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2006.03.24

WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の事（スポーツの事　29）

テーマ：スポーツあれこれ(11417)

カテゴリ：スポーツの事

毎週金曜日は、スポーツ関係の記事を書いています。
今週は、先日、日本代表優勝で幕を閉じた、ＷＢＣの事についてお話します。

私自身嬉しかったし、何よりホッとしました。アテネ五輪ではメダルを逃し、ＷＢＣ１次予選で韓国に逆転負けを喫し、２次予選では（判定の事は置いといて）１勝２敗でギリギリ決勝リーグへ進出するという状況でしたから、『こりゃ、優勝は難しいだろうな』と、私は思っていました。

『でも、何とか韓国に３連敗だけは避けなければならない』

その一心で、先日このブログの冒頭に「応援依頼文」を掲げさせて頂きました。
日本代表は、見事に結束し、準決勝を突破し、「世界最強アマチュア軍団」と言われるキューバに勝ち、優勝に輝きました。本当に本当に良かったと、思っています。

ただ、優勝の熱狂に水をさすつもりは全く有りませんが、野球界には現在、解決しなければならない課題が山積していると思います。私が感じている問題点を、１点だけ挙げてみます。

私自身が一番危惧している事は、今回のＷＢＣが「国際野球連盟（ＩＢＡＦ）」の主催では無かった事です。確か、米国ＭＬＢの主催でした。ＩＢＡＦ主催大会として、野球の「ワールドカップ」がちゃんと別に有るんですね。この事は、私も今回調べて初めて知りました。野球のワールドカップは、あまり世間では知られていませんよね。なにしろ、日本でも「オリンピック予選」優先で、プロ選手の派遣が見送られるぐらいマイナーな大会ですから・・・
ＩＢＡＦは確か「アマチュア主体」の組織で、ＭＬＢや日本プロ野球機構（ＮＰＢ）は参加していないハズ（？）だと思います。日本では最近は双方の「歩み寄り」の動きが見られる様ですが、まだまだ野球の世界では「プロ」と「アマ」の間に大きな「壁」が有る様です。

これがサッカーだったら、ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟）を頂点に、各地域・国にサッカー連盟が有って（アジアならアジアサッカー連盟：ＡＦＣ、日本なら日本サッカー協会：ＪＦＡ）、プロ・アマ関係無く色々なレベルで「サッカー」というスポーツの運営に「統一性、組織性」を持たせています。

『何で野球では、こういった世界レベルの組織が機能しないんだろう』と、私個人は思っています。これが、イマイチ世界レベルでは野球の知名度が低く、挙句の果てに、2008年北京五輪を最後に、野球が五輪種目から消える事になった大きな原因で有る様な気がしてなりません。

『近い将来、ＩＢＡＦのワールドカップとＷＢＣが統一されないかなぁ・・・』

今は、日本のプロ野球シーズン開幕を待ちながら、私自身、そんな事を思っています。

・06ワールドベースボールクラッシック公式プログラム（色々な気持ちを込めて、もう一度、ＷＢＣ日本代表、優勝おめでとう！！！）