原」二等兵(田中邦衛)の へたれ兵隊振りが上手くて 印象に残るしそれと「吉田」古参上等兵(南道郎)の 如何にもの悪振りが 板についていて・・・・やっぱり 日本人は 昔の兵隊役はみんなうまいなぁ・・・・昔 観て覚えていたのは 三千子(新珠美千代)が 連隊宿舎に訪ねてきて・・・・・あの裸身を晒すところ(相変わらずの変態ジジイ) でも当時では センセーショナルだった今回は きゃしゃナ身体と 思ってたが 意外にも太目だったこと・・・(やっぱり変態)今回 第三部の目玉言葉は「会いたい人間には 必ず又 会える」だ・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最近 どこでも見かける外来種「たかさごゆり・高砂百合・台湾百合」オイラ的花言葉:“ 君子は和して同ぜず小人は同じて和せず” (くんしはわしてどうぜずしょうじんはどうじてわせず) *優れた人間は 人との和を重んじて付き合うが、理に反してまでは むやみに同調しない 反対に、つまらぬ人間はやたら人と同調するが 利害が相反すると すぐ離れていってしまうということ
2011年08月18日
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【スタッフ】監督=小林正樹 脚色=松山善三、小林正樹、稲垣公一 原作=五味川純平 撮影=宮島義勇 美術=平高主計 音楽=木下忠司【キャスト】仲代達矢 =梶 新珠三千代=美千子 内藤武敏 =丹下一等兵 川津祐介 =寺田二等兵 金子信雄 =桐原伍長 笠 智衆 =避難民・長老 須賀不二男=永田大尉 高峰秀子 =避難民中年の女山内 明 =吉良上等兵 二本柳寛 =捕虜隊長野毛少佐 ------------------------------------------------------------【小林 正樹】 ・・・・・ウィキペディア参照1916年2月14日 小樽市に会社員の息子として生まれる(女優田中絹代は又従姉) 1937年 早稲田大学文学部哲学科で東洋美術を専攻し、会津八一に師事1941年 早稲田大学卒業 松竹大船撮影所助監督部に入社(同期には野村芳太郎)1941年、「暁の合唱」(清水宏監督)、「風薫る庭」(大庭秀雄監督)の助監督 応召 満州においてソ連国境線の警備にあたり 軍務の合間を縫ってシナリオ 『防人』を執筆1944年 宮古島へ移動、飛行場建設作業に従事 1945年 宮古島で終戦を迎えるが、労働要員として沖縄本島嘉手納捕虜収容所に収容1946年 復員、松竹大船撮影所に戻り1947年 助監督として木下恵介監督につき 『破戒』から『日本の悲劇』まで11作品でチ ーフを務め、木下門下の優等生と呼ばれた1952年『息子の青春』を初監督1953年 木下が脚本を手がけた『まごころ』で正式に監督に昇進 それ以降 『壁あつき部屋』『あなた買います』『黒い河』などが評価される。1959年から1961年にかけて公開された『人間の條件』は 海外を含め多くの賞を受賞1962年『切腹』と『怪談』は カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞1965年 松竹を退社して東京映画と契約1967年 三船プロ第一作となる『上意討ち 拝領妻始末』を監督1969年 黒澤明、木下恵介、市川崑とともに「四騎の会」を結成1971年 カンヌ国際映画祭で世界10大監督の一人として功労賞を受賞1982年 極東国際軍事裁判の長編記録映画『東京裁判』を完成1985年 連合赤軍事件を題材にした『食卓のない家』を監督 これが最後の督作品1996年10月4日、心筋梗塞のため東京都世田谷区の自宅で逝去 享年80才 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【あらすじ】平坦な地平線に開拓集落をみつけたが そこには老人や女ばかりの日本人避難民が・・・・避難民の女が言う「日本兵はここにきては食糧を食い荒し ただ乗りして行ってまうが・・・ソ連兵は 女たちに 黒パンをもってくるから まだまし」と・・・・と、その時突如、ソ連兵の一群が向ってきた・・・・梶たちは 交戦の形を整えるが・・・女が飛び出し「やめて、ここで戦争をしないで」という叫び声に、梶は呆然として降伏した「梶」はソ連陣地に連れられていった収容所には「桐原」がいて、捕虜を管理していた「寺田」が大豆を盗んだことが発覚して、「桐原」は「寺田」をなぐった「寺田」は高熱に苦しんだ「梶」が作業をサボって食糧をあさっていたた事を 「桐原」はソ連将校に告げ口をし「梶」はサボタージュの罰として重労働を言いわたされ 森林軌道の撤去作業についた作業を終え 収容所へ帰った「梶」は、「寺田」は「桐原」に 無理やり便所掃除をさせられ 汚物にまみれて殺されたことを知ったその夜、梶は寺田の殺された便所の裏で桐原をなぐり殺した梶は鉄条網を抜け出し・・・・・雪の降りしきる 廣野を彷徨し・・・・・ --------------------------------NHK BSプレミアム 「山田洋次」監督が選ぶ日本映画100本で映画「人間の条件」 第1部~第6部まで 6夜連続で観た極限的過酷な条件と 最悪な環境の中、いわゆる『人間の条件』って “一体何なのか?”を「梶」を通して その人間の本性を 浮き彫りにする第二次大戦も終盤から敗戦 ソ連軍の侵攻が始まった激動の“満州”で・・・・理不尽な鉄拳制裁を下し 個人や自由を否定 絶対服従の“軍隊”という檻の中で・・・・碌な武器もなく 食べる物もなく 頼る人も あてもなく 延々と 敗走する中で・・・・「生命」「尊厳」「優しさ」「欲望」「愛情」「忍耐」「勇気」「憎悪」「嫉妬」・・・・人間として 守るべき一線を どれだけ我慢できるか 理不尽な古年兵の折檻に切れて ナイフを振りかざし 反発攻撃する誤って 興奮する古年兵を絞め殺す警戒警備中のソ連人を 刺し殺す子供が餓死すると泣き叫ぶ母親を 助けてやらない必死に守ってきた自分の部下が殺され 怒りの仕返しで殺してしまう空腹のあまり 店頭の饅頭を盗む 畑のジャガイモを盗む作者は 何が言いたかったのか?どんなに高潔な人間でも 極限を超えれば 仕方ないと・・・・許しているのか「それが 人間性というものさ!」って 言ってるのか?よくよく 考えれば・・・・・「梶」は 結局 誰も救っていない 「小原」「陳」「高」「寺田」「鳴戸」「難民少女」「竜子」・・・・・そして 自分の生命をかけ 最後まで彷徨い 追い続けた「三千子」でさえも・・・・なんと 哀しく むなしい 夢のない ラストなのか でも この6日間の夜10時が ほんと 待ちどうしかったゼイ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昨年 子供たちと行った土浦の蓮田で撮った「はす・蓮」オイラ的花言葉:“泥中の蓮”(でいちゅうのはす) *汚れた環境の中にあっても、 悪に染まることなく清らかさを保つことのたとえ *インド原産の蓮の花は仏教とも関わりも深く、清らかな品格をそなえる
2011年08月21日
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【スタッフ】 監督=北野 武 製作=奥山和由 プロデューサー=森昌行、鍋島壽夫、吉田多喜男 脚本=北野 武 撮影=柳島克己 美術=佐々木修 衣裳=アレン・M・工藤、五島純一 編集=北野 武 音楽=久石 譲 【キャスト】ビートたけし=村川 国舞亜矢=幸 渡辺 哲=上地 勝村 政信 =良二 寺島 進=ケン 大杉 漣=片桐 矢島 健一 =高橋 逗子とんぼ=北島組組長 小池幸次 =中松組組長 【あらすじ】“北嶋組”幹部『村川』 組長から 沖縄の友好団体“中松組”が 敵対する“阿南組”と抗争しているので助けてやってほしいと・・・・ 命令を受けた。 最近 景気の良い「村川」の存在が 疎ましい幹部の『高橋』の差し金だったが結局「村川」は 舎弟の『片桐』や『ケン』らを連れて沖縄へ出向くのだが・・・・沖縄空港で 中松組幹部の『上地』と 弟分の『良二』が出迎えてくれるが「村川」らが来たことでかえって相手を刺激してしまい、抗争はますます激化して そして ある者は殺され、ある者は逃げ出し・・・・生き残った 「村川」「片桐」「ケン」「上地」「良二」の五人 海の近くの廃家に身を隠した ある夜、「村川」は 砂浜で女を無理やり抱こうとした男を 撃ち殺した それを見て脅えもしない若い女『幸』は いつのまにか「村川」と一緒にいるようになる東京に連絡を入れても「高橋」がつかまらず・・・・イラつく「片桐」をよそ目に、 海辺で ロシアンルーレットや 花火や 紙相撲や 釣りに興じる「村川」達だったが ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー*このブログは 今年4月に載せたものに 少し手を加えたものです“日本映画専門チャンネル“ で11月~12月(金・土)に特集を組んでいる「北野劇場」全16作品連続上映から 第4作目は この映画「ソナチネ」上映後のトーク番組に 重要な役で出演していた「勝村政信」と「渡辺 哲」の両氏が登場 撮影現場の状況や 監督「北野武」の人柄など 色々語っていた それは 実にユニークで 信じられないようなコトばかりで 面白かった例えば 配役に脚本は配られてなく というより 大体が脚本が無いのだ大筋が「たけし」監督の頭の中に有り その場その場での ヒラメキに任せて 撮るのだ そうで・・・・ それも あんまり詳しく説明が有る訳でもなく 役者にその都度の演技は委ねられ大体が一発でOkになって・・・・登場人物も 殺されるまでの出演で 何時 殺られてしまうのか 解らない殺られたら そこでお仕舞 撮影現場(沖縄)から帰されてしまう・・・・とか沖縄での遊び 次々に監督が思いつく“遊び”を 実際に楽しみながら 皆で嬉々としてやって それを撮影 紙相撲 紙で造った力士を床を叩いて 相撲を取らせるやつ 何度もするうち飽きて 実際に 人間が それを砂浜で体現する (よくこんなん思いつくよネ) ロシアン・ルーレット まさかの展開にドキドキしてしまうし 意表を突く面白さがイイ連発打ち上げ花火を手に持って 二手に分かれて撃ち合いをする バカバカしさも・・・・暗闇の中で 実弾の如くパンパン 真っ直ぐ相手に向かって 火柱がたつ 迫力満点「勝村」何の防具もつけずにやってるのに 「たけし」なんかは チャンとゴーグルに ヘルメットを被っていたと その危険な遊びに 文句タラタラで・・・・(淀川長治さんは こんな遊びを撮るということが 凄い!と絶賛 普通 ヤクザなんだから 花札とか麻雀なんだろうに・・・・と) そして ラスト 「たけし」が 機関銃を手に敵の組に乗り込む場面 「勝村」が車から降ろされ 去る時の台詞 「なんか イイ台詞ないか?」って聞かれた翌日になっても いいのが浮かばずにいると・・・・ 監督が「車 ちゃんとガソリン入れて返して下さいよ・・・・でいくか」って「勝村」 そんな「たけし」の才能にベタ惚れで・・・・そして オイラ的にも あの海沿いの 坂のある一本道が ずう~っと続く あのシーンは アメリカ映画のワン・シーンを見てるようで・・・・・ 武監督の 実にセンスの良さ そして映画をよく観てるし 勉強してるんだな~って 痛切に感心する セリフの少ない 絵で見せる 物語の推移が 如何にも映画的で好きです それと 音楽が実に雄弁で・・・・天才「久石譲」に大拍手もう この映画から 20年が過ぎたが 今観ても新しい感性と 切れ味鋭い映像に“天才たけし”の 只者ではない才能に感服しきり・・・・・昨日の「桑田佳祐」に送ったメッセージを ここでも実際に表現して見せたのです ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「菊」シリーズ NO8
2013年11月12日
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