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11月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2575ナイス数:60 あっという間に12月も半分過ぎてしまった! 11月は小野不由美さんで、たっぷり楽しませてもらいました。月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)の感想楽俊があれこれと陽子に教えてくれる。いいなあ、楽俊♪(ちょうどこの時戴国では国王と泰麒が行方不明になっている。)そして、やっぱり頼りになるのは延王だよね~。楽しく読みました読了日:11月10日 著者:小野 不由美華胥の幽夢 (かしょのゆめ) 十二国記 7 (新潮文庫)の感想色んな国のいろんな王様と麒麟が出てくる。12国あるのだから、話はたくさんできちゃうよね。ちょうど泰麒が漣国に行く話があって、その時阿選も一緒だったので、どんなふうだったかなと思って読んでみたいけど、このときは特別何もなかったな。それよりも正頼が泰麒をとても慈しんでいる様子が心に残る。泰麒はここで、麒麟の役割を蓮国王から教えてもらうのだ。他に楽俊の学生生活もわかる話、芳国の仮王の話、麒麟が病んでしまった才国、王国の存続には時に節目があるという話読了日:11月17日 著者:小野 不由美白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)の感想18年です、長かったけど待っていてよかったなあ。戴国は荒れているね、冬も近づきますます荒れていくだろう。泰麒は阿選のもとに乗り込む、利斎は王を探しに文州に。それにしても阿選は何がしたい?読了日:11月20日 著者:小野 不由美魔眼の匣の殺人の感想前作に引き続き斑目機関絡みなのね。というか、まだ続きそう。今回もクローズドサークルなんだけど、予言が果たして当たるのか。でも当たるんだろうな。殺人なので死ぬのは誰?って思いながら読む。比留子さんがもしかして?と思ったんだけどね。(前作で明智さんが死んじゃったので、そんなこともありかと)しかし、魅力的な子が消えちゃうのはもったいなかったような気もするね。読了日:11月27日 著者:今村 昌弘白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)の感想しかし、なかなか泰麒の思うように進まないなあ。一方利斎の方も・・・・読了日:11月28日 著者:小野 不由美白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)の感想阿選が何をもって驍宗を倒そうと思ったのか。嫉妬ではないと本人は言うが。やっと、阿選の心が見られるが、やっぱり何をしたいのかと思う。いやそれよりも彼の後ろにいる琅燦が何をしたいのか?謎だ。読了日:11月30日 著者:小野 不由美白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)の感想探してかすかな希望を手繰り寄せ、集って、熱い心を認め合い、戦い、絶望し、決意する。そして、最後は泰麒だった。そうだったのかという驚き!今回はとにかく泰麒と利斎そして、その周りの者たち。読み応えがありました。阿選も驍宗がなにかするのかと思っていたら、そこはそれほどのこともなくでした。しかしやっぱり、琅燦だな・・・謎読了日:11月30日 著者:小野 不由美読書メーター
2019.12.14
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10月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1526ナイス数:43COVER 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)の感想今回はけっぺーちゃんは、鑑識でお仕事。結構エグい事件が起きる。前作と同じく裏交番も出てきて、徐々に裏交番の謎が明かされ始める・・・って感じではあるが、まだなにかポイントがあるのよね。次作では、けっぺーちゃん違う部署で勉強することになるみたいなので、それも楽しみだね。読了日:10月04日 著者:内藤 了風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想再読読了日:10月20日 著者:小野 不由美風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想再読 王を選ぶ泰麒。 天啓とはどんなものか、わかるものなのか悩み怯える。そんな中で王を選んだ。これが本当の王なのか不安、怯え。泰麒の不安や不甲斐なさに涙する気持ちに、深く頷く。すっかりこの世界にはまりこんだ。読了日:10月21日 著者:小野 不由美黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想再読読了日:10月22日 著者:小野 不由美黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)の感想再読。王を選んでこれから戴国はやっと落ち着くだろうと思われたのに、何ということか王も泰麒も行方不明。国民の噂じゃ、もう王は死んだんじゃないかとか。しかも、慶国の陽子が手助けしようにも派兵してはいけないということで、王を探すわけに行かず。では泰麒を探そうと、延国国王や麒麟の他の国も巻き込んで泰麒を探す。泰麒頑張れ~~ということで、新しい本に話がつながるんでしょうか??楽しみです読了日:10月24日 著者:小野 不由美月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)の感想再読。新しい方に行く前にもう一度こちらも読む読了日:10月25日 著者:小野 不由美読書メーター
2019.11.09
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9月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1202ナイス数:113屍人荘の殺人の感想面白かった。クローズドサークルの原因がそれって確かに考えたことがなかった。このままホラーで行ってもいいくらい。しかしそこでさらに連続殺人。なんでここで?とか思ったりするが。殺人方法は謎解きされるまで全くわからなかったなあ。読了日:09月07日 著者:今村 昌弘悪いものが、来ませんように (角川文庫)の感想初読みの作家さん。なるほど~と最後に思った。騙されたよ。読了日:09月09日 著者:芦沢 央ミステリと言う勿れ (5) (フラワーコミックスアルファ)の感想今回は幼児虐待。4巻からの自省録の暗号の謎がやっとわかった。ライカさん、幻かと思ったけどちゃんと生存しているみたい。また出てくるかなあ?4巻から不思議体験が続くね。幼児虐待に放火事件。考えさせられる。子供に判断させるのは酷だな。読了日:09月18日 著者:田村 由美草々不一の感想江戸時代の下級武士の生き方はなかなか大変。知らないことも多く、なるほどなあと読んだ。それぞれ面白かったが武士の命である刀を結局捨てることができなかった「紛者」や、『人間は食べたものでできている』と自分の食生活を見直さなければと思った「一汁五菜」。内助の功とも言える「蓬莱」も良かったし、同じく妻の賢さと思いやりをしみじみと感じた「草々不一」も良かったなあ。聞番という仕事を初めて聞いたのが「落猿」も面白かった。現代のサラリーマンにも通じるって感じかな。読了日:09月20日 著者:朝井 まかて読書メーター
2019.10.04
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8月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1076ナイス数:41縁は異なもの 麹町常楽庵 月並の記読了日:08月15日 著者:松井 今朝子あひるの感想昔近所でアヒルを飼っていた。よくなついていておばさんが抱っこしていた。それを見てちょっと羨ましかった。。この小説の「のりたま」って名前は可愛いね。どの「のりたま」もかわいいよね~読了日:08月16日 著者:今村 夏子てんげんつうの感想毎度おなじみ若だんな。仁吉や佐助、妖たちもいつもの面々。 若だんなの許嫁於りんちゃんの話が出るも、なかなか若だんなと顔を合わせることがなく、なんとももどかしいなあとか思いつつ読みすすめる。 今回、若だんなは無理難題に巻き込まれていく感じ。なにも若だんなが乗り出さずともいいのにという事件もなぜだか、若だんなが解決しなくてはいけなくなる。 最後の「くりかえし」という話で、獏の悪夢に入り込みすぎたせいということになっていたけどねえ。 今度は於りんちゃんの活躍も読みたいなあ。読了日:08月23日 著者:畠中 恵カリ・モーラ (新潮文庫)の感想面白く読みました。もっとオドロオドロとしたものかと、おっかなびっくり読み始めたんだけど、それほどのこともなく一安心^^) 金塊争奪戦のほうに時間が割かれ、サイコ野郎との戦いはまあ、最後の盛り上がりだけどそれほどのこともなかったかなあ。とはいえヒロインが元少女兵ということで、なかなか見せます。刑事が出てくるんだけど活躍がなく、もしかするとこれは次作があるということか?と思いながら読了しました。読了日:08月30日 著者:トマス ハリス読書メーターあまりに暑い日々で、この夏はなかなか読書も進まなかったですねえ日中の暑さ35度とかあるのも驚かなくなって、ただねえ、今年は朝夕夜中も暑かった・・・やはり夜しっかり寝ないと体が持たない。湿度の高さも嫌な感じでしたねえ。これから、こういったしけっぽい夏がくるようになるのかしらね。ここに来て日中の暑さはまだ時々30度あったりするけれど、朝夕はまあ、落ち着いてきました。台風は来るようだけど、秋を楽しめたらいいわねえ
2019.09.05
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4月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:727ナイス数:78カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)の感想作中作のピュントという探偵物語はたしかにクリスティの作品を読むようで面白かった。そしてさて探偵の謎解きというところで、下巻に。読了日:04月21日 著者:アンソニー・ホロヴィッツカササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)の感想下巻に来て、「あ~~、ピュントのラストが読めないのね!!」とショックを受けつつ、ラストがどうなるか気になってなんとか読み進める。しかし、下巻に来て読むスピードが落ちる!現代の物語がめんどくさくて・・・(笑)でも頑張る。ラストにどちらの事件も謎が解け満足した。どちらも思っていなかったので『そうなんだ~』と驚いた。読了日:04月21日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ読書メーター4月は、この上下巻でいっぱいいっぱいだった。上巻はクリスティが書くならこんな感じという雰囲気のイギリスの田舎で起きた事件。そこにピュントという外人の(まるでポワロのような)探偵が事件解決にやってくる。人間模様も面白く、どの登場人物も怪しい行動をする(笑)まさにクリスティの世界。さて探偵はこの事件をどう解決するんだろうかと、興味津々で下巻に進むのだ。ところが!下巻で、このラストのページが見つからないというのだ。紛失している。最後の章を探すべく女性編集者(ヒロインだわね)が、探し回る。さらにこの上巻の『カササギ殺人事件』を書いた作者が亡くなってしまった。自殺だということで葬儀も終わるのだが、にわか探偵のように彼女が『他殺の可能性があるのではないか?』と探り始めるのだ。現代の事件も登場する人物は、何やら怪しい。しかし、そこは上巻とは違って、なんだかまだるっこしくて彼女自身の個人的な問題もあったりして、なかなか話が進まないように思えるのだ。家人に『毎日熱心にその本を読んでいるねえ』と言われてしまった(笑)それくらい、下巻はなかなか読み進めなくて苦労した。ラストは、カササギ殺人事件の方も解決して(こちらはクリスティっぽいラストといえるかも)ちゃんと現代の方も解決する。へえって思う原因だったよ。ということで、2つの作品を楽しめるという小説であった。
2019.05.04
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パリのノートルダム大聖堂の火事は、ショックだった!最初、「え?木造なの?」って驚いた。いろいろTV見ていると、屋根裏にはかなりの木材が使われていたようだね。あのバラ窓はどうなったのかなあ・・・再建するのはかなり時間がかかるんだろうなあ。☆ロブスター☆ヨルゴス・ランティモス監督 コリン・ファレル ・・・・・・・・ デヴィッド レイチェル・ワイズ ・・・・・・・ 近視の女 ジョン・C・ライリー ・・・・・・ 滑舌の悪い男 レア・セドゥ ・・・・・・・・・・ 独身者たちのリーダー ベン・ウィショー ・・・・・・・・ 足の悪い男 突然妻に去られ、独身となってしまったデヴィッド。兄である犬とともにとあるホテルに送られる。彼はそこで45日以内にパートナーを見つけなければ、事前に希望した動物へと姿を変えられてしまうのだった。ちなみにデヴィッドの希望はロブスター。こうしてデヴィッドのパートナー探しは始まるが、まるで思うようにいかず、ついにはホテルを脱走し、森へと逃げ込む。その森には独身者たちが隠れ住んでおり、女性リーダーを中心に強固なコミュニティが築かれていた。そこではホテルとは逆に、カップルになることは固く禁じられていた。そんな中、皮肉にも一人の女性と恋に落ちてしまうデヴィッドだったが…。~~~~~~~~~~~~~~~~~~ヨルゴス監督の作品を見るのははこれで3作目この「ロブスター」は監督の二作目なのね。そして感じるのはアカデミー賞の候補になった「女王陛下のお気に入り」は、かなり見やすい話だということ。先日見た「籠の中の乙女」のヘンテコぶりもすごかったけど、今回の「ロブスター」もかなりのもんでした。(『籠の中の乙女』の感想もアップしようと思っているけど、先にこちらの感想を。)監督の共通の終わり方は「え?それでどうする?!どうなるの?」っていうシーンでTHE ENDなんだよねえ。あ~~、今回のこの映画も最後はどうなったんだろう。気になるよねえ。想像するに怖いけどねえ。~~~~~~~~~~~~以下ネタバレっぽいですこの世界はSFなので、設定が男女が一人でいると法に触れるという世界。独身というだけでなく、離婚したり死別したりとにかく一人になったら次の相手を探さないといけないらしいのだ。主人公デヴィッド(コリン・ファレル)も突然妻に去られ独身になってしまった。そのため彼は犬の兄を連れてホテルに行くことになった。そのホテルでは45日以内にパートナーを見つけないと動物にされてしまう。実は兄はパートナーが見つからず犬になってしまったんだね。動物になるのも、自分の希望の動物になるのだ。デヴィッドは『ロブスターになりたい』と希望している。『ロブスターは寿命が百年あって、その間生殖機能が衰えないから』と言うのが希望理由らしい。ほんとにロブスターってそんなに長生きなのかねえ?わからないけど・・(笑)動物になって人間の記憶が残っているのかってことなんだけど、そこはどうも記憶はないみたい。そうそう、ディヴィッドと同じ日にホテルに来た仲間の一人、ジョンという足の悪い男(ベン・ウィショー)がなんで足を引きずるようになったかというと、オオカミになった母親を慕って動物園のオオカミのオリに入り込み襲われたらしい。その時どのオオカミが自分の母親かわからなかったと言っていた。だから、人間の記憶はなくなっちゃうと思うんだよね。この三人が同じ日にこのホテルに来た。ディビッド&足の悪い男(ベン・ウィショー)&オウムになりたい滑舌の悪い男(ジョン・C・ライリー)とにかくこのへんてこなホテルでの生活。パートナー探しもなかなか大変なんだけど。夕方になると突然狩りが始まる。麻酔銃を持ってバスに乗り森に連れて行かれる。そこで、なんと人を狩るんだ!その狩った人数によって滞在日数が増える。ボーナスポイントって感じかねえ。ということで森には人がいるらしいというのがわかる。ジョンは絶対にパートナーを見つけて街に戻ると決心している。実際に鼻血がすぐ出る女とカップルになってダブル・ルームに行くことになる。ディヴィッドは、ただ日数が減っていくだけ。しかし、なんとか髪の短い女とパートナーとなりダブル・ルームに行くことになった。ところが、その女が兄である犬を蹴り殺したことですったもんだになり、ディヴィッドはメイドの手を借りてホテルを逃げ出すのだ。そして森のコミュニティに逃げ込んだのだ。たぶん、この森の住人たちがいつも狩られる人間なんだろうなと思うんだけど。狩られた人間がその後どうなったのか・・・動物になっちゃったのかなあ~。ディヴィッドも狩りに遭遇し、ホテルで知り合った滑舌が悪い男(ジョン・C・ライリー)に麻酔銃を撃たれそうになる。だが、コミュニティで知り合った近眼の女(レイチェル・ワイズ)に助けられる。森のなかでのコミュニティにはリーダーの女がいて、ここでは『カップルになってはいけない。SEXも禁止』というルールを教えられる。皆一人なんだということで、禁を破るともちろん罰があるらしい。ダンスパーティもあるんだけどね、踊りはテクノなんだって。一人で踊れるからだそうだ。パートナーがいないと罰を受ける(動物に変えられる)世界も嫌だけど、カップルになるとこれまた罰を受けるコミュニティ・・・・・どっちも嫌なんだけど~~。しかし、ホテルではパートナーが見つからなかったのに、このコミュニティでは近眼の女と接近していくディビッド。~~~~~~~~~~~~~~~よくわかんないけど、面白かったのは街のリーダーの両親の家にカップルで(街ではカップルでないと行動できない)会いに行くってところ。ごく普通の両親が娘(リーダー)たちを歓迎する。そのギクシャク感がおもしろい。二回目の訪問ではリーダーがディヴィッドと近眼の女の関係に気がついちゃうきっかけとなったんだけどね。リーダー(レア・セドゥ)たちが街に行くの図そして、ある夜コミュニティはホテルを襲う。リーダーはホテルの支配人の部屋を襲う。このシーンもおもしろかった。支配人の夫は妻(支配人)を愛しているという。でも一人でも生きていられると夫が言うと、じゃ『妻を銃で撃て』と命令するんだよね。なんと、夫は撃ったんだよ。でも玉は出ないで妻は『私を殺そうとしたわね!』と騒ぐ。そんな騒動をほくそ笑みながらリーダーは部屋をでるのだ本当にそれは愛?ってことなのかしらね。このシーンを見て→「なるほど映画の冒頭のシーンが関係するんだな」ってやっとわかったよ。女がロバを撃ち殺すシーンが一番最初に有るんだけど、何だろこれは?って思いながら見始めたんだよね。でもよく撃ち殺すロバを見分けられたよね。←~~~~~~~~~~~~~~~~~~パートナーを見つけるときに、ジョンもディヴィットも共通点を探すんだよね。ジョンの場合は鼻血がでること。ディビッドの方は視力が悪いこと。とってもそれに固執するんだよね、何でしょうねえ。そんなにそれって大事なんだろうかって私は思うんだけど。そして、それがラストのディビッドの行動に関係していくのだ。しかし、ラスト彼がどうしたかは見るものに委ねられるといういつもの監督の見せ方で終わるのだった。↓近眼の女がリーダによって手術をされて視力を失ってしまった。それでも二人は愛し合っている。そこで二人で逃げ出すのだ。そして、ドライブインのトイレでディビッドは自分も視力を失くそうとナイフで目を突こうとする。失明した女は、じっと座り続ける。果たしてディビッドは戻ってくるのか?ナイフを突き刺すのか?・・・・・どうなるのかわからないまま・・・↑なんというか、不穏な音楽と棒読みのようなセリフ、独特な踊り(今回もへんてこに踊りまくっていたなあ)本当にシュールだけどある意味癖になる映画だと思う。かと言って、みんなにおすすめしたいかといえばそうでもない(笑)
2019.04.16
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新元号は「令和」です。3月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2153ナイス数:28藪医 ふらここ堂 (講談社文庫)の感想江戸時代の庶民の医者ってこんな感じにやっていたのかあ。ヤブ医者っぽい、でも名医な三哲。その娘が内弁慶で外では同じ年の若者たちとなかなか馴染めない。そんな彼女の話も織り込まれ、また、近所のおかみさんや産婆がいろいろにぎやかで面白い。生き生きとした下町庶民の姿がそこにあり、へえと思うことがたくさんあった。読了日:03月05日 著者:朝井 まかてミステリと言う勿れ (1) (フラワーコミックスアルファ)読了日:03月20日 著者:田村 由美ミステリと言う勿れ (2) (フラワーコミックスアルファ)読了日:03月20日 著者:田村 由美ミステリと言う勿れ (3) (フラワーコミックスアルファ)読了日:03月20日 著者:田村 由美ミステリと言う勿れ (4) (フラワーコミックスアルファ)の感想まとめて1~4感想。おもしろかったわ。整くんは「常々考えているんだけど」というのが決まり文句だね。 「真実は一つじゃない、でも起こったことは一つ」とか、いじめに対する話とか『なるほど』と思うことが多かった。ちょっと、小難しい整くんだけど、また続きが出たら読んじゃうかなあ。読了日:03月20日 著者:田村 由美あなたの人生、片づけますの感想おもしろかった。部屋や物の片付けだけではなく、物の見方、考え方も変えてくれると思う。十萬里さんに教えてもらいたいなあ。 『女も50才を過ぎたら死ぬ用意をすべきだと思います』なるほど。 『自分がいらないものは他人も要らない場合が多い』なるほど! 家が汚いよりゴミ溜めでも平気でいられる心理状態に興味があるという、十萬里さん。心をすっきりさせないといけないということだよね。読了日:03月22日 著者:垣谷 美雨不愉快犯の感想サクサク読めて面白かった。成宮が確かに不愉快なんだけど、それにもまして取り調べの河上がひどかったなあ。冤罪の裏にこういう取り調べもあるのかもねって思っちゃうね。新人刑事、成宮と語り手を変えて話が進むのもそれぞれの考えや行動が見れて面白い。最後に愛美も出て来ていいアクセントになっていた。読了日:03月27日 著者:木内 一裕MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)の感想内藤さんの新しいシリーズですね。主人公が今回はまた変わった名前で、きっとそのうちこの名前についても語られることでしょう。作者が好きな怪奇な部分も「面」の部分で語られるし、また主人公の周りには靴磨きのおじさんやタイムスリップして会える刑事さんなどがアクセントになりまたヒントにもなっている。まだ、ちょっとあっさりしている気もするがこれもシリーズ物だからだろうね。読了日:03月29日 著者:内藤 了読書メーター「ミステリと言う勿れ」久しぶりにコミックをまとめて読んだのです。もう老眼鏡をかけなくちゃセリフの文字が小さくて大変です(笑)結構小難しいことを言う大学生の主人公。動きは少なく会話がメインです。こういうのも面白いかも。主人公くんもかわいいしね(笑)「不愉快犯」木内一裕さん。犯人の成宮が小馬鹿にしたような態度など確かに不愉快ではあるけど、ちょっと小気味良い気もするのだよね。刑事や警察内部のいざこざなども描かれていて、なんだかなあってところもあるしね。もう少しスカッとした結末が欲しかったと私は思っちゃったんだけどね。『してやったり!』という感じで言ったら木内さんの作品の「嘘ですけど、なにか?」が面白かったな。
2019.04.01
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すっかり忘れていたけれど、2月に読んだ本のまとめです。☆BURN猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子 上・下☆ 内藤 了ちょっと時間があいたので、記憶がおぼろげな部分があって不安だったけど、説明があるから大丈夫。でも、スサナが女性だったってちょっとびっくり。・・・知らなかった(いや、読み落としていたのだろうね)彼女の研究は実際に見たら、びっくりだ。あまり見たくはないよね。下巻で、いよいよセンターで戦う。悲しい結末も予想していたんだけど、作者は優しいよね。永久のこの先が気になる、彼の成長の様子をどこかで読みたいな。比奈子や死神女史、女性は強い。☆怪物の木こり☆ 倉井 眉介連続殺人鬼のサイコパス弁護士二宮を襲う怪物マスクをかぶった男。九死に一生を得た二宮はその男に復讐を誓う。一方頭部を開き脳みそを奪う猟奇的殺人事件が起こっていた。この2つはどうつながるのか。つかみは面白い。二宮のパートと脳泥棒の捜査をする捜査一課戸城嵐子のパートが交互に出てくる。それぞれに何日目と日にちが出てくるんだけど、そこになにかあるのかと思っていたが、特別日にちには関係なかったみたい。時間軸がずれているのかなとか思ったんだけどね。二宮の友人杉谷もサイコパスなんだけどね、彼がいい人すぎるような気もする恋人の扱いも甘いかなあ~ラストに向けてちょっと物足りない気もしたけれども、サクサクと軽く読めてこれはこれでいいかな。次回作に期待ですけどね。
2019.03.31
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TVで見た映画☆赤ひげ☆(1965)黒澤明監督三船敏郎加山雄三 山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマ。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげに好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~あ~、赤ひげ見たことなかったんだ。と思いTVで見た。そうそう、途中で休憩が入るのだ。始めてみたわ、そういう映画。トイレタイムってことなんだろうね^^)三船敏郎が落ち着いた赤ひげ先生で、加山雄三が診療所にやってくる若い医者。加山雄三が若いわあ。そして加山の映画になっているのねえ。長崎で勉強してきたのにこんな診療所で働くなんてと反抗していたのだけど、赤ひげの真摯な治療を見てだんだん心を入れ替えていくのだ。香川京子が狂った若い娘だったり、山崎努が自分の妻を殺し、その罪をずっと心にしまったままやがて亡くなっていく車大工の職人。加山雄三のはじめての患者は、置屋で働かされていた12歳の娘。(置屋の女将は杉村春子だ)心が病んでしまった女の子で、目つきがギョロギョロして・・・・この女の子は二木てるみだ。やがて、加山雄三扮する保本を好きになるんだよねえ。人を愛することも知らないから、かまってほしくてすねたり反抗したりするのだ。このおとよが「ネズミ」と呼ばれる男の子と友達になる。貧しい一家の子供で、それを知っておとよは御飯の残りをその子に分けてあげたりするのだ。で、そのネズミは頭師佳孝だよねえ。へ~~、こんな小さいときから映画出ていたんだ。私、頭師さんの映画は「どですかでん」を見たことがあるよ。あれも印象深かったね。「病気を治す医術の不足を補うのは、貧困と無知に対する戦いである」赤ひげ先生の言葉。「病気の影にはいつも人間の恐ろしい不幸が隠れている」やがて保本と結婚することになるのがまさえ(内藤洋子)保本と結婚するはずだったのは実はまさえの姉なのだが、長崎に行っている間に他の男と結婚して子供も生まれていたのだ。振られちゃって、恨んだりすねたりしていたんだけどね、この診療所で働くうちに「許すこと」ができたのだ。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~や~、なんかやっぱり山本周五郎の原作がいいんだよね。あ、おとよのエピソードは原作にはないらしいけど。加山雄三はもうすでに「若大将シリーズ」で売れていたんだね。だけど、こうして黒沢明の映画に出て幅を広げているよね。三船敏郎は堂々とした安定感のある役者だなあって思う。他に、懐かしい方々がたくさん見られて面白かった。
2019.03.26
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☆バッド・ジーニアス☆ナタウット・プーンピリヤ監督チュティモン・ジョンジャルーンスックジン ・・・・・・・・・・リンチャーノン・サンティナトーンクン ・・・・・・・・・・・・・・バンクイッサヤー・ホースワン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グレースティーラドン・スパパンピンヨー ・・・・・・・・・・・・・・・パットタネート・ワラークンヌクロ ・・・・・・・・・・・・・・・・・リンの父 タイの新鋭ナタウット・プーンピリヤ監督がカンニングをテーマに描き、アジア各国でサプライズ・ヒットとなったクライム・エンタテインメント。頭脳明晰な一人の女子高生が、ひょんなことからチームを率いて一大カンニング・プロジェクトを繰り広げるさまをスタイリッシュかつスリリングに描き出す。主演はチュティモン・ジョンジャルーンスックジン。 天才的な頭脳を持つ女子高生のリンは、貧しい家庭ながら特待奨学生として進学校へ転入することに。やがて仲良くなった裕福なクラスメイトを試験中に助けてあげたことから、噂を聞きつけたお金持ちの学生たちに頼まれ、高度なカンニングをビジネスとして始めるハメに。次第にビジネスの規模が大きくなる中、それを快く思わない真面目な苦学生バンクの反感を買ってしまうリンだったが…。<allcinema>より~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~タイの映画。タイといったらオキサイト・バンとダニー・バン兄弟監督が有名よね。ホラー映画「THE EYEアイ」とか、ハリウッドにも進出しているし。久しぶりに見たタイの映画。へ~~って思った。なんかね、自分の思っているタイとイメージが違ったのよ。お金持ちがこんなにいるんだわ。発展してきたんだね。そうだよね、タイからの観光客も多くなっているもんね。で、話は裕福な子が通う私立の学校。あんまり勉強は好きじゃない子たちが、頭の良い奨学生のリンにカンニングをお願いするわけよ。もちろん、お金を払うからってね。そのカンニングは、へ~~って思う方法だったよ。マークシート式だからできる方法だわね。リンは最初は何気ない人助けだった、転校したとき声をかけてきた女の子を助けてあげたから。その女の子、かわいいのよ。無邪気だし。彼氏がお金持ちで、そこからビジネスになっていっちゃうのよねえ。リンは留学したいと思っている。ライバルは同じく奨学生のバンク。留学試験はバンクが受ける事になったんだけど、ちょっとね・・・事件が起きるの。そして、お金持ちのお坊ちゃんにも問題が起きる。アメリカの大学に行くためにSTICという各国で行われる大学統一入試を受けなくてはいけなくなったのだ。そこで、リンに助けを求める、それがハラハラ・ドキドキの展開になっていくのだ。果たして彼女はうまくカンニングをすることができるのか。ラスト、どうやって話を終わらせるんだろうかと思った。このまま、学生たちのカンニングビジネスがうまくいくことで終わらせるのか、それともなにか起きるのか。~~~~~~~~~~~~~~~~主人公のリン役チュティモン・ジョンジャルーンスックジン(名前長い)、スラッとして頭が小さいの~~って思ったら元モデルなんだってね、さすがだわ。目つき鋭いんだけど、かっこいいよ^^)お友達のグレースは可愛いよ。男子学生も絵になる男の子たち。ほー、タイも美形が多いのね。~~~~~~~~~~~~~私のラストの感想はネタバレ↓↓↓↓↓↓わ~、そりゃないよ。バンクが一番かわいそうだあなんかさあ、人生狂わされて散々な目にあって、いいことなしだよね。お金持ちの子は、きっと親がなんとかしてくれるだろうけど、彼の場合はほんと、かわいそうまあ・・・悪いことはやっちゃいけませんよという教育的な映画でもあったのね。
2019.03.26
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☆セブン・シスターズ☆(2016)監督 トミー・ウィルコラノオミ・ラパス ・・・・・・・・セットマン家の7姉妹マーワン・ケンザリ ・・・・・・エイドリアン・ノレスウィリアム・デフォー ・・・・・テレンス・セットマンクリスティアン・ルーベク ・・・ジョーグレン・クローズ ・・・・・・・ニコレット・ケイマン博士7人がシェアしたのは、たった一人の人生。一人っ子政策を強行する国家 vs. 7人の姉妹闘いの果てに彼女たちが見たものは…地球資源の枯渇と、遺伝子組み換え作物の影響による多生児の増加により、強制的な人口抑制が行われるようになった2073年の欧州連邦。そこではひとりっ子政策が施行されており、2人目以降は“児童分配局”に連行されて冷凍保存措置がされることになっていた。そんな中、“月曜”から“日曜”まで各曜日の名前持つセットマン家の7つ子姉妹は、それぞれが週1日だけ外出し、7人でたった1人の人格カレン・セットマンを演じることで児童分配局をあざむき、30歳まで生き延びてきたのだった。ところがある日、“月曜”が夜になっても帰宅しないという非常事態が発生する。これを皮切りに、他の6人にも危険な魔の手が迫ってくるのだったが…。<allcinema>よりおもしろかった。久しぶりにノオミ・ラパスを見たなあ。彼女が地味な女の子から派手な子、しっかり者の子などいろいろな性格の7人の女の子を演じ分けている。それから、アクションね。アクションはお手の物だよね。結構派手なアクションだよ。みんなが同じ経験をしていないと一人の人格を演じることができないので、その日の出来事を共有する必要がある。手のひらに映像を記憶してね。そこら辺が、おお~~未来感がある。そうじゃなきゃ、絶対にボロが出るよね。それでも危ないよなあと思ったら、やっぱり自分の住むアパートの管理人との会話でさえ噛み合わないことがある。バレちゃうんじゃないかとハラハラしちゃうよ。週に一度外に出れる自由があるけどカレン・セットマンという人格にならなくてはいけない。みんな、それぞれ違う性格なのにね。なので、不満も溜まっているのだ。子供時代、木曜がスケボーを持って外に出て人差し指をなくす怪我をした。祖父テレンス・セットマン(ウィリアム・デフォー)は、他の子達の指も切り落とすのだ!このシーン、きゃーってなる o(;△;)o とにかく、生き残るためには一人の人間にならないといけないということなのだ。~~~~~~~~~~~~ネタバレありカレンの勤め先(銀行)で、彼女は昇進をかけた戦いをしていた。同僚のジェリーが、なんだか怪しいことを言う「カレン、知っているぞ」7つ子だってバレているのか?って不安になる。その夜月曜が帰宅しなかった。火曜が月曜を探しにとにかく会社に行かなくちゃ。かつらを被ってメイクをしてカレンの服装で、腕輪がIDなのだ。これがないとどこにも行けない。その火曜は、自動分配局に捕まっちゃうんだよ。やっぱりバレていたのね。残りの5人も捕まえるつもりだ。そして、彼女たちのアパートに銃を手にした男たちが来る。アパートのセキュリティは目の虹彩なんだけど、目玉を持って入ってくるのだその目玉が火曜のものだとわかるんだけどね彼女たちは人が来たときに隠れるスペースが有ってそこの隠れる。しかし、男たちに見つかって戦うのよ。強いのよ、彼女たちしかしその戦いで、一人死んじゃうんだな日曜日かな死んじゃうのは。そうそう、銃が面白い。自分の銃は自分しか使えない。他人が触っても発砲できない様になっているの。(だけど後々、一人のカレンがうまく使いこなすんだけどね~)~~~~~~~~~~7人のカレンが皆個性的。しかし、映画で全員を使うのはしんどかったようで、結構ビシバシと銃撃戦などの戦いで死んじゃうのよ。使いやすそうな子が残るのよね(笑)そして、分配局にバレたのはわかるんだけど、その他に怪しいジェリーも絡んでくるし、月曜のカレンに声をよく掛ける通行ゲートにいるジョーという男もなにか知っているようだ。ただ単に「7つ子だから」ということだけではない、なにか訳があるようだ。ラスト、一気にかたをつけるのだけど、なるほどねえという原因もあったのよ~~~~~~~~~↓反転してね(ラストのネタバレ)ラスト姉妹対決になるのよ。月曜と木曜が戦うのよ。月曜は「カレンは私ひとりのものだ」といい、生き残った木曜は「7人じゃないとやっていられない」という。今までそうだったからね。しかし月曜は、他の姉妹に隠していたことがあるわけ。実はジョーと恋人同士だったのよ。しかも、妊娠していた。だから、分配局に捕まる訳にはいかない。ケイマン博士と取引して、献金することで生き残ろうとした。博士は献金を受け分配法を更に推し進めようとしていた。ジェリーはその献金のことに気づいていた。バラしちゃうぞって脅していたのはそのことだったのだ。そして、分配局が多子の子を未来まで眠るように冷却保存しているというのは嘘で、実は焼却していたのだ。その映像がきっかけでケイマン博士は捕まり、分配法は廃止され子どもたちは親元に返された。で、7人のうち生き残ったのは、火曜(実は分配局で捕まっていた、片目はなくなってしまったけどね)と、木曜だけよ。その姉妹対決も結構見ごたえあったよ。~~~~~~~~~~ノオミのキレの良いアクションと、裏に何があるのかと飽きさせない展開で面白い映画でした。
2019.03.25
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アカデミー賞のオープニングはクィーン(ブライアン・メイとロジャー・テイラー&アダム・ランバート)から始まったのですね~~。先程、どんなものかちょこっと見てみました。ひさしぶりに、アダムランバート見たけど(アメリカン・アイドル以来だから・・・)貫禄ついちゃって^^)でも、歌は相変わらず迫力あるねえ。会場もノリノリでしたねえ♪ところで、今年は司会者がいなかったんだって?どんなもんだったんだろうね。また、どこかで情報を見てみようっと。WOWOWに入ってないもので見れないのよね~~とりあえず受賞の覚書 【作品賞】★「グリーンブック」 「ブラックパンサー」 「ブラック・クランズマン」 「ボヘミアン・ラプソディ」 「女王陛下のお気に入り」 「ROMA/ローマ」 「アリー/ スター誕生」 「バイス」【監督賞】★アルフォンソ・キュアロン 「ROMA/ローマ」 スパイク・リー 「ブラック・クランズマン」 パヴェウ・パヴリコフスキ 「COLD WAR あの歌、2つの心」 ヨルゴス・ランティモス 「女王陛下のお気に入り」 アダム・マッケイ 「バイス」【主演女優賞】★オリヴィア・コールマン 「女王陛下のお気に入り」 ヤリッツァ・アパリシオ 「ROMA/ローマ」 グレン・クローズ 「天才作家の妻 -40年目の真実-」 レディー・ガガ 「アリー/ スター誕生」 メリッサ・マッカーシー 「ある女流作家の罪と罰」【主演男優賞】★ラミ・マレック 「ボヘミアン・ラプソディ」 クリスチャン・ベイル 「バイス」 ブラッドリー・クーパー 「アリー/ スター誕生」 ウィレム・デフォー 「永遠の門 ゴッホの見た未来」 ヴィゴ・モーテンセン 「グリーンブック」【助演女優賞】★レジーナ・キング 「ビール・ストリートの恋人たち」 エイミー・アダムス 「バイス」 マリーナ・デ・タビラ 「ROMA/ローマ」 エマ・ストーン 「女王陛下のお気に入り」 レイチェル・ワイズ 「女王陛下のお気に入り」【助演男優賞】★マハーシャラ・アリ 「グリーンブック」 アダム・ドライヴァー 「ブラック・クランズマン」 サム・エリオット 「アリー/ スター誕生」 リチャード・E・グラント 「ある女流作家の罪と罰」 サム・ロックウェル 「バイス」【オリジナル脚本賞】★「グリーンブック」 「女王陛下のお気に入り」 「魂のゆくえ」 「ROMA/ローマ」 「バイス」【脚色賞】★「ブラック・クランズマン」 「バスターのバラード」 「ある女流作家の罪と罰」 「ビール・ストリートの恋人たち」 「アリー/ スター誕生」【撮影賞】★「ROMA/ローマ」 「COLD WAR あの歌、2つの心」 「女王陛下のお気に入り」 「Never Look Away」 「アリー/ スター誕生」【歌曲賞】★「アリー/ スター誕生」 「ブラックパンサー」 「RBG(原題)」 「メリー・ポピンズ リターンズ」 「バスターのバラード」【音楽賞】★「ブラックパンサー」 「ブラック・クランズマン」 「ビール・ストリートの恋人たち」 「犬ヶ島」 「メリー・ポピンズ リターンズ」【編集賞】★「ボヘミアン・ラプソディ」 「ブラック・クランズマン」 「女王陛下のお気に入り」 「グリーンブック」 「バイス」【音響賞(編集)】★「ボヘミアン・ラプソディ」 「ブラックパンサー」 「ファースト・マン」 「クワイエット・プレイス」 「ROMA/ローマ」【音響賞(調整)】★「ボヘミアン・ラプソディ」 「ブラックパンサー」 「ファースト・マン」 「ROMA/ローマ」 「アリー/ スター誕生」【美術賞】★「ブラックパンサー」 「女王陛下のお気に入り」 「ファースト・マン」 「メリー・ポピンズ リターンズ」 「ROMA/ローマ」【衣装デザイン賞】★「ブラックパンサー」 「バスターのバラード」 「女王陛下のお気に入り」 「メリー・ポピンズ リターンズ」 「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」【メイク&ヘアスタイリング賞】★「バイス」 「BORDER」 「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」【視覚効果賞】★「ファースト・マン」 「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」 「プーと大人になった僕」 「レディ・プレイヤー1」 「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」【短編実写賞】★「SKIN」 「DETAINMENT」 「野獣」 「MARGUERITE」 「MOTHER」【ドキュメンタリー短編賞】★「ピリオド -羽ばたく女性たち-」 「BLACK SHEEP」 「END GAME」 「LIFEBOAT」 「A NIGHT AT THE GARDEN」【短編アニメ賞】★「Bao」 「ANIMAL BEHAVIOUR」 「LATE AFTERNOON」 「ONE SMALL STEP」 「WEEKENDS」【長編アニメ賞】★「スパイダーマン:スパイダーバース」 「インクレディブル・ファミリー」 「犬ヶ島」 「未来のミライ」 「シュガー・ラッシュ:オンライン」【長編ドキュメンタリー賞】★「Free Solo」 「Hale County This Morning, This Evening」 「Minding the Gap」 「Of Fathers and Sons」 「RBG(原題)」【外国語映画賞】★「ROMA/ローマ」 「Capernaum」 「COLD WAR あの歌、2つの心」 「Never Look Away」 「万引き家族」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「グリーンブック」見たいね~。「ROMA/ローマ」も見たいけど、これは映画館では上映されないの?「天才作家の妻 -40年目の真実」も興味あり。「バイス」ってクリスチャン・ベイルが激太りして演じたやつだよね。毎回ほんとに驚くほどの役作りするよねえ。しかし、太るのは簡単だけど戻るのは大変だと思うんだよねえ~~、だんだん体重の増減は大変になると思うのよね。そろそろ無理しない方が良いと思うんだけどなあ。ということで、「バイス」も見てみたいな。主演女優賞はオリヴィア・コールマン 「お~~!納得」って思ったけど、他の映画を見ていないからなんとも言えないわね。作品賞は「ROMA/ローマ」が取るのかと思ったけど、外国映画賞の方で受賞させてまあ落ち着かせたということかしら。「グリーンブック」に決まって、うん、いい感じに収まったかな。「ボヘミアン・ラプソディ」がかなり興行成績を伸ばしたので受賞なんてこともあるのか?と思っていたのよ。(ワタシ的には取らないだろうと思っていた)主演男優賞をラミ・マレックが取ったけどラッキーだったね。まあ、他の映画を見ていないからなんとも言えないけど、あまり対抗馬がいなかったということかしらねえ。その変貌ぶりに驚くクリスチャン・ベイルがもらってもいいかなともちょっと思ったよ。(メイク&ヘアスタイリング賞を取ったね。メイクの威力であんなに変身したのかしら?)そうそう、「万引き家族」は残念でした。監督自身も言っていたけど「ROMA/ローマ」があったからでしょうね。もし「ROMA/ローマ」が出てこなかったら、受賞したのかもしれないですねえ。アニメの「未来のミライ」は私は先日DVDで見たけど、ノミネートされてよかったねって感じね。
2019.02.25
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映画館で見てきました。アカデミー賞でも主演女優賞や助演女優賞などノミネートされていますよね。☆女王陛下のお気に入り☆(2018)ヨルゴス・ランティモス監督オリヴィア・コールマン・・・・・・・・アン王女エマ・ストーン・・・・・・・・・・・・アビゲイルレイチェル・ワイズ・・・・・・・・・・レディ・サラニコラス・ホルト・・・・・・・・・・・ロバート・ハーリージョー・アルウィン・・・・・・・・・・サミュエル・マシャムマーク・ゲィディス・・・・・・・・・・モールバラ公ジェームズ・スミス・・・・・・・・・・ゴルドフィン~~~~~~~~~~~~時は18世紀初頭、アン女王(オリヴィア・コールマン)が統治するイングランドはフランスと戦争中。アン女王の幼馴染で、イングランド軍を率いるモールバラ公爵の妻サラ(レイチェル・ワイズ)が女王を意のままに操っていた。いっぽう、イングランド議会は、戦争推進派のホイッグ党と、終結派のトーリー党の争いで揺れていた。戦費のために税金を上げることに反対するトーリー党のハーリー(ニコラス・ホルト)は、アン女王に訴えるが、ホイッグ党支持のサラに、女王の決断は「戦争は継続」だと、ことごとく跳ね返されていた。そしてある時、サラの従妹だと名乗るアビゲイル(エマ・ストーン)が現れる。上流階級から没落した彼女はサラに頼み込み、召使として雇ってもらうことになったのだ。ある日、アビゲイルは、痛風に苦しむアン女王の足に、自分で摘んだ薬草を塗る。サラは勝手に女王の寝室に入ったアビゲイルをムチ打たせるが、女王の痛みが和らいだと知り、彼女を侍女に昇格させる。アビゲイルはサラの信頼を徐々に勝ち取り、女王のお守役を務める機会が増えていく。いつもストレートに物を言うサラに対し、甘い言葉で褒め称える従順なアビゲイルに女王は心を許していく。議会では、トーリー党が激しく抵抗して増税を食い止める。女官長に就任して以来、初めてその権力に翳りが見えたサラに、今度は女王との関係を揺るがす大きな危機が訪れる。それは、いつの間にか野心を目覚めさせていたアビゲイルの思いがけない行動だった──。 (公式HPを参考にさせていただきました)公式HPhttp://www.foxmovies-jp.com/Joouheika/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~なかなか、面白い映画でした。アン女王を演じたオリヴィア・コールマンがいろいろな賞をとったことも頷けます。存在感が半端ないですよ。↓ネタバレもありの感想です。豪華な衣装、どこで撮られたのか、貴族の館でしょうか調度品も見応えあります。男性陣のかつらや化粧が笑えるが、時代的にこういう時代だからね。↓真ん中が、ハーリーですよ。かつらがハート型だね。お化粧するのは、自分でしたんでしょうかねえ。そうそう化粧といえば、サラは女王が目の周りに黒いアイシャドーをしたときに「まるでアナグマみたい(ちょっとうろ覚え)」とビシッとはっきり、きっぱり言ってやめさせていたのよね。このシーンはアンとサラとの力関係をわかりやすく見せてくれていたよね。サラはアン女王に言いたいことはきっぱりと言えるそんな関係なんだなあ、ってわかるわけですよ。ちょっと、その言葉に拗ねるアン女王が可愛かったね?まあ、可愛いと言うにはちょっと不気味・・・だったかな~(笑)また、サラが議会の仕事、国政に関する仕事で忙しく、自分をほっておくことが多くなっているのが気に入らず、「国政の仕事より私を優先させるべきよ」と駄々をこねるなんてこともあった。しかし、アン女王は痛風に苦しみ、移動はほとんど車椅子とか輿に乗ってなんだよね。自由に動けないことも落ち込むよね。孤独な女王だと思う。子供が死産だったり幼くして亡くなったりしていることもあるしね。(17回の妊娠というのも、ちょっとすごいと思う)そういえば、この映画には夫の姿はなかったね。確か、この映画の時代は、まだ夫のカンバーランド公ジョージは生きていたはず。しかし、夫婦揃っての姿は見られなかったなあ。女王の思うようにならないイライラは時に爆発する。そのシーンもなかなか良かった。舞踏会のダンスを見ているシーンだ。華やかな会場に女王は上機嫌だったけれど、サラが踊り始めると徐々に笑顔が消え、ついには踊りをやめるように怒鳴るのだった。周りが楽しそうでも自分は動けずちっとも面白くない!ということよね。そういった女王の心の見せ方が、とてもうまかったなあ。ちなみにサラの踊りが、結構ダイナミックにブンブン振り回していて、この時代の踊りってこんな感じだったのかな?とふと思った。他の映画での舞踏会のシーンとちょっと違ったよ。面白かったけどね^^)国を動かす裏には女の影が・・・というのが歴史の中で見られることなんだけど、ここでのアン女王を巡る二人の女の戦いはちょっと違う。なにせ女王は二人の女が自分を取り合っているのが楽しくて仕方ない。政治なんか関係ないのだでも、サラは夫のために戦っているとも言えるか。夫がイングランド軍を率いているからねえ。アビゲイルは「自分のために」戦っている。最初、お城に来たとき同じ召使い仲間から意地悪されたりして、ちょっとアビゲイルを応援しちゃうのよ。でも徐々に変わっていくのよね。ラストに向かって・・・これもうまかったな。そうそう、アビゲイルの男の扱いは結構痛快なんだ。外でメイシャムと戯れるシーンが、面白かった。普通は若い男女が戯れるといえば、抱擁したりキスしたりでしょ。ところが、アビゲイルは噛み付く、どつく、蹴る。メイシャムを散々な目に合わせるのだ。それでもメイシャムは、アビゲイルにぞっこんなんだけどね(笑)メイシャムはアン女王の夫カンバーランド公ジョージの侍従。その地位があってアビゲイルは彼と結婚するわけだけど、その初夜のとき「さあおいでよ」とベッドで誘うメイシャムに「はいはい、仕方ないわね」的な処理をしてあげるわけですよ。笑っちゃった(笑)~~~~~~~~~~~~~~~とにかく、あれこれ、面白い場面がいっぱいある。そう、宮廷の一室ですっぽんぽんのおじさんが、果物をぶつけられて喜んでいるというのもあったな~~。何だこれは?って思うけど(笑)~~~~~~~~~~~~さてそれで、この三人はどうなったのかということなんだけど、女王は女王それは変わらないよね。サラとアビゲイル二人がなろうとしてもなることはできない。(もちろん、ふたりともそんな地位は欲しがってないけど)サラはアビゲイルに負けて宮廷を追放されてしまうんだけど、夫も一緒だしお金持ちは変わらないから、ちっとも不便ではなかったんじゃないかと思う。宮廷を去っていくシーンでも、なんか余裕が感じられたのよね。(実際、しばらくイングランドを離れていたが女王が死去してイングランドに戻って来たしね)映画ではアビゲイルは、自分の地位を再確認させられるシーンで終わるのだが、実際も女王のそばに仕えていたが、もちろん女王が死去してから宮廷を去ったようだ。実在の人物なので、調べるとおもしろいよね。ウィキさんにいろいろ教えてもらいました^^)ドロドロさ加減ではもう少し前のヘンリー8世(アン・ブーリンね)には負けると思うけど、やっぱり宮廷ものは面白いと思うのでした。豪華な衣装や、宮廷物がお好きなら、絶対見逃さずに御覧ください。
2019.02.19
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昨日見た映画、久しぶりに映画を見ようと思い立ったのだが、見たい映画は他にもあったのだが時間的に見れるものがこれだった。前作(1964年)メリー・ポピンズ(ジュリー・アンドリュース版)はもちろん見たよ。原作も読んでいる。あのポピンズのちょっと上を向いた鼻が好き(原作の挿絵もそうだし、ジュリー・アンドリュースもそうだったしね^^)ただね~~、今回の上映は吹替版だった。ちょっと残念といえば残念かな。でも、自宅でもしDVDで見たら吹き替えで見ちゃうかもしれないから、「ま、いいか」と思う。☆メリー・ポピンズ・リターンズ☆(2019)ロブ・マーシャル監督エミリー・ブラント・・・・・・・・メリー・ポピンズリン=マヌエル・ミランダ・・・・・ジャックベン・ウィショー・・・・・・・・・マイケル・バンクスエメリー・モーティマー・・・・・・ジェーン・バンクスジュリー・ウォルターズ・・・・・・エレンコリン・ファース・・・・・・・・・ミスター・ウィルキンズメリル・ストリープ・・・・・・・・トプシーディック・ヴァン・ダイク・・・・・先代銀行頭取アンジェラ・ランズベリー・・・・・風船売り時代は1934年の不況の嵐が吹き荒れるロンドン。バンクス家のマイケルは今では3人の子供を育てる父親となっていた。しかも妻をなくし画家の仕事では生活できず、かつて自分の父親が重役を務めていた銀行の出納係として働いていた。しかし、自宅を抵当に入れ借金をしていた。ある朝、借金を返済できないと家を差し押さえると弁護士が言ってきた。たまたま訪ねてきた姉のジェーンが「お父様が銀行の株を持っていたはず」というのでその株券を探すことになる。株券はなかなか出てこないが、懐かしい凧が出てきた。(子供の頃に遊んだもの)ゴミ箱に捨てた凧が風で飛ばされ、マイケルの三人の子どもたちが追いかける。そして、空から凧のしっぽにつかまってメリー・ポピンズが現れた~~~~~~~~~そうそう、できれば前作55年前のメリー・ポピンズを見ておくともっと楽しめたかもしれないと最後に思った。「2ペンスの話」覚えてる?全く覚えてなかった。(もちろん、ちゃんと説明があるので大丈夫なのだが)バンクス家のあるチェリー通りや公園は前作と同じだと思うのよ。きっと、同じように作ってあるとおもう。そこらへんも前作と比べて確認しておきたいよね。~~~~~~~~~~~~~~さて、凧からポピンズが降りてくる。ちょっと感激♪靴のかかとをピンとさせる、姿勢の正しいポピンズ。大きなカバンと鳥の頭のついたこうもり傘を持っている。懐かしい、ポピンズ!ポピンズ役のエミリー・ブラント、いい感じ♪自信たっぷり、時々ツンケン、ちょっと怖いけど、なんでも知ってる、ジュリー・アンドリュースと比べちゃうかもしれないが、55年もたっての続編だし、エミリーもかわいい♪ただ、ジュリー・アンドリュースのちょこっと上を向いた鼻が好きではある(笑)↑このマイケル役はバン・ウィショー。「パフュームある人殺しの物語」で主人公を演じたよね。今回はお父さん役なんで落ち着いているかな。かつての子供たちマイケルとジェーンは、ポピンズを覚えているけど子供の頃の不思議な出来事はすっかり忘れているのだ。↑ただ、点灯夫のジャックだけはポピンズのことをしっかり覚えている。↑今回はマイケルの子どもたちを不思議な世界に連れて行ってくれる。バスタブから行ける水の中の世界。ファンタスティック♪↑次にお母さんが「とっても価値があるものよ。」と言っていたという陶器の器。陶器に描かれた絵の中に入っちゃうのよね。楽しいこのシーンはディズニーの懐かしいアニメの世界に入ったようだ。そして、ホールでポピンズが舞台に上がって踊って歌う。「見た目だけを信じちゃいけないよ」てな歌その後、壊れた器を治すためにポピンズのいとこのトプシーのもとに行く。トプシーはメリル・ストリープ。彼女は歌もうまいし、踊りも踊るし。インパクトあるトプシーを演じている。トプシーの部屋は逆さなんだよね。このセットもなかなか作るのは大変だったみたい。そして、一番良かったのは点灯夫たちのダンスシーン。これはディズニーランドのパレードの何処かでこんな踊りを入れたら、すごいだろうなって思う。まあ、そんな感じで「ああ、ディズニーだなあっ」て思いながら見ていた。それから、前作がミュージカルだったからやっぱり今作もミュージカルなんだよね。曲としてはどうしても前作のほうが色んな曲が「聞いたことがある」曲ばかりなんで、新しいこちらは分が悪い。あんまり印象に残らないのでね。それでも、先程書いたポピンズが踊って歌う曲と点灯夫たちの曲が、ちょっと印象に残るかな。しかし、実はミュージカルシーンになるとフッと意識がなくなったりしてしまったのよね。もうちょっと短くしてもらったら、嬉しいわ(笑)原作のポピンズが好きな人、ディズニーランドが好きな人も楽しめる映画になっていると思う。前作同様、夢の世界を楽しみたい。
2019.02.07
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1月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1058ナイス数:33ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)の感想黒い着物の日本人形が4日後に来る!怖いなあ。しかしこの人形が怖いのではなくこの人形を媒介にして「なにか」を呼び込んでしまうんだなあ。その元を作るのはやっぱり人間か。読了日:01月17日 著者:澤村伊智老いの入舞い 麹町常楽庵 月並の記 (文春文庫)の感想面白かった。続きも出ているので読みたい。隠居した庵主だが、隠居と言いながらもまだまだ若いんだろうなあ。結構な立ち回りができるものね。事件の解決方法は何やら裏で解決というか、してやったりこれぞ犯人と言う感じではないのがちょっと変わっているかな。読了日:01月22日 著者:松井 今朝子絶対正義 (幻冬舎文庫)の感想うわ~~、最後まで救われないわあ。なんとも・・怖すぎる読了日:01月30日 著者:秋吉 理香子読書メーターどの作品も面白かった。「ずうのめ人形」は「リング」とか知っているともっと面白いかと思う。(実は私は「リング」を見たことはない)自分にだけ見える人形が徐々に近づいてくるって怖い~!「老いの入舞い」この主人公の庵主は40ぐらいではないかと思うんだよね。他の隠居した方々に「あなたは早く隠居したんだから」と言われているけれどね。江戸時代の隠居って今の時代より若くして隠居すると思うんだよね。そこら辺が、若いんだか年なんだかと読んでいて悩む所なんだよね。それと事件を解決してスッキリって感じにならないことが多くて(政治的な問題とかね)もやってしているといえばそうかも。でも面白かったので続きも読みたいと思っている。「絶対正義」はちょうどTVが始まったのかな?そういえば見ていない・・・イヤミスだから、ちょっとなあ~見てすっきりしないからこのままTVの方は見ないかもしれない。正義ってそうなのか?って反論したくなるけど正しいといえば正しいし・・・秋吉理香子さんの作品、なかなかえぐってくるから怖い、けど、面白い。
2019.02.04
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12月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1267ナイス数:39地の星 (新潮文庫―流転の海 第二部)の感想熊の故郷での話。ほんと、熊は頼られるとなんのかんのと言いながら面倒を見てやるのだ。男気があるということなのかもしれないが、ある意味退屈しのぎでもあるかもとちらっと思った。熊の一言はなかなか深い。戦争というのは人間を鬼畜にしてしまうとか、一線を越えたやつはまた必ず同じことをやるとか。運の悪い人間と付き合うと自分の運も悪くなるって。なかなか厳しい^^;)ところで、房江がキッチンドランカーになってしまった。これから大阪に戻ったらまた、彼女も変わるかな。読了日:12月05日 著者:宮本 輝森のなかの海〈上〉の感想再読。感想も書いていなかった。覚えているつもりだったが細かい部分を忘れていた。阪神大震災で逃げ出したが、そこから転がるように生活が変わっていく希美子。夫の裏切り離婚し、奥飛騨に住んでいる知人が亡くなり希美子が相続することになる。自分の息子二人と震災で両親をなくした三人姉妹、さらにその彼女たちを頼って来た10代の7人の女の子たちと暮らすことになる。展開が早くどうするのだろうかと先が気になって読み進める。ごった煮の家族。この先どうなるんだろうか。それにしても希美子の家族は父親も妹も頼りになるよね。立派すぎかも読了日:12月20日 著者:宮本 輝森のなかの海〈下〉の感想再読。上巻の娘たちのあれこれがどうなるんだろうか、みんなちゃんと自分の道を見つけられるのか、など気になっていたのだが、下巻はこの山荘の元の持ち主毛利カナ江の謎に関してがメイン。それもなかなか進まない(笑)ちょっと読むスピードが落ちる。それにしても希美子の息子たちはあんまり話の中に出てこなかったなあ、彼らだって環境も変わったしいろいろあったろうにねえ。もっと娘たちを中心に取り上げても良かったかなと思ったりもした。カナ江のロマンスも興味あったけど、上巻の面白さが薄まった感がして残念な下巻だったな読了日:12月28日 著者:宮本 輝読書メーター12月は三冊しか読めなかったなあ。でもなかなかの厚さの本だったから、まあ仕方ないね。宮本輝さんの本ばかりだけど、「森のなかの海」ってちょっと上品な感じの登場人物が多くて、流転の海の熊吾とは大違いだなあと思って読んでいた。感想にも書いたが「森のなかの海」が阪神大震災から始まるので、家族の再生とか傷ついた心の再生とか、まあそういう話になるのだろうと思っていたのだ。しかし下巻になったら毛利カナ江がなぜこの山荘で一人で住み続けたのか、彼女の人生はどうだったのかという方向に話が行ってしまった。それはそれで興味深かったのだけど大所帯の若い女の子たちの成長は脇の置かれてしまった感が大きかった。上品な希美子さんや父親や妹、恵まれているしとても頼りになる良い家族だったが・・・上品すぎないか?^^;)なんて思ってしまったのも確か。
2019.01.10
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2018年の読書メーター読んだ本の数:52読んだページ数:16794ナイス数:716幻夏 (角川文庫)の感想犯罪者に引き続き三人にまた会えるのが楽しい。今回は相馬の子供時代の思い出にある兄弟の話。冤罪で人生を奪われる。その苦しみ絶望、家族の悲しみそしてさらなる悲劇。今回も重いテーマだがスピード感もあり面白かった。読了日:01月05日 著者:太田 愛忘れられた巨人の感想冒険ファンタジー。だけではなかったけど。最初面白くサクサク読んでいたのだがアーサー王の甥ガウェインが出てきたあたりから読むスピードが遅くなってしまった。ブリトン人とサクソン人のずっと続く対立とか歴史があって。でもそれだけではなく夫婦の話に惹かれる。アクセルとその妻ベアトリス。長年連れ添い年老いた。愛情もあるが霧のせいで忘れたことも多くある。霧が晴れたら悲しい出来事も思い出すかもしれない。憎しみも諍いも起きるかもしれない。思い出して心の整理をつけたほうがいいのかもしれない。いつまでも二人でいられないからね読了日:01月22日 著者:カズオ イシグロガーディアンの感想図書館本。登場人物が多くてしかも名字だったり名前だったり「あれ?これは誰だっけ?」となりながらも、読み終えました。比較的軽い方でしょうかね。サクサク読みました。読了日:02月17日 著者:薬丸岳おらおらでひとりいぐもの感想東北弁がすっと入ってくるときと、よくわからなくて苦戦する時があった。桃子さんの感情が揺れ動く。脳内でブツブツと会話しているのは義母が鏡台や仏壇の前で独り言を言っていたのを思い出す。桃子さんの気持ちがわかるなあと思うところとよくわからないところとあった。読了日:02月17日 著者:若竹千佐子ぼぎわんが、来るの感想ホラーはイメージをふくらませると怖さが増大する。なので、あんまり想像を膨らませないようにして読んでみた(笑)今回映画化されるということで映像で見たらどんな怖い「ぼぎわん」になるのだろうか?インパクトありそうだ。そして、やっぱりこういう恐ろしいものは結局人間が作り出すのだね。読了日:02月27日 著者:澤村伊智憑き御寮 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想春菜ちゃんの恋心、ますます燃え上がってますねえ。そこら辺も今回のポイントでしょうけど最後の怨霊との婚姻の儀式は絵的にもかなり怖いですよ。かわいそうな怨霊です。とはいえ、女は怖いってなっちゃうのもステロタイプよね読了日:03月03日 著者:内藤 了ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)の感想昭和の香りがする。交通事故で記憶をなくしっていうつかみは良かった。とりあえずはどう進むのかと気になって読み進めるので、その点は面白かったかな。作者の頑張りはよくわかったが、ちょっとそりゃないよって最後思った。読了日:03月08日 著者:東野 圭吾ルビンの壺が割れたの感想SNSでの二人のやり取り。手紙形式。ぎこちないやり取りが懐かしい話のやり取りになり、しかし徐々にギクシャクし始め、ラストのページをめくって「そうきたか」って思った。そして、もう一度読み直しちゃった。読了日:03月09日 著者:宿野 かほる女子的生活の感想TVドラマを見ていたので、小説が気になっていた。ドラマはほぼ小説に忠実だったかな、両親の話がちょっとドラマは違ったかな。もちろん小説のほうが丁寧に心の声を書いてあったのでわかりやすい。女の子のおしゃれな話とか若い子の言葉はよくわかんないところがあったんだけどね^^;)でも、料理もファッションも女の子が好きそうな話だと思う。読了日:03月14日 著者:坂木 司福袋の感想短編。江戸庶民の生活がいきいきと描かれている。こんな仕事があるのか、こういう暮らしがあるのかと面白かった。「福袋は」出戻りの大食いの姉を使って大食い競争で儲けようとする話。なんか、落語にでもありそうだなと思った。「ひってん」は貧乏長屋の暮らしは金がなければないでなんとかなるさと、そんな江戸の人々のたくましさや欲のなさが見れる。短編にしておくのはもったいないような気もした。読了日:03月15日 著者:朝井 まかて騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編の感想図書館本なので第2部はいつ読めるかわからない^^;)第1部の感想は、まだ始まったばかりという感じ。面白いのか?どうなる?あっちこっちに振り回されながらも、なんとかしがみついている感じ?読了日:03月25日 著者:村上 春樹木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)の感想この小説はちょっと合わなかったかなあ。この二人は恋人かなあとか、え?殺人?とか、面白く引っ張ってくれるけど、殺人はどうなったん~~って思わず叫んだ。意外な二人の関係、禁断の愛って感じも、今ひとつ乗れなかった。読了日:04月02日 著者:恩田 陸天上の葦 上の感想渋谷スクランブルで倒れた老人が何を示そうとしていたのかという話と、相馬が公安の前島から疾走した職員を秘密裏に探すように指示される。この2つの話がどう関わるのだろうかと思ったら、島に行っちゃったよ。まだまだ、謎は解けない。下巻へ読了日:04月05日 著者:太田 愛インフルエンス読了日:04月06日 著者:近藤 史恵天上の葦 下の感想正光と白狐の話。一気に読んだ。小さな火なら消せるのだ。大火になったらもう消せないのだ!この国に住むあらゆる人間にとって無関係なことではない。忖度していちゃいけない。読了日:04月14日 著者:太田 愛騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編の感想なんとか読了。<顔なが>が出てきて穴にもぐってってあたりから、どうでも良くなってしまった。ちょっとカズオイシグロを読んだときと同じ感じ。ファンタジー色濃くなると流し読みしたくなる。それでも頑張って読み終えた。でも余韻に浸れるのは良いかも^^)雨田具彦は団長ではなく何を見たんだろうか。免色さんと笙子さんは結婚しないような気がするな。まりえちゃんは美人になりそう。ユズはまた美男子に惚れちゃうかも。などといろいろ考えるのがおもしろい。読了日:04月19日 著者:村上 春樹百年泥 第158回芥川賞受賞の感想日本人講師としてインドに渡った主人公。その三ヶ月後に百年に一度という大洪水にあう。百年分の泥の中にはいろんなものが隠されている。自分の過去の話もあれば生徒の一人デーヴァラージの話もある。私がぱっと浮かぶインドのイメージは婚姻の厳しさとか女性に対する暴力などが一番に浮かんで、実はちょっと怖い。今回のこの話の中でも女の赤ん坊が生まれたら殺してしまうとか捨てられるとか。駆け落ちすると両家が村八分になり二人を殺害しても罪に問われないとか、やっぱり婚姻に関しては相変わらずなかなか厳しい国だなと思うのでした。読了日:04月24日 著者:石井 遊佳ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)の感想内容が今回結構ハードだったのでのめり込んだなあ。ファリン強かったねえ。かっこいいという感想もライオスらしいが・・・・そしてカブルーはまた会うんだろうね、きっと。シェイプシスターの話も悪夢の話も面白かった。読了日:04月30日 著者:九井 諒子刑事の怒りの感想夏目刑事シリーズ。娘が回復してきたのが嬉しい。この絵美ちゃんにも関係するような「刑事の怒り」(介護の話)はいろいろ考えさせられる。「海を飛ぶ夢」という映画をちょっと思い出した。また「生贄」(性犯罪の話)は胸が痛くなる。次にはもっと本上刑事と組んで捜査するのかな、本上刑事何かありそうだなあ。読了日:05月09日 著者:薬丸 岳悪徳の輪舞曲の感想ものすごいどんでん返しではないが、「そうきたかあ」と思った。御子柴の実母の弁護ということでどんな話になるのかと思った。また加害者の家族に対する世間の厳しさに胸が痛くなる。家族が出てきて御子柴の人間味が増した。今後どう変わっていくのか、または変わらないのか次が楽しみ。読了日:05月10日 著者:中山 七里風神の手の感想もっとミステリかと思ったのだがちょっと違った。家族の物語だよね。思いがけず次々と話がつながっていくのがおもしろい。出来過ぎって感じもあるけどね。でも一気に読めた。読了日:05月13日 著者:道尾秀介静子の日常の感想75歳の静子さんの日常。バスに乗ってスイミングに行く。そこでの人間関係も可愛いおばあちゃんに徹しながらそっと毒を吐く。でも上品でエレガントでそして勇敢だ。読了日:05月15日 著者:井上 荒野コンビニ人間の感想作者のエッセイが面白くてこの小説を読んだ。かなり強烈だったが、主人公がマニュアルで動くことに安心感を持ったり、周りの人と同化するために真似をする(頭がいいからばれないように真似る)その気持もわかる部分もある。白羽という男性の「人間は縄文時代のムラ社会から変わらない」という話は、確かにそうだと思う。そしてそれはこの先も変わらないのだと思う。自分が普通で当たり前と思うと自分と異質なものを「なぜ?どうして?」と責める。責めるつもりはなくても自分の世界が正しいという。しかし普通ってなんだろうね。読了日:05月16日 著者:村田 沙耶香銀の猫の感想江戸時代の介護。江戸の街が長寿の街だったこと。裕福な町人は自分の隠居料をたっぷり持って隠居する。江戸の者はその隠居暮らしを目指してしゃにむに働く。そして町人も武家も亭主が親の世話をする。主君に忠義、親には孝。主の妻女や孫は介抱の中心にはならない。現代とはまたちょっと違っているのだが、やはり一人で介護を担ってはいけないのは昔も今も同じだ。お咲が出向く家での介護の話も興味深いが貧乏長屋の菊職人の話は身につまされる。しっかり介抱して最後を看取った息子は納得していた。読了日:05月20日 著者:朝井 まかてCOPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)読了日:05月26日 著者:内藤 了連続殺人鬼カエル男ふたたびの感想これは前作を読んだ上で読まないとつまらないかもしれないなあ。私はすっかり忘れていてあらすじだけおさらいしたんだけど、細かいところが気になって前半なかなか読み進められなかった。そこをある程度諦め(笑)読み進める。今回39条と医療刑務所のことが一番書かれていたよね。これに関しては難しい問題。でも被害者になったら39条で逃げられたらたまったもんじゃないと思うだろう。それから御子柴さん出て来てさすが人気者!そして犯人には「え~、そりゃないよ」と思った私。続きがあるとしたら前作を読み返さなくて良いものにしてほしい読了日:06月12日 著者:中山 七里世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)の感想最初に「あ、これ妄想なのか~」と気がついた前半の話はかなりリアルで、加害者家族が世間からどのように扱われるのかって。もちろん妹が誘拐され殺されちゃうというのはちょっと怖すぎだと思ったが、最近の日本ではあり得るのかも・・・また怖くなる。何度も妄想を繰り返し、しかしどれもみんなバッドエンド。時にはこれはブラックコメディか?と思ったりする。で、もともとの息子誘拐殺人は、ほんとうなのかねえ読了日:06月26日 著者:歌野 晶午ラプラスの魔女 (角川文庫)読了日:07月05日 著者:東野 圭吾青くて痛くて脆い読了日:07月05日 著者:住野 よる美しい顔(WEB無料公開版)の感想高校生の主人公の手をしっかり握って話してくれた「奥さん」の言葉に泣けた。また幼い弟が「アリの巣」を壊すシーンも彼らの気持ちを思うと心が痛くなる。身近な死に対しては言いたいことは今までもどこかで見たことがあると思うが、ここではやはり震災という過酷な現場なので迫ってくるものがあって涙してしまった。ただ、いろんな文が引用されているとしたら、これらのシーンもどこからかの借りてきた文章なのかな?って思ってしまう。もったいないなって思う。読了日:07月10日 著者:北条 裕子怒り 上 (小学館文庫)読了日:07月22日 著者:ジグムント ミウォシェフスキ黙過 (文芸書)の感想短編だと思っていたら、最後に繋がりもう一度読み直したりした。そういえばそれぞれの短編のラストの締めが弱いなあと思うものもあったと、後になって悔し紛れに思うのだった(笑)うまい具合にできてます。さすがです。テーマはなかなか重く、自分ならどうするだろうかと考えさせられました。読了日:07月28日 著者:下村 敦史怒り 下 (小学館文庫)の感想上巻は主人公の愚痴など、ユーモアも交えた語り口だったのだけど、私にはかったるくて我慢しながら読んだ。上巻の終わりから話が展開し始め、犯人の動きもあり面白くなった。しかしラストに来て「そんな事になっちゃうの?」ってなんだか納得できなかった。主人公が疲れ切ってなかったらまた違ったラストになったのかしら・・なんてね~。読了日:07月31日 著者:ジグムント ミウォシェフスキむすびつき しゃばけシリーズ17の感想シリーズが出ると読むという習慣になっている。今回は若旦那の前世が見えたりして、人間と妖怪の時間の違いを感じさせるところもある。輪廻転生と言っても自分の願っているものに簡単になれるわけではないのよねえ。読了日:08月05日 著者:畠中 恵キッチン風見鶏 (ハルキ文庫)の感想森沢さんの作品は優しい気持ちになりますね。登場人物のパートを替えながら話が進む。冒頭の話がラストにそうなるとはね。読了日:08月13日 著者:森沢明夫九十歳。何がめでたいの感想昔を懐かしみ、今のせちがらさを嘆いたり怒ったり、元気な佐藤さん。きっとこうして遠くからお話を聞いているのが(読んでいる)いいんだろうなあ(笑)言いたいことが言えないならノートに書いてぶちまける、発散して軽くなる!これは良いと思います。読了日:08月22日 著者:佐藤愛子神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)の感想面白かったのだけど、最初なかなか乗り切らずこの作者とは相性が悪いのかと思った。実は鷹央さんのシリーズも読み切れないでいるもので・・・今回お兄さんが出てきたね。いろいろ癖の強い面々で、後半動きが出てきてぐぐっと楽しめた。読了日:08月28日 著者:知念 実希人古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)の感想初読みの作家さん。幽霊話だった。もっと軽い「もののけの話」かと思ったら、意外と幽霊たちの雰囲気は怖い。穴からうなぎって想像するだけで怖いから・・・しかしそれを太一郎が成仏させるわけだが。本人も幽霊を怖がっているというのが良いのかも。そして猫も怖がっているのに猫になつかれるというのが面白い。シリーズになっているので、次も読もうか。読了日:09月01日 著者:輪渡 颯介パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)の感想記憶の改ざん。どんな真実があるのか読み進める。崇史側から書かれているが、智彦側から書かれたらどんなふうになるだろうなんて思った。麻由子を巡っての恋のどろどろだけど、麻由子はいっそはっきりしちゃったほうが良かったのではないかなあ。あちこちに昭和の香りがする話ではあった。今書いたらスマホだしいろいろ変わってくるんだろうなあ。読了日:09月11日 著者:東野 圭吾サークル 猟奇犯罪捜査官・厚田巌夫 (角川ホラー文庫)の感想がんさんの優しさと死神女史の仕事に対する情熱がよく分かる話だった。copyでは心臓をくり抜かれた遺体が発見された事件だった。これが12年前と30年前の未解決事件と類似していた。ということで、過去に二人が扱ったこの事件がここで書かれている。読了日:09月14日 著者:内藤 了中野のお父さん (文春文庫)の感想小話を読んでいるような軽い謎解きの短編。だが、「なるほど」と思わず手をたたきたくなるような謎解きなのだ。お父さんすごい!読了日:09月18日 著者:北村 薫夢探偵フロイト -マッド・モラン連続死事件- (小学館文庫キャラブン!)の感想悪夢を研究する。面白いことを考えるなあと思ったけど。今ひとつだったかなあ。過去の記憶のせいでみんなが同じ夢を見るのかなあ。でも、フロイト教授にはなにか秘密があるのね。ということで続きが出そうだねえ読了日:09月20日 著者:内藤了犬神の杜 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想今回は、結構ゾクゾクした。犬神がつくというのが怖い。春菜にも危機が。でも負けず嫌いだから^^)しらんぷりしらんぷりと心を落ち着かせようとする。偉いね、春菜♪しかし、やっぱり仙龍がそばに居てくれるのが一番だよね。そこもまたかわいい。曳屋の作業は実際に見てみたいものだなあ。かっこいいだろうなあ読了日:10月01日 著者:内藤 了花だより みをつくし料理帖 特別巻の感想やはり懐かしい人々のその後が読めて楽しかった。種市さんの落ち込んだり開き直ったり盛り上がったりが楽しい。小松原こと小野寺さんの奥様は意外な感じがしたけど、この夫婦も良い夫婦になっていくだろうなあ。一番心に残ったのはやっぱり野江と又次の出会いと信頼関係。又次が生きていればなあと思ってしまうが。しかし野江は大阪で新たな人生を歩んでいるのも嬉しい。最後に澪と源斎の話も良かった。食の進まないときは実家の味ね。読了日:10月07日 著者:髙田郁あやめ横丁の人々 (講談社文庫)の感想思わずこの横丁の地図を作ってしまった。「あやめ」のほんとうの意味がわかると、横丁の人たちがワケありだとわかる。もちろん、主人公の慎之介が横丁を出ていけるなんてラッキーなんでしょうね。伊呂波との淡い恋もかわいそうだったけど所詮は武士と町民、無理なのだろう。ちょっと最後は悲しい終わり方だったなあ。読了日:10月10日 著者:宇江佐 真理烏百花 蛍の章 八咫烏外伝の感想久しぶりの烏。楽しかったが、忘れている人もいたかも。松韻は、ん・・・?って思っちゃった。しかしいい話だった。ほかは若宮はじめ浜木綿、真すほの薄、澄尾、雪哉。澄尾と薄の話はいい感じに持っていってくれて、この先どうなるのかなと気になる。読了日:10月30日 著者:阿部 智里死神憑きの浮世堂 迷宮の戻り人 (2) (小学館文庫キャラブン!)の感想続きものなんだけど知らずに読んでしまった。前作でいろいろあったのねと思うけど、それがよくわからないから「なにがあったの~~?」と気になりつつ読み進める。ちゃんと最初から読まないとだめよね。それでも骸屋だとか、忘れ得ぬ者とか面白い世界観だし中村さんらしいと思って読んだ。シリーズでまだ続くかな。その前にちゃんと前作を読んでおかねば。読了日:11月25日 著者:中村 ふみ億男 (文春文庫)の感想友人が映画もみたし本も読んだと言って本を貸してくれた。ちょうどTVで「昭和元禄落語心中」を見ているのでこの小説の中の「死神」とか「芝浜」とか重なっちゃう。なんというか、哲学というか・・・お金はなくちゃ困るしねえ。宝くじ当たらないかなあって思うよ。読了日:11月26日 著者:川村 元気流転の海 (新潮文庫)の感想実家の母は宮本さんのファンでこのシリーズ全作揃っているので貸してもらうことにした。わー昭和だって思った。こういう男たちが日本を作ってきたんだなって思うのだ。身の回りにこういう人がいないが、このエネルギーはすごいと思う。サクサク読めて面白い。第二部も読むよ読了日:11月30日 著者:宮本 輝地の星 (新潮文庫―流転の海 第二部)の感想熊の故郷での話。ほんと、熊は頼られるとなんのかんのと言いながら面倒を見てやるのだ。男気があるということなのかもしれないが、ある意味退屈しのぎでもあるかもとちらっと思った。熊の一言はなかなか深い。戦争というのは人間を鬼畜にしてしまうとか、一線を越えたやつはまた必ず同じことをやるとか。運の悪い人間と付き合うと自分の運も悪くなるって。なかなか厳しい^^;)ところで、房江がキッチンドランカーになってしまった。これから大阪に戻ったらまた、彼女も変わるかな。読了日:12月05日 著者:宮本 輝森のなかの海〈上〉の感想再読。感想も書いていなかった。覚えているつもりだったが細かい部分を忘れていた。阪神大震災で逃げ出したが、そこから転がるように生活が変わっていく希美子。夫の裏切り離婚し、奥飛騨に住んでいる知人が亡くなり希美子が相続することになる。自分の息子二人と震災で両親をなくした三人姉妹、さらにその彼女たちを頼って来た10代の7人の女の子たちと暮らすことになる。展開が早くどうするのだろうかと先が気になって読み進める。ごった煮の家族。この先どうなるんだろうか。それにしても希美子の家族は父親も妹も頼りになるよね。立派すぎかも読了日:12月20日 著者:宮本 輝森のなかの海〈下〉の感想再読。上巻の娘たちのあれこれがどうなるんだろうか、みんなちゃんと自分の道を見つけられるのか、など気になっていたのだが、下巻はこの山荘の元の持ち主毛利カナ江の謎に関してがメイン。それもなかなか進まない(笑)ちょっと読むスピードが落ちる。それにしても希美子の息子たちはあんまり話の中に出てこなかったなあ、彼らだって環境も変わったしいろいろあったろうにねえ。もっと娘たちを中心に取り上げても良かったかなと思ったりもした。カナ江のロマンスも興味あったけど、上巻の面白さが薄まった感がして残念な下巻だったな読了日:12月28日 著者:宮本 輝読書メーター52冊読んだのね。今年もまた、面白い本に出会えるといいな。自分のペースでぼちぼちと読んでいきます。
2019.01.10
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『ブレードランナー』を見たので忘れないうちに2049を見直したのだ。しかし、感想は一度目に書いた文とかぶるところもあるのでその時の感想以外を書いておこうと思うブレードランナー2049 一度目の感想ネタバレありタイレル社が潰れたのは2022年に大停電が起き電子データがすべて破壊された。その原因がレプリカントと言われ製造禁止令が出たせいだ。2028年ウォレス社がタイレル社を買い取り新型レプリカントを発表した。ここでは寿命の話が出ないので4年の寿命というのは無くなったのだね。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Kとジョイ前も書いたけどKの孤独な生活が伝わってくる。レプリカントがレプリカントを狩るのだ。いやな仕事だ。そしてどのレプリも心の平安を得るために記憶を植え付けられている。唯一の慰めがバーチャルの恋人ジョイ。実際に触ることもできないが彼女の優しさがうれしい。ジョイがオレンジの髪の街娼に体をシンクロさせ、Kと肉体関係を持つのだが(たぶん)、このシーンがうまいね。シンクロしているのでジョイだったりオレンジの髪の女だったり微妙に映像がずれたりして。そこまでKを愛しているんだねって、ジョイの気持ちを思うとかわいそうになる。しかしね、あとで街の広告に巨大なジョイが出てくるのだ。ジョイというのは普及品で、買った主人に対して皆が同じような愛情を見せるのではないかと思うのだ。Kのジョイだけが特別な感情を見せてくれたわけではないのかもしれない。そうだとしたら、Kはやっぱりかわいそう・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~そして、デッカードだ。廃墟のようなラスベガスに居たんだねえ。デッカードはウォレスの部下のラヴに捕まってウォレスのところに連れて行かれる。もちろん、生まれた子供の居場所を吐かせようとして。ただ、デッカードは全く知らなかった。むしろ知らないほうがレイチェルも子供も安全であると言うことで、探すこともしなかった。ここで、口を割らせようとレイチェルのレプリを連れてくる。もちろん新たに作った偽物のレイチェルだ作ろうと思えば同じものをいくらでも作れるわけなんだね。ウォレスは言うのだ「レイチェルに会ったのは仕組まれていたのじゃないか。彼女に夢中になるように仕組まれていたのではないか?それは愛か、計算され尽くしていたことか?」デッカードは「何が本物かわかる」と。そして「レイチェルの瞳は緑だった」と言う。それを聞いてラヴは偽物のレイチェルのレプリカントを撃ち殺してしまう。ラヴさん怖い・・・そうそう、ウォレスもラヴもレプリカントだよね。もうレプリカントが奴隷のように働く社会ではないということでしょう。レプリカントが人間を牛耳る時代も目の前なのかも・・・・「ブレードランナー」でデッカードがレプリカントかどうか、って匂わせる感じもあったけど、今回はレイチェルとの出会いでさえ仕組まれたものではないかというのだよね。二人の間に子供を作らせようとタイレル社は考えていたんだろうか・・・?人間とレプリカントの子供なのか、レプリカント同士の子供なのか?さてどっちなんだろう?それとも本当に偶然のなのだろうか?その後デッカードをラヴが彼の故郷に連れて行こうとするんだけど、途中でKがデッカードを助けようと攻撃してスピナーが海に落ちちゃうんだよね。デッカードは手錠されていて身動きできず!水中でのKとラヴの死闘が続くどんどん沈んでいくスピナーデッカードが溺れそうだよ~今回デッカードのアクションは殆ど無いけど体を張っているといえば張っているのだしかしすごいことを考えたなあって思う。レプリカントに子供が生まれる。ますます、人間ってなんだ?ってこうやってなにかDNAや細胞から人間を作り出すことができるとして、人間は人間だよね?ただここで、旧型レプリカント(レイチェルと同じ)のフレイザが言う「大義のために死ぬのは最も人間らしい」ってね。大事な言葉なんだろうけど、ワタシ的にはあんまり響かなかった(すんません)実際にはこの「大儀のため」といって、いろんな悲劇が起きる現実があるしさ。でもKはその言葉を胸にデッカードを助け戦い、デッカードを娘に会わせる。ちなみに子供は女の子で(もう30歳)レプリカントの記憶を作る記憶作家。彼女のいるステリン研究所に連れて行くわけだ。で、Kは実は戦いで傷ついていてその研究所の外で倒れる(多分亡くなったのだろうと思うが)というラストなのだった自分はもしかしたらただのレプリカントではなく、特別なレプリカントかもしれないって思ったこともあったのに。でもどのレプリカントも「自分だったら」と願っていた。
2019.01.09
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年末、子供が借りてきた『ブレードランナー』のDVDを見ておりました。「オリジナル」と「インターナショナル上映版」(ヨーロッパ・日本で上映されたもの)と「ディレクターズカット/最終版(1992年)」が入っているやつですよ。もちろん全部見てみました。☆ブレードランナー☆(1982)こちらオリジナル版ですね。リドリー・スコット監督ハリソン・フォード・・・・・・・・・・リック・デッカードルドガー・ハウアー・・・・・・・・・・ロイ・バティー(レプリカント)ショーン・ヤング・・・・・・・・・・・レイチェル(レプリカント)エドワード・ジェームズ・オルモス・・・ガフ(ブレードランナー)ダリル・ハンナ・・・・・・・・・・・・プリス(レプリカント)ジョアンナ・キャシディ・・・・・・・・ゾーラ(レプリカント)M・エメット・ウォルッシュ・・・・・・ブライアント(上司)ウウィリアム・サンダーソン・・・・・・J・F・セバスチャンジョー・ターケル・・・・・・・・・・・エルドン・タイレル 植民惑星から4体の人造人間=レプリカントが脱走した。彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、地球に潜入したレプリカントたちを追うが……。近未来を舞台にしたSFサスペンスで、その卓越した近未来描写により、多くのファンを持つカルト作品。P・K・ディック原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のもつ現実と夢の混交はもちろん、シチュエーションからくるアクション性よりも、主演のフォードを喰う存在感を見せつけた、ハウアー扮するレプリカントの最後の独白が更に強い印象を残す。10年後に、スコット自ら手を入れた「ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版」が公開。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~このポスターには2020年って書いてあるけど、お話は2019年に変更されているんだよね。なので、4年の寿命の話のときに計算が合わなくなっちゃってるけど・・(笑)あとで『ブレードランナー2049』も見ようと思ったので、しっかりと見たよ。2049を見る予定があったら、まずこちらを見て復習してからのほうがいいと思う。以下ネタバレありですそうそう、字幕版よりも吹き替えのほうがわかりやすかった。このオリエンタルな街の様子は、日本人として親近感もわくし色んな所をチェックしちゃう。面白かったよ。当時(今も時々?)描かれる中国風着物を着たゲイシャとか、スシとフジヤマというへんてこな日本じゃないよね。割と、まっとうな日本だと思うけど。まあ、オリエンタルであって日本ではないわけだけどね。香港をベースとして作られた下町の様子なんだけど、下町の雑踏シーンで日本語の話し声が聞こえてきたり、屋台の親父が日本語を喋ったり。また、インパクトのある『強力わかもと』のネオンや『烏口』なんて書いてある看板、壁の落書き。あ、もちろん酸性雨の降る未来の世界なので傘をさしている、その傘が蛇の目傘だったりしてね~。(2049ではビニール傘になってるね)透明のレインスーツ(雨かっぱ)は、蛇使ったダンスをするゾーラがレインスーツを着て逃げるんだけど、他には誰も着てなかったような気がするのね。(2049でもかっぱが出てくるよ、ラブが着ていたかな)そんな物を探したりする楽しみもある。しかしこの映画は興行的失敗だったのかあ。暗い未来は派手なアクションSFを望むお客に敬遠されちゃったのでしょうね。エイリアンの監督だもんね。でもカルト的な人気で今なお色褪せない映画になっているよね。この世界観や映像は、その後の多くの映像やアニメに影響を与えているんだなあってよく分かるもの。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~オリジナル版とインターナショナル上映版の違いは、残酷なシーンを二箇所入れるか入れないか。ロイがタイレル博士の両目に指を突っ込むシーンを見せるか見せないか。ロイがデッカードを追いかけるとき自分の手の平に釘を貫通させるシーンを見せるか見せないか。どっちもロイ絡みですね。ディレクターズ・カット版はラストが違うね。オリジナルやインターナショナル版はデッカードの「レプリカントの寿命は4年だがレイチェルに寿命はない」という台詞が入るの。かなり親切というかハッピーな感じ。二人で空飛んで逃げていくしね。頑張って幸せになってね~~って思うディレクターズ・カット版はガフの折り紙を見つけて、エレベーターに二人で乗り込むシーンで終わる。レイチェルと二人で逃げるんだろうなって、わかるけどその先どうなるんかいなあって見ているものに委ねているわけよね。それから、監督の一番変えたかったのはデッカードのことだよね。デッカードがユニコーンの夢を見るシーンを入れ、ラストにガフが作ったユニコーンの折り紙と結びつけて「デッカードの夢の内容を知られている」つまり彼の記憶は植え付けられたもの=デッカードはレプリカントだよっていうことになっている、らしい。私は、デッカードは人間だと思ってみていたんだけどねえ。そう言われると、それもありなのかと・・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~このブレードランナーでレプリカントが望んでいたのは、4年しかない寿命をなんとかしてほしいということだった。最終的にやっぱりレプリカントを作ったタイレル博士しかその問題を解決できないということになって、レプリカントのリーダーのロイ・バティーがタイレル社に乗り込もうとするのだ。なかなか接触できないタイレル博士なのだが、タイレル博士とチェスの対戦しているJ・F・セバスチャンのおかげでなんとかタイレルと会う。しかし、タイレルは寿命を伸ばすことはできないといい、寿命をまっとうするように言うのだ。そして、ロイは怒りタイレルを殺す。デッカードはプリスの居所を見つけ、彼女と戦う身軽な動きの彼女は強いのだ。なんとか、彼女との戦いに勝ったけれども。その後、帰ってきたロイと戦うことになる。戦闘用レプリカントのロイは強くてね。ロイはいくらでもデッカードを殺すことができたと思うのよ。しかし建物の出っ張りにつかまり落ちかかったデッカードを助け上げたのだ。そして、彼は寿命が来て亡くなる。ふたりとも、デッカードを殺せそうなのに殺さないんだなあって思った。レプリカントが反乱を起こしたぐらいだから、人間を殺してはいけないというプログラムを植え込むということはしてないと思うよね。ロボットとは違うから・・・。実際、映画の最初に出てきたレプリカントのリオンはホールデンというブレードランナーを銃で撃ったし、デッカードにも銃を向けた。デッカードを救ってくれたのはレイチェルなんだけどね。ほとんど人間だし、人間とレプリカントの違いってなんだ?ってことになる。レイチェルは可愛いねえ。ショーン・ヤングと、プリス役のダリル・ハンナはこの映画に出てから、売れ始めたみたいね。レイチェルの髪型クラッシックで面白い。タイレル社から逃げ出してから髪の毛おろしちゃうんだけどね。それもかわいいよ。あ、そうそう、この撮影の時ハリソン・ファードと仲悪かったんだってね~。もちろん、画面からはそれは感じないけどね。 ロイとプリスロイ役のルトガー・ハウアーがかなり、印象深い。平和の象徴の白い鳩を手に独白するシーンね。彼のアドリブだということも今回知った。~~~~~~~~~~~~~~~~~~なるほどね、こういう映画だったか。時々、ん?って思うつじつまの合わないことや雑なところもあるけど、映像や世界観が面白い。やっぱりしっかり見たことがなかったこともわかり、今回見れてラッキーだった。
2019.01.09
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久々に中島監督の映画、見てきました。原作『ぼぎわんが、来る』も読みましたが、ちょっと前に読んだのでおぼろげな記憶。「霊媒師の姉妹がいたよね~」とか「ぼぎわん怖いよね」といった記憶(笑)☆来る☆(2018)中島哲也監督岡田准一・・・・・野崎黒木華・・・・・・田原香奈妻夫木聡・・・・・田原秀樹小松菜奈・・・・・比嘉真琴松たか子・・・・・比嘉琴子青木崇高・・・・・津田柴田理恵・・・・・逢坂セツ子恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~妻夫木くんが家の廊下にたくさんの水を入れた器を並べ恐怖におののきながら携帯で会話している何が彼に起こったのだろうか?何をしているんだろうか?その後過去に戻り秀樹の実家でのシーンなどがあり、結婚式もあり・・・幸せな結婚式のシーンなどかなり前半長いかな。それから香奈が妊娠し、秀樹は大喜び「パパブログ」を開設し、幸せいっぱいって感じ。先輩パパとして尊敬されたりするしね。しかし、秀樹には時々なにか不安にさせられる幼い頃の記憶があるんだよね~。そこに会社の後輩の不審な死、何かが起きている・・・妻夫木くんは、こういう一見幸せな人役ってうまいよね。黒木華はいろんな役ができる女優だねえ。安定しているわ。小松菜奈、髪の毛ピンクで入れ墨していて・・可愛いところもあって。良いじゃないですか。松たか子さんは、「告白」のときより更に強い役ですねえ。嫌いじゃないですよ。また意外とおいしい役だったのが柴田理恵さんではないでしょうか。そうそう、子役の子。泣き叫ぶシーンも多いし、怒鳴られるシーンもあるし本当に演技なんだろうかってなんだか心配になっちゃった。トラウマになってないかな・・・?以下ネタバレありですよ。↓小説は3つの章に分かれている。映画も前半の妻夫木くんの夫からの話。次に妻の黒木華ちゃんの話。最後に霊媒師姉妹の戦いとなるわけだ。気の毒なのは後輩の部下だよね。会社で田原にお客を取り次いだだけで、『何か』にやられちゃったのだから。お客が『何か』だったからだけどねえ。しかしねえ、歯型が体についていて『かじられちゃった』んだけど、それがあんまりよくわからなかったな。話にかじられたって出てくるだけでね。もっとホラーとしては「かじられた部分」を見せるべきでは?まあ、どんどん衰弱していく後輩は見せていたよね。それと同じ症状は津田も。彼も『なにか』に襲われたんだろうか。そういうシーンはなかったと思ったけど。ま、いいか、彼も『嘘』にまみれていたものねブッキーの死に様は、お~~!!怖!って思う彼に同情していると、次の章で香奈の話になる。香奈が夫に対してどんな不満を持っていたのかってわかるのよ。自分勝手でさもイクメンパパってふりをしているけど、それはみんな『嘘』秀樹が死んでどんなにホッとしたかって!そうはいっても母子二人の生活は苦しいなのに、今度は娘の知紗が狙われているみたいだ。香奈が娘を虐待しているのではないだろうかと思うシーンもあるよね。一人で一生懸命子供との生活を守ろうとしているけど、大変そうなんだよね。そしてどんどん死んでしまうんだけど、やっぱり母親の香奈もやられちゃうんだよ。トイレで血みどろですね・・・怖いですよ~それから、霊媒師の琴子がこの『なにか』と戦うことになるのです。『なにか』というのが小説では『ぼぎわん』というのですが、映画では最初の方にちょっと出てくるだけです。「ぼぎわんに名前を呼ばれても返事をしてはいけない」というのは、小説では出てきたけど映画では出なかったかな~~??それで、ぼぎわんの姿は、出ません最後の戦いで出るのではないかと期待したのですが、結局はっきりしたものはなかったですよね。小説の方では私は確か『口のおばけ』みたいなものをイメージしました。ほら、亡くなった人はみんな歯型がついているし・・・なので、これが映像になったらどんなふうになるんだろうかとちょっと期待したんですよねえ。その点が残念でした。最後の戦いのシーンは神教から仏教、何やらわからないけど密教とかいろんなお祓いをする人が集結し、琴子がその力を受けながらぼぎわんを呼び込んで戦うのです。そこでは野崎(岡田准一)の心にある苦い思い出、罪の意識、そんなところもぼぎわんに攻められます。昔の恋人に子供を堕ろさせたことが今でも、彼を苦しめているのですよね。ぼぎわんは人間の心に潜む罪の意識とか、弱さ、醜さ、嘘、そんなものに呼ばれてくるのでしょうかね。ここでは特に家族ですね。夫婦、親子、まあね~昔からそしてこの先もずっと揉め事は尽きないでしょうしね。ということは、ぼぎわんはこの先もどこかに来るのでしょうか。私は霊媒師琴子の力を信じているので、うまくお祓いができたと思うのですけど、さて、どうなんでしょうねえ。そんなわけで、『わっ!』『ビクッ!』とする怖さはなかったが足元からゾクゾクッとする怖さはちょっと味わえました。ただ、ホラー好きからしたら物足りないかもしれないですねえ。そして、『オムレツの国』で中島監督らしいわって思いましたよ(笑)ポップなところがね♪~~~~~~~~~~~~~~~小説ぼぎわんが来るの私の感想「ホラーはイメージをふくらませると怖さが増大する。なので、あんまり想像を膨らませないようにして読んでみた(笑)今回映画化されるということで映像で見たらどんな怖い「ぼぎわん」になるのだろうか?インパクトありそうだ。そして、やっぱりこういう恐ろしいものは結局人間が作り出すのだね。」と書いてありました(笑)
2018.12.13
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11月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:899ナイス数:60死神憑きの浮世堂 迷宮の戻り人 (2) (小学館文庫キャラブン!)の感想続きものなんだけど知らずに読んでしまった。前作でいろいろあったのねと思うけど、それがよくわからないから「なにがあったの~~?」と気になりつつ読み進める。ちゃんと最初から読まないとだめよね。それでも骸屋だとか、忘れ得ぬ者とか面白い世界観だし中村さんらしいと思って読んだ。シリーズでまだ続くかな。その前にちゃんと前作を読んでおかねば。読了日:11月25日 著者:中村 ふみ億男 (文春文庫)の感想友人が映画もみたし本も読んだと言って本を貸してくれた。ちょうどTVで「昭和元禄落語心中」を見ているのでこの小説の中の「死神」とか「芝浜」とか重なっちゃう。なんというか、哲学というか・・・お金はなくちゃ困るしねえ。宝くじ当たらないかなあって思うよ。読了日:11月26日 著者:川村 元気流転の海 (新潮文庫)の感想実家の母は宮本さんのファンでこのシリーズ全作揃っているので貸してもらうことにした。わー昭和だって思った。こういう男たちが日本を作ってきたんだなって思うのだ。身の回りにこういう人がいないが、このエネルギーはすごいと思う。サクサク読めて面白い。第二部も読むよ読了日:11月30日 著者:宮本 輝読書メーター宮本輝さんの「流転の海」を読み始めると主人公の熊吾のエネルギーに圧倒される。戦争で焼け野原になった大阪で自分の会社を再建するが、50にしてはじめて授かったの息子のために田舎に引っ込むことを決意する。自分のこれからは子供を二十歳まで育て上げることのためにあるのだと心に決めるのだ。彼は心根が優しい。しかも面倒見がいい。しかしだ、自分の妻や愛人に暴力を振るうDV男でもある。男の甲斐性とかそんなことで許される時代だったのかもしれないけど、なんともそこはこの熊吾を許せない。しかも、妻の房江はそんな暴力に怯えながらも耐え熊吾を愛しているのだ。こういう男が、実は社会で力を持っていて・・・ってよくある話ってことかしら。ただ、その点をのぞくと彼のアンテナの高さとか人を見る目の確かさとか魅力があるのだ。妻の房江の生い立ちは気の毒で、幸せになってねって思う。熊吾が幸せにしてあげてほしいものだ。さて、第二部読み始めました。田舎での暮らしだが、次から次へと熊吾が乗り出さざるを得ない事が起きる。おもしろい。
2018.12.06
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☆ボヘミアン・ラプソディ☆(2018)ブライアン・シンガー監督 ラミ・マレック・・・・・・ フレディ・マーキュリー グウィリム・リー・・・・・ ブライアン・メイ ベン・ハーディ・・・・・・ ロジャー・テイラー ジョセフ・マッゼロ ・・・・ジョン・ディーコン ルーシー・ボーイントン・・・ メアリー・オースティン 伝説のバンド“クイーン”の栄光と知られざる苦闘の物語を、リード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーの短くも壮絶な人生を軸に描き出した感動の音楽伝記映画。バンド・メンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力の下、バンドの誕生から、今なお語り継がれる“ライヴ・エイド”での奇跡の復活までが、全編を彩るクイーンの名曲の数々をバックに、自らのコンプレックスと格闘し続けたフレディ・マーキュリーの愛と孤独とともにドラマチックに描かれていく。主演はTV「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレック。共演にルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。なお実際には、ブライアン・シンガー監督は撮影最終盤に降板しており、製作総指揮にクレジットされているデクスター・フレッチャーが後を引き継ぎ完成させた。 複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』が完成する。しかし6分という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受けるフレディたちだったが…。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~映画になったと聞いたとき、なんでいま?と思ったのですよ。でも、やっぱり気になって見に行っちゃった。クイーンは私の中で「どストライク」ファンクラブに入っていたし~~コンサート見に行ったし!!ただし、初期の頃のこと。後半1985年の「LIVE AID」は、TVでちらっと見たような気がするけどという程度。なのでフレディが亡くなったのも後から知ったのだ。しかし、クイーンって日本で火がついたと思うんだよね。ビジュアル的なものも女の子ウケしたけど、やっぱりロックといったら『男臭いもんでしょ』っていうのを覆してくれたものクイーンでしょう。今度の映画にコンサートツアーのシーンもあったけど、もしかして日本とか出るのかなって思ったけど、出てこなかったよ(笑)フレディの伝記的なものなので、どうしてもフレディが気になる彼を演じたのはラミ・マレック最近あんまり映画見てないので、この人だれ?って感じ。この顔がフレディの顔になるのよね・・・・まあ、顔を似せるのは難しい。ラミ・マレックのほうが目が大きいよね。そして歯を強調しすぎだよ(入れ歯をして作り込んで強調している)しかし、歩きかたから歌うときの仕草、多分、細かい癖まで作り込んでフレディになりきっていたようだ。後の仲間、ブライアン・メイもジョン・ディーコンもよく似ている。特に、ディーコンが似ているなあ。ロジャーはね、もっと実際のほうが可愛かったよ(笑)そしてファンとしては、やっぱり歌ですよ。フレディが歌っているものを使っているのだろうけど、ステージで歌うシーンなどはラミ・マレックが歌っているのかしらねえ?そっくりだと思う。違いがわからない・・「LIVE AID」のシーンが、実際のライヴとそっくり。作り込みがすごくてびっくりだった。フレディが病気を仲間に告白してからのステージなので、曲の一つ一つが彼の気持ちを表しているようで思わず、ホロリと涙目になる。でも、コンサートを楽しみたいとも思う。ライブに来ているお客の一人となってあの場にいたいと思う。フレディの知らなかった苦悩と苛立ち不安、そんなものを伝記だから見せているね。しかし、やっぱり彼はたぐいまれな才能の持ち主だったんだなあ。見終わると、残されたクイーンのメンバーがフレディの姿を残しておきたいと思ってこの映画を作ったのだろうかって思うのだった。確かフレディが亡くなったのは1991年11月24日。命日が近いな・・・クイーンのアルバムを引っ張り出して聴いている
2018.11.14
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10月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1353ナイス数:57犬神の杜 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想今回は、結構ゾクゾクした。犬神がつくというのが怖い。春菜にも危機が。でも負けず嫌いだから^^)しらんぷりしらんぷりと心を落ち着かせようとする。偉いね、春菜♪しかし、やっぱり仙龍がそばに居てくれるのが一番だよね。そこもまたかわいい。曳屋の作業は実際に見てみたいものだなあ。かっこいいだろうなあ読了日:10月01日 著者:内藤 了花だより みをつくし料理帖 特別巻の感想やはり懐かしい人々のその後が読めて楽しかった。種市さんの落ち込んだり開き直ったり盛り上がったりが楽しい。小松原こと小野寺さんの奥様は意外な感じがしたけど、この夫婦も良い夫婦になっていくだろうなあ。一番心に残ったのはやっぱり野江と又次の出会いと信頼関係。又次が生きていればなあと思ってしまうが。しかし野江は大阪で新たな人生を歩んでいるのも嬉しい。最後に澪と源斎の話も良かった。食の進まないときは実家の味ね。読了日:10月07日 著者:髙田郁あやめ横丁の人々 (講談社文庫)の感想思わずこの横丁の地図を作ってしまった。「あやめ」のほんとうの意味がわかると、横丁の人たちがワケありだとわかる。もちろん、主人公の慎之介が横丁を出ていけるなんてラッキーなんでしょうね。伊呂波との淡い恋もかわいそうだったけど所詮は武士と町民、無理なのだろう。ちょっと最後は悲しい終わり方だったなあ。読了日:10月10日 著者:宇江佐 真理烏百花 蛍の章 八咫烏外伝の感想久しぶりの烏。楽しかったが、忘れている人もいたかも。松韻は、ん・・・?って思っちゃった。しかしいい話だった。ほかは若宮はじめ浜木綿、真すほの薄、澄尾、雪哉。澄尾と薄の話はいい感じに持っていってくれて、この先どうなるのかなと気になる。読了日:10月30日 著者:阿部 智里読書メーター今回はどの話も面白かった。『花だより みをつくし料理帖 特別巻』は、ひさしぶりに澪たち、懐かしい人々の様子を見ることができて嬉しかった。感想でも書いたがやっぱり、「野江と又次」だよね。しみじみしてしまう。『あやめ横丁』は、作者がファンタジーと言っていた。江戸にこういう横丁はなかったそうなので。そして、主人公が事件を起こして身を隠すことはあったかもしれないが、当主になるなんてことは実際にはなかったのかもしれない。地図を書いたのは本当。銭湯の横に何屋さんがあってとか、どこに長屋があったのかとか書き込んでいくのが楽しかった。宇江佐 真理さんの本をもうちょっと読んでみたいと思っている。『烏百花 蛍の章 八咫烏外伝』は半年ぐらい待っていた本。図書館にリクエストして、忘れた頃に来たのだ。でも、読めてよかった。面白かった。一番最初の「真すほの薄と澄尾の話」は、「うんうん、こんな二人の感じね^^)」と読んでいたのだがこれが一番最後に再び二人の話が出てきて「なるほど~~」と思うのだ。うまいね~。私が思い出せなかった松韻の話は、これから又本編で出てくるかもという話も聞いたので楽しみにしている。相変わらず、一気に本を読めない。実家の母が『最近は一回読んでも染み込んでこないので、二度は読む』という。実家の母は92だが・・・私ももう一度読んでみたい本が増えてきた。読んだのに忘れている本も多いしね~~(残念)大体ブックオフに売ってしまうのだが、まだ手元にある本をもう一度読んでみようかなあって思っている。
2018.11.05
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9月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1303ナイス数:84古道具屋 皆塵堂 (講談社文庫)の感想初読みの作家さん。幽霊話だった。もっと軽い「もののけの話」かと思ったら、意外と幽霊たちの雰囲気は怖い。穴からうなぎって想像するだけで怖いから・・・しかしそれを太一郎が成仏させるわけだが。本人も幽霊を怖がっているというのが良いのかも。そして猫も怖がっているのに猫になつかれるというのが面白い。シリーズになっているので、次も読もうか。読了日:09月01日 著者:輪渡 颯介パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)の感想記憶の改ざん。どんな真実があるのか読み進める。崇史側から書かれているが、智彦側から書かれたらどんなふうになるだろうなんて思った。麻由子を巡っての恋のどろどろだけど、麻由子はいっそはっきりしちゃったほうが良かったのではないかなあ。あちこちに昭和の香りがする話ではあった。今書いたらスマホだしいろいろ変わってくるんだろうなあ。読了日:09月11日 著者:東野 圭吾サークル 猟奇犯罪捜査官・厚田巌夫 (角川ホラー文庫)の感想がんさんの優しさと死神女子の仕事に対する情熱がよく分かる話だった。copyでは心臓をくり抜かれた遺体が発見された事件だった。これが12年前と30年前の未解決事件と類似していた。ということで、過去に二人が扱ったこの事件がここで書かれている。読了日:09月14日 著者:内藤 了中野のお父さん (文春文庫)の感想小話を読んでいるような軽い謎解きの短編。だが、「なるほど」と思わず手をたたきたくなるような謎解きなのだ。お父さんすごい!読了日:09月18日 著者:北村 薫夢探偵フロイト -マッド・モラン連続死事件- (小学館文庫キャラブン!)の感想悪夢を研究する。面白いことを考えるなあと思ったけど。今ひとつだったかなあ。過去の記憶のせいでみんなが同じ夢を見るのかなあ。でも、フロイト教授にはなにか秘密があるのね。ということで続きが出そうだねえ読了日:09月20日 著者:内藤了読書メーター気がつけば10月。台風が続けてきたりここのところ異常に暑いし、体がついていきませんわ。でも、木の葉は色づき始めているものねえ。今回、この中で、面白かったのは~~~ん~~「古道具屋 皆塵堂」かなあ。「サークル」はメインの話にも関係するから読んでおかないとね。がんさんと死神女史の信頼関係がいいよね。
2018.10.08
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8月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1174ナイス数:32むすびつき しゃばけシリーズ17の感想シリーズが出ると読むという習慣になっている。今回は若旦那の前世が見えたりして、人間と妖怪の時間の違いを感じさせるところもある。輪廻転生と言っても自分の願っているものに簡単になれるわけではないのよねえ。読了日:08月05日 著者:畠中 恵キッチン風見鶏 (ハルキ文庫)の感想森沢さんの作品は優しい気持ちになりますね。登場人物のパートを替えながら話が進む。冒頭の話がラストにそうなるとはね。読了日:08月13日 著者:森沢明夫九十歳。何がめでたいの感想昔を懐かしみ、今のせちがらさを嘆いたり怒ったり、元気な佐藤さん。きっとこうして遠くからお話を聞いているのが(読んでいる)いいんだろうなあ(笑)言いたいことが言えないならノートに書いてぶちまける、発散して軽くなる!これは良いと思います。読了日:08月22日 著者:佐藤愛子神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)の感想面白かったのだけど、最初なかなか乗り切らずこの作者とは相性が悪いのかと思った。実は鷹央さんのシリーズも読み切れないでいるもので・・・今回お兄さんが出てきたね。いろいろ癖の強い面々で、後半動きが出てきてぐぐっと楽しめた。読了日:08月28日 著者:知念 実希人読書メーター暑い暑いと言っていたら、ここに来てぐっと涼しくなりました。その間に台風の被害や地震の被害、本当に「今までにない」ことが起きるのですね。被害に合われた方々が早く普段の生活に戻れると良いのですが・・・どこで起きても不思議ではありませんよね。人間の時間なんてホント短くて、地球の時間のスパンでいろいろと起きるのだろうかと思うのでした。そして、8月の本はなんとか4冊どれも気楽に読める本かな。しゃばけシリーズは習慣になっているのでつい買って読んでしまう。このシリーズもどうやって終わらすのか、そろそろ考えどきかもしれないね。
2018.09.13
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☆オーシャンズ8☆(2018)ゲイリー・ロス監督 サンドラ・ブロック ・・・・・・・・デビー・オーシャン ケイト・ブランシェット・・・・・・ ルー・ミラー アン・ハサウェイ ・・・・・・・・・ダフネ・クルーガー ミンディ・カリング ・・・・・・・・アミータ サラ・ポールソン ・・・・・・・・・タミー オークワフィナ・・・・・・・・・・ コンスタンス リアーナ ・・・・・・・・・・・・・ナインボール ヘレナ・ボナム=カーター・・・・・ローズ 犯罪界のカリスマ、ダニー・オーシャンを兄に持つデビー・オーシャンは、刑務所での務めを終え仮出所を果たすや、5年8ヵ月の服役中に練りに練った計画を実行に移すべく右腕ルーとともにその道のプロたちに声をかけ、最強の犯罪集団、新生“オーシャンズ”を結成する。狙うは世界最大のファッションの祭典“メットガラ”でハリウッド女優ダフネが身につける1億5000万ドルの宝石。しかし会場には防犯カメラが1ミリの隙もなく張り巡らされ、至る所で屈強な男たちが目を光らせている。その上、祭典の模様は全世界に生配信されることになっていた。そんな到底実現不可能と思われる前代未聞の計画に、緻密かつ大胆不敵に挑んでいくデビーとその仲間たちだったが…。<allcinema>さんより豪華な女優陣可愛かったわあ~~アン・ハサウェイ♪今回一番良い役回り?だったような気がする。サンドラ姉さん、こういう役は好きよねえ。ジョージ・クルーニーの妹役って似合ってるかも。ケイト・ブランシェットはりりしい役。ワタシ的にはちょっとりりしすぎって感じなんだけどねえ。ヘレナ・ボナム=カーターも、ちょっとコミカルなこんな役、お得意だから安心してみていられる。他にリアーナも天才的ハッカーって役で活躍サラ・ポールソンってよく知らなかったんだけどTVドラマで活躍しているのね。ここでの仕事はきっちりと重要でしたよ。ミンディやオークワフィナ、初めてさんの女優さんだったけど良かったよ。ストーリーはオーシャンズシリーズを継承してアクションよりも頭脳戦での泥棒ですよ。オーシャンズらしいって感じかな。メトロポリタン美術館で行われるファッションの祭典なんで、やっぱり衣装が見どころ。展示されているドレスも見どころだねとにかく豪華で華やかで、楽しい。デビーが刑務所から仮出所してくるんだけど、その出てくる衣装が(入ったときの服なんでしょうけど)またえらく派手でねえ。化粧もバッチリして「さて、行くぞ!」って気合もバッチリ。その後の行動が「やってくれるな」というワクワク感のある出だしです。その後、人員探しのシーンはまあスピードが落ちちゃうんだけどね。ちょっと眠くなっちゃった(笑)あんまりドタバタはないんだけど、時々くすって笑えるところはある。うまく宝石を持ち出すことができるのか?っていうだけの話で終わりだったら、丸かバツかだけになっちゃうといえばそうなんだけどね。本番のうまい具合なハラハラもスピードもあり盛り上がる。そしてその後の盛り上がりもあるので楽しい。女優陣ばかり目が行くけど、デビーの昔の彼氏クロードとか保険調査員とか、そうそうオーシャンズでもおなじみの中国人の軽業師とか活躍するわよ。また、カメオ出演が多いらしい。私、あんまりわからなかったけど、ケイティ・ホームズはアン・ハサウェイのライバル女優みたいな感じでちょっと出たから「おお?」ってわかったよ。あとはねえ後からヴォーグ編集長アナ・ウィンターとかテニスのシャラポワとかいたらしいっす。探してみると楽しいね。
2018.08.22
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昨日37.8℃、お盆過ぎての最高気温今日もきっとそれくらいになりそう。青空が痛い!台風2個はしんどすぎるね☆ルイの9番目の人生☆(2015)アレクサンドル・アジャ監督ジェイミー・ドーナン・・・・アラン・パスカルサラ・ドガン・・・・・・・・ナンシー・ドラックスエイデン・ロングワース・・・ルイ・ドラックスオリヴァー・ブラッド・・・・Dr.ペレーズアーロン・ポール・・・・・・ピーター・ドラッグス リズ・ジェンセンによる世界的ベストセラー『ルイの九番目の命』を「マニアック」「ホーンズ 容疑者と告白の角」のアレクサンドル・アジャ監督で映画化したミステリー・サスペンス。9歳の誕生日に崖から転落して昏睡状態に陥った少年の数奇な人生と、その裏に隠された切なくも驚愕の真相をミステリアスかつファンタジックに綴る。出演は少年ルイ役にエイデン・ロングワース、その母ナタリーにサラ・ガドン、ルイの担当医パスカルにジェイミー・ドーナン。 9歳の誕生日に両親とピクニックに出かけた少年ルイが崖から落ちて昏睡状態に陥る。彼はこれまでにも生死に関わる大事故を8度も経験していた。さらにルイの父ピーターは現場から行方不明となってしまい、美しき母ナタリーのもとにも謎の警告文が届くようになる。そんな中、ルイを担当することになった著名な小児神経科医アラン・パスカルは、この少年を巡る謎を解き明かすべく、自ら調査に乗り出すのだったが…。<allcinema>より~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~サスペンス・ミステリー、一瞬ホラーかと思う部分もあり。生まれたときから何度も死にかけるような「事故多発少年」ルイ優しそうな母親は「猫は8つの命があるというわ。あなたはもう8つも命を使ってしまった。もうこれ以上使わないで」と願っている。そんなある日別居していた父親と一緒に出かける。ルイの誕生日のお祝いだ。海辺で家族揃ってピクニック。しかし、そこで事件が起きた。ルイが崖から落ち、その時父親のピーターも姿を消してしまった。死んだと思われたルイは検視しようとして息を吹き返した。しかし、昏睡状態だ。ルイの担当になったのが、アラン・パスカル。ルイの意識が戻らないかと母親から話を聞く。そこから、ルイがカウンセラーに通っていたことを知る。カウンセラーの先生がペレースペレースとのカウンセリングの様子もちょこちょこ挟まれる。なかなか、ルイは一筋縄ではいかない子供・・かな。ルイが学校に馴染めず、また次々と事故に合うその原因をカウンセリングで探そうということなのだが。ペレースはもしかすると父親が虐待しているのではないだろうか、とか自傷行為もあるのではないだろうかとか、考えたりする。そして、母親ナンシーのもとに不可解な手紙が届く。内容は「ナンシーとやっちゃダメ」というような手紙で差出人はルイとなっているが、ルイは昏睡状態だ。ナンシーはモテるんだね。アランも、ナンシーの魅力に参っちゃったみたい。この事件を捜査している女刑事ダルトンも、「ナンシーとやっちゃダメよ。せめてピーターが見つかるまではね」っていうんだよね。それだけ、アランがナンシーに惹かれているのが周りにもバレバレってことね。あ、ちなみにアランは結婚してます。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~昏睡状態のルイの夢の中なのかなと思うシーンや、パパとシーワールドに行ったこと、セラピーの様子などが差し込まれ次第にルイの身に起こったことが解き明かされていく。ルイの夢に出てくる海底人みたいなのが、どんな関係があるのか手紙は誰が書いたの?ピーターはどこに行ったの?ルイは目が覚めるの?などなど、気になるね。~~~~~~~~~~~~最後の解決方法は、そりゃなんとも・・・って感じだけど。→ネタバレきっかけはアランが夢遊行動をして処方箋を殴り書きしたこと。その文字が変な脅迫文の文字だったため。またペレースは脅迫文を読んで「これはルイが書いたものだ」と言っていた。そこでペレースによってアランに催眠術をかけアランではなく(どうしてそんな事ができるのかわからないけど)ルイと話をしようとするのだ。実際うまいこと、ルイとコンタクトが取れルイからピクニックで起きたことがわかるのだ。ちなみに、父親は死体で見つかった。父親はナンシーに突き落とされ(事故かもしれないが)、母親の手から逃れようとルイは後ずさりして崖から落ちてしまった。やっぱね~~、母親怪しいと思ったのよと、誰もが思うはず。途中から、怪しい雰囲気があったもんね~。とはいえ、かすかな微妙な雰囲気ではあるんだけどねそして母親は「代理ミュンヒハウゼン症候群」だったという話なんだよこの病気は身内を傷つけることで周りから同情され注目されることが快感になってしまうという厄介な病気。そういう話をTVなどで見たことがあるわつまりナンシーが息子ルイを病気にしたり事故に見せかけたりして傷つけていたわけだけど、今回崖から落ちてしまったのは、ナンシーの思っていたとおりだったのだろうかね。死んでもいいと思ったのだろうか。確かに周りから同情されるけど・・・・あ、そうそう、ラストちょっと怖いわよ。ナンシーは精神病院に入院しているんだけど、彼女のお腹が大きいのよ。その相手はもちろんアランさんよ。彼女は次の犠牲者を手に入れたということかしらね・・・・そして、ルイはこの昏睡状態が結構気に入っているらしい。今までの人生の中で一番穏やかでいいらしいのだ。ま、そりゃそうだ。いつも母親からなにかされるのではないかとヒヤヒヤしながら生きてきたのだから。しかし目を覚ましそうな雰囲気で終わる。ルイはパパが大好き。パパはずっと心の中にいるから大丈夫だよという感じで、そろそろ目を覚まそうかと思ったということ父親との絆がこんなにあったとはって感じですが。彼が見ていた夢の中の海底人のようなのが実は父親だったんだよね。ルイは不思議な力があるということかしらねえ。彼がこの先穏やかに生きれることを願います。←途中から、もしかしてって思う部分もあるが、「どうして」という理由が知りたくて見てしまうね。しかし、理由がわかったけど脅迫文はどうして?誰が?とかアランの悪夢はなんで見たのか?とか気になるところは多い。ルイもナンシーも微妙な演技で雰囲気が変わっていくので、なかなかそこらへんうまいなあと思いましたよ特にナンシーは、なかなかだねえ役者さんたちはあまり知らない人ばかりだったけど、調べるとTVドラマのシリーズに結構出ている方々でした。あ、ペレースは見たことあるなと思ったらTVドラマ「ホワイトハウス」また映画でもちょこちょこ顔を見たことがある俳優さんでした。
2018.08.22
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7月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1880ナイス数:55ラプラスの魔女 (角川文庫)読了日:07月05日 著者:東野 圭吾青くて痛くて脆い読了日:07月05日 著者:住野 よる美しい顔(WEB無料公開版)の感想高校生の主人公の手をしっかり握って話してくれた「奥さん」の言葉に泣けた。また幼い弟が「アリの巣」を壊すシーンも彼らの気持ちを思うと心が痛くなる。身近な死に対しては言いたいことは今までもどこかで見たことがあると思うが、ここではやはり震災という過酷な現場なので迫ってくるものがあって涙してしまった。ただ、いろんな文が引用されているとしたら、これらのシーンもどこからかの借りてきた文章なのかな?って思ってしまう。もったいないなって思う。読了日:07月10日 著者:北条 裕子怒り 上 (小学館文庫)読了日:07月22日 著者:ジグムント ミウォシェフスキ黙過 (文芸書)の感想短編だと思っていたら、最後に繋がりもう一度読み直したりした。そういえばそれぞれの短編のラストの締めが弱いなあと思うものもあったと、後になって悔し紛れに思うのだった(笑)うまい具合にできてます。さすがです。テーマはなかなか重く、自分ならどうするだろうかと考えさせられました。読了日:07月28日 著者:下村 敦史怒り 下 (小学館文庫)の感想上巻は主人公の愚痴など、ユーモアも交えた語り口だったのだけど、私にはかったるくて我慢しながら読んだ。上巻の終わりから話が展開し始め、犯人の動きもあり面白くなった。しかしラストに来て「そんな事になっちゃうの?」ってなんだか納得できなかった。主人公が疲れ切ってなかったらまた違ったラストになったのかしら・・なんてね~。読了日:07月31日 著者:ジグムント ミウォシェフスキ読書メーター感想を書いていない本「ラプラスの魔女」映画化されているんだよね~、映画は見ていないけど面白かったのかなあ。超能力じゃないんだね、物理学?ありえないほどの自己中心的人物は家族を殺すのもシナリオのように、いずれは映画にしようと考える不気味ややつだったのだ。怖いぞ~。しかしちょっと登場人物が多くて使い切れていないのがもったいなかったな。「青くて痛くて脆い」住野よる私のこの作者が男性だって初めて知った!ちょっと驚いた。でもなんとなく納得。大学のサークルの話。二人で作ったサークルがあって、なんかこっそり楽しんでいたと主人公は思っていたんだけど、どんどんサークルが大きくなっていく。それはサークルを作ったもうひとりの女子大生がそう望んでいたから。で、主人公の男の子はじゃ、やめるわって言ってそのサークルから身を引いた。でも内心、きっとその女の子から引き止めてほしかったんだろうなあって思う。それが3年後、就活が終わったときなんでかこの主人公の男の子は、その大きくなったサークルにちょっかいを出したくなった。なんだろう、分かる部分ある。変なプライドで相手を傷つけてしまうこと。自分がなんて小さいやつなんだって、後から気がつく。大学のサークルとか、就活とかもう本当に関係ない話なんで、今更と思って読んでいたのだが、この青くさいプライドとかこの時期にしか味わえないもやもやとかあって、そこはそれなりに面白く読んだ。この作者は歳を重ねることで、次にはどんな話を書いてくれるのか楽しみだな。
2018.08.13
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6月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:881ナイス数:52連続殺人鬼カエル男ふたたびの感想これは前作を読んだ上で読まないとつまらないかもしれないなあ。私はすっかり忘れていてあらすじだけおさらいしたんだけど、細かいところが気になって前半なかなか読み進められなかった。そこをある程度諦め(笑)読み進める。今回39条と医療刑務所のことが一番書かれていたよね。これに関しては難しい問題。でも被害者になったら39条で逃げられたらたまったもんじゃないと思うだろう。それから御子柴さん出て来てさすが人気者!そして犯人には「え~、そりゃないよ」と思った私。続きがあるとしたら前作を読み返さなくて良いものにしてほしい読了日:06月12日 著者:中山 七里世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)の感想最初に「あ、これ妄想なのか~」と気がついた前半の話はかなりリアルで、加害者家族が世間からどのように扱われるのかって。もちろん妹が誘拐され殺されちゃうというのはちょっと怖すぎだと思ったが、最近の日本ではあり得るのかも・・・また怖くなる。何度も妄想を繰り返し、しかしどれもみんなバッドエンド。時にはこれはブラックコメディか?と思ったりする。で、もともとの息子の誘拐殺人は、ほんとうなのかねえ読了日:06月26日 著者:歌野 晶午読書メーター6月は、読んだ本が少なかったなあ。七里さんの「カエル男」は、前作との間があきすぎだよ~。すっかり前作を忘れてるもん。というか、続きが出るとは思わなかったよ。犯人に関しては絶対わかんないと思ったよ。ええ~、そりゃないよって(笑)この続きは・・・作ろうと思ったら作れるかもしれないなあ。でもまた、時間が開きすぎると忘れちゃうから、早めに出してくださいねえ。「世界の終わり、あるいは始まり」中山七里さんの「悪徳の輪舞曲」でも加害者の家族の話が出てきていたのを思い出す。今回の「世界の終わり、あるいは始まり」も息子は小学6年。事件後家族がばらばらになって、それだけではなくどんどん悲惨なことになるだろうと、父親は考える。また、父親が保身に走るのって、正直あると思うよ。そして怖いよね・・・・世間の無責任な正義殺人は犯した本人だけでなく家族の生活をも壊してしまうことは事実だね。
2018.07.05
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☆彼女がその名を知らない鳥たち☆(2017)白石和彌監督 蒼井優・・・・・ 北原十和子 阿部サダヲ・・・ 佐野陣治 松坂桃李・・・・・水島真 竹野内豊 ・・・・・黒崎俊一 沼田まほかるの同名ベストセラーを「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督が、主演に蒼井優と阿部サダヲを迎えて映画化した異色の恋愛ミステリー。8年前に別れた男を忘れられず、一緒に暮らす年上の男に嫌悪感を抱きながらも離れられない女と、そんな彼女にどんな仕打ちを受けても一途に慕う男が織りなす歪で醜い愛の行方をミステリー・タッチに綴る。共演は松坂桃李、竹野内豊。 8年前に別れた男・黒崎のことが忘れられない女・十和子。その淋しさから15歳も年上の男・陣治と仕方なく一緒に暮らしていたが、不潔で下品な陣治に嫌悪感しか抱けなかった。それでも自分で働くこともなく、陣治の少ない稼ぎを当てにする怠惰な日々を送る十和子。ある日、妻子持ちの男・水島と出会い、黒崎の面影を重ねるように彼との情事に溺れていく。そんな中、刑事の突然の訪問を受け、黒崎が行方不明になっていたと知る十和子だったが…。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~まほかるさんの小説は読んでいない。芸達者な出演者なので見てみようと思った。蒼井優ちゃんはもともとファンだし、阿部サダヲも、こういう役はハマるなあ。今気になる松坂桃李くんは、ここでもゲス男をゲスっぽく(笑)演じてくれた。竹野内豊はこれまたクズだわ~~。ほんとにこんなやつなんじゃないの?ってくらいハマってる褒め言葉だよね(笑)蒼井優ちゃん演じる十和子もねえ、こりゃひどいよって思うのよ。ひたすら尽くす陣治は、マゾかって思う。尽くしすぎてこれはこれでかなり不気味だけど・・・・十和子ってイケメンに弱くて惚れると溺れちゃうタイプ。そういうのも困ったもんだと思うのよね。ミステリーなので黒崎を殺したのは誰?っていう話になるのだけど、まほかるさんの原作だからね。そうなのか~~って思ったよ。確かに愛の物語でした。そうそう、去年あたりから(いやもうちょっと前からかな)松坂桃李くんは気になっている、かなり精力的にいろんな役を演じているよね。まほかる原作の「ユリゴコロ」にも出ている。(また感想を書きたいと思う。)いろいろTVでも映画にも出て活躍しているねえ。TVの「ゆとりですがなにか」の普通っぽさも良かった。でも私が気になったのは「劇場版MOZU」かなあ。へ~、こんな役をするんだって気になり始めた。「孤狼の血」「不能犯」「娼年」見ていないけど、どんな松坂桃李くんを見れるか楽しみですね。(ちなみに「娼年」は原作を読んでいるので、映画になったのにちょっとびっくりでしたよ)
2018.06.12
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☆ブレードランナー2049☆(2017)ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ライアン・ゴズリング・・・Kハリソン・フォード・・・・リック・デッカードアナ・デ・アルマス ・・・ジョイシルヴィア・フークス・・・ラヴカルラ・ユーリ・・・・・・アナ・ステリン 巨匠リドリー・スコット監督によるSF映画の金字塔「ブレードランナー」の35年ぶりの続編となるSF超大作。前作から30年後の荒廃した未来世界を舞台に、ブレードランナーとして活動する捜査官“K”を待ち受ける衝撃の運命を、圧倒的な映像美とともに描き出す。主演はライアン・ゴズリング、共演にハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス。リドリー・スコットは製作総指揮に回り、監督は新たに「プリズナーズ」「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴが務める。 荒廃が進む2049年の地球。労働力として製造された人造人間“レプリカント”が人間社会に溶け込む中、危険なレプリカントを取り締まる捜査官“ブレードランナー”が活動を続けていた。LA市警のブレードランナー“K”は、ある捜査の過程でレプリカントを巡る重大な秘密を知ってしまう。一方、レプリカント開発に力を注ぐウォレス社もその秘密に関心を持ち、Kの行動を監視する。捜査を進める中で次第に自らの記憶の謎と向き合っていくK。やがて、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消した男デッカードの存在に辿り着くが…。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~実は「ブレードランナー」見たかどうかあやふやでした。一度復習してから見たほうがいいのではないかと思いつつこちらを見てしまいました。ああ、そういえばこの雰囲気日本語の看板があったりするのって見たことあるなってうすぼんやり思い出しました。今回前作から30年後ということです。旧式レプリカントは見つけ次第破壊し、新型レプリカントはおとなしめの仕様になっています。Kはもちろんレプリカントで旧式レプリカントを抹消することを仕事にしています。レプリカントは子供の頃の記憶がないのですね。その記憶を作ってあげて偽物の思い出をもたせているというのが、なんとも人間ぽい考えだと思いますねえ。そこが人間が作るものだからですかねレプリカントとは何者ぞ?いずれ、レプリカントだけの社会になるんじゃないの?なんてね、思うわけですよ。あら、そう考えるのはウォレス社もそうでしょうか前作で逃げた二人、デッカードとレイチェルが鍵を握っているのです。まあ、デッカードよりレイチェルのほうが大事ですが。Kのレイチェルを探しウォレス社との追いかけっこKの孤独な生活、バーチャルな恋人はいるけど。この恋人がジョイ(アナ・デ・アルマス)がケナゲでねえ~そして、彼の記憶、もしかすると?!ココらへんも注目ですね。そんなものも絡まって、後半盛り上がります。何よりもラヴさんがメッチャクチャ強いのです!ラヴさんはウォレスの代理人なんだけど、躊躇なくビシバシと殺していきますもんね!この戦いは見どころです。最後の種明かしは「そうなんだね~~」なるほどねって思いました。なかなか面白い映画でした。きっと前作のファンの方も世界観を壊さずに作られていると安心したと思います。ネタバレ以下反転↓レプリカントに生殖機能があったっていうのが、面白いそこにレプリカントには子供の頃の記憶がないというのが絡まってKがもしかして自分がその子供ではないかって思うのだ見ているこちらも「そうだよ、君だよ!お父さん(デッカード)のところに行って感動的親子の対面だ~!」って思うのだ。うまいよね~~そして、Kが可哀想になるのだ(泣)まだ、作ろうと思えば続きも作れるのかなあって思ったけど。。。。。作ってもつまんないかなあ?
2018.06.08
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5月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2027ナイス数:70刑事の怒りの感想夏目刑事シリーズ。娘が回復してきたのが嬉しい。この絵美ちゃんにも関係するような「刑事の怒り」(介護の話)はいろいろ考えさせられる。「海を飛ぶ夢」という映画をちょっと思い出した。また「生贄」(性犯罪の話)は胸が痛くなる。次にはもっと本上刑事と組んで捜査するのかな、本上刑事何かありそうだなあ。読了日:05月09日 著者:薬丸 岳悪徳の輪舞曲の感想ものすごいどんでん返しではないが、「そうきたかあ」と思った。御子柴の実母の弁護ということでどんな話になるのかと思った。また加害者の家族に対する世間の厳しさに胸が痛くなる。家族が出てきて御子柴の人間味が増した。今後どう変わっていくのか、または変わらないのか次が楽しみ。読了日:05月10日 著者:中山 七里風神の手の感想もっとミステリかと思ったのだがちょっと違った。家族の物語だよね。思いがけず次々と話がつながっていくのがおもしろい。出来過ぎって感じもあるけどね。でも一気に読めた。読了日:05月13日 著者:道尾秀介静子の日常の感想75歳の静子さんの日常。バスに乗ってスイミングに行く。そこでの人間関係も可愛いおばあちゃんに徹しながらそっと毒を吐く。でも上品でエレガントでそして勇敢だ。読了日:05月15日 著者:井上 荒野コンビニ人間の感想作者のエッセイが面白くてこの小説を読んだ。かなり強烈だったが、主人公がマニュアルで動くことに安心感を持ったり、周りの人と同化するために真似をする(頭がいいからばれないように真似る)その気持もわかる部分もある。白羽という男性の「人間は縄文時代のムラ社会から変わらない」という話は、確かにそうだと思う。そしてそれはこの先も変わらないのだと思う。自分が普通で当たり前と思うと自分と異質なものを「なぜ?どうして?」と責める。責めるつもりはなくても自分の世界が正しいという。しかし普通ってなんだろうね。読了日:05月16日 著者:村田 沙耶香銀の猫の感想江戸時代の介護。江戸の街が長寿の街だったこと。裕福な町人は自分の隠居料をたっぷり持って隠居する。江戸の者はその隠居暮らしを目指してしゃにむに働く。そして町人も武家も亭主が親の世話をする。主君に忠義、親には孝。主の妻女や孫は介抱の中心にはならない。現代とはまたちょっと違っているのだが、やはり一人で介護を担ってはいけないのは昔も今も同じだ。お咲が出向く家での介護の話も興味深いが貧乏長屋の菊職人の話は身につまされる。しっかり介抱して最後を看取った息子は納得していた。読了日:05月20日 著者:朝井 まかてCOPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)読了日:05月26日 著者:内藤 了読書メーターCOPYの感想を書いていなかったようだ^^)今回もまたなかなか絵を想像するとグロいですよねえそんな事件でなにか怪しい組織の存在が明らかにされてきたというそんな回でした。そうそう、のび先生のところもやっぱり関わりがありましたよ。次は何がわかってくるのかしらねえ。どんな話に行くのか興味ありますね。5月の本の中では、人情物が好きなので「銀の猫」が面白かったなあ。中山七里さんの御子柴弁護士シリーズはこの先どうなるのか興味がわきますね。
2018.06.06
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☆ビリー・リンの永遠の一日☆(2016)アン・リー監督2004年イラク戦争。味方を助けるため、危険を顧みずに飛び交う銃弾の中に身を投じたビリー・リン(ジョー・アルウィン)。その雄姿が偶然ニュースに取り上げられたことで国の英雄になった彼とチームは、一時帰国の間に全米凱旋ツアーに駆り出される。故郷の歓迎に再出兵をためらう気持ちが芽生えるビリーであったが、同時にその歓迎への疑念も生じる。そして、いよいよ戦地へ戻る前日、ツアー最大の目玉となる感謝祭のアメリカン・フットボールのハーフタイムイベントに迎えられたビリー。大歓声の中、彼は戦地を回想する…。~~~~~~~~~~~~~~~~この映画アン・リー監督の映画なのに映画館ではやらなかったのかしら?もったいないなあ。いろいろ考えさせられる映画でしたよ。ハーフタイムショーのシーンが圧巻でした。最初ね、若い兵士たちがかなり調子に乗ってるチャラチャラした奴らだなあって思ったのだ。国民の英雄だって言うことで映画化の話も出ている、それもちょっと嬉しいって感じ「俺たちさらし者ですよ」なんて戸惑ってるのだが楽しんでいるふうでもあって軽いなあって思っちゃうのだ。二日前戦場で亡くなった軍曹(ヴィン・ディーゼル)の葬儀だった。そしてビリーは実家に顔を出していた。母と姉が迎えてくれた。父は無言だったが・・・ビリーがなぜイラク戦争の戦場に行くことになったのかということもあとから分かってくる。姉が「もう戦場に戻らなくてもいいじゃない。英雄なんだから」とビリーに言うのだ。せっかく生きて帰ってきたのだから、また危険な戦場に戻ることはないじゃないか。兵士の家族の気持ちは皆そうだよね。また、姉がそういうのには理由があるわけだが。他の兵士が入隊した理由には「貧困」というのもあった。稼ぎたければ軍に入るしかない。彼らは各地を巡っていた。戦意高揚ツアーその挙げ句、ラストがアメフトのテキサススタジアムでのダラス・カウボーイ対シカゴ・べアース戦での豪華なハーフタイムショーの盛り上げ役に使われるのだ。アメフトの選手たちに「人を殺したとき、どう感じた?」と聞かれる。「何も、そのときは何も感じない」と答えた。そんなことを聞かれるくらい、戦争は遠いものなのだ。だからイラクを攻める理由が必要で(大量兵器は見つからなかったけど)戦意高揚ツアーになったわけよね。ハーフタイムショーで、歌姫たちが(ヴィヨンセ?)派手に歌うチアガールにブラスバンド、そして花火。この花火が時に戦場へとフラッシュバックするビリーが「英雄」となったその戦いのシーンがここでわかる。こういう経験を一人で背負って生きていくのは辛いだろうな。戦場に行った多くの兵士たちがPTSDに苦しんでいるのもわかる。そして、チアガールがビリーに声をかけるんだけど。ビリーも戦地に戻る前に可愛い彼女ができたら良いなって思っちゃったりしているわけだ。しかし、彼女が最後になんの悪気もなくビリーを傷つけるのだが、その無邪気さゆえにビリーが可愛そうになる。戦争は辛く理不尽なものだと彼ら兵士たちはわかっていながら、やはり戦場に戻り戦うのだ。この隊でお前は必要とされている。ここがお前の居場所だ(アメリカでのお前の居場所はないってこと)最初チャラチャラしていると思ったこの部隊の彼らだったのだが、最後には兄弟のように信頼しあっている絆を感じさせるのだ。
2018.05.24
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☆三度目の殺人☆(2017)是枝裕和:監督 福山雅治 : 重盛朋章 広瀬すず : 山中咲江 満島真之介 :川島輝 市川実日子 : 篠原一葵 橋爪功 : 重盛彰久 斉藤由貴 : 山中美津江 吉田鋼太郎 : 摂津大輔 役所広司 :三隅高司 「そして父になる」の是枝裕和監督が、再び福山雅治を主演に迎えて贈る法廷ミステリー・サスペンス。真実よりも裁判での勝利が重要で、弁護はあくまでもビジネスと割り切るエリート弁護士が、決して真の動機を明かさない殺人犯=依頼人の深い闇に呑み込まれ、いつしか真実を追い求めていく姿を通して、予測不能の裁判の行方とともに司法システムのリアルな実態を丁寧な筆致で描き出していく。共演に役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎。 勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章は、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことに。三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。さっそく重盛は無期懲役に持ち込むべく調査を始める。ところが、肝心の三隅は証言をコロコロ変え、味方であるはずの重盛にも決して本心を語ろうとしない。そんな中、三隅と被害者の娘・咲江との意外な接点を突き止める重盛だったが…。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~う~~、もやもやする~~!もちろんそういう映画なので、見終わってあれこれ考え頭を回転させなくてはならない。とにかく役所さんが良い!犯人役の役所さんって初めてだよね。もしかして、本当にこんな人なんじゃないのかって思っちゃう。もやもやしながらも、次にどうなるのか?何か見えてくるのじゃないかって見てしまう映画だった。犯人は誰?真実は何?三度目の殺人の意味は?どれも難しいですねえ。見終わるとまず犯人は誰なんだろう?って考える。私は、素直に考えましたけど^^;)役所さんも広瀬すずちゃんも本当のこと言ってるのかな?これはあれこれ考えちゃうよねえ~。「三度目」の殺人ってどれを指しているのだろうねえ。実は、これよくわからないんだけど・・・それから、弁護士、裁判について。裁判というのは「真実」を求めてはいないのだろうか。法定では加害者、被害者、そして社会的にちょうどよい「落とし所」をせめぎ合っている。弁護士は死刑を求刑されれば無期懲役を、無期懲役だったら減刑をと考える。「どちらが本当かではなく、どちらが被告人にとって得か」で弁護するのだろうか。しかし、三隅は重盛に「自分を信じるかどうか。戦術的に不利かどうかなんてどうでもいい、信じるか信じないかどっちなんだ」と言う。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~以下ネタバレっぽくなっちゃいました。加害者と被害者家族。殺されちゃった被害者の方から話を聞きたいよねえ。全く、この被害者の人物像がが見えないのよね。顔さえもあんまりわからない。もちろん、話を聞くなんて無理なんだけど。家族の中での夫、父親としての顔、工場の社長としての顔、さらりと話が出るけど深くは語られないと思う。加害者との関係もそれほど深く感じない。もちろん、妻と娘のちょっとした会話、また娘の咲江の話でもやもやするところはあるけど、それが真実かわからないものね。顔のない父親、夫か・・・広瀬すず、彼女は被害者の娘。なのに、加害者である三隅のアパートに出入りしていた。この二人の関係は何だったのか?三隅は飼っていたカナリアを殺して庭に埋めた。覚悟してのことではないかと思うよね。そのお墓も、殺人事件の現場の被害者の跡も十字架の形をしている。やはり何かあると思わせる。三隅は悪人を自分の手でさばいたのか。そして、自分は法廷で裁かれるのか。単なる空っぽの器として。三隅の闇は深く、結局私には三隅の姿はつかめなかった。
2018.05.15
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4月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2261ナイス数:121木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)の感想この小説はちょっと合わなかったかなあ。この二人は恋人かなあとか、え?殺人?とか、面白く引っ張ってくれるけど、殺人はどうなったん~~って思わず叫んだ。意外な二人の関係、禁断の愛って感じも、今ひとつ乗れなかった。読了日:04月02日 著者:恩田 陸天上の葦 上の感想渋谷スクランブルで倒れた老人が何を示そうとしていたのかという話と、相馬が公安の前島から疾走した職員を秘密裏に探すように指示される。この2つの話がどう関わるのだろうかと思ったら、島に行っちゃったよ。まだまだ、謎は解けない。下巻へ読了日:04月05日 著者:太田 愛インフルエンス読了日:04月06日 著者:近藤 史恵天上の葦 下の感想正光と白狐の話。一気に読んだ。小さな火なら消せるのだ。大火になったらもう消せないのだ!この国に住むあらゆる人間にとって無関係なことではない。忖度していちゃいけない。読了日:04月14日 著者:太田 愛騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編の感想なんとか読了。<顔なが>が出てきて穴にもぐってってあたりから、どうでも良くなってしまった。ちょっとカズオイシグロを読んだときと同じ感じ。ファンタジー色濃くなると流し読みしたくなる。それでも頑張って読み終えた。でも余韻に浸れるのは良いかも^^)雨田具彦は団長ではなく何を見たんだろうか。免色さんと笙子さんは結婚しないような気がするな。まりえちゃんは美人になりそう。ユズはまた美男子に惚れちゃうかも。などといろいろ考えるのがおもしろい。読了日:04月19日 著者:村上 春樹百年泥 第158回芥川賞受賞の感想日本人講師としてインドに渡った主人公。その三ヶ月後に百年に一度という大洪水にあう。百年分の泥の中にはいろんなものが隠されている。自分の過去の話もあれば生徒の一人デーヴァラージの話もある。私がぱっと浮かぶインドのイメージは婚姻の厳しさとか女性に対する暴力などが一番に浮かんで、実はちょっと怖い。今回のこの話の中でも女の赤ん坊が生まれたら殺してしまうとか捨てられるとか。駆け落ちすると両家が村八分になり二人を殺害しても罪に問われないとか、やっぱり婚姻に関しては相変わらずなかなか厳しい国だなと思うのでした。読了日:04月24日 著者:石井 遊佳ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス)の感想内容が今回結構ハードだったのでのめり込んだなあ。ファリン強かったねえ。かっこいいという感想もライオスらしいが・・・・そしてカブルーはまた会うんだろうね、きっと。シェイプシスターの話も悪夢の話も面白かった。読了日:04月30日 著者:九井 諒子読書メーター今回面白かったのはやっぱり「天上の葦」だなあ。下巻になって戦時中の報道の話、大空襲の話、大事なことを知らないままにここまで来ちゃったのかなって反省した。戦争を知っている人達は高齢になり、彼らの口から聞くことはだんだん難しくなってきた。今までも、なんだかうやむやにしているようなところがあった。日本がいかにして戦争に突入していったのか、どうしてそれを止められなかったのか考えなくてはいけないのではないだろうか。「騎士団長殺し」村上春樹さんはほとんど読んだことがないのだが、たまたま図書館で見つけ読むことにした。第一部では庭にある祠の前に井戸のような竪穴があり、そこから騎士団長(小さなおじさん)が出てきたのだが、てっきり生き仏のようなそっち系の話になるのかと思った。また騎士団長の絵を書いた雨田具彦がヒトラー暗殺事件に関わっていたということが出てきて、じゃ、話は戦争の話とかなるのかしらとも思った。しかし、第二部になり全く違う方向に行ってしまった、私の考えすぎだったのね~(笑)単純な私の頭では村上春樹さんは難しいと思うのでした^^;)
2018.05.03
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3月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:2004ナイス数:71憑き御寮 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想春菜ちゃんの恋心、ますます燃え上がってますねえ。そこら辺も今回のポイントでしょうけど最後の怨霊との婚姻の儀式は絵的にもかなり怖いですよ。かわいそうな怨霊です。とはいえ、女は怖いってなっちゃうのもステロタイプよね読了日:03月03日 著者:内藤 了ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)の感想昭和の香りがする。交通事故で記憶をなくしっていうつかみは良かった。とりあえずはどう進むのかと気になって読み進めるので、その点は面白かったかな。作者の頑張りはよくわかったが、ちょっとそりゃないよって最後思った。読了日:03月08日 著者:東野 圭吾ルビンの壺が割れたの感想SNSでの二人のやり取り。手紙形式。ぎこちないやり取りが懐かしい話のやり取りになり、しかし徐々にギクシャクし始め、ラストのページをめくって「そうきたか」って思った。そして、もう一度読み直しちゃった。読了日:03月09日 著者:宿野 かほる女子的生活の感想TVドラマを見ていたので、小説が気になっていた。ドラマはほぼ小説に忠実だったかな、両親の話がちょっとドラマは違ったかな。もちろん小説のほうが丁寧に心の声を書いてあったのでわかりやすい。女の子のおしゃれな話とか若い子の言葉はよくわかんないところがあったんだけどね^^;)でも、料理もファッションも女の子が好きそうな話だと思う。読了日:03月14日 著者:坂木 司福袋の感想短編。江戸庶民の生活がいきいきと描かれている。こんな仕事があるのか、こういう暮らしがあるのかと面白かった。「福袋は」出戻りの大食いの姉を使って大食い競争で儲けようとする話。なんか、落語にでもありそうだなと思った。「ひってん」は貧乏長屋の暮らしは金がなければないでなんとかなるさと、そんな江戸の人々のたくましさや欲のなさが見れる。短編にしておくのはもったいないような気もした。読了日:03月15日 著者:朝井 まかて騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編の感想図書館本なので第2部はいつ読めるかわからない^^;)第1部の感想は、まだ始まったばかりという感じ。面白いのか?どうなる?あっちこっちに振り回されながらも、なんとかしがみついている感じ?読了日:03月25日 著者:村上 春樹読書メーター
2018.04.03
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話題になったのはかなり前?TVで録画してあったのに、それをなにげに消してしまった。そのため、この映画はもう見ないかもと思っていたのだが、先日TVでやってくれたのでやっとやっと、見ることになったのでした。☆海街diary☆ (2015)監督: 是枝裕和 原作: 吉田秋生 綾瀬はるか: 香田幸 長澤まさみ: 香田佳乃 夏帆 :香田千佳 広瀬すず :浅野すず 鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。父は不倫の末に15年前に家を出て行き、その後、母も再婚してしまい、今この家に住むのは3人だけ。ある日、その父の訃報が3人のもとに届く。父の不倫相手も既に他界しており、今は3人目の結婚相手と山形で暮らしていた。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。父が亡くなった今、中学生のすずにとってこの山形で身寄りと呼べるのは血のつながりのない義母だけ。気丈に振る舞うすずだったが、肩身の狭い思いをしているのははた目にも明らか。すずの今後を心配した幸は、別れ際に“鎌倉で一緒に暮らさない?”と提案する。こうして鎌倉へとやって来たすずだったが、最初は自分の母が幸たちの父を奪ったことへの負い目を拭えずにいた。それでも、異母姉たちと毎日の食卓を囲み、日常を重ねていく中で、少しずつ凝り固まった心が解きほぐされていく。また、入部した地元のサッカーチームでも仲間に恵まれ、中学生らしい元気さも取り戻していくすずだったが…。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~良い映画でしたね~~。たしかに評判が良かっただけのことはあると思いました。女優たちが良いんですよね。綾瀬はるかと長澤まさみが一緒に見れるってなかなかないよね^^)綾瀬はるかは本当に稀有な女優さんだと思う。色んな役に染まるね。この映画の長女としての顔も、しっくりしているのよねえ。落ち着いていて責任感が強く妹たちの母親代わりでもあって・・・こんなお姉さんがほしいわ。(今更、そんなこという年でもないですけど(笑))長澤まさみはまた違った女優さんだよね。彼女のイメージ通りの役だった。きらいじゃないよ~。でも、イメージが定着すると苦しいかもね。(とはいえ、私は彼女が好きなのよ。あののびのびした感じが)ここでの彼女は姉の綾瀬はるかと喧嘩したり、しょうもない男と付き合って振られたりという役でした。三女の夏帆、そんなに台詞も多いわけではないけど、広瀬すずとカレーを食べるシーンとか印象に残るね。自分は父親の記憶が殆どないので、広瀬すずに「お父さんのこと、教えてね」みたいな話をするんだけど、嫌味でもなくとっても素直に話ができる子なんだよね。二人の姉の調整剤的な役をしている三女なのでした。そこに、四女として広瀬すずが来る。もちろん、この映画で彼女が肝です。広瀬すずってこの映画がデビューでしたっけ?今調べると、それ以前にも映画やTVドラマに出て入るのですね。しかし、この映画のみずみずしい演技が注目されたと記憶しています。自分の母親のことを話しすることをためらい、また父親のことも話題にしづらい、心の中にいろんなモヤッとしたものを抱えているのだけど、中学生として青春しています。このまま、素直に大人になってほしいなあと思うわけです。三人の姉たちがごく自然に彼女を受け入れてくれるのがいいね。広瀬すずは、先日TVドラマ「anone」でもいい演技してました。彼女はこの先も注目ですね。また、この映画は脇をがっちり固めているから安定しているのよね。樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、大竹しのぶ、などなど。見逃していたけど、見ることができてよかったなあ~良い映画でした^^)~~~~~~~~~~~~~~是枝監督の映画「誰も知らない」「歩いても、歩いても」「そして父になる」見ていました。家族の話ですね~。「三度目の殺人」まだ見ていません。早く見なくちゃね~。「万引き家族」も見てみたいですね。
2018.03.29
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続けてバーフバリ!です。☆バーフバリ 王の凱旋☆(2017)監督: S・S・ラージャマウリ 主人公シヴドゥが知る父バーフバリと母デーヴァセーナを巡る悲劇の物語と、裏切りの暴君バラーラデーヴァに戦いを挑むシヴドゥの復讐の旅路を壮大なスケールで描き出す。主演のプラバースがシヴドゥと若きバーフバリの2役を熱演。<allcinema>~~~~~~~~~~~~DVDにて鑑賞。前編を見ていない場合は特典映像に入っている「伝説誕生のあらすじ」を見ると良いです。私も、ちょっと前作から時間がたっていたのでこのあらすじを見て「おお~、そうだった」って思い出しました(でも、特典に気がついたのは本編を見終わった後でしたけど^^:)前編から引き続き初代バーフバリの話がメインですね。国母シュヴァガミから王になることを約束されたバーフバリ。国民からも慕われている様子がよく分かる。そして、それが気に食わないのは前国王の弟(シュヴァガミの夫)と息子バラーラデーヴァ王の座を奪いたいよね。しかし、国母シュヴァガミは絶対である。彼女の言うことには逆らえないのだ。実の息子バラーラデーヴァよりもバーフバリを選んだわけだしね。バーフバリは国母から王になる前に見聞を広めてきなさいと言われ旅に出る。強い戦士カッタッパ(地位は奴隷)と共に。途中で無法者が村を襲っていた。そこで美しい女性と出会うのだ。それがクンタラ国の王女デーヴァセーナ。この彼女を巡って、あれこれと・・・・起きるのだ。そうそう、カッタッパとバーフバリの二人で組んで戦うときの剣のやり取りとか面白いよね。カッタッパが前編、後編ともに重要です。それにしても名前がね、むずかしいのよ。バーフバリぐらいなら良いけど、バラーラデーヴァに、デーヴァセーナ、シュヴァガミも言いにくい(書きにくい)字だけ見ると性別も不明だもんね^^:)さて、前編に比べると踊りや歌が少なめ。話が結構盛り上がるので必要ないと思う。私は前編よりもこちらのほうが面白かった。前作から二年を経て公開されたわけで、力が入ってると思うのだ。初代バーフバリのほうがかっこいいかな~~。俳優は同じだから、なんとも言えないけど(笑)初代バーフバリもやっぱり好きになる女性は気の強い女性だった。親子だねえ(笑)デーヴァセーナは言いたいことバンバン言うのよ。それがまた国母との嫁姑の戦いみたいにもなるんだけど^^:)このデーヴァセーナは若い頃と25年たった年取った役と同じ女優さんがやっているんだけど、やっぱり顔もCGでいじっているのかねえ、若い頃は本当に美人だったわよ。老け顔もメイクだけではないと思うんだけどね。国母がとっても理知的で見る目がある女性だったのが、バラーラデーヴァの策略にはまっちゃって理性が飛んじゃったのよね。なんかとっても残念ね。最後に、初代バーフバリの話が終わり現在のバーフバリにと話がつながって今の国王を倒しに行くことになる。ちゃんと戦闘もあって派手に戦うんだけど、そこまでで結構お腹いっぱいになっていてあんまり記憶に無いのだ。まあ、なるように話は進むだろうと思って見るからでしょうね。でも、満腹になって楽しい映画だったよ~~。
2018.03.23
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今、なかなか人気なんですってね。バーフバリ!どんなものかと、久しぶりのインド映画を見てみました。この「伝説誕生」が前編。☆バーフバリ 伝説誕生☆(2015)監督:S・S・ラージャマウリプラバース:バーフバリ(シヴドゥ)ラーナー・ダッグバーティ: 暴君バラーラデーヴァ タマンナー :女戦士アヴァンティカ本作は2部作の前編。本国インドでは歴代興行記録を塗り替える大ヒットとなった。赤ん坊を抱えた高貴な女性が大勢の兵士に追い詰められ、大滝に身を投げるも、自らの命と引き換えに赤ん坊を救う。村人に拾われた赤ん坊はシヴドゥと名付けられ、たくましく成長する。シヴドゥは滝の上の世界に興味を持ち、ある日ついに滝の頂上に立ち、その先の世界へと一歩を踏み出す。彼はそこで美しき女戦士アヴァンティカと出会い恋に落ちる。彼女が邪悪な暴君バラーラデーヴァの支配から王国を取り戻そうと戦っていることを知り、自らも正義の戦いに身を投じていくシヴドゥだったが…。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~大雑把に言えば、シヴドゥが自分の出生の秘密を知り、マヒシュマティ王国の王になるんだろうなって話なんですよ。しかし、いい感じに話が収まりそうなのに話の後半で「いまから、そこから話が始まるのかい?」って感じに話が過去に飛んでいくのです。インド映画って長いもんね^^)続きはどうなるって興味をもたせた終わり方ではありましたよ。歴史もので戦闘シーンがふんだんにあるので「グラディエイター」とか「レッド・クリフ」とかまたは「300」とかあれこれ思い浮かぶものがありますよ。そういった映画の見せ場を全部詰め込み、さらに派手にアニメのように(?)なんでもアリで楽しいのです。すっご~~い滝を登っていくところとかね、ありえな~い!って思うよね。この滝にしろ、自然の風景は本当に絵に描いたようで(CGですよね)美しく豪快で映画館で見たら迫力あるだろうなって思いますよ。バーフバリ(シヴドゥも、バーフバリも)の戦いのシーンとか、キメ顔はスローモーションだったりしてそんなのは「300」みたいでしたね。後半の戦闘シーンでは大きな赤い布を使った面白い戦略の戦いがありました。そうそう、水牛に引かせた戦車(?)大きな刃をぐるぐる回しながら突っ走るんだけど、これはすごいアイデアだと思いました。大群同士の戦い、でものすごい数の兵士たちは「レッド・クリフ」みたい。この戦士たちはCGなんだろうかと思ったら、エキストラ3万人とか使ったらしいですね。インドも人口多いから(関係ないか(笑))集まるのか~そしてちゃんと踊りも歌もありました。恋バナもありました。シヴドゥが女戦士アヴァンティカの手とか腕にこっそり絵模様を描くんだけど、そんなの書かれているのに気が付かないはずないだろう~~って思うのよ。でも気が付かないんだけど(笑)でもってその模様が自分の模様と対になるようになっているなんて「ま~~、ロマンチィック!」なんてちょっとこそばゆくなったりもするわけですよ(笑)でもね、帯解き「あれ~~!」くるくるみたいなシーンってインドでもありなのかってちょっと笑っちゃったな。アヴァンティカ、男まさりで戦士だからかっこいいですよ。(でも恋する女性になるとちょっとか弱くなるんだけどね。ふふふっ、男の理想でしょうかね)この映画に出てくる女性は皆強いです。インドの女性は目チカラありますからね。とにかく、彼女の美しさ存分に楽しめます。後半、バーフバリの父親の話になるんだけど、存在感としてはこの初代バーフバリのほうがあるんだよね。この初代バーフバリにはどんな物語があったのだろうかが、結構長く語られる。こちらのほうがメインなのかなあって思い始めると、ラスト「ここで終わり?」って感じになって、これは続編を見ないといけないわって気になるのです。
2018.03.23
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覚書として【作品賞】「シェイプ・オブ・ウォーター」 「君の名前で僕を呼んで」 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」 「ダンケルク」 「ゲット・アウト」 「レディ・バード」 「ファントム・スレッド」 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」 「スリー・ビルボード」【主演女優賞】フランシス・マクドーマンド 「スリー・ビルボード」 サリー・ホーキンス 「シェイプ・オブ・ウォーター」 マーゴット・ロビー 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 シアーシャ・ローナン 「レディ・バード」 メリル・ストリープ 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」【主演男優賞】ゲイリー・オールドマン 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」 ティモテ・シャラメ 「君の名前で僕を呼んで」 ダニエル・デイ=ルイス 「ファントム・スレッド」 ダニエル・カルーヤ 「ゲット・アウト」 デンゼル・ワシントン 「Roman J Israel, Esq」【助演女優賞】アリソン・ジャネイ 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」 メアリー・J・ブライジ 「マッドバウンド 哀しき友情」 レスリー・マンヴィル 「ファントム・スレッド」 ローリー・メトカーフ 「レディ・バード」 オクタヴィア・スペンサー 「シェイプ・オブ・ウォーター」【助演男優賞】サム・ロックウェル 「スリー・ビルボード」 ウィレム・デフォー 「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」 ウディ・ハレルソン 「スリー・ビルボード」 リチャード・ジェンキンス 「シェイプ・オブ・ウォーター」 クリストファー・プラマー 「ゲティ家の身代金」【監督賞】ギレルモ・デル・トロ 「シェイプ・オブ・ウォーター」 クリストファー・ノーラン 「ダンケルク」 ジョーダン・ピール 「ゲット・アウト」 グレタ・ガーウィグ 「レディ・バード」 ポール・トーマス・アンダーソン 「ファントム・スレッド」【外国語映画賞】「ナチュラルウーマン」 「ジ・インサルト(英題)」 「ラブレス」 「心と体と」 「ザ・スクエア 思いやりの聖域」
2018.03.05
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2月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:833ナイス数:41ガーディアンの感想図書館本。登場人物が多くてしかも名字だったり名前だったり「あれ?これは誰だっけ?」となりながらも、読み終えました。比較的軽い方でしょうかね。サクサク読みました。読了日:02月17日 著者:薬丸岳おらおらでひとりいぐもの感想東北弁がすっと入ってくるときと、よくわからなくて苦戦する時があった。桃子さんの感情が揺れ動く。脳内でブツブツと会話しているのは義母が鏡台や仏壇の前で独り言を言っていたのを思い出す。桃子さんの気持ちがわかるなあと思うところとよくわからないところとあった。読了日:02月17日 著者:若竹千佐子ぼぎわんが、来るの感想ホラーはイメージをふくらませると怖さが増大する。なので、あんまり想像を膨らませないようにして読んでみた(笑)今回映画化されるということで映像で見たらどんな怖い「ぼぎわん」になるのだろうか?インパクトありそうだ。そして、やっぱりこういう恐ろしいものは結局人間が作り出すのだね。読了日:02月27日 著者:澤村伊智読書メーター2月は寒かったり、いやいや、それより平昌オリンピックであっという間でしたねえ。
2018.03.03
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「パッセンジャー」をついつい思い出す☆スターシップ9☆アテム・クライチェ・ルイス=ソリヤ監督 クララ・ラゴ アレックス・ゴンサレス 未知の惑星を目指し、恒星間飛行を続ける宇宙船。中にはエレナという若い女性が乗っていた。この宇宙船で生まれ育った彼女だったが、両親は既におらず、たった一人で生活していた。しかし給気システムにトラブルを抱え、船内は酸素不足に陥っていた。やがてエレナの発した救難信号に応えてエンジニアのアレックスがやって来る。それはエレナが両親以外と出会う初めての人間だった。たちまち恋に落ちるエレナだったが、そんな2人の出会いには驚きの秘密が隠されていた。<allcinema>~~~~~~~~~~~~~~~~~~前知識なく楽しんでみてください上のあらすじはちょっと違うかもしれない。要注意:内容に触れる部分ありひとりぼっちのエレナ。船のAIとの会話、両親の残した映像。そして、彼女も走るし筋トレするし・・・やっぱ、宇宙船では運動するんだねえ。「パッセンジャー」みたいだって誰もが思う。しかし、修理屋さんのアレックスの視点になって「あらま!」って驚くことになる。そこら辺は面白いなあって思った。でも、理由付けがなんかよくわかんないっていうかグダグダなところがあってね。説明不足?まあ、よくわかんないけど逃げたり脅されたりで大変なの。悪の親玉がラスト良いモンになったのかな?ラスト、もうちょっと可愛い子なら良かったと思う。そして、出てきても気圧の関係でだめなんじゃないの?と思ってしまったがどうなんでしょうか?もうちょっとだわと思うのですが、気楽に見れる映画ですよ。
2018.02.22
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昨年見たものを書く☆パッセンジャー☆モルテン・ティルドゥム監督ジェニファー・ローレンスクリス・プラット 近未来。豪華宇宙船アヴァロン号は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。ところが、航行中のアクシデントが原因で一つのポッドが不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づくジム。それもそのはず、地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。つまり、ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、それはこの宇宙船の中でたった一人きりで残りの一生を過ごさなければならないことを意味していた。それから1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会うが…。<allcinema>面白かったよね。前知識なしに見るほうが良い映画ですよネタバレ気味で以下よろしくバーテンダーのアンドロイド(アーサー)が孤独な主人公の話し相手。バーのカウンターから見ると本当の人間のようだけど、下半身は機械なもんで「あ~、ほんとにアンドロイドなんだ~~」ってひとりぼっち感をひしひしと感じる。そして、人間って体を鍛えるもしくは体を動かすことが必要なんだね。走る・泳ぐ・筋トレ宇宙船の中のプールというのは、おもしろかったね。体を衰えさせないということもあるだろうが、体を動かすことでストレスを発散するんだろうなあ。良い知恵を生むために体を動かすと言う話も聞くしね。宇宙旅行じゃなくても運動は大事ねえと思ったのでした。好みの女の子を起こしちゃうのは、隠し通せればいいけどやっぱり嘘はばれるのよ~。彼女は言います「これは殺人よ」そうか、そうだよね。というわけで、最初はジムの思惑通りラブラブな関係になったのに、すっかり険悪な関係になるのでした。そして、事件が起きるのですこの船が隕石にぶつかったことで故障して喧嘩してる場合じゃない!ジムは技術屋さんなんでね、彼がなんとかしなくちゃいかんのです。ま、そこはそれ、うまくいくのだけど。更に、医療用ポッドがあるってことがわかるのよ。ふたりは、どうしたでしょうか?ラストなかなかいい終わり方でした。しかし、他のラストも考えられるよね。(1)オーロラは冬眠ポッドに入る。ジムは毎日「眠れる美女」のようなオーロラを見ながら、アーサー相手に話しをする(2-1)ジムが事故のときに死んでしまい今度はオーロラがひとりぼっち。医療用ポットに入り90年後目が覚め、ジムのことを思い出す。(2-2)ジムが死んでしまい、オーロラもやっぱり一人に耐えられずポットを開き、好みの男子を起こしてしまう?いやいや、やっぱりアーサー相手に、一人で木々を育て家畜を育て生きる。なんか、バッドエンディングっぽいことしか思いつかない私(あまのじゃく^^;)やはり、映画のラストがいいでしょうね~~
2018.02.22
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スリー・ビルボード(2017)マーティン・マクドナー監督フランシス・マクドーマンド ウディ・ハレルソン サム・ロックウェルアメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。ある日、道路脇に立つ3枚の立て看板に、地元警察への辛辣な抗議メッセージが出現する。それは、娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、7ヵ月たっても一向に進展しない捜査に業を煮やして掲げたものだった。名指しされた署長のウィロビーは困惑しながらも冷静に理解を得ようとする一方、部下のディクソン巡査はミルドレッドへの怒りを露わにする。さらに署長を敬愛する町の人々も広告に憤慨し、掲載を取り止めるようミルドレッドに忠告するのだったが…。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~おもしろかった。というか先が読めなかったわ。えっ、そこでそうなるの?って何回も思った。見る前は娘を殺され犯人がなかなか見つからずその怒りで広告をバーンと出した母親。だから、娘の犯人探しがメインの話なんだろうと思っていたのよね。違ったよ。ある意味、そこからびっくりだったなあ。母親のマクドーマンドが流石にオスカーにノミネートされるだけのことはあるなあ。怒りと破壊力、時々見せる悲しみの顔とインパクトありです。犯人が捕まらないけど警察が怠けているわけではないのです。署長が言うように時には何も手がかりがないという事件も確かにあるのでしょう。残念なことですが・・・・そして、署長がいい人なのですよねえ。でも母親の怒りは収まらない。この街の男たち全員のDNAを取ればいいじゃない!それでも犯人が見つからなかったらアメリカ中のDNAを!母親には娘が事件に巻き込まれたのには自分の発した一言にも原因があると自分を責めてもいるのです。一方、署長は良い人なのです。いい父親だし署員のこともよく見ているのよね。でも、彼が取った行動は意外でした。そこからまた思わぬ方向に話が進むのですからねえ。署員のディクソンは、自分の信じる正義によって、差別したりほとんど暴力で解決しようとする男ですね。根は単純だと思うけれどもねえ。あ、でも彼の悩みというのは署長の手紙でもちらっと見ることはできましたね。だから、彼は強い男で居たいのか・・・と思いました。ただ、署長を尊敬していることはよく分かる。その署長を思う気持ちがまた、思わぬ事件を生むのです。後半で元夫の若い恋人が言う言葉これがすべてなのかな。「怒りは怒りを来す」私、この言葉が一瞬よくわからなくてね。ちょっとわかりづらくないですか?「怒りは怒りを呼ぶ」とでも言ってくれたほうがわかると思わない?怒りの連鎖だと思うのよね。しかも、思い込みによって全くあらぬ方向に向けられた怒りだったりするのよね。そっちに行っちゃうの?って思うことが度々あったもの。考えたら、それってコメディなんだよね~~。というわけで、先の読めない展開が面白い映画でした。お薦めですね。
2018.02.16
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嘘を愛する女(2018)中江和仁監督長澤まさみ高橋一生DAIGO川栄李奈吉田鋼太郎~~~~~~~~~~~~~~~~ある日一緒に暮らしていた恋人が突然倒れ意識不明になってしまった。さらにその彼の運転免許や医師免許が全て偽物だとわかる。彼の名前も素性も全てウソだった。彼が何者で過去に何があったのか、探偵を雇い探そうとする。実は長澤まさみの映画は初めて見たかもしれない。でも、彼女は好きだなと思っていた。そして高橋一生は『カルテット』を見てから気になっていた。(調べればそれ以前からTVなどに出ていたのですね。だから見ていたかもね)というわけで、この二人の映画なので見てみました。おもしろかったですよ。実は見る前に評価をちょこっと調べたらそんなに良くなかったんで、面白くないのかなあと思っていたのですが、そんなに悪くなかったと思います。普通に面白かったですよ。小出桔平(高橋一生)と川原由加利(長澤まさみ)の出会いは震災の時、彼女が歩いて会社に行かなきゃと言ったときにパンプスの足を見て「じゃ、この靴履いていって」と自分の履いていた運動靴を彼女に渡したのだ。そして自分は靴下でその場を去っていった。・・・・そんなことするかな・・・と一瞬思いました。あ、でも「家がすぐそこだから」と彼は言いましたけど。そんな出会いから、また偶然に出会いがあって二人は一緒に暮らすようになるわけです。そこから5年。仕事に頑張るキャリアウーマンの由加利、付き合いもあるし夜遅くまで仕事もあるし。一方の桔平は主夫したり、一応は研究室に努めているというけど由加利に養われている感じ。でも、二人はいい感じよ。いい感じだけど、結婚と言うのは桔平は避けてるなってわかるのでした。そして、桔平が倒れ病院に運ばれることから彼が何者なのか全くわからないことがわかりショックをうけるのです。ここで、ゴスロリっぽい格好した川栄李奈が出てくるのですが、なかなかよかったです。謎めいていて、はぐらかすような焦らすような話っぷりがね。川栄李奈うまいですよね。auのCMとか「亜人」などで見ていましたけど、体は小さいけどぴりりとしたアクセントになる演技をしますね。私立探偵の海原(吉田鋼太郎)とその助手(DAIGO)のコンビ。DAIGOは最初誰だかわからなくて、でも話し方が何処かで聞いたことがあるなあとしばらく「?」状態で見ていたんだけど、やっとDAIGOだと気が付きました。へ~~、そこそこやりますねえDAIGOくんも^^)そして、長澤まさみと一緒に瀬戸内をめぐることになる海原。やっぱり吉田鋼太郎がうまいんだよね。多分由加利一人では面白くならなかったですね。過去を探るのは大変地味だし苦労ばかりだね。なかなか成果は得られないもの。中盤はそんな感じだけど、ちょこっとずつ何か手がかりが得られるような、得られないようなというほどよい出し方で、飽きさせませんでした。自分が騙されていたのかもしれないと、ショックを受けたでしょう。または、きっと何か理由があるのよと思ったり。でも5年間も隠しているってどうして?とやっぱり不審に思ったり。揺れ動く由加利の心が見られました。彼の過去を知ってもいいのだろうか、彼を信じられなくなるかもと思う気持ちもわかる。でもきっと私も、謎を知りたくて最後まで追求したくなるだろうな。もやもやしたままではいたくないって思うから。で、まあ、桔平の過去はわかるのですよ。ラストは私もっと違うラストが良かったな。あれはサービスしすぎだ。方向としてはいいと思うのよ。希望が持てるし。あの一歩手前ぐらいでやめておけばよかったのにねえ~~。→指がかすかに動くあたりでやめておけばよかったと思うのよ←
2018.02.15
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12月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1481ナイス数:16深川にゃんにゃん横丁 (新潮文庫)の感想宇江佐さんは初読みです。深川下町人情物。幼馴染っていいですねえ。猫ちゃんが中心というわけではないけれどあちこちで姿を見せます。父親と娘の話は娘がけなげだったなあ。大店の隠居がなぜかこの横丁に住み着くのも面白かった。読了日:12月13日 著者:宇江佐 真理あなたのいない記憶の感想記憶って、ときに曖昧で間違ったこと作られた記憶があるってことに気付かされる。そういえば私も自分の記憶のように思っていたけど、実際は周りの家族からずっと言われ続けていたのでそれが刷り込まれてしまったって言う事がある。このお話では心理学的現象であるとか難しい説明も出てきて勉強になった。読了日:12月20日 著者:辻堂 ゆめ犯罪者 クリミナル 下の感想おもしろかった。盛りだくさんだった。事件にひと山もふた山もあり敵が半端なく頭が切れてこちらのやり方を推測し、ほぼ当たっているのだ。おそろしい~~。事件が終わった後が結構長く作者がこの三人の主人公たちに愛着があるんだなって思う。読了日:12月28日 著者:太田 愛犯罪者 クリミナル 上読了日:12月28日 著者:太田 愛読書メーターだいぶ時間がたってしまったけれど、先月分の本をまとめてみた。太田愛さんの本が面白い。早く次の本(天上の葦)も読みたいのだがまだ文庫にならないからなあ。宇江佐真理さんの書く人情物はいいなあと思うよ。今回の主人公たちは一線を退いた中年男女。薄い壁一つで繋がった長屋暮らし。隣近所の暮らしは筒抜け。おせっかいを焼く女房たちがいて、また長屋をまとめる大家がいる。そんな時代の暮らしもまた楽しい。
2018.01.28
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結婚(2017)監督:西谷真一ディーン・フジオカ柊子中村映里子松本若菜萬田久子貫地谷しほりストーリー 井上荒野の同名小説をTV「あさが来た」の西谷真一監督とディーン・フジオカの主演で映画化したドラマ。妻がありながら結婚詐欺を繰り返す男を主人公に、結婚を巡って浮き彫りになる男と女の孤独と欲望を描き出す。共演は柊子、古舘寛治、萬田久子、貫地谷しほり。家具店で働く工藤麻美は、まだ出会ってひと月もたたない古海健児からのプロポーズに舞い上がる。そして、2人で暮らすマンションの敷金として頼まれた100万円を渡した途端、古海は姿を消してしまう。彼の正体は、るり子という相棒とともに、結婚をエサに女たちを次々に騙しては金を巻き上げる結婚詐欺師だった。驚くことに彼は、そんな結婚詐欺を繰り返す一方で、本当の妻・初音と幸せな結婚生活も送っていたのだったが…。<allcinema>ネタバレ有りですディーン・フジオカさん、まじまじとじっくり見たのは実はこれが初めてかもしれん。男の色気がとってもよく分かる^^)こりゃ、惚れるわねえ私は小説は読んでいないけど、どうも小説とはかなり違うみたいね。古海(ディーン・フジオカ)の母との関係が重要だけど、小説ではそれがないのかしら??結婚=幸せなんだろうか?そして、これは母への復讐なのだろうか?でも騙された女性たちは結局彼を嫌いにはなってないのよね。古海の母は幼い息子を突き落とす前「私はこれから結婚して幸せになるの」と言った。その顔は幸せそうだっただから、彼は幸せにするには結婚するのが一番だと『結婚詐欺師』になったんだろう。お母さんを幸せにしたいってことかなあ。それが自分を幸せにするから。ずっと、ずっと母親を求めていたのだね。だから、だまし取る金額もそれほど大きくはないのだろう。お金じゃないから。ーでももちろん、騙される方にとっては大金だけど!泣くぞ!ー古海の妻、あれは彼の頭の中だけだよね。いやいや、あれは本当にいて彼をおいて出ていってしまったんだというコメントも読んだことがある。私はまぼろし説だけどなあ。その妻を演じた、貫地谷しほりが良かったですねえ。後、話の後半に出てきてインパクトありの萬田久子さん。彼女に持って行かれた感があります。そうそう、ディーンフジオカのピアノの演奏が聞けます。すてきです^^)女性たちみんなを幸せにできなかった古海は結局女たちを置いて海に飛び込んでしまうんだけど、ワタシ的には彼は柊(萬田久子)と一緒にクルーズ船に乗っていてほしかったなあと思うのでした。久しぶりの映画の感想がこの映画っていうのも面白いけど(笑)去年の映画の分ぐらいはまたぼちぼちとアップしておこうかなと思います。最近は映画館に足を運ぶことが少なくなりDVDが主です(まだDVDだよ)ぼちぼち、好きな時間にコツコツと見ております。たまりすぎないうちに、忘備録として書いておかないと~~。
2018.01.26
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10月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1455ナイス数:28この世の春 上読了日:10月05日 著者:宮部 みゆきこの世の春 下の感想上巻でみたま繰りが出てきてこれはホラーっぽくなるのかと思ったのだが、着地点は全く違った。江戸時代にこのような病気だというのは医者にはわかったのだろうか??などといろいろ考える。アクションシーンにも迫力があり面白かった。不満といえば呪術師の娘がすでに死んでいたところか、その娘が生きていたらさらに戦いは恐ろしくなっていたろうと思う。読了日:10月10日 著者:宮部 みゆき夜見師2 (角川ホラー文庫)の感想輝が相変わらず多々良の手伝いをしていて、ただ彼の優しさが自分の命を危うくしそれを多々良が心配して怒るという関係が続いている。なぜ多々良が箱を始末することになったのか、またホノがなぜここにいるのかと言うのがわかる。切り捨てるだけが夜見師ではないということに気がつく。読了日:10月19日 著者:中村 ふみ虚ろな十字架 (光文社文庫)の感想死刑制度、人を憎む気持ち、憎んでも被害者は生き返らない、しかし犯人に刑罰を受けさせたい苦しみを味あわせたい・・・その気持わかる。しかし、「生きているのが面倒になった」という理由で死刑を受け入れる被告に何て虚しいんだと思う。死刑について深く考えさせられたそして家族についても。読了日:10月20日 著者:東野 圭吾読書メーター
2017.11.02
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鍵泥棒のメソッド(2012) 「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督が、堺雅人、香川照之、広末涼子を主演に迎えて贈る痛快コメディ。ひょんなことから人生が入れ替わってしまった対照的な2人の男と婚活中の女性が巻き起こす奇想天外な物語の行方を、内田けんじ監督ならではの予測不能の展開と巧みな構成で軽妙かつスリリングに描き出していく。 自殺願望のある売れない役者・桜井武史。ある日、銭湯で羽振りのいい男が転んだはずみに頭を強打して記憶を失う現場に居合わせる。とっさにロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます桜井。ところが、その男が誰も顔を見たことがない伝説の殺し屋コンドウだったことから窮地に陥ってしまう。一方、自分を貧乏役者の桜井だと思い込んでしまったコンドウは、真面目に演技の勉強に取り組み始める。すると、そんなコンドウの姿に女性編集者の水嶋香苗が好意を持ってしまう。やがて、婚活に必死な彼女からプロポーズされてしまうコンドウだったが…。<allcinema>内田監督の作品なんでとっても楽しみにしていたのだ。ただ、有名になっちゃって「彼の作品は予測不能の展開」って前もって宣伝しちゃうからねえ。ハードルも高くなるし、大変だよね。とは言え、この作品も面白かった。堺雅人、香川照之、芸達者な役者が揃っているしね。☆☆☆この映画は韓国でリメイクしているんだね。韓国風ドタバタコメディになっているのかなあ。「LUCK-KEY/ラッキー」という映画ですって。チャンスがあったら見てみようかな。
2017.10.08
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完全なる報復(2009)ジェイミー・フォックスジェラルド・バトラー 愛する家族を奪われた主人公が、司法取引によって犯人が極刑を免れたことへの怒りを、犯人ばかりか司法関係者、さらには司法制度そのものへと向け、周到かつ壮絶な復讐劇を展開する戦慄のクライム・サスペンス。主演は「300 <スリーハンドレッド>」のジェラルド・バトラー、共演に「Ray/レイ」のジェイミー・フォックス。監督は「交渉人」「ミニミニ大作戦」のF・ゲイリー・グレイ。<allcinema>面白かったので、また見てみたい。☆☆☆ダーク・シャドウ(2012)ティム・バートン監督ジョニー・デップミッシェル・ファイファーヘレム・ボナム=カーターエヴァ・グリーン「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」はじめ数々のヒット作を送り出してきたジョニー・デップ&ティム・バートン監督のコンビが、200年ぶりに甦り、時代の変化について行けないヴァンパイアを主人公に描くダーク・ファンタジー・コメディ。原作は60年代後半に“ゴシック・ソープ・オペラ”と呼ばれ、アメリカで人気を博した同名TVシリーズ。共演はミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、エヴァ・グリーン、ジャッキー・アール・ヘイリー、クロエ・グレース・モレッツ。<allcinema>おもしろかった~。ティム・バートンとジョニー・デップのコンビはやっぱりいいねえ。1972年という年を知らない若者には、この面白みが半分しかわからないかもアリス・クーパーまで出てきちゃうしねえ。ヒッピーとか、フラワーチルドレンとかベトナム戦争カーペンターズ・・・☆☆☆サラの鍵(2010) タチアナ・ド・ロネによる世界的ベストセラーを「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス主演で映画化した衝撃と感動のヒューマン・ドラマ。ナチス占領下のフランスで起きたユダヤ人迫害事件を背景に、一人の少女が辿る過酷な運命を、事件の真相を追う現代のアメリカ人女性ジャーナリストの取材の過程を通して描き出していく。共演にメリュジーヌ・マヤンス。監督は「マルセイユ・ヴァイス」のジル・パケ=ブランネール。<allcinema>これは、面白いというのには重かったけど、でもサラがどうなるのか、弟はどうなったのか、その後のサラはどうしたのか・・どうなるどうなると引きつけられて見てしまう。フランスのユダヤ人も迫害されたのだよね。一度見ておくのがいいと思います。☆☆☆☆灼熱の魂(2010) カナダに在住するレバノン出身の劇作家ワジ・ムアワッドの同名戯曲を「渦」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した衝撃のヒューマン・ミステリー。亡くなった母の遺言に従い、父と兄を探す旅に出た双子の姉弟が、やがて自分たちのルーツでもある激しい宗教対立に翻弄され続けた母の数奇にして壮絶な運命と向き合っていく姿を、現在と過去それぞれのエピソードを通して力強い筆致で描き出していく。主演は「愛より強い旅」「パラダイス・ナウ」のルブナ・アザバル。2010年度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。 中東系カナダ人女性ナワル・マルワンが亡くなり、公証人から遺された双子の姉弟ジャンヌとシモンに遺言が伝えられた。それは、父親と兄を見つけ出し、それぞれに宛てた母からの手紙を渡してほしいというもの。死んだと思い込んでいた父ばかりか、存在すら知らなかった兄がいることに当惑するジャンヌとシモン。それでもジャンヌは遺言に従い、中東にある母の祖国へと旅立つのだったが…。<allcinema>かなりショッキングな内容だ。あっちに行き、こっちに行き母親の生きた足跡を探していく娘。母親が生き別れた息子を必死に探していた様子が見えてくる。しかし・・・なんで、母親は子供に手紙を残したんだろうねえ。そこがよくわからない。自分のこの壮絶な人生を伝えたかったのか、誰に?息子達に?宗教というのはホント大変なものだ・・・できれば関わりたくない。☆☆☆☆ヤコブへの手紙(2009) フィンランドの片田舎を舞台に、恩赦によって12年ぶりに出所し、盲目の牧師のもとで働くことになった女性が、ひたむきな牧師との交流を通して少しずつその頑なな心を解きほぐし、絶望から再生していく姿を温かな眼差しで綴る感動ドラマ。監督はフィンランドの俊英クラウス・ハロ。 服役12年目にして突然恩赦を与えられた終身刑の女性レイラ。出所したものの身寄りのない彼女は、不本意ながらも所長に勧められた盲目のヤコブ牧師のもとで住み込みで働くことに。ヤコブ牧師のもとには毎日多くの相談の手紙が届けられていた。レイラの仕事は、その手紙を読み上げ、ヤコブ牧師の返事を代筆するというもの。しかし心の荒んでしまったレイラは、そんな簡単な仕事にも身が入らず、手紙の束を勝手に捨ててしまう始末。そんなある日、毎日必ず届いていた手紙が、一通も来なくなってしまう。思いがけない事態に、自分でも意外なほど落胆してしまうヤコブ牧師だったが…。<allcinema>良い映画でした~。しかし、これは宗教なんだけど、でもたとえクリスチャンでなくても宗教に関心がなくとも心に響くものがある。レイラがほんとにおばはんなんだよねえ。そこがまたリアルで良い。チャンスがあったらもう一度見てみたい。☆☆☆
2017.10.08
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