Calendar

Profile

鳴らないシンバル

鳴らないシンバル

Free Space

Pocky Man
2008.12.10
XML
ある方に、ご案内を頂きまして・・・

12月4日(木)、すみだトリフォニー小ホールへ、「みかんともも 2台ピアノコンサート」を聴きにいってきました。佐藤美佳さん、田中知子さん、ピアニストお二人によるデュオ・リサイタルでした。

「美佳さんと知子さん」「みかさんとともこさん」「みかとともこ」「みかんともも」・・・
そんな「ユニット名」での、コンサートでした。


H20.12.4すみだトリフォニー小ホール前


プログラム

モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ 二短調 K.448(375a)
シューベルト 4手のための幻想曲 へ短調 Op.103,D940

バーバー 「思い出」より I、II、III、IV、VI(Arr. for two pianos by A.Gold & R.Fizdale)
バーンスタイン シンフォニックダンス(ウエストサイド物語)
(Arr. by J.Musto, percussion arr.:Kenji Yanagida)

アンコール

大野雄二 「ルパン三世」のテーマ
R.ロジャース 「サウンド・オブ・ミュージック」より 「さようなら、ごきげんよう」



開演前、舞台には2台のグランドピアノが向かい合わせにセッティングされていました。
客電が落ち、舞台が明るくなった、と思ったら・・・
下手から、お二人が登場。佐藤さんはウォーターブルー、田中さんはパステルピンクのドレスを身にまとっていました。そのまま、佐藤さんが上手側、田中さんが下手側のピアノ前に着席。

にこやかな表情の佐藤さんに対し、田中さんは何となく緊張気味・・・ そんな、演奏前に垣間見えたお二人の雰囲気が、奏でるピアノの音色にも現れていた様な気がしました。


1曲目のモーツァルトは、(プログラムにも書いてありましたが)某「のだめカンタービレ」で広く知られる様になった曲ですよね。「たった二小節で間違えるな」の、あの曲です。

第1楽章から・・・ いや~、本当に驚きました。お二人の“呼吸”が、本当にピッタリなんです。曲の出だしといい、ちょっとした休符の後の“頭”といい、心地よい曲の“揺れ方”といい・・・
コンサートのプログラムに書いてあるお二人のプロフィールを読んだ範囲では、お二人の共通点は“武蔵野音大出身”、という点だけなんですが・・・
どういった経緯で、このお二人が“ユニット”を組む事になったんでしょう。非常に気になります。

お二人の奏でる、ピアノの音色ですが・・・

佐藤さんは、とても明るい、キラキラとした感じの音に私には聴こえました。
田中さんは、とても落ち着いた、大人の雰囲気の音に私には聴こえました。

そんな一見(一聴)対照的な音色が、絶妙のコンビネーションを構成していたと思います。
それは、二曲目のシューベルトの“連弾”でも、存分に楽しむ事ができました。


休憩を挟んでの第2部は、第1部の“ヨーロッパ音楽”からガラッと変わり、“アメリカ音楽”でした。
お二人の衣装もガラッと変わり、黒の上下で舞台に登場されました。
バーバーの演奏が始まりましたが・・・

『おやっ

と、私は思いました。第1部の時に比べて、お二人の演奏スタイルまでガラッと変わった様に感じたんです。一言で説明しますと・・・

お二人とも、“ノリノリ”なんです。

『きっとお二人とも、米国人作曲作品がお好きで、お得意なんだろうな』

そんな私の思いは、「シンフォニックダンス」の演奏を聴いて、確信に変わりました。

パーカッション奏者の柳田謙二さんをゲストに迎えて演奏された「シンフォニックダンス」は、とても2台のピアノで演奏されているとは思えない“迫力”でした。

『ちょっ、ちょっと、そんなに激しく演奏して、手とか指とか大丈夫なのかな

そんな心配をしてしまう程、(誤解を恐れずに言えば)“鬼気迫る”演奏だったと思います。

このコンサートのパンフレットやプログラムには、こんな事が書いてありました。

「佐藤美佳×田中知子=最強です


まさに“最強”。そんな、「シンフォニックダンス」だったと思います。


アンコールの「ルパン三世」は、曲の前半が“ロックバージョン”、後半が“ジャズバージョン”で、1曲で2度楽しめました。
ラストの「さようなら、ごきげんよう」は、コンサートの“幕”として、相応しい曲だったと思います。


私はこれまで、こういった“リサイタル形式”のコンサートを聴きにいく事は少なかったんですが・・・
これからはチャンスを見つけて聴きにいってみよう、と、このコンサートの終演後、私はそんな感想を抱かずにはいられませんでした。
また、ぜひ


<追伸1>
「シンフォニックダンス」演奏前の、お二人のMCで分かった事なんですが・・・
今回のコンサートで使用されたピアノ、舞台上手側が“ヤマハ”で、下手側が“スタンウェイ”だったんだそうで。いや~、言われるまで全く気が付きませんでした。

『この2台のピアノを調律した方って、どんな方なんだろう

そんな事にまで興味を抱いた、今回のコンサートでした。


<追伸2>
今回私に、このコンサートの事をご案内下さった方なんですが・・・
実は、このコンサートに出演されていた、田中知子さんご本人なんです。
ハンドルネームは、 ともも1115 さんです。
(この場を借りまして。いつもブログでお世話になっております。ありがとうございます。)


H20.12.4プログラム

(サインまで頂いてしまいました。本当に、ありがとうございます








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.12.11 00:35:55
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04

Comments

鳴らないシンバル @ Re[1]:今年の父の日(06/21) HIRO-MICKEYさん >良いですねぇ~♪ >プ…
HIRO-MICKEY @ Re:今年の父の日(06/21) 良いですねぇ~♪ プレゼントしてくれた気…
鳴らないシンバル @ Re[1]:GW2日目(05/03) ミンティ♪さん >国立科学博物館かな?と…
ミンティ♪ @ Re:GW2日目(05/03) 国立科学博物館かな?と思い調べてみたら…

Favorite Blog

アメリカン・ソング… New! TanakaTomokoさん

生どら焼き New! HIRO-MICKEYさん

いっぽいっぽ ミンティ♪さん
ろー・ふぁーむ・か… pridegreenさん
La Vie・音楽… かのん111さん

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: