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「あんな、一遍上人って知ってるやろ。その人はな、ここでなくなりはってんや。そやから見といで。まだ昼には早いからな。」 で、下車すると ザクロの木 でした。
まあ、愚かしい会話をしていますが(笑)、 「じじゃく」 と読んで、立派なお坊さんが亡くなることですね。 入滅 とか 入寂、入定 とかと、同じような意味ですね(笑)。ちなみに、今日の徘徊の題にしている 遷化 も、 「せんげ」 と読んで、ほぼ同じ意味のようです。 「この示寂って、なんて読むんや。どういう意味や?」
「知らん、しじゃくかな。死んだいうことちゃうかな?」
「檀林は?」そのようですね、ここは 時宗 の中心的なお寺の一つということですね。
「ああ、それは、多分、学校とか修業場やと思うで。」
「ほんなら行っといで。わし、駐禁取られたらいややから、車停めるとこ探すわ。」 で、境内ですが、右手に 鐘撞堂 です。 1995年 の震災の跡での再建のようです。自由に鐘を撞いていいのかどうかわかりませんが、通り過ぎた後、後ろから来ていたはずの誰かが撞いたのでしょうか
ゴーン・・・ と いい響き がして、
あれ??? と思って振り向くと チッチキ夫人 が小走りで追い抜いて行きましたが、ほかには誰もいません。素早い動きでしたね(笑)。
旅ころも 木の根 かやの根 いづくにか 身の捨られぬ 処あるべき こんな 和歌 というか、 御詠歌 というかがある人ですね。 鎌倉時代 、もともとは 伊予の松山 の人のようですが、この地でなくなったようですね。所謂、 遊行聖 と呼ばれて、 時宗 の開祖ですね。
こんなピラミッドがあったとは! と、心底驚きました。
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