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愛知県のお客様から、輸入サッシの台形出窓について窓が開けづらいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)のベイウィンドウ。ベイウィンドウの両サイドにケースメントサッシが付いているのですが、建具(障子)の戸先側上部がサッシ枠に当たっていて、開ける時に建具の上の方を外に押してやらないと開いていかない状態でした。写真は、そのサッシを屋外側から撮った様子です。ケースメントサッシの隙間の状態を見てやると分かりますが、明らかに戸先側の上の方はサッシ枠との隙間が殆どないことが分かります。また、その対角線の吊元側の下の方も同様に隙間がない状態です。それとは逆に吊元側の上の方は、隙間が大きく明いていますし、対角線にある戸先側の下の方も隙間が明いていますね。つまり、台形出窓の取付け方の問題で、吊元側の上部から戸先側の下部方向(黄色い矢印方向)に台形出窓の重量が掛かり、出窓が変形しているといった状況です。こういう場合、外壁材を外して出窓自体の取付けをし直すということは非常に大きな工事になり難しいかも知れません。であれば、出窓の下をジャッキアップして、出窓を正しい位置に戻した処で窓下に何らかの支えを追加してやるという方法しかないかも知れません。ただ、出窓の下に支えを固定するだけの下地材があるかどうか、支えを外壁に取り付ける為の下地があるかどうかといった問題もありますから、なかなか施工は大変かも知れません。因みに、外壁のレンガタイルの下地には発泡ウレタンの断熱材が張り付けてある「パンブリック」という材料ですから、支えの固定は簡単ではありません。(因みに、建築会社は随分前に倒産し、パンブリック(Pan-Brick)の代理店も今年倒産して、材料は現在入手不可です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月20日
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尾張旭市の輸入住宅の屋根裏で、ダブルハングサッシのガラスが割れたので、修理をしたいというお話を頂きました。輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製インテグリティ(Integrity)の木製アルミクラッド。屋根裏には2つの妻壁があって、そのどちらにもダブルハングが付いているのですが、その両方の窓共ペアガラスが割れているそうです。勿論、ペアガラスの内側と外側の両方のガラスが割れたということではなく、室内側のガラスのみが割れているようです。屋外側であれば、鳥が当たって割れるバードストライクということもありますが、室内側ですから温度差(変化)による熱割れのような気もします。ただ、屋根裏に2つあるダブルハングの両方にそういった不具合があるというのは、非常に珍しいケースかも知れません。ガラスの交換が出来ないように作ってあるインテグリティの建具(障子)ですので、ペアガラスを外すというのは非常に厄介です。何れにしても、メーカーが交換建具を供給してくれない以上、私たちが建具のガラスを交換する以外に方法はありませんから、困難でもやるという方向になると思います。また、費用も時間もそれなりに掛かる仕事ですから、まずはお客様の注文を頂かないとスタート出来ないことは確かです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月30日
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名古屋市のお客様から、2階バルコニーの下にある1階の部屋が雨漏れするというご相談を頂きました。こちらの輸入住宅は、わざわざ外人さんを呼んで施工をしてもらったというおうちだそうです。ですから、お客様自身としては構造としても間違いがない本格的な輸入住宅とお考えでいらしたそうです。でも、実はそうではありませんでした。それは、恐らくこの家の設計自体は日本の建築士が行っていたのだろうと思われるからです。アメリカやカナダでは、一般の住宅で物干し用のバルコニーを設置することは、まずないと思っていいでしょう。だって、外人さんは、下着などを外に干すという習慣がありませんし、バルコニーなんてものはどこかの豪邸でしか造らないのが一般的。ですから、外人さんの大工さんは、バルコニーの納まりというものは全く知識がないと言っても過言ではありません。ですから、建築士がバルコニーの納まりを細かく図面に描いて、その通りに外人さんに造ってもらうことが必要ですが、設計士自体もどういうふうに造れば雨漏れしない家になるかを細かく知っていないことが多いのです。輸入住宅の専門家である外人さんの大工と、建築の専門家である設計士が造った家なんだから、設計的にも施工的にも一流と考えてしまうのは、仕方がないことかも知れません。でも、ご覧の通りサッシの位置や外壁の水切り材の位置が、あまりにも低過ぎます。これじゃあ、強風で吹き上がってきた雨が壁の中に入ってしまうのは明らかです。また、ジョリパットの外壁にも所々クラックが見受けられるようですから、壁下地の設計・施工がしっかり行われていなければ、そういった部分からも雨水は入ってしまうかも知れません。お客様は水切りの下をコーキングやウレタン塗装で処理すれば、問題が解決すると考えているようですが、外壁内を乾燥させる為の通気層を確保する為に通常水切りの下が明いているのですから、無暗に塞いでしまうのは反って危険だと思います。恐らく設計士は現場管理の義務があるにも係わらず、簡単な図面を描いただけで何も現場を見て来なかったんだと思います。どういう納まりが必要か分からない外人さんの大工も、指示がない為に適当に納めてしまったということなんでしょうね。建築士や工務店が建築のプロだと思っていらっしゃる方が殆どだと思いますが、半分以上は素人に毛が生えたくらいしか現場を理解していないと考えるべきだと思います。信頼のおける建築屋は、自身の失敗や他社のミスをいくつも見て、そこから問題の原因や解決方法を常に考えて実行する人です。大きな住宅メーカーや名のある建築士だというだけで、設計や施工の専門家だと考えるのは早計かも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年05月09日
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写真は、私の家の裏に植えてあるツツジが花を咲かせた様子です。ゴールデンウイーク前から至る処で、サツキやツツジが満開になっていますね。毎年、この時期にはシロアリが羽アリとして巣立っていくという記事を書かせて頂いておりますが、今年も同様に書かせて頂こうと思います。サツキやツツジがシロアリの繁殖と関係している訳ではないのですが、花が咲くこの時期に重なって羽アリが出てくる為、いつも思い出すのです。多くのシロアリは土の中にコロニーと呼ばれる巣を作って、そこから蟻道を徐々に延ばしていって活動範囲を広げていきます。ただ、そのコロニーにもキャパシティーのようなものがあるようで、繁殖範囲を広げる為には一部のシロアリが羽アリとして別の場所にコロニーを建設する為に巣立っていかなければなりません。ただ、その羽アリの数は半端ないくらいすごい量が出てきます。勿論、その殆どはすぐに死んでしまうのですが、僅かな羽アリだけが生き残ってコロニーを形成するのが、この時期です。ですから、家のどこかから羽アリが大量発生すれば、住んでいる皆さんにはすぐに大変なことが起きていると分かります。これは、シロアリが自分たちの住み家を教えてくれているようなものですから、そこを叩けばコロニーごとやっつけることが可能です。ただ、庭や近くの空き地にいるシロアリは、腐った木を土に返してくれている生態系循環の機能を果たしているに過ぎませんから、それまで駆除することは人間にとってもよくないことです。家の中やその周囲で羽アリを大量に見付けた場合は、専門家に相談して局所的に対処することをして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年04月24日
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先日、ダブルハングの建具が腐ったという記事を書かせて頂いた愛知県の輸入住宅ですが、それ以外にもこちらのハーフサークルウィンドウ付きダブル・ケースメントサッシにも不具合があります。木製のフレームがしっかりしていて美しいアルミクラッド木製サッシですが、こちらも雨仕舞が悪くペアガラスに内部結露が見受けられます。こちらの輸入サッシはサミット(Summit)製ですが、兄弟メーカーのウェンコ(Wenco)同様ガラスの周囲からの雨漏れリスクが存在します。勿論、そういう知識が新築した住宅メーカー(工務店)さんにあれば、事前に屋外側のガラスを防水処理することで問題の発生を抑えることが出来るのですが、日本の建築屋さんは知識も経験も全くないのが実情です。ですから、この窓は以前にも新築した工務店さんが補修をしているらしいのですが、結局また同じような不具合に悩まされているようです。ペアガラスには模様の入ったフィルムが室内側に張ってあるのですが、室内側のガラスの結露を少しでも抑えようと思ったからだそうです。結露の原因は、雨が木製建具の中に入り込んで、そこの木に蓄えられた湿気(水分)が部屋側に出てきて悪さをした為だと思われます。根本原因はサッシの雨漏れですから、それを直さなければサッシの不具合はいつまでも続きます。今回、半円窓やその下のケースメントのペアガラスを外して新しいものと入れ替えるのですが、以前このメーカーの半円窓のガラス交換をした際は、木製の押縁(ガラス押え)を外すのが結構大変だったことを覚えています。(ガラスの厚みを計測するのも、専用工具がないと出来ません)当然、2階の半円窓のガラスを外すには、外側の接着シール(防水材)を切らないといけませんから、外部足場を設置して作業を行います。それだけでも余分な費用が掛かってしまいますが、ここできちんと直しておけば、今後心配するような事態にはなりませんからその価値はありますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年02月28日
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以前別件でおうちのメンテナンスをさせて頂いたお客様から、玄関ドアのメンテナンスをして欲しいというご相談を頂きました。輸入の木製ドアは、高級ドアで有名だったバファレン(Bufferen)製。木目の感じからすると、素材は優しい木目の米ツガ(ヘム・ファー)のような気がします。ドアが僅かに傾いている為に、雨が降ってドアの木が膨らむと、向かって右上部分がドア枠に当たって、ドアクローザーでは閉まらなくなってしまうらしいのです。また、晴れの日はドアクローザーで閉まるものの、デッドロックのサムターンが固くて回らない(強く引っ張ってドアを閉めないと、デッドロックバーがドア枠の受け金物のヘリに当たってバーがストライクの穴に入らない)そうです。こういう状況の場合、ドアがその重さで戸先側へ倒れ込んでいるだけでなく、ドア自体が歪んでいることが考えられます。となると、単純に2次元方向だけを直すというよりは、3次元でドアの位置を直さないと全ての不具合を解消することは難しいと思います。腕のいい建具屋さんであれば、こういう難しい仕事も工夫して直してしまうはずですが、そういう建具屋さんは本当に少なくなりました。でも、私たち ホームメイドは、こういう難しい調整も難なくこなします。それは、こうした不具合をいくつも見てきましたし、それをどうやったら直せるのかを常に考えて作業をしてきたことが糧になっています。勿論、そういった経験や知識の他にも、作業の為にドアを固定する道具やドアを水平にする道具、重いドアを持ち上げて高さを調整する道具など、様々な特殊工具や材料も準備していきます。直しようがないくらいに曲がったりひねったりしているものもあるかも知れませんが、特殊な場合以外殆どの輸入ドアの修理・調整は可能です。あと、木の膨張・収縮をある程度抑える為には、ティンバーケアのような木部専用の屋外防水塗料で塗装しておくことが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年02月24日
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愛知県の輸入住宅にお住まいのお客様から、家が雨漏れしているというご相談を随分前に伺いました。それから音沙汰がなく、新築を担当した業者さんに直してもらったのだろうかと思っていましたら、年明け早々久し振りに連絡を頂きました。その業者さんにお願いして、室内に雨水が漏れてきている外壁ラインの石膏ボードを外してもらったようです。写真がその様子ですが、中にあった黄色いグラスウール断熱材を外した処、床部分に寝かす形で入れてあった2x4材が真っ黒になっています。ただ、外壁に張ってある構造用耐震合板はきれいなままですから、外壁そのものから雨漏れをしている感じではなさそうです。こちらのおうちは、外壁をコの字に高く立ち上げ、その内側に屋根を囲う形で施工しているという特殊な形状をしています。いわゆる軒という部分がない構造なばかりか、雨水が屋根に溜まりやすいという弱点を構造的に持ち合わせているという感じです。ですから、もしかしたらこの木の腐りは、屋根から直接その下にある柱材を伝って床部分に溜まってしまったということかも知れません。恐らく新築された業者さんが、このトラブルを修復されるのだろうと思いますが、修復前に構造自体を違うものに変えなければ、また同じ問題が発生するだけですし、その上で屋根や外壁を全て剥がすとなると、建築費高騰の昨今では高額な修理費となる可能性は否めません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年01月14日
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こちらの写真は、基礎の外側に断熱材のスタイロフォームを施工してあったおうちがシロアリの被害に遭った様子です。スタイロフォームとは、発泡スチロールのような素材で食べても栄養にはなりませんが、柔らかいのでどんどんかじって進むことは可能です。ですから、真っ白なスタイロフォームの中は縦横無尽にシロアリの蟻道が走っていますし、蟻道を作る為にシロアリが持ち込んだ土が断熱材を変色させています。スタイロフォームの表面には、基礎幅木と同じように化粧モルタルがきれいに塗ってありますから、まさか中でシロアリが巣くっているとはお客様も思ってもみませんでした。敷地の土の中にいたシロアリが、スタイロフォームの中に入り込み、何年も掛かって建物の床根太や柱材にまで侵入していくということはよくあることです。勿論、シロアリや光や乾いた空気を嫌いますから、決して人間が見えるような場所には現れません。5月の連休くらいにシロアリが羽アリとなって飛び立ちますが、それよりも地面からの侵入の方が侵入経路としては多いかも知れません。基礎の断熱材が土の中に埋もれているようなおうちは、いくら防蟻処理を実施してあっても無駄な努力だと思います。外壁周辺の室内からシロアリ被害が確認されたおうちは、一度専門家に相談してみることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年11月04日
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日本のサッシは、引き違い窓にしても掃出しサッシにしても、2枚ある建具(ドア)の両方共開閉することが出来ると思います。でも、よ~く考えてみて下さい。お庭に出たりベランダに出たりする時、皆さんはどちらか一方のドアしか開け閉めしないはずです。つまり、もう片方のドアは常に閉まったままという人が100%ですよね。ですから、欧米のサッシはどちらか一方をはめ殺しにして、開け閉め出来ないように作られています。どっちも開けられるようにしておいた方が便利じゃんという方もいらっしゃるかも知れませんが、20年以上開けないドア(窓)を開けられるようにするなんて、お金も手間も無駄ですよね。また、片側しか開けられなければ、防犯上もどちらか一方だけを対策すればいい訳ですから、家の安全対策もシンプルです。写真は、北米で入手出来る防犯用のバー製品。長さ調整が可能ですから、掃出しサッシや片引きの引き違いサッシの大きさに合わせて幅を変えることが可能です。これを可動建具(ドア)のレールに載せて固定すれば、建具は開閉出来なくなります。勿論、簡単に取り外しも出来ますから、庭などに出るにも支障はありません。(防犯バーを縦使いすれば、シングルハングサッシの防犯にも使えます)(輸入サッシの場合、可動側の建具ははめ殺し側の建具よりも室内側に位置することが殆どですから、防犯バーも室内側に取り付けられます)日本人は防犯に対してはやはり意識が低いからか、窓についても欧米ほどの合理性がありません。輸入サッシはメンテナンスが面倒だと考えて、国産サッシにする人もいらっしゃいますが、輸入サッシの手入れさえ出来るようになれば、メリットの方が大きいかも知れませんよ。因みに、輸入の掃出しサッシは、強化ガラスを2重にしたペアガラスですから、その点も素晴らしいですよね。(その殆どが、遮熱型のLOW-E断熱ペアガラスでもあります)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年10月14日
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こちらのサッシは、浴室に取り付けられたオーニングと呼ばれる下側が開く窓で、ペラ(Pella)社製の輸入サッシです。室内側が木製のアルミクラッドサッシですから、木枠が腐らないように常に窓を開けた状態で湯気や湿気を逃がしたいというのがお客様のご希望でした。実は、このサッシの建具は以前私たちが交換したことがあるのですが、それは建具の下枠が腐っていて脱落寸前という状態になっていたからでした。それは、窓ガラスを伝った雨が下枠のアルミの隙間から入り込んで、木製の下枠を腐らせてしまったのが原因でした。勿論、湿気で一杯になった室内側からも水が下枠に入り込んだのも、もう1つの原因ではあります。新しい建具に交換した際、私たちは屋外側だけでなく室内側のガラスの周囲を防水処理しただけでなく、室内(浴室)側の木部にもパラのティンバーケアを使って防水塗装を行いました。(ですから、写真でお分かり頂けるように、それ以来全く雨漏れや木の腐りといった損傷は見受けられません)でも、お仕事で全員外出される機会があるお客様としては、浴室を乾燥させる為に窓を少し開けた状態にしておきたいということで、窓上に雨除けのヒサシを追加したいという相談を頂きました。そこで今回取り付けたのが、この白いアルミ鋳物フレームのヒサシです。ブラウンの屋根材も丈夫なポリカーボネートで出来ていますから、耐久性や耐紫外線もバッチリです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年09月03日
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先日、静岡県藤枝市の輸入住宅で、玄関ドア周辺のメンテナンスを行ってきました。ドアが下がり気味でしたので、ドアヒンジを新しくしてドアの位置を少し上げると共に、気密パッキン材(ウェザーストリップ)も交換しました。また、ドアの表面にひび割れも見受けられましたので、そういった場所を透明の防水パテを塗って雨が入らないようにしました。(後日、地元のペンキ屋さんにその上から塗装をしてもらう予定です)そして、最後に玄関ポーチの土間に埋まっているドア枠を補修しました。タイル土間の中まで木製のドア枠が突き刺さっているような状態ですから、土間下の枠材がシロアリにやられていないか心配でした。ドア枠の下の方をカットして、土間下の部分まで取り出してみたのですが、幸いシロアリはまだ到達していないようでしたが、雨がドア枠に染み込んでボソボソに腐った状況になっていました。こうなってしまうと、シロアリが食べにやってくる恐れがありますから、枠が刺さっていた場所に駆除剤を吹き付けて、その後形状が近い枠材を差し込んで加工しました。新しい枠材は、木くずと樹脂とをハイブリッドさせた材料で出来ていますから、腐らないばかりか木のように塗装も可能です。つなぎ目のパテ処理は1日経たないと乾きませんから、紙やすりを使った最後の仕上げはお客様にお願いして作業を終了しました。木製のドア枠がタイル土間の下まで入ってしまっている輸入住宅は結構多くありますから、皆さんのおうちもシロアリ対策の為に一度チェックしては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年08月24日
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岐阜県のお客様の処で、シロアリ被害の改修工事を行っております。新築した当時の図面もなく、構造もよく分からない中でほぼ手探りの状態で、どうしたらシロアリの被害を食い止められるか、そして将来の被害を予防出来るかという問題に取り組んでおります。当初は玄関ポーチの上にあるバルコニーの床がフワフワしているということに端を発し、バルコニーの壁や床を剥がしてみたら、水が入り込んでシロアリの食害も確認出来ました。単なる雨漏れが原因で、シロアリを誘引したのかというふうに考えたのですが、シロアリがどこから入り込んでいるのかがはっきりしません。ただ、このおうちの床下は空間がない構造(スラブ床)になっていることが分かっていましたから、立ち上がり基礎(布基礎)と床下に張った薄いコンクリートとが接する部分に亀裂が入ってそこからシロアリが上に上がってきたのかと考えていました。でも、それだけでここまで大きな被害になるのか、ちょっと疑問にも思っておりました。(シロアリ駆除は、何度か行っていたようです)そこでお客様が新築工事の様子を撮影した写真を見せてもらった処、建物の立ち上がり基礎の外周に断熱材のスタイロフォームが隙間なく張ってあることを発見しました。(尚、スタイロフォームの表面には「シロアリ駆除済」と記載がありました)建物の外壁よりも基礎が大きくはみ出しているので、どうしてこんなに幅広の基礎を作ったのか疑問に思っておりましたが、厚さ50mm以上のスタイロフォームが張ってあって、そこの上に仕上げの化粧モルタルを塗ってあったということでした。スタイロフォーム自体は何の栄養もありませんが、発砲スチロールのように柔らかいので、どんどん食べてそこに蟻道を作るなんてことが簡単に出来てしまいます。それも化粧モルタルで覆われていますから、いくら食べてもお客様には何も見えません。食べられて穴が明いたスタイロフォームを一部外してみたら、シロアリの蟻道は立ち上がり基礎とスタイロフォームとが接する面で土の中から土台の木へとつながっていました。勿論、そこには小さなシロアリたちが動いているのも確認出来ました。将来シロアリの被害をなくす為には、土にいるシロアリが侵入する経路を遮断することが最も大切です。その上でシロアリが食べづらくなるような施工や仕事を施すことで、更なる被害を止められるかも知れません。尚、シロアリ駆除業者は何度もここで仕事を行っていましたが、全く被害を止められませんでした。原因調査もしないで薬を撒くだけの駆除は、住人に健康被害があるだけですから、反ってやらない方がましだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年07月26日
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豊田市のお客様から輸入の玄関ドアが下がってきたので、ドアヒンジの交換とドア調整をお願いしたいというご相談を頂きました。木製の玄関ドアは、メーカーの確認が出来ておりませんが、恐らくシンプソン(Simpson)製ではないかと思います。ドアが下がってきている割には敷居にドアが擦った跡もなく、比較的きれいな状態ですから、このくらい早めの時期にメンテナンスをしておくことはいいことだと思います。新築から15年ということで、この機会にウェザーストリップも新しいものに交換しておきたいというご希望を頂いておりますので、一緒にメンテナンスをすれば手間や交通費も省けますね。ただ、頂いた写真を見ると、ご相談頂いた箇所以外の部分で施工上のリスクを感じる場所があるように思います。それは、玄関先の土間の納め方。まず、外壁材の一番下に付けられる水切りの鈑金材なんですが、通常水切りの下はオープンになっていて、そこから外壁内の通気層へ空気が入ることで構造体の乾燥を保つ工夫がされています。でも、そこがタイル床で塞がれてしまうと、空気が十分流入せずに湿気が滞留する恐れが生じます。(床に溜まった雨水が入る心配も?)また、土間と立ち上がりの基礎とが一体ではありませんから、シロアリがその間から上へと上がってくる可能性があるかも知れません。上がってきても水切りで隠れていますから、人に気付かれずに外壁内に侵入することが可能です。そして、土間に木製のドア枠が埋まっていると、同様にシロアリが枠の中に入り込んでしまうかも知れませんから、こちらもあまりいい納まりとは言えないと思います。勿論、私が指摘しているのはリスクがあるということだけですから、シロアリがそこに気付かなければ何も問題は起こりません。でも、そういうことを知った上で生活をしていれば、将来リスクを排除する改修メンテナンスが可能となるでしょうから、注意をお願いしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年05月07日
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静岡県藤枝市のお客様から、木製玄関ドアのメンテナンスをしたいというご相談を頂きました。玄関ドアは、アメリカ シンプソン(Simpson)社製の親子ドア。ドアのメンテナンスを何度か行ってきたのでしょう、塗り潰しの油性ペンキを使った為、木目が見えなくなっています。この塗料だと木の呼吸作用も阻害してしまいますから、木が無理に呼吸しようとして塗膜が剥がれる状況が起こります。今回、ご相談頂いたのは、ドアヒンジの摩耗によるドアの傾きを調整したいということやウェザーストリップ(気密パッキン材)にへたりがあるといったことでした。また、写真のように屋外側のドア枠の下端が劣化してきているということで、何とかしたいというご希望も頂きました。木製の飾りドア枠が玄関ポーチのタイル土間にベタ付けされていますが、これだと雨がポーチの床に溜まった時に枠の下端から水が入り込んで、そのうち腐ってくるということが往々にしてあります。また、この写真からだけでははっきりしませんが、このドア枠が土間の中にまで埋め込んであるといった施工の場合は、土間下にも水が入り込んでシロアリを家に誘引してしまうという心配もあります。こういう場合は、ドア枠を一定程度カットすることで、ポーチ床との縁を切って浮かせるという方法があります。そうすることで、ドア枠が常に乾燥出来る状況を作り出すことが可能となりますが、切り取った後の土間の処理やドア枠等の防水・防蟻処理を現状に合わせてフレキシブルに行うということも忘れてはいけません。ただ、既に家の中や構造にまで何らかの被害が及んでいるという場合は、更なる補修や部材の交換も必要となりますから、早めの対応が求められます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月30日
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春日井市のお客様からケースメントサッシの木製建具が腐ったので、交換したいというご相談を頂きました。サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッドサッシ。状況を調査しに伺った処、確かにペアガラスの周囲から雨が入り込んで木枠が腐ってきていることを確認しました。それも、おうちに付いているほぼ全てのケースメントサッシで、同様のことが起こっていました。当然それらは交換して防水処理を行うこととなるのですが、更に室内の壁際の下から水が大量に出てきており、別の大工さんに頼んで屋根の雨漏れも修理する旨伺いました。確かに屋根の形状や構造には相当な弱点があって、そこから雨が長年浸入していたんだろうと推測されましたが、屋根から伝って室内の壁際までの経路については何も考えていらっしゃらないようでした。そこで、屋外側に出て基礎部分を見てみたのがこの写真です。基礎上の水切りの下や上から水が出たような染みや直した跡が見て取れます。ジョリパットで仕上げた外壁の中で水が走っているようですから、外壁の表面にはあまりトラブルがないように見えますが、よく見るとジョリパットが奥から押されて剥がれてきている場所が見て取れます。室内のカーペットや幅木の損傷具合からすると、相当の水が壁の中に滞留している可能性がありますから、屋根構造の見直しと共に外壁を剥がしての木造構造や断熱材の修復も行う必要があると思います。勿論、それが完了したら、インテリアの復旧もやらなければなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年04月04日
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鎌倉のお客様から、輸入ドアの下に取り付けるボトムウェザーストリップを調達したいというご相談を頂きました。ドア下に取付けて、ドアと敷居との間に出来る隙間をカバーする為のパッキン材(スウィーパー)をボトムウェザーストリップと呼びます。昔はよく取付けがされていたのですが、それを付けるとドアの開閉がしづらくなるということで、今の輸入住宅ではあまり装着されなくなっています。でも、写真でも分かる通り、こちらのおうちでは敷居材(ボトムシル)が付いておりません。敷居材を付ける代わりに、段差を付けてタイルを張ることで戸当たりが出来るように納めています。ただそうすると、側枠にも付いているウェザーストリップを敷居部分に付けることが出来ません。ですから、敷居ではなくドア下の方にボトムウェザーストリップを装着して玄関ドアの下端の防雨・防風を図らなければならなくなります。また、屋外側に木製のモールディング(飾り枠)が付いているのも、雨やシロアリによる被害の心配を考えると、あまりお勧め出来ません。こうした納まりの背景にあるのが、玄関土間を土やモルタルで埋めてタイルで仕上げたということなんですが、土間の下は庭と同じ土ですから、シロアリが建物内に侵入してくるきっかけにもなりかねません。出来れば玄関内の納まりをやり直して、ウェザーストリップを装着出来る敷居材を設置し、シロアリや湿気が上へと上がってこないような工夫も行って欲しいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月19日
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横浜のお客様からご相談を頂いた掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のメンテナンス。サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシなんですが、ドアを開閉する為のレールに付いていたウェザーストリップがなくなっています。レールに沿って屋外側に付けられているもので、シルシール(Sill Seal)とも呼ばれています。英語を訳すと、「敷居気密(防水)材」。つまり、ドアは戸車がレールを走ることで開閉するのですが、そういう構造の場合どうしてもドアがレールから浮いた状態になるので、隙間が生じてしまいますその隙間から雨や外気が入り込まないようにする為の部材が、シルシールなんですね。台風などの強い雨や風は、窓下から浸入しやすいですから、これがあると室内への雨漏れを防いでくれるというスグレモノです。ただ、こうしたウェザーストリップは、ハードの掃出しサッシ以外には装着されていない状況で、ユニークで貴重な部材のように思います。勿論、これがあると雨漏れが全てシャットアウト出来るという訳ではありませんので、サッシの水抜き穴の掃除や防水材のやり直しといった日頃のメンテナンスも怠ってはいけません。輸入窓やドアのウェザーストリップは消耗品ですから、15年くらいで定期的に交換するようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年03月02日
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岡崎のお客様から玄関のスチールドアやドア枠を直したいというご相談を頂きました。ドアやドア枠に木が使われていますが、長年放置されてきたことで、写真のように下端が腐ってきてしまいました。(表面だけでなく、家の構造の木まで腐りが進行していることもあります)輸入住宅の玄関ドアや勝手口ドアには木材が多用されることが多いのですが、設計・施工やその後のメンテナンスといった様々な問題によって、木の腐食が引き起こされます。木で出来たものを使用する場合、如何に乾燥した状態を保つかということに腐心しなければならないのですが、そういったことが考えられていないということが言えるかも知れません。まず、ドアを設置する際、木製のドア枠ごと土間と一緒に埋めてしまっているという現場をよく見掛けます。玄関土間はモルタルだからいいだろうという住宅会社が殆どですが、土間には隙間やヒビが多く入る可能性が高いのです。また、土間の下が土であったりすることも多く、隙間などから土の湿気や水分と一緒にシロアリも上がってくることが往々にしてあります。湿気った木には腐朽菌が付着しますし、シロアリも好んで食べるといった状況ですから、見えない部分で腐食が進んでいくこととなります。また、ヒサシの奥行が不十分だとドアの下端を中心に雨が常に当たる状況となりますが、ドアやドア枠の塗装が劣化してくれば、雨が素材の木に染みてしまいます。雨の翌日などに付着した水分を雑巾などで拭き取るという習慣があればいいのですが、そういう気遣いをする人は殆どいません。そうなると、こうした場所のものは中からと外からと腐食が進んでしまい、最後には大掛かりに修復する必要が出てきてしまいます。こういう場合、私たちはドアやドア枠を腐らない特殊なタイプのものに交換したり、ヒサシがなければ追加したりして対処します。また木製の輸入ドアにしたいというお客様の場合は、塗装をティンバーケアのような木部専用の防水塗装とすることも必要となります。ただ、輸入ドアの寸法は、国産のものと違いますから、そのおうちに合わせた大きさとデザインにすることが、私たちプロの仕事です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月11日
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先日、屋外側のガラスの防水処理作業をご紹介したマーヴィン(Marvin)製ケースメントサッシの建具(障子)。屋外側にも白いアルミ製飾り格子が付いていましたが、室内側にも木製の飾り格子が付いています。従来のマーヴィンでは、飾り格子は室内側だけで、脱着可能なものが付いていましたが、現在交換用として調達出来るものについては、こうした固定式の格子しか選択出来ません。今までのように格子を外しての木部防水塗装が出来ませんから、マスキングテープでの養生も少し手間が掛かります。写真は、既に2回パラペイントのティンバーケアで塗装を行った様子ですが、なかなかいいアメ色に仕上がっています。私たちは、サッシの木製建具を取付け交換する前に、屋外側の防水処理や室内側の防水塗装を行うのですが、製造時に取り付けられているロック金物のフックやオペレーターアームが走るトラックレール及びブラケットといった金物を全て取り外したうえで作業します。そうすることで、取り付けられた金物類によって隠れてしまう木部まで、しっかり防水塗装を行うことが出来るのです。現場に設置した後では、金物類を取り外して塗装を行うということは通常絶対にやらないですし、手の届かない場所まで丁寧に作業するということもありません。こうして単体になった状態で社内作業を行うことには、意味があるのです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月10日
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昨日、千葉のお客様から、輸入サッシについていくつか修理のご相談を頂いた旨記事に書かせて頂きましたが、今日はそのうちの2つ目をご紹介しましょう。サッシは、昨日と同じハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシ。ボウウィンドウと呼ばれる弓なりになった豪華な出窓には、5つのケースメントサッシ(クランクハンドルで横に開いていく窓)が取り付けられています。そのうちの右端の建具(障子)に付いているペアガラスの内側ガラスのみが、突然割れてしまったそうです。幸い外側のガラスは損傷していませんから、雨風の問題や防犯上の支障は出ていない状態ですが、このままではあまり気持ちがいいことはないですね。ものがガラスに当たって割れるということはよくあることですが、ペアガラスの場合、熱割れと呼ばれる自然現象でガラスが破損することがあるようです。それは、外気と室内の温度との差が大きくなる冬場や、1日の気温差が極端な状況の時や太陽光が強く当たった時に起こります。ペアガラスは、国産でも輸入でも2枚のガラスの周囲をスペーサーと呼ばれる気密保持材でガチガチに固めています。温度差が大きい時は、ガラスそのものの膨張や収縮が発生するのですが、周囲を固められていると、ガラスがサイズ変化した際逃げ道がありません。その歪みがストレスとなって、ペアガラスが突然割れてしまうのです。勿論、ガラスの上に小さな傷のようなものが付いていたり、ガラス自体に僅かな不純物が含まれていたりすることも要因となります。こうしたことは、事前に避けたりする術はありませんから、運に左右されるといっても過言ではありませんが、急激な温度変化に気を付けるということも対策の一つです。ハードのケースメントサッシは、ガラスのみの交換は出来ませんので、可動する建具ごと交換となりますし、多少形状が新しくなっていますから他のケースメントとは若干の違いが出てしまいます。それでも、20年以上前に施工されたサッシでも、既存のボウウィンドウにはピッタリと納められる寸法の建具をメーカーは作ってくれますので、その点は有難いですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年02月08日
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こちらは、防水塗装作業について昨日記事に書かせて頂いた木製玄関ドアです。木製ドアは、ステンドグラス入りのシンプソン(Simpson)製。実は、このドアには従来にはない新しい機能が取り入れられています。それは、ウルトラブロック・テクノロジーと呼ばれていて、雨による木部の腐食・劣化を低減させようという試みです。写真を見ると分かりますが、ドアの下部のコーナー部分が少し黒くなっているのが分かります。またその部分が縦の木枠とフィンガージョイントというつなぎ目構造になっています。フィンガージョイントとは、丁度両手の指同士を合わせたような見た目になったものなんですが、こうすることでそれぞれがガッチリ組み合わさった状況になります。つまり、つなぎ目に隙間が出来ず、そこからの雨の浸入がなくなるということなんですね。ただ、それなら縦の木枠を一番下まで延ばして1本ものにすれば、つなぎ目などなく雨の心配も少ないのではないかと考えますよね。でも、少し色が黒くなったコーナー部分は、木くずと樹脂とを練り固めて作った素材になっており、水や雨の付着によって腐るということはない状況を作り出しています。勿論、正面から見た時、そこだけが黒くなっていると変ですから、両面には天然木の化粧板が張ってあり、デザインや雰囲気を損ねない工夫もしてあるのです。勿論、素材が異なるコーナー部分も塗装が出来るようになっていますから、着色することも可能です。私たちの防水塗装・防水処理に加えて、素材自体も防水を考慮した構造になっているということは、非常に心強い気がします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月31日
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現在、お客様の輸入住宅に取付ける前に、木製玄関ドアの木部塗装を行っております。ドアは、シンプソン(Simpson)社製のステンドグラス入り木製ドアです。写真は、木部の防水と仕上げの美しさの為に、ナチュラルなチーク色の着色塗装をしている様子です。こうして見ると、無塗装の木部の白さが塗装によって美しく変わることがお分かり頂けると思います。また、塗料がステンドグラスに付かないように、マスキングテープでしっかりと養生した上で、作業をしていることもお分かり頂けますね。屋外用の防水塗装はまだ1回目ですから、乾いたら更にもう1回塗りますが、何度か塗り重ねすることで美しいツヤと木目がパワーアップしていきます。こうした塗装を内装用のニスで行う塗装業者もいると思いますが、雨や太陽の紫外線に曝される玄関ドアに用いるのは間違いです。塗装の劣化ばかりか、素材の木までも劣化してしまいますから、ティンバーケアのような屋外用の木部専用防水塗料を塗ることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2023年01月30日
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現在外装の塗り直しをしている尾張旭市のお客様のお宅ですが、塩ビの雨樋も劣化して割れてきたので、この機会に交換することとなりました。写真は、竪樋を外して地面から雨水の排水管が出ている様子です。竪樋を外した際に、樋屋さんから排水管から汚水の臭いがするということで、もしかしたら雨水管が直接浄化槽へ接続されているのではないかという注意がありました。雨水は通常きれいな水ですから、浄化槽できれいにする必要はなく、そのまま側溝へと流すように配管工事を行います。でも、もしかしたらこのおうちを新築した当時の水道屋は、雨水を汚水と一緒に浄化槽の入口で合流させているかも知れないのです。台風のように雨が大量に降った時は、雨樋の水が浄化槽に全て流れていきますから、浄化槽の処理能力を超えてオーバーフローを起こし、処理が不十分な汚水と一緒に側溝へ流れていってしまいます。そんなこと、水道屋であれば分かっているはずですが、土で配管を埋めてしまえば誰にも分からないという感覚で浄化槽に雨水を入れてしまう不届きものも存在します。配管経路が短くなるし、工事の手間や費用も省けるのでこうするのでしょうが、施工者の良心はどこへ行ってしまったのでしょうね。(住宅メーカーの殆どの現場監督も、素人同然で何も見ていないのです)こういうことがあると、塩ビの雨樋は徐々に劣化してきますし、今回新しくするアルミの雨樋も腐食を起こしますから、配管のやり直しが必要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年12月10日
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岐阜のお客様からダブルハングサッシ(上げ下げ窓)のペアガラスが曇ってきたというご相談を頂きました。サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のアルミクラッド木製サッシ。同じ窓が2つ並んだ2連の窓のうちの片方で、上窓のペアガラスだけが内部結露しているとのことでした。エアコンや暖房を使っていない季節には、こうした現象は出てこないのですが、外気と室内の温度差が大きくなる季節には結露したり曇ったりする状況が見られます。夏場はペアガラスの室内側のガラスで、冬場は屋外側のガラスでそういうことが起こるのですが、それは冷たくなったガラス側に湿気や水分が付着するからなんですね。ペアガラスは通常外から中に空気が入らない気密空間になっているのですが、何らかの隙間が生じて雨水が中に入り込んでしまうとこういうことが発生します。ペラの場合、これを直す為には、上窓の建具ごと交換しなければなりません。円安やアメリカでのインフレによる値上げ、海上輸送コストの上昇などで、交換部材の調達も高くなってきています。こうなる前に、出来ればおうちの全てのペアガラスサッシを防水処理しておくことが大切ですが、そうしたメンテナンスを知っている人は国内に殆どいません。輸入サッシの専門家を見付けて、出来るだけ早くメンテナンスすることをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年11月01日
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現在輸入住宅を新築中という東京のお客様から、施工の件でご相談を頂きました。玄関ドアは、韓国資本のディスティンクション(Distinction)が製造するファイバーグラス製輸入ドア。お客様から案内頂いた内容からすると、ドアの敷居の高さまで玄関ポーチや玄関内の土間を上げて、その上にタイルを張って仕上げる予定だそうです。ドアの敷居を支えている木材は、仮にドアを支えておく為の下地材で、土間を打つ際にはある程度撤去するということですが、全て外してしまったら重いドアが下がってきてしまいますから、一部は残るものと思います。こうした施工の場合気になるのは、1.残った下地材がモルタルの土間の中に埋められてしまうこと、2.その下地材が現状の土間の上に直接載っていること、3.玄関ポーチと建物との間に空気や雨水が抜ける空間が設けられていないこと、4.ドア下の木材だけでなく、建物の構造材も土間の中に埋もれるかも知れないということ等が、問題になるように思います。基本的に、モルタルやコンクリートは透水性がありますから、雨が中に染みてしまいます。ですから、その下に木が埋まっていれば、腐ってしまいます。また、現状は建物と玄関ポーチとの間が詰まっているように見えますが、長い間のうちにそこに僅かな亀裂(隙間)が入れば、敷地内のシロアリがそこを伝って上がってくることが想像出来ます。そうなると、ドア下の木だけでなく、周囲の構造の方にもシロアリが侵入してきますから、知らないうちに木が腐ったり食われたりして、補修に相当の費用が発生するかも知れません。(その頃には、10年の瑕疵保証も終わっているかも知れませんし、業者さんが廃業していることも考えられます)ここまで施工が進んでしまっていますから、やり直すということは難しいと思いますが、これらを踏まえて写真の上に今後の対策を書かせて頂きました。やるやらないはお客様と施工業者さんとが相談することですが、こうした古い考えの施工方法を是正しないと、いつまで経っても日本の建築技術は向上しないように思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年10月17日
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こちらは、ACAN製シングルハングサッシ(下窓だけが開閉する上げ下げ窓)のサッシ枠のフレームを下から撮った写真です。輸入の樹脂サッシの多くは、下枠の部分にこうした穴が明けられています。また、サッシ枠だけでなく、ガラスが入った建具の枠の方にも同様の穴が明いているのです。これは、強い風で雨がサッシ内に浸入してきた際に、屋外側に水を排出する目的で設置されたものです。実は、樹脂サッシだけでなく、アルミクラッドの木製サッシにも同様の工夫がされていることが多く、そういうことを知らないお客様や住宅メーカーが殆どです。ただ、これを見付けた人たちには、ここから雨がサッシ内に入るのではないかと危惧して、穴をテープやコーキングなどで埋めてしまう人もいるようです。特に気密性能が優れたサッシは、僅かに残された隙間に向かって雨が注射器のように飛び出してきますから、それを見た人たちは穴から雨が入り込んだと勘違いします。確かにここから雨が逆流するということもないではないですが、それが起きるのは稀で、通常の雨や風の場合にはこの穴が雨の浸入を防いでくれています。輸入サッシから室内に雨漏れしたという人やサッシの木枠が雨で腐ってしまったという人は、特にこの排水口を塞いでしまう傾向にあるようですから、注意が必要です。また、排水口の穴もそうですが、入り込んだ雨を流す入り口の穴にゴミや砂、油汚れなどが付いてしまって、口を塞いでいる場合もあります。そういう時は、定期的にサッシの周囲の掃除を行い、穴が十分機能出来るかどうかを確認しておくことも大切です。日本人は絶対入らないようにするという考え方ですが、欧米の人はある程度入ることは当たり前と考え、入った時にうまく対処する方法を最初から計画しておくのです。(絶対入らないという考えだと、入った時にどうするかということを考えてはいないのです。原発事故と同じです)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年10月14日
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海津市のお客様の処で、バルコニーの雨漏れ修理を開始しました。こちらは、バルコニーの床がフワフワするということで、数年前に床を剥がしてやり直したという経緯がありました。その際、床の構造材まで木が腐っていたので、殆ど全てをやり直しました。壁手摺の部分はアルミの笠木を外しましたが、雨漏れした様子もなく特に損傷していなかったことから、それ以上壊すことはしませんでした。ただ、床から見える限りで、バルコニーを下から支える柱材が腐っていたので、上から腐らない木材のエコアコールウッドを挿入して、床を支えるように施工しました。そうしたら、今回バルコニーの壁に張ってあるサイディングの塗装がまだらにめくれてきているということで、壁の内側に何らかの水が入り込んでいる可能性が高いという結論に達しました。笠木は先回の修理の際に、元に戻して笠木のつなぎ目も雨が入らないように防水コーキングを入れてありましたので、上端からの雨の浸入はないはずです。今回サイディングを上から押すと柔らかく湾曲するような状況でしたから、下地の木が腐っているのではないかということになりました。笠木の下にあるバルコニーの手摺壁にはサイディングが載せてあり、壁のサイディングとの接点も全てコーキングできれいに納めてありました。ここまでは先回の修理と同じ状況でしたが、今回はその下を確認する為に上端のサイディングをめくってみました。そうしたら、防水シートの下にある木が腐っているではないですか。上から雨が入った形跡が殆どないのに、壁の中の木が腐っているのです。最初は全く理由が分かりませんでしたが、恐らくバルコニーを下から支える柱の中で地面の水や湿気を吸い上げていて、そこにシロアリが入り込んでバルコニーの上の方まで水を持ち込んだのではないかというふうに想像します。バルコニーの壁や床は上から雨が入らないように密閉されていますから、水や湿気は逃げる処もなく、一種サウナ状態になっていたのでしょう。そこにシロアリが広がっていけば、外見は何でもない状況で、中の構造だけ損傷していくという構図になります。何故地面からの水が柱の中に浸入する構造なのかは、今後柱材を撤去すれば分かってくるかも知れませんが、ちょっと信じられない施工方法ですよね。(尚、前回私たちが修理する前には、アルミの笠木のつなぎ目から雨は入っていたと思いますから、それがどこからか内部へ伝っていったということはあると思います。そういう意味では、複合的な要因が存在します)バルコニーの施工は、上からの雨の浸入を防ぐことと、中の湿気や水分を逃がすことの2つを両立させる必要がありますが、その施工は結構面倒な仕事ですので、殆どやられていないのが実情でしょうね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年09月13日
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今週木曜から会社の近くに住むお客様のおうちのウッドデッキを修理メンテナンスします。先日、屋根がない部分にあるデッキを取り除いて、ルーフデッキだけの状態にしてあります。デッキ材を取り除いた部分には、手摺が全くない状態になっていますので、今回大工さんと一緒に手摺や小柱類を設置して、人が落ちないようにする予定です。普通の住宅メーカーやリフォーム屋さんだと、木製の材料でも無塗装のまま施工して、後から塗装をするというやり方をするようですが、それだと木部同士が接する部分は塗装することが出来ません。例えば、デッキのザラ板(床材)の上に柱材を直接載せるという感じだと、柱材とザラ板が接している部分は無塗装の状態になって、ザラ板の上に雨が溜ると柱が下から腐ってきます。そういうことを避ける為に、小柱等の木口(こぐち)の部分だけ屋外用の木部専用防水塗料で塗装を行いました。会社の倉庫の中は、暑さと湿気で作業をするのも大変ですが、それでも事前にこういう準備をしておくことで、ウッドデッキの寿命を長くすることが出来ると思います。ウッドデッキが出来上がった後、ペンキ屋さんにお願いして塗装をしてもらうのが一番楽ですが、私たちでもやれることをやっておくという気持ちがないといけません。一旦施工してしまえば見えなくなる場所ですから、お客様にも黙っていれば分からないことですが、建築屋の良心としてひと手間掛けるということをホームメイドではやりたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年08月22日
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日進市のお客様から輸入の掃出しサッシの下端などが腐ってしまったので、直したいというご相談を頂きました。サッシは、コルビーアンドコルビー(Kolbe & Kolbe、K & K)製のアルミクラッド・スライディング・パティオドア。サッシの下枠に木製のモール材が付けられていた処に、ウッドデッキの床が接していたようで、床に溜まった雨水がサッシの下端に当たってそこから中に浸入したという感じです。腐ったモール材が邪魔をして中までどうなっているかは分からない状況ですが、モール材の奥やモール材の下に張っているカルチャードブリックとのつなぎ目が、ちゃんと防水処理を施していないようで、構造材への影響の方が少し気になります。また、ドアのペアガラスとその周囲のアルミカバーとの間から、雨が建具の中に入り込んでいるようで、ドアの木製下枠が完全に腐っています。こうなると、ドアを交換しないといけませんが、メーカーが代替のドアを作ってくれないという場合は、ドアの建具枠を部分的に交換するか、サッシ全体を違うメーカーの新しいものに入れ替えるかということになります。何れにしても、コルビーアンドコルビーのサッシは雨仕舞があまりよくない製品ですから、定期的にサッシの防水作業を行う必要があると思いますただ、実際には建てた住宅メーカーや工務店もそういう知識が全くないのと、そういうメンテナンスに慣れていないということで、放置された家が殆どだと思います。それを改善ない限り、輸入住宅が本来の性能や品質を世の中にアピール出来る時代は来ないかも知れません。ただ、掃出しサッシの下端から雨が入って雨漏れするというトラブルは、サッシと外壁との境い目の防水処理が甘い為に起こるものですから、輸入サッシだけでなく国産サッシでも雨漏れのリスクが発生します。そこの施工をいい加減にやる建築屋さんに建ててもらうと、庭に出る掃出しサッシだけでなく、ベランダの掃出しサッシでも雨漏れで失敗するかも知れませんから、注意して下さい。20年以上経ってからでは、施工不良を問うことは難しいですからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年07月17日
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豊橋のお客様から、輸入の玄関ドアを交換するかどうかを相談頂きました。ドアはファイバーグラス製の輸入ドアのようですが、ドア枠は木のものが使われていました。それが、玄関土間の下にまで埋め込まれて施工されています。土間自体はモルタルで固められているとは思いますが、モルタルには隙間がありますし、モルタルの下は恐らくブロックと土で埋めてあると思います。こういう状況だと、建物の下にあるシロアリの巣から、徐々に蟻道を作ってシロアリが上へと上がってきます。そこに食べられる木があれば、表に出ないで木の中を食べ進めることが可能となります。つまり、シロアリにどうぞ食べて下さいと言っているようなものです。光の届かない木の中は、シロアリにとっては天国ですから、木枠を食べて行動範囲を広げていきます。また、建物下の巣ともつながった状態なので、水分の補給や卵を育てる環境も整っています。ただ、食べ進めていると、木が薄くなった部分も出てきますから、そこが割れてシロアリの被害が露出することとなります。そうなって初めて、人間はシロアリの被害に気付く訳ですが、その時は既に遅いと言わざるを得ません。このおうちを建てた工務店さんは、被害のないドアを含めて国産のアルミドアやドア枠に交換することを勧めているようですが、それではせっかくの輸入住宅のデザインが損なわれてしまいます。私たちなら、木のように見える樹脂製のドア枠に交換して、既存のドアはそのまま使います。また、その際にシロアリにどこまで食べられているかを確認した上で、防蟻対策も一緒に実施するやり方を取ると思います。そうすれば、ドア枠が将来被害に遭うリスクは少なくなりますが、床下などをチェックするなどして木造の構造の方を今後も注意する必要はあるでしょうね。それは、玄関をアルミドアにしても同じです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年07月03日
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清須市のお客様の外壁防水工事を行った際に使用した窓下の防水材を紹介しましょう。実際に窓の装着した様子は、少し前のブログ記事に写真で掲載しましたが、材料単体でお見せするのは今回が初めてです。この透明な防水材は、薄くて柔軟性のある樹脂で出来ています。ですから、下地の状態を確認しながら取付けが出来るという特徴を持っています。屋根や外壁の雨漏れは上から下へと流れてきますが、その水がこの窓下に溜まってしまい、長い間に構造材の木までも腐らせてしまうというトラブルがしばしばあります。そうならない為には、窓下を含めて窓の周囲を何らか防水する必要がありますが、多くの場合外壁面に接している部分だけしか防水工事を行いません。それだと、サッシが載っている窓台部分に雨が溜まるということには全く対応出来ないということになり、知らぬうちに構造体が腐ってしまうことになります。この素材は、窓台だけでなく窓の両側面も一体成型で製造されていますから、側面から流れてきた水も窓下へ落ちることはありません。(なお、窓の側面も防水処理をしておく必要はありますよ)また、窓下に溜まった水が室内側へ流れないように、室内側のエッジ部分に数ミリの立ち上がりを付けてあり、これが水返しとして機能します。そうした水は、屋外側へと自然に流れていくのですが、窓下の正面部分までこの防水カバーが覆っていますから、あとは防水シートのウェザーメイトプラスの上を伝って地面へと落ちていくという仕組みです。また、窓の幅に合わせてこの材料は調整が出来るようになっていますから、どんな幅の窓開口でも装着することは可能です。コストや施工の手間が掛かるということで、日本ではなかなかここまでやる住宅メーカーはないでしょうが、やっておけば雨漏れで一番の弱点となる窓開口を心配する必要がなくなります。是非新築やリフォームで採用したいという方は、ご相談下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年06月12日
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清須市で外壁の防水施工をご依頼頂いていた件ですが、本日無事完了しました。在来工法の構造体と国産の樹脂サッシの組み合わせで、結構苦労をしましたが、なかなか上手に施工出来たのではないかと思います。外壁に張った特別な透湿性防水シート ウェザーメイトプラスは、うちの職人さんにお願いして作業してもらいましたが、サッシ取付け後の窓周りの防水処理は、私が直接施工を行いました。今日は、お昼前から雨が降り出すということでしたので、早めに現場へ行って残った窓の施工をしたのですが、降り出す前に何とか完了することが出来ました。写真は、実際に行った窓周りの防水処理です。アスファルトの接着剤が使われているパワーボンドテープを窓の四方に張るのですが、そのやり方も普通の工務店さんや大工さんとは違います。特に窓上の防水処理の手順は、日本人の仕事とは全く異なり、何層かに亘って防水処理を繰り返します。日本人の施工は、1つの施工が雨に突破されたら、雨漏りしてしまうというものですが、私たちは1つ目がダメなら2つ目、3つ目という具合に防御します。また、最終的にサッシの奥の方にまで雨が浸入しても、腐りやすい構造体の木をウェザーメイトプラスがカバーするという仕組みになっています。文章や口で説明するのは、文字数の関係で難しいですが、外壁や窓からの雨漏れで困っているなら、ウェザーメイトプラスは救世主かも知れません。(いくら素材がよくても、施工が間違っていれば意味はないですが・・・)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年06月11日
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清須市のお客様の処で外壁の防水シート張りをしているという記事を書かせて頂いておりますが、今回は窓周りの下地防水です。サッシは国産サッシを使われるようですが、サッシが国産であろうと輸入であろうと、下地の防水処理は同じでなければいけません。サッシを取り付ける前に下地施工したのが、この写真。まずは、特殊防水シート ウェザーメイトプラスを窓の内側まで巻き込んでいます。雨が外壁材や屋根材を突破して伝ってきても、これで窓周辺の構造材(柱や窓台)を防水シートが守ってくれます。また、窓下(窓台)は雨が浸入したり溜まったりしやすい場所ですから、透明な樹脂で出来た防水カバーを装着しています。このカバーは、10cm程度窓の両サイドの柱材にまで立ち上がっていますから、一番心配な角(コーナー)の部分もカバーされています。(窓下を「コ」の字型でカバー)更にカバーのつなぎ目や両サイドの立ち上がりを防水する為に、フラッシングテープと呼ばれる特殊なアスファルト接着剤付きパワーボンドテープを張っています。防水キャップ付きのホチキス針と併せて、外壁下地の防水処理はバッチリだと思いますが、この上にどういった張り方で外壁材を施工するかで私たちの仕事の成否が左右されます。こればかりは、私共が建築している物件でないので何とも言えませんし、防水シートをくぐって中に雨が入ってしまうような構造や施工だと私たちの仕事は役に立ちません。(あくまで、防水シートの表面にまで雨が到達したという場合の最後の砦です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年06月08日
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清須市のお客様から、ロイヤルウッドさんで新築している建物に私たちが施工してきた特殊透湿性防水シート ウェザーメイトプラスを張ってもらえないかという相談を頂きました。私たちは、材料を供給するから住宅メーカーさんにお願いして張ってもらったらどうかというお話もしましたが、施工したことがないからどうしてもやって欲しいというご依頼でした。今日、職人さんを連れて現場でウェザーメイトプラスを張ってきた写真が、こちら。裏表・上下を間違えないように、ウェザーメイトプラスを真っすぐ張れているのが分かります。(張り方を間違えると、大変なことになります)この特殊な防水紙は、室内側からは水は通さないが、湿気(空気)は外に放出するという機能の他に、屋外側からは水も湿気(空気)も通さないという機能があります。普通の防水シートは、外からも空気を通しますから、日本の夏の湿気った熱い空気をシートの内側に通してしまいます。室内はエアコンで冷えていますから、防水シートの内側で湿気が結露して、水へと戻ります。これがいわゆる壁体内結露という問題で、アメリカでは壁の中が腐ったり断熱材が水を含んで断熱性能が低下するなどの不具合が報告されています。防水シートの上から外壁材を張ってしまえば、全く見えなくなってしまい、そうした問題が起きているかどうかお客様には分からないというのが実態ですが、日本の住宅も本当は大変なことになっているかも知れません。そうそう、ウェザーメイトプラスを留める為のホチキス(ステープル)は、スティンガーという(緑色の丸い)防水キャップ付きのものを使います。これを使えば、ホチキスの針で穴が明いたウェザーメイトプラスを、防水キャップで守ることが出来るのです。勿論、これを施工する為の専用タッカーも私たちは持っています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年06月07日
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瀬戸のお客様から木製玄関ドアの修理・メンテナンスをしたいというご相談を頂きました。ドアの下がりによるドアヒンジや鍵部品の調整・交換など、複数の不具合に対処する必要があるのですが、今日はキックプレートについて書かせて頂きます。キックプレートとは、つま先がドアに当たって扉が傷むのを防ぐ為に取付けられる金属の板(蹴込み板)。今回、これの1枚が外れてしまっているのと、もう1枚も錆びて劣化が進んでいるという感じです。元々は金色のプレートではなかったかとも思いますが、どうだったかは今の状態では不明です。キックプレートが脱落してしまった原因は、プレートを取り付ける為のビス(又は釘)が雨によって錆びたか緩んだかした為だと思います。雨が当たらない場所に玄関があればいいのですが、南や東側に面していたり、玄関ポーチのヒサシに奥行がなく、雨が降り込んでドアを濡らすという状況にあったのかも知れません。こうしたプレートを装着する時は、まずは木製ドアに防水塗装を施してから取付けるのですが、脱落した場所の下地の木を見る限り、木部塗装をしていなかったのかも知れません。また、こうしたプレートの上端から雨が中に入らないように、上端に防水処理をするという対策もありますが、それもやっていなかったのだろうと思います。単に形ばかりを追求するのもいいのですが、それによってどういう問題が将来生じるだろうかということに、想像を働かせることが設計者や工務店の仕事です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年05月18日
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緑区のお客様の処で、マーヴィンの掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の交換をしています。サッシは、2階のベランダに設置されていて、幅1.8m x 高さ2mもある大きなものですから、総重量は200kgくらいあると思います。取付けるのも大変ですが、外すのも一苦労。ようやく外して、構造の開口部が露出した様子が、こちらです。サッシのドアは雨漏れして木枠が腐って大変なことになっていましたが、構造体の方は比較的きれいな状態を保っています。それは、構造の下枠にまでベランダ床のFRP防水(グレーの部分)が施工されていたからかも知れません。ただ、FRP防水をした為か、サッシの下枠を釘やビスで構造に留めることが出来ず、完全に浮いた状態でした。(もしビスを打っていたらFRP防水した表面に穴が明いてしまい、防水にならなくなるという判断なんでしょうが、手でサッシ枠を持ち上げると撓んで隙間が出来るくらいブラブラしていました)だから、もしかしたらFRP防水された面とサッシの下枠との間から雨が吹き込んで、室内のケーシングなどから雨漏れしていた可能性があります。私たちも下手にビスでサッシ枠に穴を明ける訳にはいかないと思い、新しい掃出しサッシを入れる前に、コーキングをFRP防水の上に塗って防水処理を行いました。当然、サッシを入れた後にも屋外側に防水コーキングを入れてサッシの下端から雨が浸入しないように処理をします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年05月10日
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こちらの写真は、うちの庭に咲いたサツキとツツジの花々です。ゴールデンウイーク間近になって、気温も初夏目前という気候になってきました。毎年このサツキが咲き出す季節になると申し上げるのですが、この季節はシロアリのオスたちが羽アリとなって大量に巣から飛び出す時期なのです。その数は、1つの巣で数千匹にもなりますから、誰でも羽アリが出たと気付くはずです。ですから、この時期になるとシロアリ駆除の業者さんのTVコマーシャルも多く出るようになります。でも、シロアリの巣がどこにあるかを見付けるという点で、その機会はこのシーズンをおいて他にはありません。シロアリは常に土の中など暗い隠れた場所にしか存在していませんから、人目に付く機会は殆どないのです。もしこの季節に家の中や周囲で羽アリを見掛けたら、巣を見付けて根絶するチャンスです。勿論、庭や近くの林にいる分には、建物に影響することはありませんから、羽アリを恐れる必要はありません。また、家中に薬を散布する必要もありません。家の木材をシロアリが喰っていたとしても、放置しなければ然程大きな被害にはなっていませんから、局所的に早めに駆除してしまえば、それでほぼ問題はなくなるはずです(本当に大丈夫かは、何年か注意する必要はあります)。何れにしても、必要以上に怖がらず適切に対処すべきだと思いますから、たまには家の周囲に異常がないか見て回ることをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年04月20日
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亀山市のお客様から板張りになった登り天井(勾配天井)や珪藻土を塗った壁やその部屋の床材に染みが出たので、どうしてか教えて欲しいというご相談を頂きました。現在は、窓を開けたりして部屋の換気をしているようですが、所々に水染みが出来ているのを確認出来ました。その部屋は普段たくさんの洗濯物を陰干ししている空間らしく、ハンガー類が置かれている状況でした。部屋がある程度乾燥している状態でしたから、サーモカメラを使って水や湿気を可視化するということは難しいかもとは思いましたが、撮影してみた処溜まりやすい場所の温度が低くなっていることは確認出来ました。2階にある部屋ですし、登り天井で屋根裏空間もあまりない状況でしたから、冬場冷たくなった屋根に室内で発生した暖かくて湿った空気が当たって屋根裏で水に変化したのではないかと考えられます。また、屋根裏だけでなく、部屋空間でも飽和状態になった湿気を珪藻土の壁が貯め込んで、それが他に逃げられずに壁でも結露を起こしたのではないかと推測しました。(お客様はカビを心配していましたが、屋根裏以外は水染みだけがある状況でした)勿論、実際に結露した状態を見た訳ではありませんから、本当はどうかがはっきりしませんが、その部屋だけ珪藻土で壁を仕上げて、他の部屋はビニールクロスの壁でしたから、家中の湿気が珪藻土の壁や板張りの天井の部屋に集中したというのは合理的な考えだと思います。この状況を打開する為には、窓や第三種換気を使って室内の空気を戸外に放出することが大切ですが、何もしなくても自然に湿気が抜けていく棟換気材を取り付けるのが、最も効果的かも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年03月08日
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常滑市の輸入住宅で輸入サッシ等のメンテナンスを行っている現場です。カナダのキャラドン(Caradon)という窓メーカーのサッシですが、金物類が破損し窓が開閉出来なかったり、ペアガラスから雨が染みたりしてきているので、部品交換や防水対策を施しています。新築から20年以上経っていますから、いろいろな所が悪くなっていますので、不具合のある場所は全て修理をしようと思っています。そんな時に屋根の棟材が変形して畝っているのを見付けました。お客様曰く、何年か前の台風の時、棟鈑金が飛ばされて付け直したとのこと。恐らく下地の木がちゃんと入っておらず、棟鈑金を留めた釘が下地まで十分届いていなかったのだろうと思いますが、棟を補修した業者も下地をそのまま使って単純に鈑金だけを被せたのでしょう。ですから、その際も釘が下地に全然届きませんから、何本も釘を打ち直して棟を施工した様子が窺えます。今回は、屋根裏の暖かくて湿気った空気を抜く為に換気棟にリフォームしたのですが、いい加減だった棟の施工を正しくやり直すことが出来て、不幸中の幸いでした。(因みに、屋根裏結露を雨漏れと勘違いする人もいるようです)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年01月16日
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岐阜のお客様からマーヴィン(Marvin)のサッシ木部が黒くなってきたという連絡を頂きました。このおうちは、今後玄関ドアと浴室サッシを交換することになっているのですが、今回はそれに加えてこうした窓が2ヶ所あるとの相談でした。浴室サッシもマーヴィンのグライダー(片引き窓)で、湿気や水分によって木が腐った状況だったので、他のサッシに問題はないかというお話をしておりました。その時は大丈夫だとおっしゃっていらしたので安心しておりましたが、他のサッシもガラスの周囲から雨が入って腐ってくるという恐れがある為、屋外側の防水処理を行うようにお勧めしました。ただ、お客様は大丈夫と過信されていたと思いますから、恐らく私の忠告は耳から抜けていってしまったのかも知れません。こういった状況になると、早晩建具を交換しなければならなくなりますから、今回ドア等と一緒に交換して頂くようにお願いしようと思います。今年の春くらいに、ここを建てた建築屋さんが建物の修理と塗り直しをされると伺っておりますから、その際の足場を使わせて頂いて全てのサッシの防水処理をして頂くようにお話ししたいと思います。輸入の木製サッシに限らず、国産のペアガラスサッシでも雨漏れによるガラスの内部結露が発生します。そうしたトラブルを未然に防ぐ為にも、サッシ屋外側の防水処理を10年毎にして頂くようにお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2022年01月14日
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先日、屋根付近からと思われる雨漏れの修理・メンテナンスを行ってきました。破風と呼ばれる屋根の三角になった部分の軒裏に、穴明きの有孔ボードと呼ばれるケイカル板が施工されていました。(恐らく、屋根裏の空気を逃がす為に施工したのだと思いますが、構造的にここからは屋根裏の空気は殆ど出てきません)通常、穴明きボードは、軒裏が真下に向いている場所に取り付けるのですが、こうやって少し上向きになった場所に付いていることがよくあります。真上から降る雨であれば問題はないのですが、少し風がある時だとこの通気穴から雨が構造内部にまで入り込んでしまいます。台風の時のように数日雨が断続的に降るような場合では、相当量の雨が入ってしまいますから、それが室内にも出てきてしまうというトラブルが発生するのです。ですから、こうして破風の軒裏に明いた穴を鈑金材などで塞ぐのですが、こうした施工は結構多くの住宅で見受けられます。お客様は、建築会社をプロだと信用している訳ですが、半分以上は単なる建築ブローカーや施工方法を知らない設計士だということを忘れてはいけません。それにしても、破風の一番下になっている場所(水平屋根との接点)にも大きな穴が明けっ放しだったのにも驚きました。このおうちは、2度塗り替えもしているとのことですが、塗り直ししたペンキ屋(リフォーム屋)も何ら問題にしなかったというのはひどい話です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年12月09日
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昨日、一宮のお客様の処へ伺って、玄関ドアのドア枠の交換を行ってきました。ドア枠は、シロアリに喰われて何ヶ所か穴が明いた状態にまでなっていましたから、どこまで中が喰われているか心配でした。状況によっては、壁なども剥がさなければならないということもありますから、お客様としても心配だったと思います。写真は、玄関ドアの吊元のドア枠を外した様子です。ドア枠の下地となっていた構造材の2x4が見事に喰われてボロボロになっています。この様子を見ると、中の方までずっと喰われているような気になりますが、実際はこの2x4材が1本喰われていただけで、その奥は全く無傷でした。その点では不幸中の幸いでしたが、このトラブルの原因は、玄関ポーチのタイル土間と建物内のタイル土間との間にあるのが一般的です。両方の土間は、それぞれ別々に土などを入れた上で、モルタルを流し込んで表面を固めた状態でタイルが張られています。つまりタイルの下は土がある為、シロアリたちが通路(蟻道)を作りやすい構造になっていますし、土間同士の境い目には何らかの隙間が生じていることから、そこを伝ってシロアリが上がってきてしまうという問題が生じます。玄関ポーチを建物から少し離して作るとか、ポーチの高さを建物の土台よりも低い位置にするとか、建物内は土間にせず床を組んだ上にタイルを張るとかいった工夫をすれば、敷地内のシロアリが建物に侵入するリスクは少なくなります。シロアリの習性をしっかり把握した上で、どういった構造にするかをちゃんと考えてくれる住宅会社に依頼をしないと、何十年か後にこうしたトラブルが発生するかも知れないのでご注意下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年11月13日
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石川県のお客様からウェザーシールド(Weathershield)製の輸入サッシが腐ってきたので、補修をして欲しいというご相談を頂きました。その一つが、こちらのサッシ。台形出窓と呼ばれるベイウィンドウですが、出窓の下端が腐ってきているようです。恐らく、建具のガラスの周囲から雨が中に侵入したものが、サッシの下枠へと落ちてきたのだろうと思います。また、この写真にはないですが、別の写真ではサッシの屋外側に木枠が使ってあるようで、側枠も同様に腐ってきています。そういうことが複合的に重なって、サッシの下端も腐ってきているのだろうと思います。ここまで来ると表面上の腐りではなく、窓の構造部分も相当腐ってきているでしょうから、出窓自体を交換しないといけないかも知れません。(下手をすると、建物の構造部分にも被害がある可能性があります)出窓は建物の外壁よりも外へ飛び出しているものですから、基本的に雨が当たりやすいものです。ですから、ある程度軒が出た屋根(ヒサシ)を窓の上にしっかりと載せてあげるといった施工や、極力外部には木を使わない(木を露出させない)といった工夫が必要です。定期的なガラスの防水メンテナンスをしたりすることも大切ですが、サッシの納まり自体を正しくしないと、いくら補修しても根本的な解決をすることは難しくなります。施工者である工務店や基本的なデザインを考える設計士も、雨が多い日本でどういう施工が必要なのかをしっかりと考えてもらいたいものです。でないと、せっかく高級な輸入木製サッシを取り付けても、20年もしないうちに交換しないといけなくなりますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年10月17日
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先般より木製サッシの防水パテを打ち直したり、屋根以外の外装の塗り直しを行ったりしていた四日市市の北欧系輸入住宅の施工がほぼ完了しました。少し時代が付いたモニエル瓦と白く塗装された木製サッシ、薄いグレーの外壁のコントラストが海岸沿いに建つコテージの雰囲気を醸し出します。(実際には、住宅街の中にあるおうちですが・・・)現在は、お庭に面した場所に透明の屋根が付いた白いウッドデッキを設置する工事を始めています。結構長い時間を掛けて、いろいろなメンテナンスを行いましたから、足場も長く架けられていましたが、運よく台風などの被害にも遭わず無事に塗り替えを終えることが出来ました。今回、パラペイントは木部防水用の「ティンバーケア」という塗料や、外装用の「ウルトラ セミグロス」を塗りましたが、「ウルトラ セミグロス」はティンバーケアと同様100%ピュアアクリルの塗料ですから、屋外の木部にも塗ることが出来ます。昔ノルディスカヒュースという住宅メーカーが建築したおうちは、軒裏や破風・鼻隠し、外部のサッシやドアに木が多く使われていますから、そういった意味でパラペイントはその性能や美しさを遺憾なく発揮してくれました。ウッドデッキ以外にもフェンスや手摺なども、腐らないエコアコールウッドという木材を使って今後施工しますが、そこにもパラペイントを塗る予定です。木の温もりと耐久性は、相反するものと一般的に思われがちですが、私たち ホームメイドはその考えをひっくり返すような家づくりを目指します。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年10月02日
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昨日、名古屋市のお客様から、玄関に取り付けたスウェドア(Swedoor)の屋外側の木が劣化してきたので交換したいというご相談を頂きました。このドアの表面には、少し厚みのあるチーク材が化粧板として張ってあるのですが、19年の雨風に曝されてドアの下の方が線状に剥がれてきています。新築してから特に何もメンテナンスをしてこなかったということですから、自然素材のドアとしてはよく耐えた方だと思います。木が剥がれた部分については、元に戻すということは出来ません。ただ、表面の汚れを紙ヤスリ等で擦り落として、パラペイントの屋外用木部防水塗料 ティンバーケアを塗ってこれ以上の劣化を抑えることは可能です。そこで、お客様にどういったご希望かを確認させて頂いた処、これからはメンテナンスをしっかりするつもりなので、新しいドアに交換する方向で考えたいとのことでした。鍵のシリンダーにもグラつきがあるようですから、心機一転して新しいスウェドアで気持ちよく暮らして頂くのもいいかも知れません。勿論、新しいドアにもティンバーケアを2度塗りしますから、5年くらいは塗り直しもしなくてよくなるはずですし、塗れば塗るほど塗装も強化されます。勿論、水性塗料ですから、素人でも塗りやすく塗りムラも出来ません。玄関に木製ドアを取り付けている輸入住宅であれば、10年に一度は塗装や金物のメンテナンスをしてあげると、いつまでもお使い頂けるようになりますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年09月26日
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こちらは、四日市にあるノルディスカヒュースの木製輸入サッシのメンテナンスをしている様子です。木製の二重サッシを外して、建具(障子)を1枚ずつ修理していきます。スウェーデンの木製サッシは、ガラスを固定・防水する為にガラスパテが使われていますが、10年以上経つとパテが劣化して石のように固くなります。また、そうなると柔軟性が失われてしまいますから、パテに割れが入ったり脱落したりしてガラスの周囲から雨漏れするようになってしまいます。屋外側のサッシ面も木で出来ていますから、パテに隙間が出来たり防水塗装が剥げたりすると、サッシの木枠も劣化して腐ってきますから、定期的なメンテナンスをしなければなりません。こちらのおうちを建てたノルディスカヒュースという住宅メーカーは、既に倒産していますし、こうした特殊なサッシを修理出来るビルダーもいない状況で私たちが登場することになりました。今回は、スウェーデンから輸入した専用のガラスパテ材を施工する前に劣化した古いパテを取り除く作業を行いました。スクレーパーと呼ばれる専用の工具を使ってパテを外していくのですが、石のように固くなったパテを外すのは大変な力と繊細な注意力が必要です。ただ、そうして作業を進めても、薄くて繊細な輸入ガラスが割れてしまうことがあるのです。写真はガラスにヒビが入った様子ですが、古いパテの下に隠れていたガラスの欠けにスクレーパーが引っ掛かって、ほんの少し力を入れただけで割れてしまいました。製造段階でそういう欠けがあれば、そのガラスを使わず交換するのが普通ですが、丁度パテで見えなくなってしまう部分でしたから、きっとそのまま使ってしまったのだと思います。何れにしても、欠点のあるガラスはそのうちトラブルになるので、逆に今回交換しておくことはいいことかも知れません。それにしても、割ってしまうと凹みますねぇ~。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年09月01日
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先日、知多市の輸入住宅に隣接するガレージの雨漏れ修理をしているというブログ記事を書かせて頂きました。その記事では、腐った木の構造材を新しくして、補強や雨漏れ防止の工夫も加えたということを書かせて頂きました。今回は、瓦棒の屋根材の交換を完了しましたので、その様子をご案内します。写真が新しい仕様の瓦棒ですが、屋根材のつなぎ目にリブを付けるのですが、以前はリブの下地として木の垂木材を入れていました。垂木は湿気や雨が入ってしまうと腐ってしまう恐れがありましたが、新しい瓦棒では垂木は使わず、鈑金材だけで鈑金のつなぎ目を補強・防水します。(以前は、屋根材を長手方向でも途中でつないでいましたが、今回は1枚ものにして万一でも雨が入らないようにしています)断面が三角形になっている部分がつなぎ目ですが、人が乗ったくらいでは潰れないくらいの強度があります。ただ、ここにアルミの大きなベランダデッキを載せるとなると、どうしたって潰れてしまうでしょうから、デッキの足はここに載せないように位置を考えて復旧します。結構時間を掛けてガレージの修理をしましたから、随分状況は改善されたと思いますが、元々の構造を変えた訳ではありませんから、リスクが全くなくなったということはありません。特に瓦棒の屋根は、水勾配程度しか角度がありませんから、吹き上がってくるような強風や雨は注意を怠らないようにして欲しいと思います。(勿論、そういうことへの対策はしていますが、自然には敵いません)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年08月05日
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今日、知多市のお客様の処に伺って、ガレージの屋根の葺き替え工事に立ち会ってきました。雨漏れで腐った屋根の野地板や垂木を交換し、同様に腐った外壁の構造用合板や柱材(スタッド)、土台の交換を金曜日の段階で終えました。昨日の夜に小雨が降りましたが、大工さんがちゃんと養生しておいてくれたお陰で、雨にも濡れずに無事屋根工事を開始出来ました。今回は、雨漏れが起きた原因の複数の事象を改善し、構造的にも材料的にも、納まり的にも随分よくなったように思います。但し、この屋根の上にアルミ製のベランダ・デッキを復旧したら、お客様にはもう重いものは載せないようにご注意頂きたいと思います。勿論、人が上ったり、洗濯物を干したりするくらいであれば、全く問題ないようには造りましたから、大丈夫です。ウッドショックで構造材等の材木も値上がりしていますが、それでもちゃんと材料を入手出来て、工事も行うことが出来ました。仕事的には、木の腐りが思いも寄らず広がっていましたから、どう納めるか苦労をしましたが、上手に構造下地まで完成させることが出来て、よかったです。あとは、屋根鈑金や樋の設置といった雨の排水をうまくさせる工事や内・外壁のサイディング張り替え工事となりますが、いい職人さんにやってもらいますから安心です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年07月25日
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知多市でガレージの雨漏れ補修工事を行っていますが、今日は腐った壁を壊して基礎の上に載っている土台を取り換えました。写真は、土台を新しいものに交換した様子ですが、土台が露出している部分の3分の2程度を新しくしました。元々の土台は、ヒノキだったようですが、雨漏れの影響で半分以上が腐っていましたし、シロアリにも喰われていました。ただ、土台が全部喰われていた訳ではなく、残っている部分もかなりあった訳ですから、やはりヒノキはシロアリにとって美味しい素材ではないのかも知れません。シロアリは食べるものがないと、基本何でも食べるという生物です。何しろ鉄でも食べたという記録がある程です。ですから、ヒノキやヒバといった匂いの強い木材であっても、喰う時は喰いますし、例え防蟻処理の薬剤が塗布してあっても食べて死んでいき、また次のシロアリが食べて死ぬというのを繰り返します。そう、毒が入ったものは食べないというプログラムは、シロアリの脳の中には存在しません。彼らが嫌う環境は、「明るい・湿気(水分)がある・風通しが悪い」です。そうした環境を作り出して、出来るだけシロアリが来にくいようにすることが家づくりでは大切です。尚、今回はヒノキの土台が手に入らない状況でしたので、防蟻剤を加圧注入した米松材に更に手塗りで駆除剤を塗布して据え付けました。(土台の裏側や木口にも塗って、その後施工をしています)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年07月16日
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お客様からローウェン(Loewen)製ケースメントサッシのウェザーストリップ(気密パッキン材)の調達についてご相談を頂きました。ウェザーストリップは、サッシの建具(障子)の周囲や窓枠側の周囲に付いているゴムのようなものですが、通常は塩ビ素材で出来ています。柔らかくないと隙間を埋めることが出来ませんし、耐久性を考えて固くて強いものにすることも出来ません。そういった点で、塩ビのような素材は一番バランスがいいものなんですが、いい状態で使える期間は15年程度と考えるべきでしょう。今回それ以上の時間が経っていますから、交換時期が来ていると考えたのでしょうが、本当にそういうことで交換を希望されたのか少し気になります。もしサッシからの雨漏れが発生した為に、ウェザーストリップを交換して問題を解決しようと思っているのであれば、少し安直かも知れません。何故ウェザーストリップを交換しなければならないのか、ということまでお知らせ頂ければ、ウェザーストリップの交換以外に何をすべきかをご案内出来るかも知れません。何かを欲しいとご相談頂ければ、それを調達するよう手配は出来ますが、問題を解決したいというご相談なら、原因を突き止めて対処をご案内することも可能です。面倒かも知れませんが、詳しい事情をお知らせ頂くことで、よりよい問題解決が見付かるかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2021年05月06日
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